88星座のとびうお座「Volans(ボランス)」の特徴や探し方、神話やとびうお座「Volans(ボランス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
とびうお座「Volans(ボランス)」の基本情報と特徴
星座名 | とびうお座 |
略符 | Vol |
ラテン語(英語・読み方) | Volans (ボランス) |
意味 | トビウオ |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | とびうお座γ(ガンマ)星 |
とびうお座「Volans(ボランス)」の探し方
とびうお座「Volans(ボランス)」は、大航海時代の船乗りたちがトビウオの大群が海面を勢いよく飛ぶ姿を人々に伝えた話から星座になったと言われています。
とびうお座は天の南極近くに位置し、アルゴ号座の南、りゅうこつ座のそばにある小さな星座です。
日本からでは地平線より上に出ないため、見ることはできません。
南天の星座ですが、季節としては春の星座に分類されます。
星座の形は涙の雫の形をした胴体に頭が一本飛び出したまるで洋梨のような形で、りゅうこつ座の一部に突き刺さるような姿で描かれています。
平たい三角形がトビウオの胴体を表し、その一角から三本の線が伸びていて、これはトビウオの長い胴体と尾びれを表しています。
4等星以下の星しかないためにかなり地味な印象の星座です。
星図では、名前の通り、翼を広げたトビウオとして描かれ、ちょうどアルゴ号座のそばを飛んでいるように見えるでしょう。
すぐ隣にかじき座があることから、まさにこの一帯は空の海といった風情になっています。
この星座はドイツの天文学者のヨハン・バイエルが設定したものです。
初めて星図に記した時の名前は「Piscis Volans」となっていましたが、のちに「魚」を意味する「Piscis」が省略され、「Volans」となりました。
とびうお座の周りに位置する星座は北にりゅうこつ座、とも座、がか座などがあり、東にはほ座やらしんばん座を見ることができます。
西には大マゼラン雲があり、その向こうにはレチクル座やかじき座があります。
南にはカメレオン座やはちぶんぎ座、ふうちょう座という南天の星座に囲まれたところに位置しています。
探し方は大マゼラン雲とニセ十字との間を探しましょう。
大マゼラン雲の輝きは淡いので周囲に明かりがない場所で探すと見つけやすいでしょう。
またりゅうこつ座には1等星のカノープスがあるのでそれを目印に辿っていく探し方もあります。
とびうお座「Volans(ボランス)」の神話
とびうお座「Volans(ボランス)」は16世紀以降に新しく設定された星座なので、神話や伝説などは伝わっていません。
最初の観測者はフレデリック・デ・ハウトマンとペーテル・ケイザーでしたが、天文学者のヨハン・バイエルが星図「ウラノメトリア」を発刊したことで広く知られるようになりました。
当時は大航海時代で船乗りたちは時々海の上をぴょんと跳ねるトビウオを目にしていましたが、その様子がとてもめずらしかったのでその姿を星座にしたと考えられています。
とびうお座「Volans(ボランス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
7月9日の誕生日星はデルタ・ヴォランティス(δVolantis)で、誕生星の星座はとびうお座δ(デルタ)星、星言葉は「妥協しない信念」、特徴は、頑張りすぎなくらい努力する、経験が強さとなっていく、人のことをあまり気にしないという傾向があります。
7月16日の誕生日星はゼータ・ヴォランティス(ζVolantis)で、誕生星の星座はとびうお座ζ(ゼータ)星、星言葉は「密度の濃い計画性」、特徴は、何事もきっちりと計画を立てる、計画通りにいかないと不機嫌になる、心の中にはいつも不安を抱えているという傾向があります。
7月27日の誕生日星はベータ・ヴォランティス(βVolantis)で、誕生星の星座はとびうお座β(ベータ)星、星言葉は「けなげさと独立志向」、特徴は、ひたむきに努力する、自立心が強い、人に雇用されるのが好きではないという傾向があります。
とびうお座「Volans(ボランス)」の運勢
とびうお座「Volans(ボランス)」座は比較的歴史が新しい星座であり、また神話などもない星座です。
そのためとびうお座を守護星を持つ人の36星座の運勢などを中心に運勢解釈を展開させていきます。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
最初にとびうお座の守護が最も強くなる7月9日はかに座の第2デークにあたり、うみへび座の影響を受けていて、期間は7月1日〜7月11日で、さらにさそり座と惑星では冥王星の影響が最も強いとされています。
したがって7月9日のとびうお座の守護に生まれている人は、さそり座と冥王星の影響も入るので、かに座の影響を受けていても感情に溺れてしまうことはあまりありません。
とても頭の回転が早く、冷静に物事を見て、深い洞察力を持って判断する力があります。
また単に合理性を求めたり、頭だけの理屈に陥ることがなく、直感や感性、多くの知識などをもとに色々な判断をすることができます。
またこれまでの人生での色々な経験が余すところなく力になっているので、かなり生きる知恵や働くスキルなどを持っています。
例えば人生の過去の失敗などはどちらかというとあまり振り返りたくはないもので、きちんと見つめようとしないものですが、この日生まれの人はきちんとそれに向き合い見つめることで、より良い方向に向かう努力を惜しみません。
失敗に関してはなぜそうなったのかということをあらゆる方向から分析することができます。
