88星座のペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の特徴や探し方、神話やペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介します!
目次
ペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の基本情報と特徴
星座名 | ペガスス座 |
略符 | Peg |
ラテン語(英語・読み方) | Pegasus(ペガスス) |
意味 | ペーガソス(神話の生物) |
季節 | 秋 |
最も明るい恒星 | ガスス座ε星 |
ペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の探し方
ペガスス座は秋、南東の空に浮かぶかなり大きな星座です。
星座の形は巨大な四辺形の胴体にこころもち顎を引いた馬の頭部と前に大きく伸ばして今にも駆け出しそうとしている姿勢の前足がついています。
ペガスス座のユニークなところは星座の一部を隣のアンドロメダ座と共有しているところです。
ペガスス座のα(アルファ)星アルカブ(「乗り物」の意味だがそれが転じてラクダや馬)、β(ベータ)星シェアト、γ(ガンマ)星アルゲニブとアンドロメダ座のα(アルファ)星アルフェラッツ(「馬のヘソ」の意味)。古代アラビアでは「アル・ラス・アル・マラー・ムサルサラー」、鎖に繋がれた女性の頭と呼び、こちらの方がアンドロメダ座の星の名前としてはふさわしいのですが、今日では使われていません。
これらを結んだ巨大な四辺形がペガススの胴体になっています。
この四辺形は「ペガススの四辺形」と呼ばれており、1辺の長さが約15度もあります。ペガススの胴体に当たるこの四辺形の4つの星は最も北寄りの星が、アンドロメダ座の首星アルフェラッツと同じです。
これは20世紀前半までアルフェラッツはペガスス座のγ(ガンマ)星でもありました。
つまり一つの星が二つの星座にまたがっているという面白い組み合わせをしています。
しかしこれでは話が複雑になってしまうので、そこで1929年の国際天文学連合総会で現在のように星座の境界線が決められた際にアルフェラッツはアンドロメダ座のみに所属することになりました。
淡い星の多い秋の夜空では比較的明るい星で構成されているので目につきやすく探しやすいでしょう。
頭上のほぼ真四角の星の並びが目印になります。
明るさの揃った4つの星を見つけるといいでしょう。
また夏の大三角からもたどることができます。
またペガスス座の方向には「アインシュタインの十字架」と呼ばれている天体があります。
ペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の神話
大神ゼウスとアルゴスの女王ダナエーの子どもにペルセウスという英雄がいました。
ペルセウスと母ダナエーは、まだペルセウスが赤ちゃんのときに彼の祖父であるアルゴス王アクリシオスによって箱に位入れられ、海に流されました。
アルゴス王アクリシオスが受けた「ダナエーの産む赤ちゃんがお前をやがて殺すだろう」という予言を恐れたためにそのようにしました。
やがてダナエーとペルセウスはセリーポス島に流れ着き、そこで新たな生活を始めることになりました。
ペルセウスはすくすくと育って成人し、なんの問題の無いように見えましたが、セリーポス島の王ポリュデクテースが未だ容姿の衰えないダナエーに想いをかけ、邪魔なペルセウスをなんとかして排除しようと考えました。
そこでポリュデクテースはペルセウスに、妖怪ゴルゴーンの首をとってくるように命じました。
妖怪ゴルゴーンとは蛇の頭髪とイノシシの牙を持ち、視線を合わせたものは即座に石に変えられてしまうという恐ろしい不死身の怪物の三姉妹でした。
この怪物相手ではさすがのペルセウスも生きて帰れる見込みはあるまいとポリュデクテースは考えたのでした。
しかしペルセウスは戦女神アテナらの神々の助けを借りて、長いたびの末に妖怪ゴルゴーン三姉妹のうち、唯一不死身ではなかった末妹のメデューサを倒すことに成功しました。
この時、切り落としたメデューサの首から血が飛び散り、岩にしみこむとそこから翼を生やした天馬ペガサスが生まれました。
ペルセウスはペガサスに乗り、帰途に着きました。
途中エチオピアのクジラの怪物の生贄にされていたアンドロメダ姫を助けて、一人の子ペルセースをもうけました。
そして一年後、ペルセウスは故郷のセリーポス島でポリュデクテースに復讐を果たしました。
その後、ペガサスはメデューサの首と一緒にアテナに捧げられ、のちに詩の女神のムーサイたちに与えられることになりました。
ペガサスはムーサイたちの住むヘリコーン連山に放たれると、地面を蹴り、その蹄のあとから泉を脇立たせました。
その泉は「ヒッポクレーネー(馬の泉)」と呼ばれることになりました。
さて、べレロポーンは眉目秀麗で武術と勇気に優れたコリントスで並ぶ者がいない勇者でした。
その勇者ぶりはぺイレーネーの泉で水を飲む天馬ペガサスを女神アテナから受け取った黄金の手綱で捕らえ、乗りこなすほどでした。
さてべレロポーンがアルゴス王プロイトスのもとに身を寄せていたとき、プロイトスの妻アンテイアがべレロポーンに想いを寄せ、しきりに言いよってきました。
しかし誇り高い青年であったべレロポーンはそのような不貞の恋を激しく非難し、アンテイアの誘惑を全て跳ね除けました。
怒ったアンテイアは自分の衣服を裂き、プロイトスに「べレロポーンに襲われそうになった」とうそを告げました。
プロイトスはべれろポーンの忘恩に怒り狂いましたが、自分の客人を殺すことは道義に反するものでした。
そこでべレロポーンをアンテイアの父であるリュキア王イオバテースのもとへ、「なんとか手段を講じてこの男を始末してくれ」という手紙と一緒に送りました。
手紙を読んだリュキア王イオバテースは、べレロポーンに国を荒らしていた怪物キマイラの退治を命じました。
怪物キマイラは獅子と牝山羊の頭を持ち、口から火を吐くという恐ろしい化け物です。
