88星座のレチクル座「Reticulum(レティクルム)」の特徴や探し方、神話やレチクル座「Reticulum(レティクルム)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」の基本情報と特徴
星座名 | レチクル座 |
略符 | Ret |
ラテン語(英語・読み方) | Reticulum (レティクルム) |
意味 | 接眼レンズに張る線 |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | レチクル座α(アルファ)星 |
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」の探し方
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」は、エリダヌス座のずっと南に位置するごくちいさな星座です。
日本からではまったく見ることができませんが、南西諸島の宮古島や石垣島にいけば冬の時期に全体を見ることができます。
季節としては冬の星座に分類されますが明るい星が少ないので探すのは少しむずかしいかもしれません。
星座の形は小さなひし形の中央に一つ点が入っており、星図ではひし形のレチクルの姿で描かれています。
さてレチクルとは耳慣れない単語ですが、これは光学望遠鏡の接眼レンズに見られる十字形に交差する線のことをいいます。
星の位置を正しく測るために作られた道具のことで天体望遠鏡の焦点面に貼る、ひし形のネットのようなものです。
日本語では「照準」といったほうが分かりやすいかもしれません。
望遠鏡にレチクルをつけるアイデアは17世紀なかば、イギリスの天文学者ガスコインによって発明されました。
当時は細い針金または蜘蛛の糸をレンズにつけていたといわれています。
この発明によって望遠鏡は測定のための器具として使えるようになりました。
レチクル座はフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーイユによって設定された星座ですが、一説ではシュトラスブルクのイザーク・ハブレヒトが「ひしがたのレチクル(le Reticule Romboide)」と星図に記したので、それを採用したのではないかと言われています。
その後はラテン語化されて「レチクル(Reticules rhonboidalis)」になり、さらにそれが省略されて「Rericulus」となり、現在では中性形の「Reticulum」になりました。
日本では1940年代から1960年代まで「小網座」と呼ばれていましたが、現在では世界共通の「レチクル座」になりました。
探し方は、エリダヌス座のアケルナルとりゅうこつ座のカノープスの中間地点をさがしましょう。
2つの星を結ぶとちょうど真ん中あたりにひし形を作っている星の並びがあります。これがレチクル座でちいさいひし形の星の並びが目印になります。
レチクル座の目印となる星はレチクル座α(アルファ)星でレチクル座の中では唯一の3等星になります。
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」の神話
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」は1756年にフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーイユが設定しましたので神話や伝説などはありません。
ラカーイユはレチクル座だけではなく、その当時主流だった科学道具をモチーフにしていくつかの星座を設定しました。
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
5月19日の誕生日星はベータ・レーティクリ(βReticuli)で、誕生星の星座はレチクル座β(ベータ)星、星言葉は「本質を見抜く冷静な視線」、特徴は、クールに装っているように見える、人間観察が好き、他者の内面を読み解く直感力を持っているという傾向があります。
レチクル座「Reticulum(レティクルム)」の運勢
レチクル座(Reticulum レティクルム)座は比較的歴史が新しい星座であり、また神話などもないために12星座や36星座、またはオラクルカードにも描かれることがない星座です。
そのためレチクル座を守護星を持つ月日の人の36星座の運勢などを中心に運勢解釈を展開させていきます。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
レチクル座の守護が最も強くなる5月19日は、おうし座の第3デークにあたり、ぎょしゃ座の影響を受けていて、期間は5月11日〜5月21日でさらにやぎ座と惑星では土星の影響が最も強いとされています。
従って5月19日のレチクル座の守護に生まれている人は、どちらかといえば大器晩成型でゆっくりとマイペースに物事を進める傾向があります。
喜怒哀楽の振り幅が小さくゆるいので、情緒の安定感もあり、穏やかな性格をしています。誰に対しても穏やかで友好的、そして癒やしの効果を与えるでしょう。
常に一定の穏やかさをもっているので周囲の人は大きな安心感をレチクル座生まれの人に抱きます。
「この人なら受け止めてくれる」というまるで母親のような気持ちを感じることもしばしばです。
その独特のオーラは周囲の雰囲気すら変えてしまうようなものを持っているので、ピリピリムードが漂っていたとしてもその場を落ち着かせて和やかにしてしまうほどの力を持っていると言えるでしょう。
またレチクル座自身も穏やかでいるのは根っから争い事を嫌い、衝突することあるいは競争することも嫌う傾向があり、仲違いするよりはみんなで仲良く過ごしたいという思いを持っています。
また頭の中でそれを想像するだけではなく、実際に自分が行動してそれを実践することができるのです。
