生霊に取り憑かれてしまうと、さまざまな霊障が起こります。
体調不良や人とのトラブルといった厄介な問題が立て続けに起こるため、精神的な負担も相当なものです。
そんなときには、自分自身で生霊を除霊する方法を試してみるのも良いでしょう。
今回は、神社やお寺で生霊を除霊する方法や自分でできるセルフ除霊にくわえ、生霊に取り憑かれなくなる方法について紹介していきます。
目次
生霊を除霊する効果的な3つの方法
生霊とは、生きている人間の嫉妬や妬み、恨み、ときには強い愛情がその人の身体を抜けて霊魂となり、対象の相手に取り憑くものです。
亡くなった人の念以上に強く、一度取り憑かれると多くの霊障が起こるるため、非常に厄介な存在でもあります。
しかし、神社やお寺、または専門家の力を借りて取り憑いてしまった生霊を取り除くことは可能です。
生霊の場合には、亡くなった人の霊のように完全にこの世から浄化させる“浄霊”はできませんが、除霊を行えば憑いている生霊を自分から遠ざけることはできるため、霊障から解放されます。
生霊についてもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック。
神社やお寺でお祓いをしてもらう
効果が高いといわれる生霊除霊の方法として最初に挙げられるのは、神社やお寺でのお祓いです。
日本国内には各地にお祓いに非常に高い効果があるといわれる神社やお寺があります。
そういったところでただ参拝するのではなく、御祈祷を受けることで憑いてしまっている生霊を自分自身から切り離してもらうのです。
それぞれの神社に鎮座されるご祭神の強い力で生霊を引き剥がし、取り憑けないようにしてくれるため、その効果は絶大だといえるでしょう。
こちらではお祓いに効果が高いといわれる神社を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
縁切り神社に参拝する
次に紹介するのは、縁切神社への参拝で生霊を除霊するという方法です。
神社の中でも、縁切に特化したご利益を授けてくれる神社では、その人にとっての悪縁を断ち切ってくれます。
もちろん、さまざまな霊障をもたらす生霊に取り憑かれてしまっていることも、ひとつの“悪縁”といえるでしょう。
その生霊との悪縁を断ち切ってもらうために、縁切神社で参拝するのです。
縁切り神社は怖いというイメージや代償が必要などといったイメージを抱いている人もいますが、生霊という悪い影響をもたらす縁を切りたいという願いは、それぞれの縁切神社のご祭神はきちんと受け止めてくれますので、怖がる必要はありません。
こちらでは、日本各地にある縁切りのご利益が最強クラスといわれる神社を紹介しているので、チェックしてみてください。
霊能者に除霊を依頼する
力のある霊能者に除霊を依頼することも、生霊を自身から祓う効果的な方法のひとつだといえるでしょう。
高い霊能力を持っている霊能者であれば、強い念を持っている生霊も除霊することができます。
霊能者によってどのような方法をとるかはさまざまですが、中には電話での相談でも遠隔で生霊を祓ってくれる霊能者もいますので、気になる霊能者が遠くに在住しており、なかなか訪れることができないという場合でも相談してみると良いでしょう。
個別に対応してくれること、生霊を除霊した後に二度とその生霊が取り憑かないようにしてくれることなど、個々に寄り添った方法で除霊をしてくれます。
生霊をセルフ除霊する8つの方法
生霊を除霊する方法の中には、普段の生活の中に組み込んで自分で行うことができる“セルフ除霊”もあります。
神社やお寺での御祈祷やお祓い、霊能者により除霊などのように一瞬で生霊を取り払うことはできないものの、日々継続していくことによってだんだんと生霊を自分から引き剥がしていけるようになるでしょう。
神棚に塩をお供えする
自宅に神棚がある人は、神棚に塩を供えて祈願する方法があります。
方法は簡単で、神棚に白い丸皿に塩を盛り、“私に憑いている生霊を祓う力をください”と祈願するのです。
その後、塩を一口舐めるだけとなります。
神棚へ祈願することで、家を守ってくれる神様がお供えした塩に生霊を祓う力を込めてくれるので、塩を舐めることでその力を体内に取り込むのです。
その後、塩の残りは自分の普段過ごすことの多い部屋の四隅に撒き、数時間置いたら掃除すれば塩を使ったセルフ除霊は完了となります。
盛り塩をする
