
人を傷つけた人は、必ず因果応報で報いを受けるといわれています。
今回は、因果応報によって人を傷つけた人がどうなるのか、そして自分を傷つけた相手を許すことができない場合、どのように対処すべきなのかについて説明していきたいと思います。
誰かに傷つけられ、相手が不幸になればいいと願っている人や、誰かを傷つけてしまい、因果応報が起こるのでは…と不安になったり、人を傷つけてしまったことを後悔している人は、参考にしてください。
目次
人を傷つけた人には必ず因果応報がある?
スピリチュアルな世界では、人を傷つけた人には、因果応報があるといわれています。
まずは、因果応報とは何か、スピリチュアルな世界でいう因果応報とはどんなものなのかについて説明していきましょう。
スピリチュアでは因果応報は必ずあるといわれている
スピリチュアルにおいて、因果応報は必ずあるといわれています。
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善悪の行いによって、善悪の報いを受けることを因果応報といいます。
どんな結果にも必ず原因があり、原因なしに生まれる結果はひとつもないとしたうえで、過去や過去世の善行、悪行がそのままの結果として自分に戻ってくるといわれています。
これは良いことでも悪いことでも起こることであり、自分が誰に対していいことをすれば必ずいいことが返ってくる一方で、誰かを傷つけたり、悲しませるようなことがあれば、必ずそれが悪いこととして自分に返ってくるというものだとされているのです。
人を追い詰めたり、人に辛く苦しい思いをさせた人は、必ず因果応報で同じように苦しむことになります。
人の幸せのために行動したり、人を笑顔にするために生きているような人には必ず自分にも幸せがやってくる…それが因果応報なのです。
因果応報には時間がかかることも多い
憎まれっ子世に憚る…ではないですが、どんなに人を傷つけ、悲しませていたとしても、因果応報を受けない人がいる。
そう思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし、これは間違いです。
因果応報はすぐに表れるものではないケースも少なくなく、それが原因で因果応報なんてものは存在しないと思ってしまうのかもしれません。
しかし、因果応報は時間がかかって本人のもとにやってくることは多く、人を傷つければいつかは必ず因果応報を受けることになるのは間違いないのです。
人を傷つけた人の因果応報とは?6つの末路
人を傷つけた人にはどのような因果応報を受けることになるのでしょうか。
ここでは、人を傷つけた人に巡ってくる因果応報に関する6つの末路について紹介していきたいと思います。
悪いことが続き不幸になる
悪いことが続き、不幸になるというのは、人を傷つけた人が受ける因果応報の最たるものだといえるでしょう。
人を傷つけ、ときにトラウマを与えた場合にはその後、悪いことが続き、最終的には不幸になってしまうのです。
ついていないと感じることが多くなったり、身内で不幸が続いたり、トラブルに巻き込まれてしまったりなど、悪いことばかりが続くようになるのは、人を傷つけた因果応報となります。
後ろめたさや罪悪感に苦しむ
人を傷つけた人が、人を傷つけたことに対する後ろめたさや後悔に苦しむことになるのも、因果応報の一種だといえるでしょう。
「なぜあんなひどいことを言ってしまったんだろう」「あんなに傷つけたのだから、きっと自分もひどい目に遭うに違いない」…と、傷つけてしまったことを反省し、後悔するだけでなく、唐突に因果応報を理解し、不安でいっぱいになってしまうこともあるかもしれません。
そのように自分の行動に悩まされ、戻れない過去に苦しめられることとなるのも、立派に因果応報が巡ってきたことだといえるでしょう。
