88星座のしし座「Leo(レオ)」の特徴や探し方、神話やしし座「Leo(レオ)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
しし座「Leo(レオ)」の基本情報と特徴
星座名 | しし座 |
略符 | Leo |
ラテン語(英語・読み方) | Leo (レオ) |
意味 | ライオン |
季節 | 春 |
最も明るい恒星 | レグルス |
しし座「Leo(レオ)」の探し方
しし座は春のころに南の空に見られる星座です。
黄道12星座の第5番目に当たります。
しし座の姿は百獣の王と言われるにふさわしく、中天に優雅に寝そべっている獅子の姿で描かれています。
しし座を構成する星も1等星レグルス(「小天」の意味を持ち、命名はかの有名な地動説を唱えたコペルニクスです)をはじめ、明るい星が多数あります。
またちょうど獅子の頭の部分の7つの星をつなぐとレグルスを下の点とした裏向きの「?(クエスチョン)」マークのような形になります。
この部分を「獅子の大鎌」といい、英語で「The Sickle」と言えばしし座の代名詞になります。
日本ではこの部分を指して「樋(とい)かけ星」と呼び、雨どいを支える金具の形に見立てています。
探し方は、クエスチョンマークを逆さにしたような「獅子の大鎌」を探しましょう。
ちょうど一等星レグルスは逆さにしたクエスチョンマークの下部にあります。
しし座の尾に当たる場所には2等星デネボラがあり、うしかい座の1等星アーティクルスとおとめ座の一等星スピカと「春の大三角」を形作っています。
初春の宵のころは東から昇り、獅子が勇ましく駆け上がるように見え、夏の宵のころには西に沈むころは、獅子が退治されこそこそと地平線に沈んでいくように見られます。
また「しし座流星群」も有名で、毎年決まった時期に同じ星座の方向から四方八方に流星が流れる現象が起こります。
しし座流星群は11月17日から19日ごろがピークで、しし座の方向から1時間に数個から数十個以上の流れ星を見ることもできます。
過去にはなんと1時間に1万個以上も現れたという記録もあります。
しし座「Leo(レオ)」の神話
ギリシア最大の英雄ヘラクレスは大神ゼウスとミュケーナイの王女アルクメネーの間にできた子どもでしたが、大神ゼウスの浮気にくわえて、英雄ヘラクレスがひどく優秀な子どもだったので大神ゼウスの妻であるへーラーはとてもヘラクレスを憎んでいました。
英雄ヘラクレスはアンピトリュオーンからは戦車を駆る術、アウトリュコスからはレスリング、エウリュトスからは弓術を学び、それらをものにしましたが、ただひとつ音楽の才能だけは恵まれていませんでした。
英雄ヘラクレスに弾琴を教えたのは、かの有名な詩人のオルフェウスの弟といわれているリノスでしたが、英雄ヘラクレスのあまりに物覚えが悪いのに腹を立てて殴ったところ、英雄ヘラクレスは琴でリノスを殴り返して殺してしまいました。
アンピトリュオーンはそのような騒ぎを再び繰り返さないために英雄ヘラクレスをキタイロンの山の中の牧場に送り込みました。
そこで英雄ヘラクレスは羊飼いをしながらすくすくと育ちました。
やがて成人した英雄ヘラクレスは、並外れた体躯と力を持つ青年になりました。
19歳のころには山の中に住んで家畜や人を襲っていた獅子を退治し、その皮を剥いで頭の部分の兜にして被っていました。
武勇に優れた英雄ヘラクレスは当時オルコメノス国に隷属していたテーバイの国の民衆を率いてオルコメノス国と闘い、この国を打ち負かしました。
この功績によって、テーバイ国の王女メガラを妻に与えられ、英雄ヘラクレスは幸せに暮らしていました。
しかし英雄ヘラクレスを憎む大神ゼウスの妻へーラーは陰謀をめぐらし、狂気の女神をつかわせて英雄ヘラクレスに狂気を取り憑かせ、妻メガラとその間にできた子ども三人を英雄ヘラクレス自身の手で殺させてしまいました。
正気に戻ったヘラクレスはその罪を償うために、神託によってティーリューンスの王エウリュステウスのもとで10の難行を成し遂げなければなりませんでした。
しかし卑劣で臆病者の王だったエウリュステウスは英雄であるヘラクレスを恐れており、難行にかこつけて英雄ヘラクレスを殺してしまおうと考えていました。
そこでまず彼に命じたのが、ネメアの森に住む大獅子を退治せよというものでした。
英雄ヘラクレスはその命令に従い、弓と棍棒を持ってネメアの森に出かけていきました。
そして英雄ヘラクレスは大獅子と対峙しました。
しかしこの獅子はただの獅子ではなく、怪物エキドナとテュフォンの生んだ獅子で、不死身の身体を持っていました。
一説には、この大獅子は一つの胴体に3つの上半身と下半身を持つ巨人の怪物ゲリュオンの飼っていた猛犬オルトロスの兄弟だったとも言われています。
英雄ヘラクレスははじめ弓を打ちましたが大獅子にはまるでこたえませんでした。
そこで英雄ヘラクレスは棍棒を振るい、大獅子を追い立てました。
そして洞窟の中に閉じ込めるとその中に入って出口を塞ぎ、獅子の首を素手で絞め落としました。
英雄ヘラクレスは倒した大獅子の皮を剥ぎ、頭にかぶってエウリュステウス王の元へ持ち帰りました。
こうして第一の難行は果たされました。
のちに英雄ヘラクレスがケンタウロスのネッソスの呪いによって火の中に身を投げて死んだ時、この獅子も共に天に昇ってしし座になったと言われています。
なお、大獅子の皮をかぶった英雄ヘラクレスの姿を見たエウリュステウス王は本気で英雄ヘラクレスのことを恐れるようになり、それ以降、英雄ヘラクレスが街の中に入ることを許さず、英雄ヘラクレスが戻ってくる噂を聞くたびに地面に埋めた大きな青銅の瓶の中に隠れていたそうです。