盛り塩をする方法も比較的簡単なセルフ除霊の方法となります。
使う塩は天然の塩、できれば海水由来の塩を使うようにしましょう。
小さな白い丸皿に塩を山のような形で盛り、それを普段過ごすことが多い部屋に置くだけとなります。
気をつけなければいけないのは、生霊を相手に盛り塩で除霊する際に、生霊自身に“この盛り塩が自分に向けて行われている”ものだと自覚させなければいけないという点です。
そのため、他のセルフ除霊の方法と併せて活用すると良いでしょう。
生霊避けの護符を持ち歩く
生霊除けの護符を持ち歩くことも、セルフ除霊の方法としては有効です。
また、盛り塩と一緒に護符を部屋に貼っておくことも生霊自体に“ここにいてはいけない”と警告する意味合いになるため有効だといえるでしょう。
厄除け祈祷を行っている神社でも護符を授かることができるところがありますし、梵字護符の生霊除けのものであればインターネットでも購入することは可能です。
きちんと授かるものでなければ不安と感じるかもしれませんが、梵字護符であれば梵字自体に力があるため、生霊を除霊する効果はあります。
他にも、オニキスやラピスラズリといった魔除け効果のあるパワーストーンや、神社やお寺で授かることができる魔除けのお守り
なども効果があるとされています。
人に背中を叩いてもらう
人に協力してもらう形で生霊を祓う方法もあります。
それは、“誰かに背中を叩いてもらうこと”です。
ただトントンと呼び止めるように肩を軽く叩くのではなく、ある程度強い力でバシッと叩いてもらうようにしてください。
また、前触れも口裏合わせもなく突然叩いてもらうことで、生霊が驚いて憑いている人から離れるため、準備はなしで背中を叩いてほしいと事前にお願いしておくことも大切です。
突然背中を叩かれて、“驚いた”“ハッとさせられた”“ドキッとした”という感情を感じられているなら、生霊も同じように驚いて離れた可能性が高いといえます。
お香で空間を浄化する
自分の部屋でお香を焚くことも生霊を除霊する有効な方法のひとつです。
特に魔除けの効果が高い白檀の香りは、お寺での除霊の際にも用いられる香りであるため、自宅で生霊を祓う目的で使うのにも適しています。
生霊に取り憑かれていると、心のゆとりも失ってしまい、落ち着きがなくなったり精神的に疲弊し、ピリピリしていることもあるので、自分が好きな香りのお香を焚くのも良いでしょう。
パワースポットで神聖なエネルギーを浴びる
生霊が取り憑いてしまっている状態だと、自分の中のエネルギーバランスが崩れ、どうしても負のエネルギーに満ち溢れた状態となってしまっています。
生霊を祓うさまざまな方法を試す前に、まずは体内のエネルギーバランスをどうにかプラスの状態に持っていくことが必要だといえるでしょう。
そのためには、パワースポットに足を運び、強いプラスのエネルギーを取り込んで、体内のエネルギーバランスを整えることが重要となります。
神聖なエネルギーをたくさん浴びて、生霊が取り憑きにくいエネルギー環境に変えていきましょう。
生霊返しを行う
少し上級な方法ではありますが、確実性が高い“生霊返し”を行うのも良いでしょう。
生霊返しとは…生霊を飛ばしている相手に対して、生霊に取り憑かれている人が念を送り返すこと。
生霊返しを行うことによって、自分から憑いている生霊を取り除くだけでなく、生霊を飛ばしている相手に生霊となっている念をそのまま返すことになるため、その後取り憑かれにくくなるというメリットもあります。
道具は必要なく、ただ強い“念じる心”だけがあれば良いので、ぜひ試してみましょう。
手順は以下の通りです。
- 落ち着いた空間に身を置く
- 深呼吸しながら目を閉じる
- 生霊の気配や存在をイメージで感じ取る
- 生霊を自分から切り離し押し返すイメージを膨らませる
- 「離れろ」「近づくな」と強く念じる
生霊が自分から離れていくイメージが浮かんだら、自らを透明なバリア、またはガラスケースで包むようなイメージを抱き、二度と生霊が近づいてこないようにします。
身の回りや家を清潔に保つ
身の回りや家の中、自分の部屋を清潔で整理整頓された状態にすることも、生霊を祓う方法となります。
汚れた部屋には負のエネルギーが蓄積します。
反対に、部屋が明るく清潔になっていれば、そこには負のエネルギーが出ていく条件しか揃っていないことになるのです。
そして、どんどんプラスのエネルギーがやってくるようになります。
