
「自分軸で生きれば幸せになれる」
言葉自体は理解できても、「じゃあそもそも“自分軸で生きる”ってどういう意味?」と思ってしまう人は多いのではないでしょうか。
スピリチュアルにおいては自分を大切にして幸せになる生きかたを“自分軸で生きる”といいますが、その実践方法を知らない人のために、今回はスピリチュアルな自分軸の意味、自分軸で生きる方法や注意点について説明していきたいと思います。
自分らしくイキイキと生きていきたいと思っている人やスピリチュアルな考え方で幸せになりたいと思っている人は参考にしてください。
目次
スピリチュアルな自分軸とは「自分を大切にする生き方」のこと
まずは、自分軸で生きるということがどのようなことなのかについて知っていきましょう。
ここでは、スピリチュアルにおける自分軸を大切にした生き方について説明していきます。
理性ではなく感情を大切にする生き方
自分軸を大切にする生き方というのは、ただ他者よりも自分を優先する生き方という意味ではありません。
自分の中に存在している感覚を優先させて生きることを意味しているのです。
感覚は魂の本質であり、正真正銘あなたの本音となります。
感覚と理性がまったく正反対のことを叫んでいたときに、理性ではなく自分の感覚を選んで行動することができる。
それが、自分軸を大切にして生きるということなのです。
感覚が自分にとって一番大切なものであるということを最初に理解することが必要だと考えましょう。
自分軸で生きると自分にとっての正解が見えてくる
なぜスピリチュアルにおいて自分軸で生きることが重要視されているのかといえば、それは単純に“自分にとっての正解が見えてくる生き方だから”に他なりません。
感覚を大切にして生きることは、自分の望みを知り、その通りに生きることです。
自分の望みが分かっていなければどうすれば自分が幸せになれるのかも分からないままとなりますから、自分にとっての正解、自分が本当に良いと思える結果を手に入れることはできません。
自分軸で生きることができれば自分の本音を知り、どうしたいのか、どう生きていきたいのかといった望みが分かってくるので、そのためにどうすればいいのかという道も自然と見えてくるようになります。
自分軸な生き方とワガママな生き方の違い
“自分軸で生きること”と勘違いされやすいのが、“自分勝手に生きること”です。
もちろん、自分軸で生きることと自分勝手に、ワガママに生きることはまったく違います。
自分軸を優先して生きることは、感覚に従って生きることですが、その一方でワガママに生きることは感情に従って生きる生き方となります。
喜怒哀楽、そのときに感じた自分の感情を最優先にして行動するため、周囲の人にもワガママだとか自分勝手だと感じさせてしまうのです。
ワガママに生きることは好き勝手な行動や言動をとることに繋がってしまい、自分軸を優先した生き方がしづらくなってしまうので、そもそもワガママと自分軸を大切にした生き方とはかなり違うものであることに気づくことも大切だといえるでしょう。
自分軸で生きるスピリチュアルなメリット
自分軸で生きることにはたくさんのメリットがあります。
だからこそ、自分軸で生きたい、自分軸で生きられたらいいなと思う人、自分軸優先で生きることへの憧れを抱く人が多いのです。
- 心が軽くなり自然とポジティブになる
- 幸せだと思える時間を過ごせる
- 自分の本心を知ることができる
- 波動やエネルギーが高まる
- 望むものを引き寄せることができる
- 夢や目標を達成しやすくなる
- 自己肯定感が高まる
- ストレスが溜まりにくくなる
- 自分らしいと感じられる生活を送れるようになる
- 行動力が向上する
- 他人と衝突しにくくなる
自分軸で生きることに成功すると、全体的に生きやすさを感じられるようになっていきます。
行動力がアップし、他人とも衝突しなくなることでストレスを感じる頻度が極端に低くなっていくでしょう。
また波動やエネルギーが高まりを見せるので、夢や目標の達成、本当に望むものを引き寄せる力の高まりなどを感じることもできるようになっていきます。
人生を前向きに過ごすために必要な自分軸優先の生活は、幸せに生きるために必要なプラスの要素をたくさん与えてくれます。
自分軸で生きるスピリチュアルな6つの実践方法
自分軸で生きることのメリットを知り、いよいよ自分軸優先で生きていきたいと思っても、いざやってみようと思ったときにどうすればいいのか分からない人は多いはずです。
そこで、ここでは少しずつでも自分軸を優先して生きていけるように少しずつできることについて説明していきたいと思います。
この実践方法を少しずつ実行に移し、自分軸を大切に生きる力を鍛えていきましょう。
自分で「決める」ことを意識する
私たちは日々の生活の中で常に選択をし、その都度2択、3択のスイッチを押して進んできています。
しかし、ときにはどのスイッチを押すのかを他人任せにして自分で決めることができなかったり、そもそも自分が日々選択をしながら生きていることを忘れてしまっている人もいることでしょう。
まずは自分が選択してスイッチを押してきた結果が現在自分が置かれている状況であることを理解しなければなりません。
小さなことをひとつひとつ、考えながら、時には悩んで苦しみながら選んでスイッチを押し、次のスイッチが置かれている場所に向かっているのだという自覚を持ちましょう。
それが当たり前のようにできてくると、何事も自分で考えて決めることに慣れるようになっていきます。
嬉しい!楽しい!と感じる方を選ぶ
どうしようかと悩んだとき、まずは自分が楽しくなれるほう、嬉しいと感じられるほうを選ぶようにしましょう。
やらなければいけないほうではなく、自分がやりたいほうを選ぶようにすることも自分軸で生きられる人になるために心がけてほしいポイントなのです。
最初は小さなことからで良いので、日常的に自分の感覚が選ぶほうに進める練習をしておきましょう。
これは決して楽な道を選ぶようにすることをおすすめしているわけではなく、今の自分が楽しんでやれること、今それをできることに嬉しいと感じられることを選ぶ大切さを知る必要があるのです。
自分の感情に意識を向けてみる
普段から理性で生きてしまっている人は、特に自分の感覚を重視する部分が欠落してしまっていることがあります。
そうなると自分の魂の叫び、自分の本音に気づけなくなってしまうものです。
自分がどう感じているのか、自分の感覚がどう感じているのかを重視して何を望んでいて、何を望んでいないのかを知ることができるように練習してみましょう。
自分の意識に気持ちを向けるのはなかなか難しいですが、瞑想を行ってみることで自分と向き合えて自分の本心を理解してあげられるようになるはずです。
義務や責任感から自分を解放する
義務感、責任感というのはとても大切なものです。
しかし、自分軸で生きていくためには、義務感や責任感によって本当はやりたくないことを嫌々、または仕方なしにやっているものもあるのではないでしょうか?
