
スピリチュアルにおいて、“執着”は手放すべき存在だといわれています。
執着を手放すことで新しいものが入ってくる、執着を手放すことで魂が成長し、もう1段階上のレベルの自分になれるなどとされており、幸運を引き寄せるともいわれているのです。
今回は、執着を手放すとスピリチュアル的にどのような効果があるのかについて、説明していきたいと思います。
執着を手放すための方法についても併せて説明しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
執着を手放すとは?スピリチュアルな意味
まずは、執着を手放すということが、スピリチュアル的にはどのようなことなのかについて知っていきましょう。
ここでは執着を手放すことのスピリチュアルな意味、そして執着を手放すことであなた自身に起こる変化について説明していきます。
固定観念から解放されて自由になる
あなた自身が持っている執着は、これまでの人生の中で自分の中に知識や経験とともに根付いた固定観念や古い考えです。
古いものを手放して新しいものを取り入れようとすることは自分の中の凝り固まった固定観念を払拭し、これまで以上に視野を広げることへつながっていきます。
ずっと存在していた固定観念、古い考えを手放すことは、これまで培ってきた自分という人間を手放すことに感じられてしまう人もいるかもしれません。
しかし決してそうではなく、それらの考えがあなたの中に生まれる前から出来上がっていた自分らしさを取り戻すことにつながる
という考えを持つようにしましょう。
ネガティブな感情から解放される
執着は人が持っているネガティブな感情から生まれるものです。
そして、一度生まれた執着はネガティブな感情を生み出し続けることとなります。
嫉妬などの妬みや恨み、そして自分を否定する感情なども、執着から生まれ、自分の心の中にどんどん広まっていってしまうようになるのです。
そんな執着を手放すことができれば、ネガティブな感情を手放し、ネガティブな感情から解放された毎日を送ることができるようになっていきます。
ネガティブな感情と縁を切りたい、ポジティブな感情を持って毎日を生きていきたいと思っているのであれば、執着はすぐに手放すべきなのです。
ありのままを受け入れられるようになる
執着するということは、何かに対して常に期待したり、望んだりしている状態が続くことでもあります。
執着し、何かに期待して「こうなればいいのに」と感じたり、人に対して執着することで「こうしてほしいのに」と常に期待ばかりしてしまうと、思うようにいかなかったときにネガティブな感情が生まれることになってしまうのです。
期待を手放すことを意識すると、自然と執着も手放すことができるようになっていき、自分を取り巻く環境で起こっていることに対して“コントロールしよう”と思わないようにすることで、自然とありのままの状態を受け入れることができるようになります。
そうなれば、穏やかな心で過ごすことができ、周囲とも調和を保つことができるようになるでしょう。
執着を手放すことで起こるスピリチュアルな効果
執着を手放すことは決して簡単なことではありません。
しかし、その難しさを乗り越えて執着を手放すことができれば、さまざまなスピリチュアル効果を得ることができるといわれています。
ここでは、執着を手放すことでどのようなスピリチュアル効果があるのかについて説明していきましょう。
波動が上がり幸運を引き寄せる
人はひとつを手放すと新しいものをひとつ得ることができるものです。
執着は手放すべき不要なものなので、その不要な執着を手放すことでまず自分の中に新しいものが入り込む隙間ができると考えてください。
執着という自分にとってマイナスのものを手放すことで魂の波動が上がり、高まった波動が幸せを引き寄せることができるようになります。
このように執着を手放すと幸せなこと、素敵なことが入ってくるようになるのです。
叶わなかった望みが叶う
執着しているときには、執着から生まれるネガティブな感情で自分の内面がいっぱいになってしまっています。
しかし、執着を手放すことができると内面にスペースができ、これまで叶うことがなかった望みが叶うようになることもあるのです。
これは、執着してるときにはその望みが叶うこと自体に執着してしまっているため、なかなか思うように進まなくなってしまうのが原因で、執着を手放すことで自然と望みを叶えることだけに集中でき、周囲に嫉妬したり焦ったりすることもなくなるので願いがスムーズに叶うようになるのだといえるでしょう。