ともすると、自分の弱さに直面することもありますが、それを決して恐れません。
自分を良い方向に変化させていくためには、自分の欠点や弱点などをしらなれば変わることができないということを理解しているのです。
また非常に繊細で愛情深い気質を持っているので、バリバリと行動して頭脳を働かせているときでさえ、クールな印象を与えることはありません。
自然と人間味のある温かさが前面に押し出されるので、人をホッとさせる魅力に溢れているのです。
またどちらかというとマイペースで気ままなところがあります。
周りに合わせることは簡単にできるのですが、あえて周りと違う行動を取りたいということもあります。
しかしこれは自分が注目されたいというのではなく、あくまでも影でひっそりとしているのが好きなのです。
まるで岩場に隠れるようなカニを想像すればよくその性質が理解できるでしょう。
自分らしさを見せることに抵抗はありませんが、何事も自分のペースで行いたいと思っていて、それを乱されると警戒心やストレスが強くなります。
次にとびうお座の守護が最も強くなる7月16日はかに座の第3デークにあたり、カメレオン座の影響を受けていて、期間は7月11日〜7月22日でさらにうお座と惑星では海王星の影響が最も強いとされています。
したがって7月16日のとびうお座の守護に生まれている人は、時期もだんだんしし座の支配に近づいているのでかに座の穏やかさを持ちながらもしし座のアクティブさも兼ね備えています。
また水の星座では特にうお座の影響や惑星では海王星の影響も入るので、行動的ですがミステリアスな雰囲気もあり、一言で言い表せないほどの複合的な性質を持っています。
まるでカメレオンがその周囲の色合いに自分の体の色を変えてしまうように、自分を変化させることに抵抗がありません。
それは時として周りをあっと驚かせるような時もあるでしょう。
また性格的には非常にタフで忍耐強さを持っていて、ちょっとやそっとのことでは根を上げてしまうことはありません。
また諦めるのは簡単ですが、次にチャンスがいつやってくるかわからないので、目の前にあるものに関しては100%の力を尽くそうとするのです。
また一見するとおとなしく見えますが、行動するとパワフルで人目をひき、不思議なオーラを醸し出しています。
イメージ的にはクラスでおとなしい印象の子がいたとして、実は趣味ではダンスを習っていて、目が飛び出るほど上手いというように、特別なスキルを持っていて自然と周りを惹きつけて「もっと知りたい」と思わせるようなものがあります。
いわゆるギャップがありますがそれが魅力を形作っていると言えるでしょう。
シンプルな性格ですが複雑で神秘的な印象を与えたり、おとなしそうに見えて活発だったり、優しいけれどとてもシャープさがあるなど、予測不可能さが人の興味を掻き立てるのです。
この性格を自分が理解できれば、さらに飛躍していくでしょう。
最後にとびうお座の守護が最も強くなる7月27日はしし座の第1デークにあたり、コップ座の影響を受けていて、期間は7月23日〜7月31日で、惑星では太陽の影響が最も強いとされています。
従って7月27日のとびうお座の守護に生まれている人は、純粋なしし座の強い影響を受け、さらに万物を生かす力のある太陽の影響を受けています。
注目されたり目立つことが好きで、そうされていると体の内側から力が沸き起こってきます。
とても明るく、ポジティブ思考で、持ち前の陽気さとエネルギーで周りの人を巻き込んでいくでしょう。
またとても自分に自信を持っていてワイルドさがありますが、それが実際の年齢よりも若く見せています。
それは時として少し子どもっぽさを兼ね備えていて、自分の思い通りにいかないとその感情が表情や態度にもろに表れてしまう場合もあります。
特に批評されてしまうと自分のプライドが傷ついてしまい、過剰に反応してしまうところもあります。
自信があるように見えてとてもナイーブで傷つきやすい面もあります。
また正直さがあるので、つい思ったことを口にしてしまうところもあるでしょう。
嘘がつけない性格ですがそれが災いしてトラブルを招いてしまうことも。
自分自身をコントロールしてどこにフォーカスを当てながら進んでいくかという計画性を持つとまさに鬼に金棒になるでしょう。
このような手がかりからつかめるとびうお座のキーワードは「activity」で、活動、飛躍、活躍、動きという意味があります。
まさに大海原を飛躍するトビウオのようにイキイキと人生を輝かせていくことに使命があります。
運勢的に良いものとしては、褒められたら素直に喜ぶこと、集中力を高めて100%の力を発揮できるように自分をコントロールすること、良い意味で自分の個性と存在を信じることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、卑下してしまうこと、批評や批判を真っ向から受け止めてしまうこと、自分から心配のタネを作ること、やる気がなくなってしまうことなどが挙げられます。
恋愛面でとびうお座の良い部分を活用する方法は、積極的に相手との接点を見つけること、好きなものは好きという気持ちで行動すること、自分のペースに相手を巻き込むことなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、嫉妬深くなること、だれかと比べて自分が劣っていると感じること、自分勝手さを個性と勘違いすることなどが挙げられます。
このとびうお座生まれでなくてもこれらのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
実際のトビウオを見たことがあるかしら、何十メートルも海の上を飛ぶことができるのよ。
きっと、魚なのか鳥なのかわからない姿に昔の人は大きなロマンを抱いたのね。