
新年を祝う意味がある、アイルランドのケルト最大の祝祭がサウィンです。
サウィンとはいつどこでどのような意味を持って始められた祭りなのか、どのような祭りの内容であるのかについて、気になっている人も多いことでしょう。
また、サウィンについて調べていく中で、カブとサウィンの関係について気になっている人や、ハロウィンの時期で仮装する理由などについて疑問を持っている方もいるかもしれません。
今回は、サウィンについて詳しく説明していくことにしましょう。
サウィンの際に開かれる魔女のサバトについても併せて説明しているので、ぜひ参考にしてください。
- ハロウィンの起源である「サウィン祭」とは?
- 古代ケルトのサウィン祭の内容
- サウィンの伝統的な食べ物や料理
- サウィンのカブとハロウィンのかぼちゃ
- サウィンの魔女のサバトの開き方
目次
ハロウィンの起源である「サウィン祭」とは?

サウィンは、ハロウィンの起源となったとされている祭りです。
まずは、このサウィンがいつどこで始まったのか、サウィンの語源について、どのような意味を持っているお祭りなのかについて、説明していくことにしましょう。
ハロウィンについて詳しく説明しているのはこちら。
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- サウィン祭りは新年を祝う古代ケルト最大の祝祭
- サウィンは「夏の終わり」という意味
- 死後の世界と現世の間の扉が開く日
- サウィン祭の起源は悪魔が住むオエンナガット洞窟
サウィン祭りは新年を祝う古代ケルト最大の祝祭
サウィンは、10月31日夜から11月1日にかけて行われる祭りです。
ケルトにおける最も大事な祭りだともいわれており、収穫を先祖の霊に備える収穫祭であると同時に、この世とあの世の境界がなくなりあの世が人の目に見える日であるともいわれています。
古代アイルランドのケルト文化においては、サウィンの時期は大晦日であり、サウィンは1年で最初のお祭り。
古代ケルト社会における信仰の対象となっていたドルイド教は、自然崇拝に基づく高度な知識を持つ司祭階級・宗教であり、収穫祭のひとつであるサウィンにも繋がっていると考えられています。
1年間の収穫への感謝、新年の準備、先祖を敬うこと、悪霊から身を守るための宗教的な儀式など、さまざまな重要な意味が含まれているお祭りでもあるのです。
サウィンは「夏の終わり」という意味

サウィンには、“夏の終わり”という意味があります。
英語表記では“Samhain”といいますが、これがハロウィンの語源にもなっているといわれています。
古アイルランド語における“sam”は夏を意味しており、“fuin”は終わりを意味する言葉となっており、この2つの言葉が組み合わさってサウィンとなったのです。
これがそのまま英語表記となって英語圏に伝わり、それがハロウィンとなったとされているのです。
死後の世界と現世の間の扉が開く日
サウィンの日は、この世とあの世の境界線が曖昧となり、生きている人にもあの世が見えるようになり、ご先祖様の霊が家族に会いに現世へ戻ってくる日でもあると考えられてきました。
しかし、サウィンの際にやってくるのはご先祖様の霊のような優しく温かい存在だけではありません。
悪い霊や精霊も、あの世からこの世へやってきてしまうのです。
そして生きている人の魂を奪ったり、子供を攫ってしまったりといった悪事を働くとされています。
そこで、古代ケルト人は悪霊や悪い精霊に生きた人間だと気づかれないように仮装をするようになったとされているのです。
このサウィンの風習こそが、現代のハロウィンの仮装の風習に繋がっていると考えられています。
サウィン祭の起源は悪魔が住むオエンナガット洞窟

アイルランドのロスコモン県のラスクローハンにあるオエンナガット洞窟は、サウィンの祭りの起源となっている地だといわれています。
このオエンナガット洞窟は悪魔の洞窟とも呼ばれており、サウィンの夜に異界の門が開く場所で、あの世に繋がっている場所であると考えられていました。
ケルトの神話や伝承によると、この洞窟からは悪魔や神話的な生き物が出没し、この夜に供物が捧げられたといわれています。
これが、サウィンの祭りの起源です。
古代ケルトのサウィン祭の内容

古代ケルトから行われているサウィンの祭りでは、どのようなことが行われているのでしょうか。
ここでは、ケルトの祭り・サウィンでどのようなことをするのかについて説明していきたいと思います。
- 農作物の収穫と冬の保存食の備蓄
- 死者の魂を迎え入れる
- 清めの火である篝火を焚く
- ウィッカーマンで供物を捧げる
農作物の収穫と冬の保存食の備蓄
サウィンでは、農作物の収穫、そして収穫した食物を冬の保存食として備蓄することが行事のひとつとなっています。
古くは、家畜を集めて繁殖に使う分だけを除いて屠殺して冬の保存食として備蓄に回すというのも、サウィンの行事のひとつとされていました。
ここで収穫したものを調理し、家族やコミュニティと分け合って食べることもサウィンにおける重要な行事であると考えられています。
死者の魂を迎え入れる