周りにある幸せに気がつくようになる
執着を手放すと、人に対するネガティブな感情も消えていくため、自分の周りにたくさん存在している小さな幸せや、周囲の人から自分に注がれている優しさに気づけるようになっていきます。
妬みや恨む気持ち、僻む気持ちも執着とともに消えているので、そういった優しさも素直に受け取ることができ、感謝の気持ちを持つこともできるようになるのです。
感謝の気持ちを持って周りに接することができる中で、今度は自分から周囲に幸せな気持ちが広がっていくようになり、幸せの輪、感謝の輪がどんどん大きくなっていくようになります。
飢餓感がなくなり満たされていると感じる
物や人に執着していると、どうしても物欲が強くなったり、承認欲求が強くなってしまうものです。
これは、認められたいという気持ちや、もっと自分を素敵に見せたいなど、誰かと自分を比較したときに自分が劣っていると感じて焦燥感に駆られている際に生まれる感情であり、物や人に執着してしまっていると、それらの感情はどんどん強くなっていきます。
しかし、執着を手放すことができると、自然に物欲も承認欲求もなくなっていき、何も買わなくても、誰かに褒められることがなくても、今の状況で十分に自分が満たされていると感じるようになっていくのです。
直感力が高まる
執着を手放すことは、自分の中に存在している余計な感情をひとつ手放すことでもあります。
執着を手放すと波動が高まるため、スピリチュアル性が高まるようになっていくのです。
スピリチュアル性が高まると、今度は自分自身の直感力が高まっていくことになります。
直感力が高まると、自然と正しい道を選択することができるようになり、自分の望みを叶えたり、周囲の人の力になるのに役立つようになっていくでしょう。
他人と自分を比べなくなる
執着を手放すと、他人と自分を比べることがなくなります。
誰かより優れた存在でありたい、誰かよりも成功したいと、人に執着し、結果的に自分を追い詰めてしまうことになるのが執着の怖いところですが、その執着を手放すことができれば、まず人と自分を比べなくなるため、人と自分を比べて落ち込んだり自信を失うことがなくなっていくのです。
人や物事に執着していたことをやめれば、ありのままの自分を受け入れて、今の自分だけを見つめてもっとなりたい自分を目指していけるようになるでしょう。
苦しい恋愛から卒業できる
執着の対象は人だけでなく、さまざまな物事に及ぶ場合もあります。
中でも、ひどく執着してしまう人が多いのが“恋愛”です。
恋愛に執着してしまっていると、その恋愛は非常に辛く苦しいものとなってしまいます。
恋愛そのものに執着し、愛されることに執着し、そして相手に執着する…そんな状態では、自分が幸せになるためには本来終わらせるべきである恋愛だったとしても自分で終わらせることができず、ズルズルと続けてしまうこともあるでしょう。
執着を捨てることができていれば自分を幸せにする恋愛ではないと理解できた時点で自分からその恋愛を終わらせるなど、自分が本当に幸せになれる道を進むことができるようになります。
執着を手放して幸せな恋愛をする方法はこちらで紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
執着を手放すスピリチュアルな方法
では、実際に執着を手放すにはどのようにすればよいのでしょうか。
ここでは、執着を手放すためのスピリチュアルな方法をまとめて紹介していきたいと思います。
執着の手放しについてはこちらでさらに詳しく説明しているので、チェックしてみてください。
執着している自分を受け入れて許す
執着している自分を真っ向から否定してしまうことは正しい方法ではありません。
何よりも大切なのは、今現在のありのままの自分を受け入れて認めてあげることなのです。
そのため、執着している自分をみっともないとか、嫌いだなどと思わないこと。
そして、執着している自分を「ダメな人間だ」と否定してしまわないことを意識すべきだということを覚えておきましょう。
今現在のそのままの自分を認めて受け入れて、そこから執着をどう自分から切り離すのかを考えていけばいいのです。
過去でも未来でもなく「今」に集中する
執着している自分だけでなく、過去や未来のことばかり考えていることから自分を解放してあげることも意識しなければなりません。
