
仏教の三大法会のひとつである成道会。
成道会は、お釈迦様が悟りを開いた日を記念した法会です。
成道会がどのような行事で、どんなことをするのかを知らないという方や、仏教の行事についてもっと詳しく知りたいという方のために、今回は成道会について詳しく説明していきたいと思います。
成道会に興味がある方はぜひこちらを参考にして、成道会がどのようなものかを知ってください。
目次
成道会とは12月8日に行う仏教の行事のこと

成道会は“じょうどうえ”と読み、12月8日に行われる行事です。
まずは、この成道会がどのような行事であるのか、成道会以外の三大法会とは何のことなのかについて、説明をしていきたいと思います。
お釈迦様が悟りを開いた日を記念して行われる法会
お釈迦様が悟りを開いたことを祝うために開かれるのが成道会です。
“成道”という言葉は、“悟りを開く”という意味であり、仏教が開かれたきっかけがお釈迦様である仏陀が悟りを開いたことであるため、成道会は非常に重要な行事であるとされています。
正式には成道会で良いのですが、旧暦の12月のことを“臘月(ろうげつ)”とも呼ぶため、その8日に行われる行事ということで“臘八会(ろうはちえ)”と呼ぶこともあります。
仏教が開かれたことをお祝いすると同時に、悟りを開き、仏教を誕生させたお釈迦様への感謝の気持ちを伝えるための行事が、成道会であるということを覚えておきましょう。
お釈迦様(仏陀)についてもっと詳しく知りたい方はこちら。
成道会は仏教の三大法会の一つ

成道会は、仏教における三大法会のひとつとされています。
ここでは、成道会以外の2つの法会について説明していきましょう。
灌仏会(花まつり)
灌仏会(かんぶつえ)はお釈迦様の誕生日を祝う法会であり、4月8日に開かれています。
灌仏会という名前以外にも花まつりと呼ばれることもあれば降誕会(ごうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)などといった名前で呼ばれることもある行事です。
灌仏会の際にはお釈迦様が生まれたとされるルンビニー園を模した花御堂を飾り、9匹の龍が舞い降りて甘露の雨をお釈迦様の上に降らせたという伝説にちなんでお釈迦様の涅槃仏に甘茶をかけるという習わしとなっています。
灌仏会についてもっと詳しく知りたい方は、こちらも併せて確認してみてください。
涅槃会
涅槃会(ねはんえ)は、お釈迦様が80歳で入滅(亡くなられた)した2月15日に開かれる法会です。
入滅は、悟りを開いた境地に達したということであり、お釈迦様の最期の様子を描いた涅槃図を祀り、お釈迦さまの最後の教えを伝える遺教経(ゆいきょうぎょう)を唱えるというのが涅槃会の内容となっています。
日本では飛鳥時代に奈良の興福寺で始まったとされているほど古い歴史のある法会です。
成道会が教えてくれる大切なもの
成道会は、お釈迦様が悟りを開いたことをお祝いする法会ですが、お釈迦様が悟りを開いたことをただ喜ぶだけではなく、日々の生活の中で自らも悟りを求めて努力していくことを改めて誓う機会でもあります。
成道会では、お経を読んだり、お坊さんのお話を聞いたりするのですが、その中でお釈迦様の悟りの内容やその意味などを深く学ぶことができるため、まだ仏教に関して深く詳しく知らないという人であっても、仏教について知っていくことができるでしょう。
成道会は新たに誓いを立てること、新しい気持ちで日々を生きていく、より良い生き方を目指していくために年1回ある大切な行事なのです。
お釈迦さまが悟りを開くまでの道のり

成道会はお釈迦様が悟りを開き仏教を誕生させたことを祝う法会です。
そこでここでは、お釈迦様が生まれてから悟りを開くまでの道のりを紹介していきましょう。
釈迦族の王子として生まれ、出家するまでと悟りを求めて苦行を行った日々、そして悟りを開くまでに分けて説明していきたいと思います。
王子様として生まれて出家するまで
お釈迦様は、釈迦族の王子として生まれました。
一国の王子ですから、何不自由なく成長し、またヤショーダラーという妻をもらいラーフラという子供もいたのです。
しかし、ある日お城の外で年老いた人や病気にかかっている人、そして亡くなった人を運ぶ葬儀の列を見たとき、お釈迦様の心に人が老いて死んでいくことへの不安や恐怖、それらの事実から逃れることができない現実への悩みが生まれるようになります。
その後再びお城の外に出たときにお釈迦様は一人の修行僧の姿を見るのです。
その姿は苦しみを感じさせず、それに感動したお釈迦様は29歳のときに家族から離れ、出家して修行僧となりました。
悟りを求めてく苦行の日々