それがもし、人のためだったのであれば、素晴らしいことである一方、自分の魂はひどく疲弊してしまっている可能性があります。
自分の魂の本音を聞けば、やらずにいたいことなのであれば、潔く手を放してしまうことも自分軸で生きるために実践してほしいことのひとつなのです。
世間体を考えたり、周りの目を意識したとき「こうあるべき」という姿と反対方向へ行くように感じて不安になるかもしれませんが、あえてそうすることで魂は救われ、自分軸で生きることの大切さや快適さに気づけるきっかけになるでしょう。
過去のトラウマと向き合う
過去のトラウマと向き合うことも大切です。
過去のトラウマを抱えたままだと自分軸で生きようとすることを邪魔する場合があります。
「また失敗したらどうしよう」「きっとうまくいかないに決まってる」。
そんな感情が邪魔して、本当はやりたいことでも諦めてしまったり、望んでいる道から目を背けてしまうこともあるでしょう。
辛い思いをすることがあったとしても、あえてその過去と向き合い、インナーチャイルドを癒すことで少しずつ自分がやりたいことに目を向けて実行へ移していく力を得られるようになります。
同時に自己肯定感も上昇し、より自分軸を意識した生き方ができるようになっていくでしょう。
トラウマとの向き合い方、インナーチャイルドの癒し方についてはこちらを参考にしてください。
ひらめきも大切にしよう
ひらめきや直感を大切にすることも、自分軸で生きる第一歩となります。
そのひらめきや直感に何の理由も見つからなかったとしても、何の根拠もなかったとしても、瞬発的に浮かんだアイデアや選択を信じてあげ、その通りに行動することは魂の声に耳を傾けることに繋がるのです。
魂の望みに従って生きることが自分軸で生きることなので、根気強くひらめきや直感を信じて行動していくことで自然と自分軸で生きることができるようになっていくでしょう。
スピリチュアルな自分軸で生きるときの3つの注意点
自分軸で生きることを邪魔してしまうマインドが自分の中に眠っている可能性があります。
それに歯止めをかけて変わらないと、自分軸で生きることが難しくなってしまうこともあるでしょう。
ここでは、自分軸を大切にして生きるために気を付けなければいけないポイントについて説明していきます。
「自分はこうである」と固執しない
自分軸を意識することが悪い方向へ進んでしまうと、“自分に対する見かた”が凝り固まってしまい、柔軟性を失うことがあります。
「自分はこうあるもの」とか、「私はこうでなくてはならない」と、自分が常にこうあるべきというイメージを勝手に構築してしまうのです。
人は変化するものであるということを前提にし、これまで知らなかった新しい知識や考え方が自分にとっていいものだと思えば、取り入れて変わっていくことは自分軸で生きることに反しているわけではありません。
変化することが悪なのではなく、いつの間にか勝手に構築されていたイメージに振り回されてしまうことが悪なのだということに気づけなければいけないのです。
一気に自分を変えようとしない
これまで自分軸を意識していなかった人が、自分軸で生きようと決断するのは良いことですが、一気に自分軸で生きる自分に生まれ変わろうとしないこともまた、大切なことなのです。
無理やりに自分を修正しようと自分軸で生きる方法へシフトチェンジしてしまうと、これまでとまったく違う生き方をしようとしていることに強いストレスを感じてしまうことになります。
人がある日突然変わることはできません。
少しずつでいい、一進一退でもいいと自分に優しくしてあげましょう。
少しずつ自分軸で生きる自分に生まれ変わっていければ、魂へのストレスも大幅に軽減されるはずです。
人を優先することを恐れない
自分軸で生きることは、自分の感性を大切に生きることであり、決して他人を蔑ろにして生きることではありません。
自分を優先して他人を後回しにするあまり、関係が悪化してしまい、心がストレスを感じてしまうのであれば本末転倒です。
自分軸を大切にすることを意識した結果、周りの人の意見を聞かなくなったり、常に自分の意見や考え方、予定などを優先してしまったりというのは誤った自分軸での生き方となることを忘れないようにしてください。
自分より人を優先して行動することに対して、あなた自身が安心感を得たり、自己肯定感が得られるのであれば、それはあなたの魂に合っている行動であり、あなたの魂が求めている行動なのです。
それであれば、これまでの自分のやり方をやめる必要は一切ありません。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「自分軸で生きることは幸せで満ち足りた人生への近道」

でも、自分軸で生きるってそういうことじゃないのよね。
自分の魂の声にちゃんと耳を傾けることができれば、これまでの人生の中でもあなたの魂に心地いいことをしていた場合もあるのよ。
そういうことはそのまま続けていけばいいし、ちゃんと魂の声を聴いて、嫌だったこと、やめたかったことからは手を放してしまえばいいの。
上手に自分軸を意識することができれば、その先に満ち足りた幸せな人生が待っているわ。
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