
キューバの民間信仰であるサンテリア。
オリシャと呼ばれる古代の神々を崇拝する宗教であるこのサンテリアについて今回は紹介していきたいと思います。
サンテリアの儀式が行われる理由やサンテリアの儀式の際に行われる歌や踊りについて。
サンテリアの儀式を知ることで、キューバの文化をより深く理解できるようになるので、スピリチュアルだけでなく、キューバ音楽やキューバの文化など、キューバという国そのものに興味がある方もぜひ参考にしてください。
目次
キューバの宗教・サンテリアの儀式とは

まずはキューバの儀式であるサンテリアがどのようなものなのかについて知っていきましょう。
サンテリアの由来やオリシャと呼ばれる神々を崇拝する儀式について、その儀式を司る司祭の存在についてなどを説明していきたいと思います。
サンテリアとはアフリカ由来の民間信仰
サンテリアは、アフリカを祖先に持ち、カリブ海地域の文化やアイデンティティを持つアフロカリビアンによる宗教です。
ヨルーバと呼ばれるアフリカの主要な民族の伝統と信仰を重視しており、そこにさまざまな他の信仰の要素が融合してできた宗教でもあります。
当然、その道のりは安定したものではなく、かつては宗教活動を禁止された時代もありました。
その際には、人々は彼らが信仰する神々をカトリックの神に見立てて、密かに信仰を続けてきたといいます。
現在では独自の宗教へと変化し、アフロキューバ文化の宗教活動のシンボルとなっています。
サンテリアはオリシャを崇拝する儀式

サンテリアは“オリシャ”と呼ばれる神々を信仰する宗教です。
オリシャは西アフリカの代表的な主要民族・ヨルーバにおける伝統的な神々の顕現、そして精霊のことであり、代表的なオリシャには多くの神々が存在しています。
サンテリアの信仰者・サンテロスたちはこのオリシャの声を聴くために祈りや,音楽,しかるべき行為,捧げ物などをもってオリシャに呼び掛けるのです。
オリシャに呼び掛け、オリシャの声を授かることがサンテリアを実践する人々の最大の目的となっています。
サンテリアの儀式を司る司祭
サンテリアの信仰対象となっている神々・オリシャの声を聴くには司祭という存在が必要不可欠となります。
この司祭は“ババラウォ”と呼ばれており、オリシャの意志を人々に伝えたり、オリシャの意志に基づいた占いを行うことができるのです。
サンテロスになるために行う入信儀式・イニシエーションを執り行うのもこのババラウォですし、サンテリアの儀式を行う際にその方法を指導したり、先導することもババラウォの行うことであるとされています。
サンテリアの司祭であるババラウォの最大の目的は、自身が神・オリシャと繋がることではなくオリシャと人間社会を繋ぐ役割を果たすことにあります。
サンテリアの儀式も、その役割を果たすために行われているのです。
人と神の世界を繋ぐ橋渡し役であると同時に、オリシャに代わり人々の人生の守護者としての役割を果たすサンテリアにとって非常に重要な存在であるといえるでしょう。
サンテリアの儀式の内容

サンテリアの儀式はどのように行われるのでしょうか。
ここでは準備から儀式に至るまで、サンテリアの儀式の流れに沿って、説明していきたいと思います。
祭壇とお供え物
サンテリアの儀式は屋外で行われます。
何の神様に祈りを捧げ、言葉をもらうのかによって行われる場所に変化はあるとされていますが、祭壇はその場に布を敷いたり掛けたりして場所を覆い、草を集めた場所が祭壇となります。
信仰の対象となっている偶像に集まった人々が祈りを捧げるところから始まるのです。
参加する人々は、まず最初に花が浮かべられた水の入った“たらい”で手を清め、儀式に入っていきます。
オリシャへの供物は感謝と献身を表すものとされており、主に食べ物が多くなるようです。
穀物や豆類、そして果物など自分たちが普段から口にしているもの、そしてケーキを供えることもあります。
他にも、お酒やたばこ、お花や水などを供えることもあるといいます。
自然の恵みを供える際には旬のものであることが一般的なルールとなっているようで、飾りすぎないこと、加工しすぎないこともお供えするもののポイントとなっているのです。
祭壇に掛けられる色のついた布にも意味があり、それぞれの色に象徴されるオリシャがいるため、お告げが欲しいオリシャの色の布を掛けることが決まりとなっています。
踊りと音楽、そして憑依

祭壇の準備、一通りの供物の準備が終わると、司祭のが中心となって指揮をとり楽器が鳴り、音楽が始まります。
集まった人々は代わる代わる歌を歌い、踊っていくのです。
ここで歌われるのは、アフリカ起源の宗教歌でありキューバ音楽の原点ともいわれている歌であり、踊りはそれぞれのオリシャの性格や物語を振り付けで表現したものだとされています。
しばらく歌や踊りが続いていくと、参加者の中に変化が現れるようになっていきます。
これが、オリシャの“憑依”とされているものです。
激しく痙攣したり、海の中に入っていったり、突然倒れてしまうこともあります。
こうして憑依された人には常に司祭がついており、オリシャの言葉を授かったあとには必ず正気に戻してから帰らせるようにしているのです。
正気に戻さなければ、今後一切今生に戻ってこられなくなってしまうとされているからだといいます。
サンテリアの儀式の主なオリシャ

サンテリアの神は一人ではありません。
“オリシャ”と呼ばれる神々がおり、儀式の際にもオリシャの中の一神に祈りを捧げることもあります。
ここでは、オリシャにはどのような神様がいるのかについて紹介したいと思います。
- yemayá(イェマヤ):すべてのオリシャの母とされ海と母性の女神
- xangô(ジャンゴ):戦いの神であり雷神でもある
- ogun(オグン):鍛冶や戦争・鉄を司る神
- eshu(エシュ):神々のメッセンジャー
- ochosi(オチョーシー):狩猟と司法を司る神
- elegguá(エレグア):善と悪の象徴で進むべき道を示してくれる神
- obatala(オバタラ):創造と知恵を司る父なる神
- olunra(オルンラ):知恵、予言、運命、そして知識を司る神
- oshun(オシュン):愛、美、豊穣、富、官能、そして川を司るオリシャの中でも非常に人気のある女神
この中でも、オバタラとエレグア、オルンラ、ジャンゴ、オッグン、イェマヤ、オシュンが代表的なオリシャの七神とされており、オグン、オシュン、エレグア、オチョーシーの四神は“四勇士”として信仰されているといいます。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「サンテリアの踊りと音楽は神と繋がるための儀式」
その中で、サンテリアの音楽と踊りは、まさにキューバの音楽の原点そのもの。
そして音楽と歌と踊りによって神様と繋がるというとても深い意味がある大切なものなのよ。
神様と繋がるための儀式に音楽が用いられること、歌や踊りが用いられることは日本でもあるものだし、決して珍しいものではないけれど、キューバのサンテリアは日本でのイメージとはまったく違った不思議な感覚を味わうことができる儀式だということを覚えておいてね。
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