これならば、べレロポーンでも叶うはずがないと思ったのでした。
しかし、べレロポーンはペガサスに乗り意気揚々と飛び出し、怪物キマイラに鉛の塊を投げつけて、あっさりと退治してしまいました。
イオバテースはそのほかにもソリュモイ人やアマゾンの女戦士族の討伐を命じましたが、べレロポーンはそれを難なくやってのけ、最後にはイオバテース自らがべレロポーンを殺すべく雇った兵士たちをも殺してしまいました。
ここにきてイオバテースもべレロポーンを只者では無いと認め、末の娘と自分の国を半分与えて大いにもてなしました。
しかしべレロポーンはこれらの成功に気を良くし、おごり高ぶってしまいました。
あるとき彼は自分こそ神々の一員になるにふさわしいと思い、ペガサスに乗って天上界へ昇ろうとしました。
しかし大神ゼウスはべレロポーンの思い上がった行為に怒りを覚え、一匹の虻を遣わせてペガサスのお尻を刺しました。
するとペガサスは途端に暴れ出し、べレロポーンを振り落としてそのまま天へと走り去って行ってしまいました。
べレロポーンはアレイオーンの野原に落ちて片足を失い、惨めな晩年を送ることになりました。
そして天上界まで走ったペガサスは大神ゼウスの雷光を運ぶ軍馬となりやがて星になりました。これがペガサス座の由来です。
ペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
2月13日の誕生日星はエニフ(Enif)で、誕生星の星座はペガスス座ε(イプシロン)星、星言葉は「精一杯の努力」、特徴は、何事も一生懸命に全力を尽くす、木を見て森を見ないところがある、自分の分相応をわきまえているという傾向があります。
2月29日の誕生日星はマタル(Matar)で、誕生星の星座はペガスス座η(エータ)星、星言葉は「恋にのめり込む集中力」、特徴は、恋愛が全ての原動力になる、常に恋愛をしていないと不安になる、情熱を注ぎ込むものがあると精神力が強くなるという傾向があります。
3月5日の誕生日星はシェアト(Scheat)で、誕生星の星座はペガスス座β(ベータ)星、星言葉は「笑顔と心の優しさ」、特徴は、笑顔に特別な魅力がある、生まれつきの優しさと穏やかさを兼ね備えている、人に流されやすいという傾向があります。
3月6日の誕生日星はマルカブ(Markab)で、誕生星の星座はペガスス座α(アルファ)星、星言葉は「直感と計画性とサクセス」、特徴は、霊的な直感能力がある、着実に努力をすることで成功をおさめる、満足のいく人生になるという傾向があります。
3月10日の誕生日星はサルム(Salm)で、誕生星の星座はペガスス座τ(タウ)星、星言葉は「高い理想に進むペガサス」、特徴は、何事も俊敏に行動する、神秘的な雰囲気を醸し出している、理想が高く努力を怠らないという傾向があります。
3月24日の誕生日星はアルゲニブ(Algenib)で、誕生星の星座はペガスス座γ(ガンマ)星、星言葉は「環境に恵まれた聡明さ」、特徴は、比較的豊かな暮らしができる、自分が望む環境を得やすい、周りのサポートが得られるという傾向があります。
ペガスス座「Pegasus(ペガスス)」の運勢
ペガスス座は36星座によるとみずがめ座の第2デークに当たり、この時期に最もペガスス座のエネルギーが強くなるので運勢に生かすと良いでしょう。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
ペガスス座はみずがめ座の第2デークにあたり、1月30日〜2月8日で、ふたご座と惑星では水星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、見たまんまの性格の人が多いでしょう。
自分で自覚している性格と人が認識している自分とのズレが少なく、わかりやすい人物で、人付き合いもそこそこにでき、悪い印象を与えることはありません。
また実務能力に長けていて、やるべきことは完璧にこなすことができるでしょう。
そのような意味では自分から想像し、パイオニア的に何かを作り出すよりは、与えられたものを完璧にしたり、さらに良いものにするという働きをする方が結果として良いものになります。
また自分に対する理想や願望がそれほど強くない特徴もあります。
どちらかといえば天の馬ペガサスのようにもともと優れた資質を持っていますので、がむしゃらになって何かを得ようとすることを意識しなくてもいいのです。
そのためにあまり欲がなく、それに縛られるということも少なく、バランスのとれた方向に進んでいくことができます。
ペガスス座のキーワードは「confidence」で自信、信頼、信用、確信という意味があります。
ペガスス座の場合もともとこれらは努力の上に得るものではなく、すでに先天的に持っているものです。
それは無意識的に所有していますが、いかに自覚をしていくかが課題になるでしょう。
運勢的に良いものとしては、自分に自信を持つこと、迷いがあれば早めに選択をすること、直感に従った行動をすること、マイペースでいることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、ベタベタした依存的な人間関係になること、慣習に縛られること、空想に浸りすぎることなどが挙げられます。
恋愛面でペガスス座を活用する方法は、少しレベルの高い相手との恋愛をすること、相手から謙虚に学ぶ姿勢を持つこと、シンプルな日常生活を楽しむことなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、派手に着飾ること、見栄を張ること、相手を見下すような発言をすることなどが挙げられます。
このみずがめ座の第2デーク以外の生まれの人でも、これらのことに注目していれば自然とペガスス座のエネルギーを得ることになります。
このデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
そんなペガサスのような魅力を兼ね備えているのよ。だけどすぐにはそれに気づかないかも。
気づく努力をすることでもっと自信が持てるようになるわ。