周りの人が離れていく
人を傷つけたあと、孤独を感じてしまうほど、周りから人がいなくなってしまうのも因果応報のひとつです。
人を傷つけた人は、自分が同じように傷つけられることが因果応報と考えるかもしれませんが、実際にはそうではなく、これまで自分の周りにいて自分を支えてくれたり、悩みを聞いてくれたり、一緒に遊んでくれたりしていた友人が、自然と離れていってしまうのです。
時には、「こんなことで」と思うようなちょっとした衝突が原因で縁を切られてしまうこともあるかもしれません。
人から利用されて捨てられる
人から利用されるだけされて捨てられてしまう。
これは、人を傷つけた人に起こる因果応報のひとつです。
人を傷つけ、反省も後悔もしないで暮らしていると、ふとある時に誰かに利用されてしまいます。
利用されているとは気づけず、言いなりになったり、協力をしても、その人が用済みとなれば、いつの間にか相手が自分を捨ててどこかへ行ってしまう…そんなことが起こるのです。
ときにはうまい話に引っ張られて協力するだけして、自分の立場を危うくしてしまう結果となることもあるでしょう。
他人から同じように傷つけられる
自分が傷つけた相手だけでなく、他の人に同じように傷つけられることも因果応報といえるでしょう。
自分が人を傷つけて、平気な顔をして暮らしていると、いつか自分が傷つけたのと同じように他の誰かに傷つけられてしまうのです。
これはまさに、いいことをすればいいことが返ってくる、悪いことをすれば悪いことが返ってくるという因果応報の意味どおりになっているといえるでしょう。
自分がしたように人から傷つけられ、初めて自分がしたことの罪の重さを知ることとなります。
来世で報いを受ける
因果応報はその人の元に戻ってくるまでに時間がかかることがあります。
そのため、因果応報が現世で巡ってくるのではなく、来世でその罰を受けることになるケースもあるのです。
来世ではカルマとしてあなたのもとに“人を傷つけた”という事実が残ることとなり、来世のあなたはそのカルマに苦しめられることとなります。
それは過去世からのトラウマとしてあなたの心に残っていたり、人と付き合う際に邪魔になったりすることもあるのです。
カルマについてもっと詳しく知りたい方はこちらから。
恋愛で故意に人を傷つけた人が受ける因果応報
恋愛は、人と人の感情が複雑に絡みあうものですから、どうしても人を傷つけてしまう確率が高くなります。
しかし、故意に人を傷つけようとしたのでなければ、因果応報として自分にしたことが返ってくることはありません。
恋愛において故意に人を傷つけ、因果応報が巡ってくるのは浮気をして相手を傷つけたり、不倫をしてパートナーや子供など家族を傷つけたりした場合です。
自分から別れを告げるにもきちんとした理由があるなら、別れを告げて相手が傷ついたとしてもそれは因果応報として自分に戻ってくることはないのです。
遊びで付き合ったり、身体の関係だけ求めていざとなったら捨ててしまったりなど、女性を傷つけた男性には因果応報が巡てくる可能性が高いといわれています。
これは恋愛だけではありませんが、不本意でも故意であっても傷つけたり、傷つくことがどうしても多くなる恋愛においては、因果応報の対象となるのかならないのか、見分け方が分からなくなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、自分が故意に相手を傷つけようとしているのでなければ、恋愛において因果応報が起こることはないのです。
自分を傷つけた人が幸せそうで許せない!復讐してもいい?
自分を傷つけた相手が幸せそうにしているのはどうしても我慢ならない…そう感じてしまうこともあるでしょう。
では、自分を傷つけた相手に復讐した場合、再び自分に因果応報が巡ってくることはあるのでしょうか?