また、この大獅子の皮はその後、常に英雄ヘラクレスのシンボルともなっています。
しし座「Leo(レオ)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
8月16日の誕生日星はラス・エラセド(Ras Elased Austr.)で、誕生星の星座はしし座ε(イプシロン)星、星言葉は「冒険に挑む正義感」、特徴は、英雄思考が高い、冒険心がある、正義感が強いという傾向があります。
8月19日の誕生日星はラサラス(Rasalas)で、誕生星の星座はしし座μ(ミュー)星、星言葉は「夢と恋と成功と失敗」、特徴は、試練に遭いやすい、妨害を受けることがある、挑戦する力を持っているという傾向があります。
8月21日の誕生日星はパイ・レオニス(π Leonis)で、誕生星の星座はしし座π(パイ)星、星言葉は「スマートな心の身のこなし」、特徴は、快楽を追い求める、刹那主義が強い、楽天的でその場しのぎの行動になりやすいという傾向があります。
8月23日の誕生日星はレグレス(Regulus)で、誕生星の星座はしし座α(アルファ)星、星言葉は「社会意識を持った向上心」、特徴は、社会貢献することに存在意義を感じる、自己犠牲の精神を持ちやすい、英雄的な思考を持つという傾向があります。
8月25日の誕生日星はアダフェラ(Adhafera)で、誕生星の星座はしし座ξ(クシー)星、星言葉は「頼りにされるプライド」、特徴は、自己犠牲の精神を持ちやすい、奉仕精神に満たされる、医師が強いという傾向があります。
8月26日の誕生日星はアルゲイバ(Algeiba)で誕生星の星座はしし座γ(ガンマ)星、星言葉は「理想と自由への願望」、特徴は、理想を追い求める力がある、潔癖主義的な精神を持っている、個人主義を重んじるという傾向があります。
8月29日の誕生日星はロー・レオニス(ρLeonis)で、誕生星の星座はしし座ρ(ロー)星、星言葉は「情に厚く懐古趣味」、特徴は、自己防衛本能が強い、しつけが得意、伝統を重んじるという傾向があります。
9月10日の誕生日星はゾズマ(Zosma)で、誕生星の星座はしし座δ(デルタ)星、星言葉は「鋭いセンスと直感」、特徴は、並外れた直感力を持っている、ひらめきが優れている、気まぐれな態度と行動を取りやすいとい傾向があります。
9月14日の誕生日星はタウ・レオニス(τLeonis)で、誕生星の星座はしし座τ(タウ)星、星言葉は「理想を秘めた野心」、特徴は、地位を求める、責任感が強い、名誉を重んじやすい、全体主義的な物の見方をするという傾向があります。
9月16日の誕生日星はユプシロン・レオニス(υLeonis)で、誕生星の星座はしし座υ(ユプシロン)星、星言葉は「愛される天真爛漫」、特徴は、幼子のような純粋性を持っている、正義感が強い、潔癖主義的なところがあるという傾向があります。
9月20日の誕生日星はデネボラ(Denebold)で、誕生星の星座はしし座β(ベータ)星、星言葉は「信念を突き通す精神」、特徴は、決断力に優れている、改革精神が強い、本質を見極める鋭い視点を持っているという傾向があります。
しし座「Leo(レオ)」の運勢
しし座は36星座によると3つの星座を有します。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
しし座に含まれる3つの星座のうち第一デークに当たるのは、コップ座で7月23日〜7月31日で太陽の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、しし座の情熱と意志もありながら、物静かな面もあり、かといって暗い感じにならずに上手に人との関係を築くことができます。
かなりのマイペースであまり人への意識を向けることは少ないかもしれません。
「唯我独尊」という言葉がしっくりきます。
しし座の第2デークに当たるのはケンタウロス座で8月1日〜8月11日までです。
本来の明るく正義感が強いしし座の要素にプラスして幸運の星と言われる木星の影響を受けます。
さらにそこに射手座の影響もあるので、しし座の強い情熱を持ちながらも思慮深い知性を兼ね備えたまさに文武両道タイプで非常にバランスを持っていますが、少し自己嫌悪になりやすいナイーブさも持っています。
しし座の第3デークはからす座で8月12日〜8月23日の期間です。
しし座の要素に同じ火の星座である牡羊座の要素と情熱の惑星である火星の影響を受け、かなりの行動力と積極性があり、少し攻撃的になりやすい傾向もあります。
全体的にしし座は「火」のエレメントを持ち、直感や精神力に優れています。
非常にアグレッシブで情熱的、リーダー気質があり、創造性が高く自由性を重んじますが、少しプライドが高く自己意識ゆえに見栄っ張りになってしまう傾向もあり、力と権力に弱いというところもあります。
恋愛でも華々しくドラマティックな傾向が強いので、あらゆる恋愛を経験した上で、最上の幸せである結婚を掴み取ることもできます。
このしし座生まれでなくてもこれらのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
精神力や体力など他の人より恵まれているのよ
そして人生であらゆることを経験することも多いわね。
それはいいこともそうではないこともあるけど、それを糧にして飛躍できる素晴らしい素質を持っているわ?
しし座はあまり自己嫌悪に陥らないほうが幸せになれるとおもう。
過剰な自信を持つことには注意が必要だけど、自己を否定したり卑下すると途端に力が弱くなってしまうから、もっと自信を持っていいと思うわ?
その方が人生のあらゆる幸せを手に入れることができるはずよ?