生霊は負のエネルギーの塊ですから、プラスのエネルギーと相殺され、消えていくのだと考えられるため、まずは環境を生霊がいづらい状態に変えていくことから始めましょう。
生霊にとり憑かれなくなる4つの方法
生霊を除霊するということは、取り憑いている状態から自分を解放することであり、決して生霊が消えてくれたわけではありません。
強い念から成る生霊が存在している限りは、再び生霊があなたに取り憑く可能性は残されたままなのです。
そこで必要になるのは、生霊に取り憑かれない自分を作ること、そして生霊を作りだすそもそもの原因を取り除くこととなります。
ここでは、生霊に取り憑かれないようになるための方法について紹介していきましょう。
自分自身の行動を振り返る
まず最初にすべきことは、自分を振り返ることです。
生霊は人の負の念からできています。
あなた自身に、人に負の念を抱かせるような言動や行動がなかったか…つまり、人から恨みや怒りを買うような原因がなかったかを探ってみてください。
もし自分に原因があるかも…と心当たりがあるなら、その相手には速やかに謝罪し、関係の修復に努めることです。
そして今後も、人に対する言動や行動に十分に気をつけ、自分の悪い部分は改善していく必要があります。
毎日をポジティブに生きる
生霊はネガティブの塊。
そのため、あなた自身が日々を前向きに生きて、常にポジティブな気持ちを持っていれば、生霊はあなたに取り憑こうにも取り憑くことができなくなっていきます。
ポジティブはポジティブに引き寄せられ、ネガティブはネガティブに引き寄せられるため、自分の気持ちを前に向けていくだけでも一度除霊された生霊が戻ってこられないようにすることは十分に可能だといえるでしょう。
原因となる人とは縁を切る
誰かから恨みや妬み、嫉妬や怒りを買っていることが分かったとして、もしその原因に関して自分に非がないと感じた場合には、その相手とは速やかに縁を切るようにしてください。
逆恨みは相手の勝手な思い込みからくるものなので、あなたがどんなに相手に心を寄せようとしても生霊を飛ばしてくることに関する根本的な解決にはなりません。
根本的に生霊を自分から切り離すなら、それを飛ばしてくる相手との縁を切り離すしかないのです。
八方美人になるのをやめる
誰かがあなたに対して強い恨みや怒りなどを持ち、生霊を生み出してしまった原因の中には、あなたに対する“期待外れ”という感情があるかもしれません。
あなたが八方美人な性格であると、周りにいる人すべてに良い顔をして期待を抱かせ、好意を持たせ、あなた自身に悪意はなくてもふとした瞬間に相手に“裏切られた”と感じさせてしまうこともあるでしょう。
それが生霊を生むきっかけとなっている可能性もあるため、八方美人な生き方はすぐにやめるようにしてください。
生霊にとり憑かれているか確認する方法
何か普段と違う…と感じていることが、ただの体調不良や、ストレスなのか、それとも生霊に取り憑かれているせいなのか、原因が分からないこともあるでしょう。
生霊のせいであればそれ相応の対処を取らなければいけませんし、そうでなければ病院で診察を受ける必要も出てきます。
そんなときにはまず、数々の異変や問題が、生霊に取り憑かれているせいなのか、それ以外にあるのかを確認しなければなりません。
生霊に取り憑かれていると、次のような症状が出るようになります。
- 運の悪さを感じる
- 寝つきが悪い・眠れない
- 寝ているはずなのに眠気が取れない
- 倦怠感・疲労感が激しい
- 集中力が低下する
- 普段の自分からは考えられない言動・行動をとる
- 怒りっぽくなる
- 落ち着きがなくなる
- ぼーっとする
- フットワークが重たくなり面倒臭がりになる
- ノイローゼ気味・うつ状態となる
このような症状が出た場合には、こちらから生霊に疲れていないか、確認してみましょう。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「生霊を除霊して健やかな毎日を取り戻そう」
体調不良、人とのトラブル、仕事のミス…。
そういったものから解放され、負のエネルギーから解放されるためにも、生霊を祓うことは大切なことよ。
神社やお寺、霊能者の力を借りること、または自分でできる生霊を祓う方法を試すことで、生霊を除霊し、健やかで幸せな明るい毎日を取り戻してね。
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