もし衝突するような場面に遭遇したとしても、それぞれの言い分を聞き、冷静に意見を取りまとめたり、両方が納得するような形で場を収束することができ、いざというときにとても頼りになり、安心感と信頼感を与えるでしょう。
普通なら、誰かと誰かが衝突する場面はさけてしまいがちですが、分断よりも統合を求める力がレチクル座にはあり、そのような緊張感あふれるような場面では率先して行動を起こしていく特徴が見られます。
またなにごとも慎重で行きあたりばったりの思いつきの行動やその時の環境や雰囲気で決めてしまうということもありません。
ものごとの先を見据えながらあらゆるリスクなども考慮して計画を立てて、そこに着実に自分を合わせていくということをします。
計画に必要な要素はばっちりと立てていくことができるので、もし自分にどこか至らない点があればコツコツと努力を積み重ね、計画を遂行できるようなレベルにまで積み上げていくことができます。
まさに準備を万端にして最善を尽くすことができるのです。
大きな夢や目標があったとしても、時間こそかかるものの、着実な歩みでやがてはそれを叶えてしまうことも夢ではありません。
これほどまでに努力を積み重ねて成果をあげることができるのは忍耐力と根気があるからです。
どんなに高い壁があったとしても挫折せずに乗り越えることができるのは慎重さと的確な分析力、そして時間をかけた判断力に裏付けされていると言えるでしょう。
そのために「一度やる」と自分で決めたことに関しては最後まで諦めずに一貫性をもってつらぬくという態度になります。
そのために非常に厳しく、普通の人なら諦めたり、ねをあげてしまうようなことでも、耐えることができるのはレチクル座の大きな強みになるでしょう。
忍耐をもとに全力を尽くし、あきらめない姿勢が勉強や仕事、スポーツなどあらゆる分野で突出したさいのうを発揮できるようになります。
またレチクル座の特徴としては慎重さや忍耐強さがありますが、決してそれが消極的にはならないということです。
自分が音頭を取ってわいわいと盛り上げるというパターンではないものの、その場の雰囲気に合わせたり、そこで自分がどのようにすればふさわしいかということをきちんと理解し、行動に移すことができます。
しかし決して慎重さや計画性、忍耐強さなどの優れた行動力があいまいになってしまうというわけではありません。
なにごとも周りを見つめ、客観的な視点をもってきちんと物事を精査した上で自信を持ってマイペースでいることができるのです。
そのために人からも消極的でおとなしい人という印象にはなりにくいといえるでしょう。
また人からの影響などもあまり受けにくいという特徴もあります。
いわゆるぶれてしまうという感覚にはならないので、きちんと自分の感覚や感性をもとに行動することができるのも強みです。
さらに向上心も強く、自分が決めた目標に向かってまっすぐに高みを目指すことができます。
また一度行動を起こしたら完璧を求める傾向も強く、努力家の資質が増し加わることで100%を求めますが、これは諸刃の剣にもなりえます。
努力してもじぶんが求めた目標に届かないと必要以上に自己嫌悪に陥ってしまったり、自分を追い込みすぎて体調が悪くなってしまうということも。
またその完璧主義は自分だけならまだしも周囲に対してそれを求めてしまうと、不満が募ってしまうという傾向もあります。
穏やかな性格ながらも人に対しては厳しい目を向けている場合もしばしばあるでしょう。
しかしレチクル座生まれの人の周りには自然と人が集まりますが、少し遠慮がちだったり人見知りしてしまう面もあります。
緊張感から相手に気を使い、親切心を顕にするという場合もありますが、そのあとはドッと疲れてしまう場合もあしばしばです。
そのような自分の傾向をよく理解しておけばあまりストレスをためてしまうことも少ないでしょう。
基本的には誰にでも親切で安心感を与えることができるのですが、公私の区別や上下関係などではしっかりと自分なりに線引をしているところもあります。
攻めよりも守りの姿勢のほうが自分には向いていると認知し、それを有効的に用いていくすべを考えていればさまざまなチャンスが到来するようになるでしょう。
このような手がかりからつかめるレチクル座のキーワードは「planning」で、計画、戦略という意味があります。
運勢的に良いものとしては、じっくりと物事の成り行きを考える、自分の毎日の予定や一週間の予定などの計画を立てる、時間割を作りそれに即した行動をする、人の良いところを書き出してみる、客観的に自分を見つめる、何が自分の使命なのかをかんがえることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、自己主張が強くなりすぎる、感情的に物事を判断してしまう、人間関係でストレスを感じてもそれに対して対処しないこと、自分を責めすぎてしまうこと、人に対して完璧を求めてしまうことことなどが挙げられます。
恋愛面でレチクル座の良い部分を活用する方法は、相手の話をしっかりと聞いて楽しむこと、癒やし系の雰囲気を大切にすること、あまり自分から積極的にならないこと、日常生活と恋愛をりょうりつさせることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、強引な相手に惹かれてしまうこと、わがままな相手のいいなりになってしまうこと、けんかを恐れるあまりに自分の意見を言わなくなること、好きでもない相手と付き合うことなどが挙げられます。
このレチクル座生まれでなくても、このデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
私達の周りにあるあらゆる機会や器具って、昔の人が発明してくれたからこそ今はこうやって快適に過ごすことができるのね。
そういう意味では過去のあらゆるものが積み重なっていまができている。
このことにもっと感謝しないとね。
快適な暮らしができるのは、過去の遺産があるからこそ。
星座をみあげることは、過去へと思いを馳せたり、感謝をすることの大切さを教えてくれることでもあるの。