
南アフリカ土着の伝統療法の担い手であると同時に、予言や占いも行うシャーマンがサンゴマです。
サンゴマとはどのように生まれ、どのような役割を担ってきたのかという歴史や、サンゴマが使う薬であるムティとはどのようなものなのかについて今回は紹介していきたいと思います。
シャーマニズムだけでなく、南アフリカの文化や伝統医療に興味があるという方もぜひ、参考にしてください。
目次
サンゴマとは南アフリカのシャーマンのこと

まずは南アフリカのシャーマンであるサンゴマがどのような存在なのかについて知っていきましょう。
どのような役割を担っていて、どのような歴史を持っているのかについて説明していきます。
先祖と繋がり治療をするヒーラー
サンゴマは、伝統医療を扱うとされているいわば“ヒーラー”の存在です。
身体的にも、精神的にも、そしてときにはスピリチュアル的に治療を行うだけでなく、占いも行い、ときには予言も行う存在となります。
現代でも、普段病気になったりケガをしたりした場合にサンゴマに頼る人は多いとされており、南アフリカでは人口の60%から80%がサンゴマを頼るとされているのです。
そのため、南アフリカでは医者の数よりもサンゴマの人数のほうが圧倒的に多いとされています。
古い歴史のあるサンゴマですが、過去、戦いの中においては戦士を守るために働き、ときには飼っていた家畜がいなくなればそれを見つけ出す手助けをするなど、人々の生活の中に深く根付いた存在として大切にされてきたのです。
サンゴマの治療は不調の原因となる事柄を先祖などの霊を通して治療してくれます。
それにより人々に平穏で穏やかで健康な日々を取り戻させてくれるのです。
予言や占いを行う霊媒師

サンゴマは、治療だけでなく予言や占いを行うこともあります。
治療の一端として人生相談などに乗ることもあるサンゴマですが、そこでその人が平穏に暮らすために必要なことを占ったり、ときには霊と交信して不調や不幸が続く原因を探ってくれることもあるのです。
占いに使うのは牛の骨や神聖とされている物。
これらを使ってサンゴマは占いを行い、その結果に則って診断や予言を行ってくれるといいます。
霊が降りてくる際にはサンゴマは一時的にトランス状態となり、霊から受けた予言を相談者に伝えてくれるのです。
南アフリカ土着の伝統療法
南アフリカではサンゴマの伝統療法はごく当たり前のものとなっています。
前述のとおり、現在南アフリカにいる医師の数は約3万人程度。
一方でサンゴマは25万人ほど存在しているとされています。
土地そのものがサンゴマを必要としており、身体や心に不調を感じたときには医者よりもサンゴマを頼ることが当たり前となっている何よりの証拠といえるでしょう。
サンゴマだけが使う薬や、スピリチュアルな治療法を用いることは南アフリカに暮らす人々にとっては決して不思議なことでも特別なことでもないのだと考えられます。
ただし、サンゴマの伝統療法を受ける際にはお金がかかるため、サンゴマを頼るといっても決して気軽に何度も通うことができるというわけではないようです。
中には、サンゴマの治療を受けるために数年単位でお金を貯めているという人も少なくありません。
サンゴマは選ばれた人しかなれない職業

南アフリカに25万人はいるといわれているサンゴマですが、決してどんな人でもサンゴマになれるというわけではありません。
スピリチュアルなヒーラーという存在であるサンゴマになるには、選ばれた人でなければなりませんし、選ばれたその人がサンゴマになることを芯から受け入れることができなければいけないのです。
ただし、サンゴマに選ばれた以上、その人はサンゴマとして生きる他道はないともいわれています。
祖先の霊や精霊から呼びかけを受けたり、特別な病気になったり、不思議な夢を見たりなど、サンゴマになるために選ばれた人は各々が特殊な体験をしています。
その体験により自らがサンゴマになる運命にあることを悟ることになるのです。
その後、サンゴマになることを決意した人は経験豊富な指導者のサンゴマに弟子入りし、修行を行います。
サンゴマならではの治療法について学び、サンゴマが使う薬草・ムティの作り方を学び、そして祖先との交信方法、儀式、踊り、ドラム演奏とサンゴマに必要なことをすべてここで習得するのです。
修行を終えたら、他のサンゴマや指導者に認めてもらうことで、晴れてサンゴマとして生きていくことが許されるようになります。
一部の地域に限られてはいますが、サンゴマとして活動するにあたって、特殊な能力を披露し、地元の当局から免許を取得する場合もあるようです。
宗教的に迫害されたサンゴマの歴史

サンゴマの歴史は決して平和で安定したものではありませんでした。
南アフリカには、植民地としての歴史も存在しています。
植民地として支配されていた頃の南アフリカにはキリスト教を伝播させるために多くのキリスト教の伝道者がやってきたのです。
彼らは南アフリカの人々と無理やりにでも改宗させ、キリスト教信者にさせようとすることもありました。
同時に、元来その土地において信仰されていたものを“忌まわしいもの”として扱ったのです。
これがきっかけとなり、伝統医療を行っていたサンゴマも迫害されてしまうようになります。
キリスト教布教後も土着信仰を捨てない者として魔女狩りの対象となってしまうこともあったようです。
それでも信仰を捨てないサンゴマは山奥に逃れ密かにサンゴマとしての活動を行ってきた…そんな歴史が残されています。
サンゴマの薬ムティ

サンゴマが使う薬・ムティは、南アフリカでは有名です。
“ムティ”とはズールー語であり、直訳するとそのまま“薬”という意味になります。
また、“木”という意味もあり、その名の通り木の根や樹皮、ハーブ、花を使って作られるものがほとんどといわれているのです。
そのほかにも、ワニやゾウ、ライオン、ハイエナなどの動物の身体の一部を使ってムティを作るサンゴマもいるといわれています。
その調合はサンゴマしか知らず、修行中に指導者から教えてもらうものという認識になっています。
ただ、一部の“邪悪”とされるサンゴマの間では、動物のみならず、人の身体の一部を使ってムティを作る場合もあるようです。
サンゴマに関して、ムティを作るための人身売買が社会問題になっているなど、闇の部分もあることは否めません。
ただあくまでも、すべてのサンゴマがそのような悪事に手を染めているわけではなく、ごく一部のサンゴマが行っていることであるという事実も理解しておく必要があるでしょう。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「サンゴマは尊敬される伝統医療の担い手」
選ばれた人しかなることができないスピリチュアルな存在っていうのもとても神秘的に感じるわよね。
人々の健康を、守り、命を守るだけでなく、人々が幸せに穏やかに平和に暮らすために特別な力を貸してくれる存在なのよ。
南アフリカの人々は身体の具合が悪いときに医者に行くという選択肢が思い浮かばなくなってしまうほどサンゴマを頼りにしているわ。
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