
縁結びのご利益で有名な島根県にある出雲大社は、“タブーを犯してしまうとご利益を授かれない”といわれています。
ご利益を授かることができないどころか、神様を怒らせてしまい、悪いことが起こるなどとされているほどなのです。
では、出雲大社参拝時のタブーとは何なのか、タブーを犯すとどのようなことが起こるのかについて、紹介していきましょう。
出雲大社を参拝する予定がある人や、参拝に行ってみたいけれどタブーが怖いと感じている人はぜひ参考にしてください。
目次
出雲大社の参拝でやってはいけないこととは?8つのタブー
まずは、出雲大社でタブーとされている“やってはいけない”とされていることを確認していきましょう。
どのようなことをすると神様に対して失礼となるのか、知らずにやってしまいがちな禁忌を8つ、紹介したいと思います。
注連縄に向けてお賽銭を投げる
出雲大社の拝殿と神楽殿には、非常に立派な注連縄が奉納されています。
注連縄は、神聖なものと不浄との境を示して張る縄であり、「ここから先は神様がいらっしゃる場所」という境界線の意味を持っているのです。
出雲大社の注連縄にお賽銭を投げて、それが刺されば願いが叶う…という噂があるため、注連縄に向かってお賽銭を投げてしまう人がいるようですが、これは立派なタブーとなります。
注連縄に対してお賽銭を投げる行為は、神様に対して非常に失礼なことであるだけでなく、拝殿や神楽殿の空間や建物自体を穢す、傷をつける行為ともなるため、決してやってはいけないことだと覚えておきましょう。
お賽銭は必ずお賽銭箱へ。
後ほどお賽銭のタブーに関しても紹介するので、正しい方法を知り、注連縄にお賽銭を投げることはしないでください。
稲佐の浜の砂を持って行かず、御砂だけ持って帰る
出雲大社を参拝した人の間では古くから、出雲大社の砂を清めの砂として持ち帰る習慣があります。
しかし、この御砂に関しても、ただ持ち帰ってしまうだけではタブーとなるので注意が必要です。
神社からただ砂を授かって帰るのではなく、出雲大社に来る前に稲佐の浜で砂を拾い、その砂を持って出雲大社に参拝します。
出雲大社の境内の最北にある素鵞の社(そがのやしろ)で砂の交換ができるため、軒下に用意されている砂箱に持ってきた砂を納めるのです。
砂を持ち帰るだけではなく、稲佐の浜の砂を持って来て、交換して帰るようにしなければ、タブーを犯していることになってしまうので、注意しましょう。
宇迦橋の大鳥居をくぐらずに参拝する
出雲大社の正面入り口となるのが、“宇迦橋の大鳥居”です。
この宇迦橋の大鳥居をくぐらずに出雲大社に参拝することも、タブーであるとされています。
他のルートを通って参拝した場合には、神様にあなた自身が参拝に来ていることを知ってもらえないことにもなり、なおかつ、何の断りもなく、参拝に来たようなかたちになってしまうため、神様に対して失礼に当たってしまうのです。
出雲大社に参拝に来た場合には、必ずこの宇迦橋の大鳥居を通り、拝殿へ向かうようにしましょう。
二礼四拍手一礼ではなく二礼二拍手一礼をする
出雲大社では二礼四拍手一礼が正しい参拝時の作法とされています。
しかし、これは出雲大社ならではであり、一般的な参拝時の作法としては、二礼二拍手一礼が基本となるため、ついつい出雲大社でも二礼二拍手一礼で参拝してしまう人が多いようです。
神社によって参拝時の作法が違う場合もあることを理解したうえで、出雲大社の正しい参拝方法で参拝するようにしなければ、これもタブーを犯していることとなってしまうため注意しましょう。
八雲山に足を踏み入れる
出雲大社の境内は大変広く、その中には行ってはいけない場所…つまり、禁足地といって足を踏み入れてはいけないといわれている場所も存在します。
そのひとつが八雲山です。
この八雲山は出雲大社の御神体であるという言い伝えもあり、神職の方であってもむやみに足を踏み入れることはできないとされています。
ここに、参拝者が足を踏み入れてしまうことは、神様へ触れようとしていること、または神様がいらっしゃる場所へズカズカと遠慮なく入っていこうとしていることと同様であり、神様に対して大変失礼に当たる行為だといえるのです。
他にも、砂の交換ができる砂箱が置かれている素鵞社は、ネガティブな気持ちを持っている人が訪れてはいけない場所だといわれていたり、霊感が強い人が体調不良を起こす可能性があるとされている真名井遺跡(まないいせき)も、気軽に足を踏み入れてはいけない禁足地であるとされています。
参道の中央を歩く
出雲大社はもちろんのこと、神社での基本的なマナー違反とされているのが、“神社の参道の真ん中を歩く”という行為です。
神社の参道の真ん中は、神様が通る道であるため、そこを人が通ることはタブーを犯していることになるのだといわれています。
鳥居をくぐり、参道を通り、拝殿へ向かう際には、左か右、どちらか端っこを歩くようにし、中央は通らないように気を付けましょう。
お賽銭を投げ入れる
お賽銭を投げ入れる行為も、出雲大社だけでなく、すべての寺社仏閣においてタブーとされているものです。
お賽銭は、神様にお供えするものであるという考えを持ちましょう。
お供えするものを投げることはないはずです。
参拝者が多く、ついつい遠くから投げ入れてしまう人もいるようですが、あくまで“納めている”のだという感覚を忘れないこと。