ここでは、自分を苦しめた相手に復讐することで因果応報が起こるのかどうかについて説明していきます。
相手の不幸を願うとあなたも不幸になる
相手の不幸を願うことは、あなた自身が不幸になることを願っているのと同じようなものだということを覚えておきましょう。
自分を傷つけ、苦しめた相手だといっても、相手の不幸を願うことは因果応報で自分に不幸を呼び込むことに繋がってしまいます。
また、因果応報だけでなく、人の不幸を願う行為は自分の魂のレベルを下げてしまうことにもつながっているため、幸せから遠のいてしまうことにもなるのです。
因果応報だけでなく、自分の価値を下げる行動でもあるため、自分を傷つけた相手に対して、その人の不幸を願うのはやめておくべきだといえるでしょう。
復讐しなくても因果応報で相手は不幸になる
自分を傷つけた相手に復讐し、自分と同じように不幸な出来事に見舞われてしまえばいいという気持ちは、確かに理解できます。
しかし、復讐などしなくても、因果応報があれば相手にはいつか必ず天罰が下るものなのです。
自分が経験したのと同じだけの不幸が相手にも降りかかることとなるので、何もしないで様子を見ていればいいだけです。
人を故意に傷つけ、平気でいられる人は必ず最後には不幸になるので、それを待っていてください。
復讐より自分の幸せを優先することが大切
復讐をすることよりも、自分が幸せになることに注力すべきだということも忘れないでください。
相手に復讐したいと相手の不幸を願うことは、その相手に執着していることと同じです。
自分を傷つけたような相手に執着していても、自分にとってプラスになることは何もありません。
だからこそ、復讐することや相手に悪いことが起こることについて考えるよりも、傷つけられた自分を癒し、自分がどうすれば幸せになれるのかについてしっかりと考え、幸せになる道を歩むことが何よりも大切なのです。
因果応報が怖い…人を傷つけて後悔しているときの対処法
人を傷つけてしまった…それが、故意でなければ因果応報が訪れることはありません。
しかし、人は時に瞬間的に腹が立ったり頭にきたりすることで、相手を意図的に傷つけてしまうこともあるものです。
とはいえ、人を傷つけてしまってから因果応報を恐れ、反省したり後悔している人も少なくないはず。
そこでここでは、人を傷つけてしまい、後悔しているときの対処法について説明していきたいと思います。
自分の罪と向き合って生きていく
まずは自分の罪から逃げないことです。
自分が言ってしまったこと、やってしまったことに対してきちんと真摯に向き合い、受け入れることが大切だといえます。
謝罪しておけばいいとか、相手に無理にでも許してもらえれば因果応報はやってこないと解釈しているのであれば、それは間違いですし、そんなその場しのぎの行動では因果応報は避けられません。
自分のしたことと向き合って、自分がしてしまったことの罪の重さを理解し、真に反省することが求められるのです。
もちろん、本当に反省し、心の底から申し訳なと感じ、謝罪する場合は例外となります。
本当に悪いと思っている場合には、素直に謝罪すれば良いでしょう。
しかしその際に、相手が許してくれなかったとしても、相手を恨んではいけません。
今後は人を傷つけず、善い行いを重ねる
悪いことの因果応報はいつか必ずやってきます。
それを避けるためには、善い行いを重ねていくしかないのです。
とはいえ、善行を積むことが、「因果応報から逃げたいから」という理由の元で行われている行動なのであれば、因果応報を回避することはできないでしょう。
自分がしてしまったことの重大さを理解し、受け入れて、反省する気持ちの上で善行を積み重ねていくしかないのです。
反省の気持ちも何もなく、ただ善行を積んでいるだけでは偽善でしかなく、因果応報を避けることもできないことをあらかじめ理解しておきましょう。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「人を傷つけた人は因果応報で不幸が訪れる」

でもそれは、同じように図つけられる可能性だけじゃなくて、もっと悲しい思いをしたり、もっと苦しんだりする可能性もあるの。
本当は人を傷つけるなんてこと、しないほうがいいのよ。
もちろんあなたが誰かに傷つけられた場合でも、相手の不幸を望んだり、復讐してやろうなんて考えちゃだめよ。
そんなことしなくても、スピリチュアルにおける因果応報は絶対なの。
傷つけることはせず、傷つけられても相手を恨むことはしない。
あとは勝手に因果応報が巡ってきて相手が苦しむことになるわ。
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