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幸運の象徴とされているオオミズアオ。
オオミズアオは、その名前の通り薄い青色に見えたり、光の加減によって白く見える美しい蛾です。
女神の使者、あの世からのメッセンジャーともいわれ、その姿を見れば幸せになれるともいわれています。
今回は、そんなオオミズアオが幸運の象徴といわれるのはなぜなのか、オオミズアオを見るとどのようなスピリチュアルな意味があるのかを紹介していきたいと思います。
目次
なぜ?オオミズアオが幸運を連れてくるといわれる5つの理由
幸運を運んでくるといわれるオオミズアオは、アゲハチョウと同じくらいの大きさがある蛾で、その全身のほとんどは薄い水色をしています。
見つけたら幸せになれるといわれているオオミズアオですが、その由来がどのようなところにあるのか説明していきたいと思います。
希少で珍しい蛾だから
オオミズアオが見ると幸せになれるといわれているのは第一に、その存在が希少だからという理由が挙げられます。
オオミズアオのレア度が高く、普段の生活の中でなかなか見る機会がないからこそ、“見られたらラッキー”といわれるようになったのです。
また、オオミズアオは非常に短命な蛾であり、もともとの生息数も少ないことから絶滅危惧種とされており、それがまた一層オオミズアオの存在を特別なものとし、幸運の象徴としてのイメージを押し上げているのだと考えられるでしょう。
白く輝いて見えるから
オオミズアオは近くで見ると薄い水色、または緑がかった水色に見えるのですが、遠目で見たときに白色に見えることがあります。
光の加減や飛んでいるときなどは白く輝いて見えるため、それが幸運の象徴といわれる理由となったと考えられるのです。
なぜなら、白い蛾そのものが幸運の象徴とされているため。
白い蛾を見ると恋愛運や仕事運、金運がアップするといわれているので、光の加減や飛んでいる姿で白く見えるオオミズアオも縁起が良い、幸運をもたらしてくれるといわれるようになったと考えられます。
再生と復活の象徴だから
蛾や蝶は卵から生まれ、幼虫となり、その後サナギになって孵化するという習性を持っています。
そのため、古くより再生と復活の象徴とされてきたのです。
新しいものが生まれる、良いものが生まれてくるという意味に加えて、悪い運気になっていたものが一度ストップし、新しく良いものとして生まれ変わる、または一度ダメになってしまったもの、壊れてしまったものが再生するという好転の象徴として受け取ることもできるからこそ、オオミズアオが幸運の象徴とされているのだと考えることもできるでしょう。
月の女神アルテミスの使者だから
オオミズアオの学名は“Actias aliena(アクティアス アルティナ)”といいますが、これは近年変更された学名であり、もともとは“Actias artemis(アクティアス アルテミス)”でした。
この名前は月の女神であるアルテミスが由来となっています。
英語では“Moon moth”(月の蛾)という名前で呼ばれているのですが、薄いブルーの美しい羽根に月の光を受けて幻想的に飛び回る姿がこのような学名や英名の由来となったのでしょう。
そのため、オオミズアオはアルテミスの使者であり、オオミズアオに出会えるとアルテミスの恩恵を受けることができると言い伝えられるようになったのです。
アルテミスはギリシャ神話に登場する月と狩猟の女神です。
神々の王者であるゼウスの娘にして、太陽神アポロンの双子の妹でもあります。
オリュンポス十二神の一柱で時に狩猟をする強さや怒りっぽい性格でありつつも、純潔を守り続ける厳格さもち合わせているとされています。
あの世からのメッセージを運んでくれるから
月の力を得て夜空を幻想的に飛び回るようなオオミズアオは、死者からのメッセージを伝えてくれる存在ともされています。
普段からその人を見守ってくれている亡くなった家族やその人を大切に想ってくれている死者がオオミズアオを通して幸せへと誘うメッセージを送ってくれているといわれているのです。
オオミズアオを見て何か感じるものがあるとすれば、そこには何よりもあなたを大切想ってくれている死者からの、あなたを明るい未来へと導くメッセージが込められているのだと受け取りましょう。
幸運を運ぶオオミズアオのスピリチュアルな6つの意味
オオミズアオを見たときにはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは、オオミズアオを見ることにどのようなスピリチュアルな意味があるのかについて説明していきたいと思います。
あなたに大きな変化が訪れる
オオミズアオと出会ったときには、自分自身の変化のチャンスが訪れていると捉えましょう。
自分自身が意識して、これまで培ってきた価値観や固定観念を柔軟な状態にし、変わろうとする気持ちが大切になります。
嫌いなこと、苦手なことから避け続けてきた自分を変えられたり、努力を積み重ねることの大切にさに気づけたりなど、特に内面の変化を経てあなた自身が変わっていくことを実感できるようになるでしょう。
周囲からもその変化は感じ取れるようになるので、より活躍できる場を与えられるようになるなど環境も変わっていくはずです。
周りにも変化が起きる
オオミズアオを見ると、自身だけでなく周囲にも変化が起こることがあります。
まず変化が現れるのは人間関係です。
