生まれたときから誰もが持っている特別なものである誕生日。
その誕生日にはそれぞれ誕生花というものを持っています。
3月28日生まれの誕生花は「ヤマブキ」、その花言葉は「気品」です。
ヤマブキ色という色もあるほど、日本では古くから親しまれなじみ深い花となっています。
あなたが生まれた日の誕生花が、あなたに教えてくれることはたくさんあるはずです。
この記事では、花の名前の由来や種類、花言葉の意味や、怖い花言葉についてまで完全に紹介していきます。
自分の生まれた日の誕生花についてよく知ることは、自分についてよく知るということでもあります。
ヤマブキについての知識を深めて、あなたの人生をより豊かなものにしていきましょう。
目次
3月28日生まれの誕生花「ヤマブキ」の基本情報
英名 | Japanese kerria |
花言葉 | 気品 |
科・属名 | バラ科・ヤマブキ属 |
分類 | 落葉低木 |
原産地 | 日本 |
開花期 | 4月~5月 |
別名 | ヤマブリ |
3月28日以外の誕生花の月日 | 3月4日 4月7日 4月25日 5月4日 |
3月28日生まれの誕生花「ヤマブキ」の花の名前の由来や種類
「ヤマブキ」の花の名前の由来
ヤマブキは万葉集にも登場するほど、日本での歴史は古い花です。
古い花なのでその名前の由来にも諸説あります。
まず1つには古くはヤマブキのことをヤマブリと呼んでいたというもの。
ヤマブリは山の風に吹かれて枝を揺らす様子を指したものだとされています。
そして、ヤマブリが変化してヤマブキになっていきました。
2つ目はヤマブキが黄金に近い花色を春に咲かせることから、山春黄(ヤマハルキ)と呼ばれていたというもの。
これが短縮されヤマブキへとなりました。
最後にフキに似ていることから、山のフキでヤマブキとなったとする説もあります。
名前の由来に諸説があることも、ヤマブキの歴史の深さと日本で愛されてきたことを示しているでしょう。
「ヤマブキ」の種類
ヤマブキは日本の固有種です。
花色はヤマブキ色のみで、種類もそれほど多いわけではありません。
一重咲きのものと八重咲きのものがあり、八重咲きのものが華やかで人気があります。
ヤマブキとよく混同される花としてシロヤマブキがあります。
名前も同じ種類かと思ってしまいそうな名をしていますが、違う種類なので注意してください。
2つを見分けるには、花びらの枚数と葉の付き方を見比べればいいでしょう。
ヤマブキは花びらが5枚なのに対し、シロヤマブキは4枚です。
花色もヤマブキはヤマブキ色、シロヤマブキは白色をしています。
ヤマブキの葉は茎に対して交互に付きますが、シロヤマブキは対称に付くのが特徴です。
3月28日生まれのその他の誕生花
ソメイヨシノ
ソメイヨシノは日本を原産とする、漢字で書くと染井吉野の花です。
代表的な花言葉は「純潔・優れた美人」で、北海道から九州地方まで日本全国で見ることができます。
かなり大きな木なので自分で育てるという意識はあまりないかもしれませんが、鉢植えや盆栽として比較的簡単に育てることもできます。
日本の春を代表する花であるソメイヨシノを、自宅でも気軽に楽しんでみましょう。
ライラック
ライラックはヨーロッパを原産とする、和名ムラサキハシドイの花です。
代表的な花言葉は「美・純潔・初恋」で、花色ごとの花言葉も持っています。
赤・白・紫・ピンクなどの花色があり、さまざまな姿を楽しむことのできる花です。
暑さには弱いですが、簡単に育てることのできる花でしょう。
エンジュ
エンジュは中国を原産とする、英名ジャパニーズパゴダツリーの花です。
代表的な花言葉は「幸福・上品・慕情」で、日本や中国、朝鮮半島や台湾に生息しています。
花を愛でるだけでなく生薬としても使うことができ、縁起のいい植物として知られています。
アイリス
アイリスはヨーロッパ・東アジアを原産とする、青い花が印象的な植物です。
代表的な花言葉は「愛・私は燃えている」で、前向きな意味の花言葉をたくさん持っています。
比較的簡単に育てられる花で、切り花としても人気があります。
3月28日生まれの誕生花「ヤマブキ」の代表的な花言葉「気品」の意味
ヤマブキの代表的な花言葉は「気品」で、その由来は花姿にあります。
ヤマブキは美しい姿をしており、花色は金に近い黄色をしています。
金箔が貼られた工芸品に気品を感じるように、ヤマブキの花色にも気品が感じられるでしょう。
このことが気品の花言葉の由来となっています。
そして、古くから日本人はヤマブキに気品を感じながら暮らしてきました。