お賽銭箱にお賽銭を入れるときには、優しく手渡すようなイメージでそっと入れるようにしましょう。
結び所以外におみくじを結ぶ
おみくじを結び処以外の場所に結ぶのも、マナー違反であり、出雲大社のタブーを犯していると捉えられてしまいます。
出雲大社全体が神様の居場所であり、境内の木々1本1本もすべて神様の住まいであり、神様そのものであると考えてください。
おみくじを引き、願いの成就のために結び処に結ぶのではなく、周りにある木々に結んだりすることは、神様のお住まいを穢していることと同等の行為となることを忘れてはいけません。
おみくじを結んで帰るのであれば、必ず所定の決められた場所に結んでいくようにしましょう。
出雲大社を参拝するときの服装のタブー
出雲大社を参拝する際には、服装にも気を付けなければなりません。
ここでは、出雲大社を参拝する際の服装のタブーについて紹介していきましょう。
参拝時には神様に失礼にならない服装で訪れるためにも、ここで正しい服装を学んでおくと良いでしょう。
露出の多い服やだらしない服で参拝する
キャミソールやタンクトップ、ショートパンツやダメージが大きく肌が見えすぎているジーンズなど、露出が多い服装はNGとされています。
また、露出がなくても体に合っていないダボダボの服や、毛玉だらけ、伸びてしまっているなど、だらしなく見える服装に関しても、出雲大社参拝の際には神様に対して大変失礼に当たるため、避けるべきされているのです。
露出がなくても派手なデザインや色柄物の服も避けるべきで、出雲大社に溢れる荘厳な雰囲気を穢してしまうことがないよう、落ち着いた服装で参拝に訪れるようにしなければなりません。
スーツや着物など、かっちりとした服装でなければならないというわけではありませんが、できるだけジーンズは避け、スカートであれば膝丈より長いもの、襟付きのシャツなどを選ぶようにすると良いでしょう。
スニーカーで参拝しても大丈夫?
服装だけでなく、足元にも気を遣う必要があります。
出雲大社に参拝する際には、サンダルやミュールなどといった靴は避け、パンプスやスニーカーで参拝するようにしましょう。
スニーカーというとカジュアルなイメージがあるかもしれませんが、境内には石が敷き詰められているところがあったり、天気が悪いと足元も悪くなるため、多くの参拝客がスニーカーを履いています。
キラキラとラメが光る派手なものだったり、蛍光色や派手なデザインのものでなければ、スニーカーで参拝することはまったく問題ありません。
帽子をかぶったまま参拝する
日差しが強い日には、帽子をかぶって外を歩く人も多いと思います。
そのまま出雲大社にやってきたとしても、鳥居をくぐる前で必ず脱帽するようにしてください。
これは日常生活と何ら変わりなく、正式な場所では帽子を脱ぐのがマナーであるように、帽子をかぶったまま出雲大社を参拝することは神様に対して非常に失礼な行為となってしまうのです。
同様にサングラスも帽子と同じ扱いとなり、鳥居から境内に入る前に外すことがマナーとされています。
出雲大社でタブーを犯すと罰が当たる?
出雲大社に祀られている神様は、非常に力が強く、その分高いご利益を授けてくれますが、タブーを犯したときの罰もまた大きなものが返ってくるといわれています。
タブーを犯すということは、神様に対して敬う気持ちがないいう気持ちを行動で表しているのだと受け取られてしまうのです。
そうすれば、神様は願いを叶えるどころか、あなたが本来こうなってほしくなかったという出来事を与えられてしまう可能性もあるでしょう。
また、一番多いのは怪我や病気などといった罰が当たるケースです。
どれだけ神様に対して失礼を働いたかによって、罰の重さも異なりますが、腹痛や頭痛、吐き気などといった症状に短時間悩まされ、原因が不明という場合には、罰が当たったのだと解釈したほうが良いかもしれません。
出雲大社の正しい参拝方法
それでは、実際にどのような参拝方法であれば出雲大社の神様に失礼になることがないか、正しい参拝方法を学んでいきましょう。
- 宇迦橋の大鳥居をくぐり、参道の端っこを通り拝殿へ向かう
- 次の鳥居となる銅の鳥居をくぐる前に一礼を忘れない
- 拝殿の正面で軽くお辞儀をする
- 賽銭箱に静かに滑らせるようにお賽銭を入れる
- 二礼四拍手一礼をする
もちろん、華美な服装や露出の多い服装で訪れないこと、また拝殿の参拝前には手水舎で手と口をお清めすることも忘れずに行うべきだといえるでしょう。
本殿以外の社殿を参拝するときにもこれと同じようにすることで、神様に失礼なく参拝することができます。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「タブーを知って出雲大社にお参りに行こう」

もちろん、タブーを犯してしまってもそれがわざとか、そうでないかは神様だってお見通しなの。
だから、あなたが何も知らずにタブーを犯してしまったとしても、必ず罰が当たるっていうわけでもないから安心してね。
それでもやっぱり、あなたが願うご利益を授かりたいなら正しい方法で参拝するのが一番だから、今回ここで学んだタブーを避け、正しい参拝方法で出雲大社を訪れるようにするといわ。
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