88星座のコンパス座「Circinus(キルキヌス)」の特徴や探し方、神話やコンパス座「Circinus(キルキヌス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」の基本情報と特徴
星座名 | コンパス座 |
略符 | Cir |
ラテン語(英語・読み方) | Circinis(キルキヌス) |
意味 | 製図用のディバイダ |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | コンパス座α星 |
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」の探し方
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」はおおかみ座、ケンタウルス座の南に位置する小さな星座です。
日本からではまったく見ることができません。
季節としては夏の星座に分類されます。
星座の形は細い逆V字型をしています。
星座を構成する星はVの頂点に当たるα(アルファ)星が3等、他は4等星以下の星です。
コンパス座には明るい星がないので見所が少ないのですが、記録では最古と言われる超新星RCW86の残骸SN185が輝いています。
このSN185は暗いため、肉眼では見ることはできませんが、この星の存在がコンパス座を有名にしています。
星図ではその名の通り、筆記用具のコンパスとして描かれています。
星座の中では形と名前が一致する良い例といえるでしょう。ちなみに方位磁石を意味するコンパスではありません。
コンパス座の隣にはじょうぎ座があります。
ともに作図では必要な筆記用具ではありますが、それ以外にも観測用具、航法用具として重要な二つの器具がここに並べられているのは偶然ではありません。
コンパス座を設定した18世紀のフランスの天文学者ニコラス・ド・ラカーイユは星図に化学実験器具の名前を冠したことで有名ですが、彼もこれらの道具には大変お世話になったのではないかと思われます。
探し方は、天の川の中の細長いV字型の星の並びを探しましょう。
明るい天の川に埋れて少し見つけにくいかもしれませんが、ケンタウルス座の1等星リギル・ケンタウルスのすぐ近くにあります。
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」の神話
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」は18世紀に作られた星座のため、この星座にまつわる神話などはありません。
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
しかし、コンパス座は誕生日星の設定はありません。
コンパス座「Circinus(キルキヌス)」の運勢
コンパス座は比較的歴史が新しい星座であり、また神話などもないために12星座や36星座、誕生日星にも描かれることがない星座です。
そのため、コンパス座がぴったりに南中する6月30日頃の運勢を中心に運勢解釈を展開させていきます。
南中とは、観測地点で太陽が真南になることを表します。
他の言い方では子午線(しごせん)通過とも言います。
南中は天体が天頂のちょうど南側で子午線常にくることを表します。
太陽が真南にきたときの時刻を南中時刻、そのときの太陽の高さを南中高度と呼びます。
南中する日や南中高度はそれぞれ星座によって異なります。
通常、星占いではテレビや雑誌などで一番有名なのは12星座占いで、さらにそれを詳しくしたのが36星座占いです。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
また誕生日星は366日それぞれに星座が当てはめられていますが、残念ながらコンパス座の設定はありません。
従ってコンパス座が南中する6月30日、南中高度63度のときの運勢を見ていきましょう。
その時にコンパス座が一番よく見え、またエネルギーも強いと考えられるからです。
36星座によると6月30日はかに座の第1デークに当たるこいぬ座の支配を受けています。
期間は6月22日〜6月30日で、惑星では月の影響を受けています。
この時期に最も影響がいられています。
こいぬ座は古くからある星座で、冬の大三角形の一つである1等星プロキオンを持っています。
こいぬ座はかに座の最初のデークに当たる星座なので、とても純粋にかに座の性質が強化されています。
特にこの時期に生まれている人は人当たりがよく、12星座や36星座の中でも随一と言っても過言ではありません。
誰にでも親切で柔和で分け隔てをすることがないので、人に良い印象を与えます。
平和主義で争いごとが嫌いなので、周りに衝突が起きないように常に周りに気を配っています。
また苦手な人でも避けることはなく、きちんと丁寧に接します。
悪い面よりも良い面を意識的に探していくことができます。
とても献身的で自分を優先するよりも他者を優先するということが自然にできるので、誰からも好かれますが、その分無意識でストレスを抱えてしまう場合も多いでしょう。
例えば、集団で集まっているときに、一人だけぽつんとしている人がいれば、一番最初に話しかけたり、その人が自然な形で輪の中に入れるようにそっと手助けをし、その人に意見を尋ねたり、全員で話せる話題にさりげなく切り替えたり、仲間外れにならないように気遣いをしますが、これ見よがしにするのではなく、誰にも気づかれないようにそれをするのはかなり神経を張り巡らせていなければできることではありません。
そのような人あたりの良さで仕事やプライベートにかかわらず、誰からも愛されるような存在です。特に性質的には見守ることや受け入れる力があります。
どのような状況でもすぐに行動をするのではなく、まず見守ること、どうなるか様子を見ることをしますので、印象としては活発に行動するタイプではありません。
