日本書紀に登場する八咫烏の正体についてご紹介します。
八咫烏の正体は製鉄と航海の神であり、秘密結社や陰陽道との関係性もあるといわれています。
こちらでは、八咫烏の正体についてスピリチュアルな観点からお伝えしますので、歴史の流れとあわせてご確認ください。
八咫烏のご利益や八咫烏陰陽道の公式サイトも記載いたします。
目次
八咫烏の読み方や正体について
八咫烏の正体は?なにの神様?スピリチュアルな意味も
八咫烏の読み方は「やたがらす」です。
八咫烏は日本書紀の中で登場し、神武天皇を熊野からヤマトに導いた存在だといわれています。
その正体は製鉄と航海の神だったそうです。
八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話に登場するカラス(烏)[1]であり、導きの神。神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる。一般的に三本足の姿で知られ、古くよりその姿絵が伝わっている
八咫烏の三本の足は、「天」「地」「人」と表し、その名称は神武天皇が婿入りした三島湟咋耳神に由来しているようです。
それは今では、熊野のシンボルとしても親しまれています。
以下でご紹介しますが、実は八咫烏は秘密結社で「裏天皇」と呼ばれることもあります。
この秘密結社に集まっているのは、仏教や陰陽道に長けた人物だといわれています。
八咫烏のご利益
八咫烏は天照大御神の使いだといわれており、導きの神様として崇められています。
これだけのご利益を授かれるのは、導きの神だからです。
神武天皇にヤマトへの道を案内したことから、導きだけでなく、優しく道に迷う人々を救う存在としても知られています。
また、朝廷の儀式用装束や日本各地の祭りの道具などにも八咫烏が描かれていて、実はとても身近な神様なのです。
奈良県にある「八咫烏神社」や和歌山県にある「熊野本宮大社」に祀られており、ご利益を求めて多くの方が参拝されています。
八咫烏陰陽道の関係性について
古代氏族の賀茂氏の一部が裏で仕切っているといわれる組織
八咫烏の正式名称は「八咫烏陰陽道」なのです。
密接な関係性があり、古代氏族の賀茂氏の一部が裏で仕切っているといわれる組織で「裏天皇」と呼ばれることもあります。
神道や陰陽道、宮中祭祀を裏で仕切っていたのです。
朝廷の道具などに描かれているとお話をしましたが、その理由がここにあります。
天平時代から幕末にかけての秘密結社で、京都御所で食事や掃除など日常的なサポートをしていたようです。
危機的状態になれば、極秘の道に従って、天皇を奈良吉野に逃がす役割もありました。
八咫烏陰陽道のメンバー
ある意味、天皇を守るためのメンバーです。
神事や陰陽道、呪術的なことも含めて行うものの、表舞台に出ることはほとんどなかったようです。
その一人が陰陽学者である「安岡正篤」だといわれています。
また、下鴨神社の宮司や愛知県神社庁長などもメンバーだと噂されています。
八咫烏陰陽道の現在がわかる公式サイト
「現在の裏天皇は○○さん」「現在の活動内容」など気になることがたくさんあります。
しかし、残念ながら八咫烏陰陽道の公式サイトはありません。
秘密結社なので当然かもしれませんが、現在分かっていることをお伝えします。
八咫烏は宇陀のお在地氏族に伝承されていたのは8世紀以前の話です。
賀茂氏の祖である武角身命(たけつのみののみこと)が八咫烏だと現在に至っていわれています。
八咫烏陰陽道に入りたい人は?
八咫烏陰陽道のメンバーは、神道や陰陽道に長けており、呪術的なことも行えなければなりません。
「八咫烏陰陽道に入りたい」と思うのならば、その一歩は陰陽道や天文学を学ぶことです。
すでに現在は陰陽師は廃れているとされていますから、現存する陰陽道の名家である「賀茂氏」の一族から学べるかもしれません。
かの有名な平安時代の安倍晴明も陰陽道の一人ですから、関係する方かた学べる機会があれば、入れる可能性が上がりそうです。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「八咫烏のご利益を授かって大願成就」
朝廷や陰陽師とも関係性がある深い意味を持つ存在であります。
裏天皇、秘密結社と噂される八咫烏陰陽道はロマンもありますね。
「八咫烏陰陽道に入りたい」という方、現在は少々ハードルが高いようです。
過去の歴史を読み解きながら八咫烏陰陽道を学ぶのも面白いかもしれませんね。