88星座のふたご座「Gemini(ゲミニ)」の特徴や探し方、神話やふたご座「Gemini(ゲミニ)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介します!
目次
ふたご座「Gemini(ゲミニ)」の基本情報と特徴
星座名 | ふたご座 |
略符 | Gem |
ラテン語(英語・読み方) | Gemini(ゲミニ) |
意味 | 双子(神話の人物) |
季節 | 冬 |
最も明るい恒星 | ポルックス |
ふたご座「Gemini(ゲミニ)」の探し方
ふたご座「Gemini(ゲミニ)」は冬から春にかけておうし座の東に見られる星座です。
黄道12星座の第3座に当たり、左側に1等星のポルックス、右側に2等星のカストルの2つの明るい星が並んでいて、ちょうど大きな二人の人間が仲良く肩を組んでいるように見ることができます。
この星座はギリシアだけではなく、バビロニア、エジプト、フェニキアなどでも兄弟として見られていて、日本でもポルックスとカストルの2つの星を「おとどい(兄弟)星」として呼ぶ地方があります。
またふたご座は古代から中世にかけて地中海沿岸では後悔の守護神としてあがめられており、地中海を行く船の多くがポルックスとカストルの首尾像をつけていたといわれています。
探し方は冬のよいのころに頭上に輝く二つの星が目印です。
位置はこいぬ座といっかくじゅう座の北側にあります。
毎年12月14日前後にはふたご座流星群が見られます。
この時には、ふたご座のまわりにはいくつもの星が流れている様子を見ることができるでしょう。
たくさんの流れ星がカストルの近くから四方八方に飛び出している光景は美しく、必見です。
ふたご座「Gemini(ゲミニ)」の神話
イオニア海を臨むペロポネソス半島の都市国家スパルタの王妃レダはある日、白鳥の姿をした大神ゼウスと交わり、2つの卵を産み落としました。
1つの卵からは兄カストルと姉クリュタイムネストラ、もう一つの卵からは弟ポルックスと妹ヘレネの4人の赤ちゃんが生まれました。
このうちカストルとクリュタイムネストラはレダの夫、スパルタ王テュンダレオスの血を引く普通の人間でしたが、ポルックスとヘレネは大神ゼウスの血を引く不死身の体を持っていました。
カストルとポルックスはとても仲が良く、カストルは乗馬と軍事、ポルックスは拳闘に優れた腕を持っていました。
特にポルックスは鍛治の神ヘパイストスに頼んで鉄の手首をつけてもらい、鉄の手をつけたポルックスは一人で一軍にも匹敵する強さを示していました。
二人はイアーソーンのアルゴ号探検隊の冒険にも参加しました。
途中に立ち寄ったベブリュクス人の国で旅人に拳闘の試合を申し込んでは負かし、相手を殺すか奴隷にしてしまう残虐な王アミュコスをポルックスは拳闘で打ち負かしています。
カストルとポルックスはスパルタの名だたる勇士でしたが、ある時叔父のレウッキッポスの娘をさらって妻にしたことからいとこであるイーダス、リュンケウスと争いになりました。
戦いの最中、カストルはイーダスの打った矢に当たってしまい死んでしまいました。
ポルックスも無数の傷を受けていましたが、大神ゼウスの血を引くポルックスは不死身の身体だったので死ぬことはなく、逆にリュンケウスを投槍で貫いて殺してしまいました。
残るイーダスは背を向けて逃げようとしたところを大神ゼウスの放った雷光に打たれ、死んでしまいました。
こうして戦いには勝ったものの、ポルックスは兄のカストルを失ってしまった事を激しく嘆き悲しみました。
哀れに思った大神ゼウスはポルックスを天上に連れ帰り、神の一員にしようとしましたが、ポルックスは「兄と一緒でなくてはイヤだ」と言いました。
大神ゼウスは仕方なく、カストルにポルックスの不死性を半分与え、一日置きに天上界と人間界で暮らすことになりました。
さてカストルとポルックスの二人には、大神ゼウスとレダの交わりによって生まれた妹ヘレネがいました。
ヘレネはのちにトロイア戦争のきっかけともなったほどの絶世の美女です。
幼い頃からたいそう美しかったため、12歳の時にアテナイの英雄テセウスによってさらわれてしまいました。
テセウスはアルゴ号探検隊ではともに冒険をした仲間でしたが、カストルとポルックスは妹がさらわれたと知るとすぐに兵を率いてアテナイに攻め込みました。
偶然テセウスは親友ペイリトオスと地獄への探索に出かけていたのでアテナイにはいませんでした。