しかし、見守ることができる人というのは基本的に強さを持っています。
じっとその場に佇むこと、あるいは誰かに寄り添うことというのは、実は行動することよりも難しいのです。
たとえ、目を背けたくなるような状況に関しても逃げずにその場に留まることは内面的な強さがなければすることができません。
また寄り添うということに関しても、自分が積極的にその人のために何かをしてあげることではなく、その人がその人の力で行動を起こしていけるようにすることが第一です。
そこに良し悪しというものはなく、その人の意思で決断したことを尊重する立場を取ることができます。
大概の場合は、「こうしてくれたらいいのに」というような自分の思いが入りやすくなります。
しかしそれをせずにその人が何を判断したとしてもそれを受け入れるということができるのです。
これは本当に内面の強さがなければ簡単にできることではありません。
自分がリーダーとなって周りをグイグイ引っ張っていくタイプではありませんが、静かに暖かく見守り、いざという時には一番の味方になり、支えになることができるタイプです。
そのような気質があるので、自然と母性を感じさせ、人に温かい印象を与えるので「癒し系」と言われる場合も多いでしょう。
そのような存在でいることは、周りの人に精神的な安らぎを与え、もっと頑張ろうという気持ちが立ち起こります。
この時期に生まれている人本人もだれかに頼られることや誰かの支えになることに大きな満足感を得るので、大きな愛情を注ぐことができます。
しかしその優しさや温かさが逆に利用されてしまう場合もあります。
受け入れる力を持っている人の周りにはそれに惹かれて依存傾向のある人が集まりやすく、また何をしても許されるというような甘えの気持ちをわき起こさせてしまう場合もあります。
もし恋愛などでうまくいかないことがあれば、少し自分の言動を振り替えり、依存関係を作っていないかどうか、相手が甘えていないかどうかを確認する必要があるでしょう。
情が深ければ深いほど、それを試そうとするようなタイプもおり、献身的な愛情を受けつつも、これでもかとさらに強い要求をしてくる相手や、コロコロと態度を変えてこちらの感情を揺るがせ続けるような相手には注意が必要です。
相手を思いやる気持ちが強すぎてしまい、ついつい自分よりも相手を優先することが多くなりますが、きちんと自分で限界を見つめ、これ以上はダメというラインを決めておかなければなりません。
自分を捧げることと自分を守ることのバランスが整えられてこそ、素晴らしい関係が形成できるということを理解する必要もあるでしょう。
無意味に傷ついてしまうと立ち直るのに時間を要しますし、簡単に心の傷は消せるものでもありません。
また「自分がおかしいのではないか」と思いすぎないように心がける必要もあります。
それが裏目に出てしまうと自分と他者とを比べて嫉妬する気持ちも起こりやすくなります。
無意識的にも周囲に合わせて我慢してしまうことが多いので、周りからの批判などを気にせずに自由に振る舞う人や自分らしく生きている人を見ると「わたしはあんな風になれない」という劣等感を抱きやすいので注意が必要です。
人は人、自分は自分ということを意識し、しっかりと線引きをすることができれば気持ち的にも余裕が生まれ、自分では気づいていない自分の長所にも気がつくことができるでしょう。
また安定感を求める傾向にあるので、新しい環境や変化などに弱い傾向があります。
組織や集団が常に円滑に回るように自分を犠牲にしてしまうこともあるので、ガラリと環境や状況が変化することでこれまでの積み重ねが奪われたように感じてしまい、またゼロから構築しなければならないと必要以上に気が重くなってしまう場合もあります。
また変化を拒んでしまう傾向もあるので、どちらかというと保守的になってしまう場合もあるでしょう。
そのような自分のもともと持っている気質を理解することができれば、たとえマイナス面があったとしてもそれを自分なりに受け止めることで良い解決策が生まれます。
またこの時期に生まれている人は特に「育てる」ということに適性があります。
偏見を抱くことがなく、誰にでも公平に接することができるので、上の立場になったとしても偉ぶることなく常に相手の状況に寄り添うことができます。
また教えてもらう側も安心して心を開いて習うことができるので、どんどん力をつけていくでしょう。
どんなに成長が遅く、手がかかるとしても懇切丁寧に教えることができるので、人材を育成する力に長けています。
それが人でないにしても、動物なども芸を仕込んだりしつけをするのがとても上手です。
このような手がかりからつかめるコンパス座のキーワードは「fluid」で、液体、流れるような滑らかさいう意味があります。
まるでコンパスで描く曲線のような滑らかなさがキーワードになっていますが、この時期に生まれいる人の性格にも通じています。
運勢的に良いものとしては、柔軟な姿勢を心がけること、じっくりと様子を見ること、決断を焦らないこと、なんとかなるさを楽天的に考えることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、人の意見に左右されること、依存関係をよしとすること、保守的になりすぎること、変化を拒んでしまうこと、インドアになりやすいことなどが挙げられます。
恋愛面でコンパス座の良い部分を活用する方法は、適度に相手に合わせること、相手の不満をさらりと受け流すこと、相手の要望に応えることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、ドロドロした感情になりやすいこと、嫉妬深くなること、相手の過去の恋愛や結婚にとらわれてしまうことなどが挙げられます。
この時期の生まれでなくてもこのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。