オオミズアオを見たときには良いことが起こるので、人間関係においてもあなた自身が嬉しいと感じる変化が起こることでしょう。
苦手な人と仲良くなれたり、憧れの人とお近づきになれたりなど、「こうなればいいな」と思っていた通りの人間関係に変化していくことが期待できます。
またあなた自身が置かれている環境も変化する場合があります。
それもあなたにとっては良い変化となり、今よりも良い環境に身を置くことになるはずです。
復縁が叶う
オオミズアオは“復活”の象徴でもあり、オオミズアオを見ると恋愛運が上昇するということから、復縁が叶うという意味もあります。
オオミズアオが幼虫からサナギになることはある種仮死状態となっているようなものであり、そこから今度は幻想的な成虫として生まれてくることが、復活の象徴とされており、それがこのスピリチュアルな意味の理由となっているのです。
そのため、復縁願望を持っている人がオオミズアオを見ると、復縁成就できるといわれ、さらにオオミズアオは幸運を引き寄せると同時に運気の流れを良い方向へ変えてくれるため、復縁後の二人の関係を速やかに修復してくれることでしょう。
今までの努力が報われる
オオミズアオとの遭遇は、運気の流れを良い方向へと変えてくれます。
そのため、オオミズアオはこれまでの努力が実る方向、努力が結果を出せる方向へと運気を変えてくれるのです。
希少なオオミズアオの姿を目にすることは目標を達成するために頑張ってきたあなたへのご褒美であり、さらにこれまでの努力が報われて結果を出せる流れに変わっていくのですから、これ以上の幸運はないでしょう。
チャンスの訪れを伝えてくれるオオミズアオを見つけたら、努力をやめることなくさらに力を入れてみると、より早く運気の変化を感じることができるはずです。
美しさが開花する
オオミズアオと出会うことは、あなたには秘められた美しさがあり、それを解放することで幸運を招き寄せることができるというメッセージです。
そして、オオミズアオを見ると、近いうちにその美しさが開花することを意味しています。
ここでいう美しさとは、内面の心の美しさはもちろんのこと、外見も一段と磨かれ魅力的になることを示しているため、自分でも「キレイになろう」という努力をしてみると良いかもしれません。
あなたへの警告
オオミズアオと出会うことは、あなたへの警告のサインとなることもあります。
美しいオオミズアオは、あなたの前に現れることで“欲張りすぎて失敗する可能性があるので気をつけて”と警告してくれているのです。
蛾は本来暗いところで生活をしていますが、明るい場所に向かって集まる習性を持っています。
これはオオミズアオも例外ではありません。
その結果、火の中や虫除けの電灯に自ら突っ込んで死んでしまうこともあるのです。
そのように、明るい場所…自分にはないものや憧れを追い求めすぎて失敗しそうになっていることを伝えてくれているため、少し考えて心当たりがあるなら、気持ちを落ち着けるべきだといえるでしょう。
幸運のオオミズアオを見つけるには?
出会うことで幸運を運んでくれるオオミズアオに“ぜひ会いたい”と思う人もいるでしょう。
オオミズアオに出会うために、オオミズアオの生態を知り、似ている蛾と見間違えることがないように特徴を知る必要があります。
オオミズアオの特徴
オオミズアオは、丸みの強い黄身がかったり、緑がかって見える薄青色の羽を持っています。
大きさは羽を広げた状態で8cmから12cmほどなので、アゲハ蝶と同じくらいの大きさがあります。
羽の前側、前翅の部分には赤紫色とピンクような色の縁取りがあるのが特徴です。
前翅は白っぽく見えることもありますが、オオミズアオの場合には白っぽく見えたとしても必ずピンク色が入っているので、そこでオオミズアオであることを見分けることもできるでしょう。
似てる蛾との見分け方
オオミズアオと非常によく似ている蛾の種類に、オナガミズアオがいます。
ただし、オナガミズアオはオオミズアオよりも青みが強く、羽の形も尖った印象を受けるので、羽の形で見分けることもできます。
触覚の色も、オオミズアオは黄色なのですが、オナガミズアオの場合には緑っぽい色をしています。
この2種は非常によく似ているため、一箇所のポイントで見分けるのではなく、数箇所を確認してそれぞれの特徴で判断するのが望ましいといえるでしょう。
オオミズアオの生息地や時期
オオミズアオは日本では北海道から九州に生息しているため、比較的広い地域で見ることができるとされています。
4月から8月頃にかけてが繁殖期であるため、この時期であれば東京都内でも見ることができるといわれているのです。
幼虫の際にはウメやサクラ、リンゴやカエデなどさまざまな樹木の葉っぱを食べて成長しますが、羽化する際には口は退化してしまうので、成虫になってからは何も食べることはありません。
そのため、オオミズアオの成虫は1週間ほどしか生きることができないのです。
それも個体数は少なく、絶滅危惧種とされており、レアな存在といわれるようになった理由のひとつと考えられます。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「オオミズアオは幸運の象徴!見つけたら幸せがやってくる」
だから、オオミズアオを見ることができたら何かいいことがあるかもと期待してみて。
それに、よく見ると結構可愛い顔をしているのよ。
オオミズアオは幸運を運んでくる使い。
もし見ることができたら今以上に明るく前向きな気持ちで幸運がやってくるのを待ちましょう。