アテナイはあっけなく陥落し、二人は以前からアテナイの王座を狙っていたメネステウスを王にしてヘレネを無事に連れ帰りました。
さて、兄弟のうち一人残るクリュタイムネストラにはあまり芳しくない伝説が残っています。
クリュタイムネストラはトロイア戦争でギリシア軍の総大将を務めたミュケーナイの王アガメムノンの妻になっていました。
アガメムノンはトロイアに攻め込むため、会うリスの港から自らの艦隊を出航させようとしましたが、そのとき吹いていた風が突然やんでしまい出航できなくなってしまいました。
これは月の処女神アルテミスの仕業でした。
実は以前アガメムノンが狩りに出かけた時にアルテミスの鹿を殺してしまったことがあり、怒ったアルテミスが風の神アイオロスの力を借りてアガメムノンの邪魔をしていたのです。
アルテミスはアガメムノンに「許してほしければ、そなたの娘イピゲネイアを生け贄に捧げよ」との神託を告げました。
だがもし、クリュタイムネストラがこのことを知ってしまったら絶対に反対するだろうと思ったアガメムノンは、クリュタイムネストラには「イピゲネイアをアキレウスの妻にする」と嘘を教え、こっそりとイピゲネイアを生け贄にしてしまいました。
こうしてアガメムノンは月の処女神アルテミスの怒りを鎮め、トロイアと遠征をしていきました。
しかし真実を知ったクリュタイムネストラはアガメムノンを激しく憎みました。
クリュタイムネストラはアガメムノンの従兄弟のアイギストスと手を組み、アガメムノンに復讐を誓いました。
クリュタイムネストラはアガメムノンが戦争から戻ると、首と袖を縫い付けた服を用意し、アガメムノンが入浴している間に着替えをその服とすり替えてしまいました。
入浴を終えたアガメムノンは何も知らずにその服を着ようとしましたが、首も袖も縫い付けられているのでうまく着ることができません。
服を相手に格闘しているところへ刃物を持ったクリュタイムネストラがやってきてアガメムノンを刺し殺してしまいました。
こうしてクリュタイムネストラは復讐を果たし、アイギストスがミュケーナイの王になりました。
しかしこの恐るべき所業には自らにも災いを呼び込むことになりました。
アガメムノンの子オレステウスは親戚にあたるポーキスの領主ストロピオスのもとに預けられ、7年間をそこで過ごしていました。
そしてその後、オレステウスはひそかに再びミュケーナイに戻り、アガメムノンの墓前を詣でました。
そこでオレステウスは偶然に墓前にささげものを持ってきたエレクトラと再会し、ともに父アガメムノンの仇を取ることを誓いました。
二人は知恵を合わせ、オレステウスを使者に変装させ、「オレステウスは死んだ」という知らせをアイギストスの元へ届けることにしました。
首尾良くアイギストスの前に出ることのできたオレステウスは手斧を振るってアイギストスを殺し、その亡骸に駆け寄ったクリュタイムネストラも殺してしまいました。
かくて復讐は果たされましたが、親殺しの罪は神々にとっても許しがたく、復讐の女神エリニュスの裁きによりオレステウスは狂乱のうちに諸国を追放する運命を担わされたのです。
ふたご座「Gemini(ゲミニ)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
6月24日の誕生日星はプロプス(Propus)で、誕生星の星座はふたご座η(エータ)星、星言葉は「気を遣う寂しがり」、特徴は、人に気を遣いすぎてしまう、孤独感に耐えられない、他者に自分を合わせることで安心感を得るという傾向があります。
6月28日の誕生日星はニュー・ゲミノールム(νGeminorum)で、誕生星の星座はふたご座ν(ニュー)星、星言葉は「公平な正義感」、特徴は、公正で判断力を持つ、バランスが良い、人から信頼されやすいという傾向があります。
6月30日の誕生日星はアルヘナ(Alhena)で、誕生星の星座はふたご座γ(ガンマ)星、星言葉は「霊感と直感、そして無欲」、特徴は、強い霊感と直感力がある、物欲などがあまりない、神秘的で崇高な雰囲気を持つという傾向があります。
7月1日の誕生日星はメブスタ(Mebsuta)で、誕生星の星座はふたご座ε(イプシロン)星、星言葉は「情に厚い正義」、特徴は、人間味がある、情熱を持って行動する、涙もろく同情心に厚いという傾向があります。