執着を手放すためには、今この瞬間の自分に集中することが何よりも大切なのです。
過去の自分を思えば未練や後悔の念が強くなり、未来のことを考えればこのままでいいのかと焦燥感を抱き、ネガティブな感情が次々に生まれてしまうこととなります。
現在の、今この瞬間の自分のことだけを考えること、今にとことん集中することで、ネガティブな感情が湧き上がる原因となる雑念を捨て去ることができ、執着を手放していくことができるのです。
自分に本当に必要なものを見極める
自分に本当に必要なものを見極めるというのも、執着を手放すために有効な方法となります。
今の自分にとって本当に必要なものは何かを見つめ直し、答えを見つけることで自然と執着と自分を切り離すことができるようになるのです。
本来、執着というのは誰にとって不必要なものであり、必要なものが何か見つめ直している中でそれに気づくことができるでしょう。
執着が不要なものということは何となく理解できていても、手放すのが難しいものですが、必要なものを見つけ出すことで執着は手放すべきものだとはっきり自覚できるのは大切なことなのです。
ときには流れに身を任せる
執着はもちろん早く手放すに越したことはありませんが、時には執着を手放そう、手放そうと必死になる自分をリラックスさせて、流れに身を任せることも大切だということを覚えておきましょう。
執着を手放そうとする行動を一度ストップし、自分の感情に揺さぶられることも、ときには大切なこととなるのです。
早く執着と自分のつながりを断ち切ろうとすると、その焦燥感が余計に執着を強めたり、他のものへの執着を生んでしまうことになりかねないので、焦らず、流れのままに、“執着を手放すことができた自分”というゴールだけを意識していきましょう。
好きなことに夢中で取り組む
好きなことにただひたすらに夢中で取り組むことが、執着を手放すスピリチュアルな方法となります。
執着を手放すというのは言葉で発する以上に難しいことであり、意識すればするほど執着に囚われてしまうこともあるのです。
そのため、一度“執着の存在”を完全に頭の中から追い出して、自分の好きなことにだけ完全に集中する時間を作ってみるようにしましょう。
執着を手放そうと意識していなくても、好きなことに集中していると自然と執着していた人や物事がどうでもよくなり、そのまま手放せてしまうこともあるのです。
小さな成功体験を積み重ねる
強く執着してしまうことや、執着を手放せなくなってしまうことは、自分への自信を失ってしまうことにつながります。
そのため、執着を手放すには少し遠回りして、まずは自分に自信をつけてあげることから始めてみると良いと考えることができるのです。
大きな成功を収める必要はなく、小さな成功体験を少しずつ積み重ねていくことを繰り返しましょう。
そうすると、成功していく中でだんだんと自分に自信がつき、人や物に執着し、嫉妬していたり妬んでいたりしたことが嘘のように執着を手放すことができていくのです。
これは、成功体験の積み重ねで自分に自信がつき、自分を飾り立てる必要もなくなり、周囲と比べて自分が劣っていると感じる気持ちが消えていくからだと考えられます。
執着を手放すことに執着しない
もちろん、執着は手放すべきものです。
しかし、早く手放さないといけないと焦ることは決して自分のためにならないということは覚えておきましょう。
執着を意識して手放さなければ…と焦っていると執着を手放すことに執着するという無限ループに陥ってしまいます。
完璧な人はいません。
執着を手放せた自分を目指していても、1日2日で手放すことができるものではありませんから、少しずつ手放していくことを心がけ、手放すことを意識しすぎないようにしましょう。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「執着を手放すと今よりずっと幸せになれる!」

だから、今あなたが何かに執着していることに気づけたのであれば、その執着はさっさと手放してしまわなければいけないのよね。
ただ、執着ってそう簡単に手放すことができるものじゃないから、焦ったり、上手に手放せない自分を責めたりしないことも忘れないで。
そうして、焦らずに執着を手放すことができれば、その先のあなたは幸せをつかむことができるわ。
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