サウィンは死者の魂がこの世に帰ってくる日であるとされていたため、その魂を迎え入れることもサウィンの大切な行事のひとつです。
サウィンの際には家の門や扉、窓の施錠が外され、通路には明かりを灯し、死者が自由に行き来することができるようにしてあります。
家で食事をする際にも、亡くなった先祖が一緒に食事をとることができるように席を用意したり死者の声を聴くために占いを行ったりすることもあるようです。
清めの火である篝火を焚く
大きな篝火を焚く事が祝祭の一環でもあるサウィン。
古代ケルトにおける火祭りのひとつに数えられていることもあり、日没を迎えた10月31日の前夜祭には全ての家の炉端の火が消されるようになっています。
そして、コミュニティで1か所、篝火が焚かれるようになるのです。
この篝火は清めの火であると同時に各家庭の火の再生源、そしてその火をコミュニティで共有することこそが共同体の重要性を示すものとして考えられてきました。
ウィッカーマンで供物を捧げる

サウィンの際には、ウィッカーマンと呼ばれる柳の枝などで作った巨大な人型が用意されます。
そして、収穫された食物をこのウィッカーマンに捧げるのです。
もともと、このウィッカーマンはドルイドが人や動物を生贄として捧げるために使った巨大な人型の檻であったとされており、それが歴史を重ねていく中で人型の人形のようなものに変化していったと考えられています。
サウィンの最後にはこの巨大な人形の中に人や動物を詰め込み、焼き殺して生け贄としたという少し怖い伝説も残されているようです。
サウィンの伝統的な食べ物や料理

サウィンでは特別な料理が作られます。
マッシュポテトにキャベツやケールや炒めた玉ねぎを混ぜたコルカノン、ドライフルーツを混ぜ込んだケーキであるバームブラックやソウルケーキと呼ばれる甘いスパイスの効いたケーキなどは、サウィンならではの料理であるといえるでしょう。
バームブラックは、中にコインや指輪を入れて占いに使われることもあるようです。
それ以外にも、カブを使ったり、ジャガイモ、リンゴ、ナッツといった秋に収穫された食物を調理して家族で食べるのも、サウィン料理とされています。
また、アイルランドでは、サウィンといえば必ず飲まれるのがアップルサイダーです。
サイダーといっても炭酸でシュワシュワしている飲み物というわけではなく、シナモン等のスパイスを使ったホットドリンクとなっています。
サウィンのカブとハロウィンのかぼちゃ

現在、ハロウィンで有名な飾りつけといえば、カボチャをくりぬいて作ったジャック・オー・ランタンではないでしょうか。
しかし、ハロウィンの元祖であるサウィンでは、カボチャではなくカブを使って不気味な笑顔を浮かべているジャック・オー・ランタンを作っていたのです。
つまり、ハロウィンの起源となっているサウィンにおいて、象徴とされていたのはカボチャではなく、カブだったということになります。
ちなみに、子供たちが「トリック・オア・トリート」といってお菓子を求めて近所を歩き回る風習などは、古代ケルトにおけるサウィンでも存在した風習であるとされており、ケルト人の祭りに因んで始まったものが現在でも続いているといわれています。
サウィンの魔女のサバトの開き方

最後の収穫物を蓄え、厳しい冬を乗り越える準備をするというサウィンでも、魔女のサバトが行われるとされています。
祭壇を作り、必要なものを用意して行われる儀式があるのですが、サウィンで用意するのは骸骨、髑髏、幽霊の人形や、ジャック・オー・ランタン。
そして、黒いキャンドルやパチュリーやミルラを調合したお香が必要となります。
さらに、カボチャ、カブ、林檎、ザクロ、ホットワイン、ナッツ、ジンジャーブレッドなどを供物として用意したり、怒りや悲しみ、病気、悪癖、悩み等を書いた羊皮紙なども必要となります。
ただ、本格的にサウィンのサバト儀式を行うのは難しい場合には、サウィンならではの死者に関係するものを飾ったり、収穫した食物を死者のために外に置いたり、死者が食べられるようにリンゴを土中に埋めるなどするのも良いとされています。
また、占いをして過去や未来を占ってもらうことも、サウィンにおいてできる簡単な儀式のひとつとなるようです。
魔女が使うウィッカ魔術についてはこちらを参考にしてください。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「サウィンは一年の始まりを祝うケルトの祝祭」
他のお祭りは基本的には収穫を祝い、大地の恵みに感謝することがメインとなっているけれど、サウィンではこの世とあの世が繋がることから死者を迎え入れる祭りにもなっているわ。
ただ、必ずしもいい霊だけがあの世からやってくるわけではないから、仮装して自分たちが連れていかれてしまうことがないように工夫することもあるのね。
サウィンは少し怪しい雰囲気や怖い雰囲気が漂うお祭りではあるけれど、一見の価値はあるから、この時期にアイルランドを訪れようとしている人はぜひサウィンの祝祭をその目で確認してみてほしいわ。
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