7月15日の誕生日星はカストル(Castor)で、誕生星の星座はふたご座α(アルファ)星、星言葉は「頼りなげな恋への憧れ」、特徴は、ロマンティストでドラマティックな展開を求める、悲劇のヒロインになりたがる、恋愛至上主義の傾向があるという傾向があります。
7月17日の誕生日星はポルックス(Pollux)で、誕生星の星座はふたご座β(ベータ)星、星言葉は「自分に厳しく他人に優しい」、特徴は、自罰的なところがある、忍耐強く物事に取り組む、意外と執念深いという傾向があります。
ふたご座「Gemini(ゲミニ)」の運勢
ふたご座は36星座によると3つの星座を有します。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
ふたご座に含まれる3つの星座のうち第1デークに当たるのは、こぐま座で期間は5月22日〜5月131日で惑星では惑星では水星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、好奇心旺盛でコミュニケーション上手、手先も器用で、何事もスマートに取り組んだり、ちょっとしたトラブルがあってもひょいと乗り越えてしまう軽快さを持っています。
ふたご座の純粋な性質がとても現れており、非常にレベルの高いスペックを備えています。
何事もやればできてしまう分、少し飽きっぽさも見られてしまい、一つのことを継続することが苦手なところも。
ふたご座に含まれる3つの星座のうち第2デークに当たるのは、おおいぬ座で期間は6月1日〜6月10日でさらにてんびん座と惑星では金星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、明るく陽気でそこに人間的な優しさと温かさが加わり、誰からも好かれるでしょう。
社交性も優れていて、どのような環境でもすぐに馴染んでしまい誰とも仲良くできます。
友人を作る能力はピカイチです。
また語学の才能を持っているので、海外で仕事をするのも夢ではありません。
不思議なことにピンチの状況でも必ず助けの手が得られるので、かなり持ち前の運気は強いでしょう。
しかし優柔不断で選択を要する場面では持ち前の直感力を発揮できないことも。
ふたご座に含まれる3つの星座のうち第3デークに当たるのは、おおぐま座で期間は6月11日〜6月21日でさらにみずがめ座の影響と惑星では天王星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、情報収集能力と知識の積み重ねにより自分のフィールドを徐々に拡大していくことができるでしょう。
また決断力と判断力に優れていて、物事の先を見ながら何がベストかをしっかりと考察し、間違いのない判断をすることができます。
人からの信頼も厚く、それにきちんと応えながら人生を謳歌することができます。
しかし、一発の集中力はあるものの、それを継続することがむずかしく、気をぬくと小さなミスに苛まれてしまうところも。
ふたご座のキーワードは「sumpathy」で、思いやり、同情、共感、哀れみいう意味があります。
他者との関わりによりさらに理性も感情も鍛えられていくことがふたご座の取り組むべき課題になるでしょう。
運勢的に良いものとしては、人とのコミュニケーションを活発にする、異文化や異業種の人との交流をする、気になるものは徹底して調べたり講座などに通うことなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、流行に流されやすく自分を見失いやすいこと、何が自分の得意分野かわからなくなってしまうこと、その場の楽しみに流されてしまうことなどが挙げられます。
恋愛面でふたご座の良い部分を活用する方法は、自分から積極的にアプローチすること、好きな人の趣味などを研究し、会話の題材にすること、自分の魅力を深めることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、でしゃばりすぎてしまうこと、無意識に相手を傷つけてしまうことを行ってしまうこと、八方美人的に見られてしまうことなどが挙げられます。
このふたご座生まれでなくても、これらのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
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