出家したお釈迦様は、修行の日々を送ることになります。
その期間は実に6年間。
来る日も来る日も山の中で断食などの苦行を行い、時にはひどく衰弱することもありましたが、それでもなかなか悟りを開くことはできませんでした。
一緒に修行を行っていた仲間が命を落とすこともあり、それでも悟りを開けないままでいることで、お釈迦様は“山で修行を行っていても悟りを開くことはできない”と感じ、35歳で山を下りていくことにしたのです。
山での苦行をやめ、下りていくお釈迦様の姿は出山釈迦図(しゅっさんしゃかず)という絵になっており、苦行の苦しさ、辛さを感じられるようなやせ細った姿のお釈迦様の姿が描かれています。
49日間の瞑想ののち悟りを開く
お釈迦様は山を下りましたが、断食を行っていたため、身体はやせ細り、空腹に苦しめられていました。
山を下りて尼蓮禅河(にれんぜんが)という川で身体を清めた後、スジャータという村娘がお釈迦様に乳粥をふるまってくれます。
それによって体力も回復させることができたのです。
その後、お釈迦様は菩提樹の下で瞑想を行うことにします。
その間、マーラという悪魔がやってきてさまざまな誘惑や迷いでお釈迦様を惑わせることもありましたが、それらをすべて払いのけたお釈迦様は、12月8日の夜明け前に明けの明星を見てついに悟りを開くことができたのです。
その後、80歳で入滅するまで、お釈迦様は仏教の開祖・仏陀として多くの人に自らの教えを説いていきました。
何をするの?成道会で行われる行事

では、実際に年に1度行われる成道会ではどのようなことをするのでしょうか。
仏教と一言で言っても仏教にはさまざまな宗派があります。
浄土真宗、真言宗、浄土宗、曹洞宗…これらの宗派によって、成道会でどのようなことをするのかに違いが生じることもあるようです。
ここでは、成道会でどのようなことをするのかについて説明していきましょう。
法要が行われる
成道会では、お釈迦様が「ここでは悟りが開けない」と山を下りた際の姿を描いた出山釈迦図や、お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた際の様子を描いた成道図が掲げられ、法要を行います。
お坊さんがお経をあげ、法話を行うこともありますが、これによって仏教についてより深く知ることができるのです。
法要はどの宗派でも行われますが、お寺によっては檀家さんでなければ参加できない場合などもあります。
8日間の座禅修行

12月1日から、お釈迦様が悟りを開いた12月8日までの8日間、僧侶の座禅修行が行われることもあります。
これは主に曹洞宗や臨済宗で行われていることです。
お釈迦様が座禅を組んで瞑想し、悟りを開くことができ、仏教が生まれたということにちなんで8日間の座禅修行が行われるのですが、これを摂心会(せっしんえ)、臘八大接心(ろうはつおおぜっしん)などと呼んでいます。
お粥を振る舞う
お釈迦様が山を下りた後、村娘のスジャータから乳粥を施されて体力を回復させることができたという逸話にちなんで、成道会ではお粥を振る舞うこともあります。
どの宗派でも行っていることではありますが、お寺によって振る舞われる粥の種類には違いがあり、小豆粥、乳粥、五味粥などを振る舞うとされています。
五味粥は“ごみしゅく”と呼ばれており、その名前のとおり酒粕や小豆など5種類の食材を使って作られるお粥です。
これも、お寺によって入っている食材が違うこともあります。
大根炊きを行う

大根炊きは宗派というよりは京都のお寺での成道会において行われている行事のひとつです。
大きな鍋で大根を煮込み、それを参拝客に振る舞うというもので、成道会の中でも特にニュースなどで取り上げられ、テレビで報道されていることもある有名な行事だといえるでしょう。
この大根を食べることで諸病除けになる、無病息災のご利益を授かることができるなどとされています。
成道会の時期に京都のお寺を訪れる際にはお寺で大根炊きが行われているのかどうか確認して参拝に訪れてみるのも良いかもしれません。
お供えをする
成道会では、参拝に訪れた人や成道会に参加しに来た人たちがお供え物をします。
供えるのは花や灯明、お菓子、果物などで家でも仏壇がある家庭では灯明を灯し、お線香をあげて成道会を祝うことがあるのです。
仏教の誕生を祝い、祈ることで自身もお釈迦様のように悟りを開くことができるように日々新たな気持ちで生きていくことを心に誓うためのお供え物だと捉えることもできるでしょう。
この成道会をお供え物をして自身を清めてより良い生き方を目指すためのひとつのスタートとするのです。
仏教系の幼稚園や保育園の成道会

仏教系の幼稚園や保育園においても、成道会が行われているところは少なくありません。
お花やお線香を供えたり、詩の朗読があったり、法話を聴いたり、お焼香を行うこともあります。
成道会の歌を歌う、乳粥の代わりに牛乳を飲む、お釈迦様に関する絵本の読み聞かせなどを行うこともあるようです。
また、お釈迦様に関するお遊戯を子供たちが披露するなど、一般の幼稚園や保育園で行われているお遊戯会をこの成道会のタイミングで行っている園も多いといいます。
仏教における大切な日であると同時に、園児たちが楽しんで仏教について学ぶことができる機会でもあるのです。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「成道会にはお釈迦様の教えを思い出そう」
成道会で仏教が生まれたことへの感謝の気持ち、そして自らもお釈迦様のように悟りを開きより良い人生を送ることができるように心を新たにする日でもあるの。
この日は仏教についてもっともっと詳しく知ることができる日。
お釈迦様が悟りを開いたことで私たちに説いてくれる大切な教えを思い出すきっかけになる成道会に一度参加してみるのも良いと思うわ。
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