万葉集にもヤマブキは登場しており、それ以降もヤマブキは度々日本の文学史に登場します。
これはいかに私たち日本人が、ヤマブキの美しい気品ある姿に心を奪われてきたのかということを示しているでしょう。
日本の固有種であり、古くから日本に自生し、現代もなお咲き続けるヤマブキ。
その花を見ていると感じられるのは気品だけではないはずです。
悠久の時の流れを感じながら、ヤマブキを昔の人と同じような気持ちで見つめてみましょう。
3月28日生まれの誕生花「ヤマブキ」のその他の花言葉の意味
金運
ヤマブキの花言葉には「金運」がありますが、この由来はとある伝説にあります。
谷底に落ちた金貨からヤマブキは生まれたとする伝説があり、このことから金運の花言葉は生まれたと考えられています。
金貨から生まれた花であれば、金運があるのは間違いないでしょう。
また、花色が金色に近く縁起がいいことも、金運の花言葉の由来となっているとされています。
崇高
ヤマブキの花姿が由来となった花言葉に「崇高」があります。
崇高の意味は、気高くて尊いこと。
品のあるヤマブキにぴったりな花言葉だと言えるでしょう。
ヤマブキは遥か昔から、その崇高な姿を保ってきました。
いくつ時代が変わろうとも、文化が変わろうとも、その姿を変えることなく現代まで生き残ってきたのです。
ヤマブキの姿にはそんないくつもの時代を過ごしてきた気高さを感じられるでしょう。
ただ美しいだけでなく、崇高さも感じられるヤマブキの花姿を楽しんでいきましょう。
ヤマブキの姿はずっとずっと後の世にも残っていくはずです。
優雅さ
ヤマブキの花言葉「優雅さ」も、ヤマブキのイメージから付けられた花言葉です。
日本の固有種であるヤマブキには雅さが感じられます。
優しく雅なさまは、見るものの心を癒し、優しい気持ちにさせてくれるもの。
昔から日本人を楽しませてきた和のたたずまいを、現代の日本を生きる私たちも楽しんでみましょう。
繁栄
ヤマブキの花言葉「繁栄」は、英語圏での花言葉です。
英語圏であってもヤマブキの花が与える印象は似ています。
ゴールドに近いヤマブキの花色が示しているのは繁栄です。
そして、そのことがそのまま花言葉として付けられました。
英語圏の人にもヤマブキの金に近い黄色は通ずるのですね。
3月28日生まれの誕生花「ヤマブキ」の怖い花言葉と意味
待ちかねる
ヤマブキの花言葉「待ちかねる」は、一見すると怖い花言葉ではありません。
何か楽しみなことを待っている様子が待ちかねるですが、その待っているものがいつまでも訪れなかったらどうなるのでしょうか。
そう考えると「待ちかねる」だけの状態は、怖いものでもあると考えられるでしょう。
待ちかねているものが来ると思えるからこそ、待っている時間も楽しめるのであって、そうでなければ待つだけの時間は楽しいものだとは到底言えません。
旺盛
ヤマブキの花言葉には「旺盛」があります。
旺盛は盛んなさまを表しますが、何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しということを忘れてはいけません。
勢いが良すぎても足りなくもダメ。
ちょうどいいところを見つけられなければ、待っているのは不幸な結果でしょう。
旺盛がいいものだと信じて突き進むのは危険です。
行動の前にはよく考える癖をつけるようにしていきましょう。
実りなし
ヤマブキはさまざまな和歌や詩に読まれていますが、有名なものに次のようなものがあります。
武将が農家の娘に蓑を借りようとしたところ、娘が差し出したのはヤマブキの枝でした。
これはたくさんの花をつけるが実をつけることはないヤマブキの枝を見せることで、自らの貧しさを武将に伝えようとしての行動だったそうです。
しかし、武将には伝わらず怒ってしまいます。
後でその意味に気づいた武将は無知だった自分を恥ずかしく思ったそうです。
このことからヤマブキには「実りなし」の花言葉が付けられています。
富
金色に似た花色をするヤマブキには「富」という花言葉があります。
富は素晴らしいもので誰もが欲するものですが、富ばかりを見ていても真の幸福を得ることはできません。
富だけでは人は幸福にたどりつけないのだということを忘れてはいけないでしょう。
そのことを忘れない人にとってだけ、富は素晴らしいものとなっていきます。
3月28日生まれの性格や恋愛傾向や運勢・有名人はコチラ
占い師 小鳥のワンポイントアドバイス
金色に近い黄色がとっても素敵よね。
日本に古くからある花で、ヤマブキ色のもとともなっている花よ。
歴史の流れを感じながら、ヤマブキを見てゆっくりしてみるのもたまにはいいんじゃないかしら?