88星座のがか座「Pictor(ピクトル)」の特徴や探し方、神話やがか座「Pictor(ピクトル)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介します!
目次
がか座「Pictor(ピクトル)」の基本情報と特徴
星座名 | がか座 |
略符 | Pic |
ラテン語(英語・読み方) | Pictor(ピクトル) |
意味 | 画架 |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | がか座α(アルファ)星 |
がか座「Pictor(ピクトル)」の探し方
がか座「Pictor(ピクトル)」はりゅうこつ座(アルゴ号座)の1等星カノープスとかじき座の間に位置する星座です。
よく見える季節は冬の2月上旬ですが、一部は南天の星座なので日本からは全貌を見ることができないでしょう。
沖縄では冬の時期に全体像を見られる時期もあります。
星座の形は3等星のα(アルファ)星を頂点に、4等星の2つが足になり、長細い上下逆向きのV字を描いています。
星図では絵のキャンバスを載せるイーゼルとして描かれていて、漢字ではそれを「画架」と言います。
がか座は1746年にフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーイユによって新しく作られた星座です。
彼の設定した星座の中では名前と形が一致する星座です。
がか座を設定したラカーイユは他にもちょうこくぐ座やちょうこくしつ座を設定していてどこか美術道具にちなんでいるのも面白さがあります。
ラカーイユは14の新しい星座を設定しましたが美術用品だけではなく、当時の理化学器具や作図器具などが星座になっていて、それらの名前から当時における文明や文化の発展的な象徴が垣間見えるかもしれません。
がか座の元の星座名は「Le Chevalet et la Palette(三脚台とパレット)」と言い、それがラテン語になって「Equuleus Pictoris(画家のパレット)」となりました。
しかし19世紀半ばにフランシス・ベイリーが「がか座(Pictor)」として省略し、それが一般化されていきました。
長い名前が省略されて「Pictor」になりましたが、この語を直訳すると「画家」になってしまいます。
日本語では「画家」と「画架」が同じ発音なので注意が必要かもしれません。
探し方は、がか座はりゅうこつ座とかじき座の間にあります。
りゅうこつ座1等星のカノープスのすぐそばを探しましょう。
そこにアルファベットの「A」の字のような星の並びがあります。
ほとんどが5等星で明るい星がないので少し見つけにくいかもしれませんがこれががか座になります。
がか座の周りには北にははと座やちょうこくぐ座、うさぎ座、東にはとも座も見ることができます。
西にはみずへび座、南にはカメレオン座やとびうお座、テーブルさん座なども一緒に観測することができるでしょう。
がか座「Pictor(ピクトル)」の神話
がか座は1746年にフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーイユによって新しく作られた星座なので、ギリシア神話や伝説などは伝えられていません。
がか座「Pictor(ピクトル)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
6月23日の誕生日星はデルタ・ピクトーリス(δPictoris)で誕生星の星座はがか座δ(デルタ)星、星言葉は「優しさを大切にするふれあい志向」、特徴は、人情を大切にする、協調性を発揮し人の輪を形成する、人の良い面を見出す力があるという傾向があります。
がか座「Pictor(ピクトル)」の運勢
がか座は比較的歴史が新しい星座であり、また神話などもないために12星座や36星座に描かれることがない星座です。
そのため、6月23日にがか座を守護星を持つ人の運勢などを中心に運勢解釈を展開させていきます。
がか座の守護星を持つ6月23日生まれの人は、36星座の解釈によると、かに座の第1デークに当たるこいぬ座の性質の影響も受けていると考えられます。
この日に最もがか座のエネルギーが強くなるので運勢に生かすと良いでしょう。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
がか座の守護が最も強くなる6月23日はかに座の第1デークにあたり、こいぬ座の支配で時期は6月22日〜6月30日で、惑星では月の影響が最も強いとされています。
6月23日のがか座に生まれている人は、純粋なかに座と月の影響を受けていることもあり、非常に内気で人見知りな性格が基本になります。
人間関係でもかなり気を使いがちで、自分を優先するよりも他者を優先し、気配り心配りをしてしまうことが多くなります。
気軽に自分の本当の気持ちを口にするようになるまでにはかなりの時間がかかり、信頼した人間関係だと安心できるまではそれもできずにいることが多いでしょう。
特に初対面の人に関しては、話しかけたいと思ってもなかなか自分からそうすることができず、意識的に避けてしまうような面もあり、やけに無口になってしまったり、照れを隠すために饒舌になりすぎたりというように、人間関係での立ち位置に苦労してしまうという面も多くなります。
しかし、内面ではかなり神経を使っていますので気疲れしたり、人の多いところがもともと苦手だったりする面もあります。
それには感受性の鋭さも関係しています。
実はかなり表情などのノンバーバルな部分で人の気持ちを理解したり、読み取ってしまうような共感能力の高さを兼ね備えていますので、空気感を読んでサッと自分の行動を切り替えるなどの高度なテクニックを無意識でやっているのです。
そのために他の人が気づいていないようなものを察知してしまうことや、誰と誰が関係が悪いということも瞬時にわかってしまいます。
これは自分以外の感情などが自分の内に入り込むことを意味しますので相当疲れてしまう場合があります。
ある意味では直感や霊感なども鋭いのですが、それを鍛えていない場合は、人との距離感を適切に保つという意味では苦労をしてしまうでしょう。
もし機会があるなら、客観的に自分を知る手立てとして、あるいは良好なコミュニケーションを形成するという目的で、霊感を味方につけるようなカウンセリングなどを受けるのもいいかもしれません。
「こういう時はこういう風に振る舞う」という枠組みさえ構築できてしまえば、もっと楽にコミュニケーションを楽しめるでしょう。
自分を守る意味でもきちんと距離感を保ち、それが人にも好意的に受け取られるようなテクニックそのものを後天的に学ぶ必要があります。
このような距離感やコミュニケーションの取り方に関しては先天的に上手にできてしまう人も中にはいるものです。
憧れの気持ちを抱く場合もあるかもしれませんが、たいていの場合は時に失敗しつつ、あらゆる経験を通して身につけていくものです。
また後天的にそれを習得した方が実際のコミュニケーションの場では有効的に活用できたり、プラスの人間関係を形成するために手立てになりますので、特にがか座の人の場合にはオススメします。
しかし、心から信頼できるような人間関係ができてしまうとまるで家族のような細やかで愛情深い気づかいができます。
友人が風邪を引いたときには、手作りの料理を作って届けたり、看病をするというような手厚さもあり、一度友人になれば、一生涯その人を大切にし、守るという愛情深い関係を作ることができます。
これは恋人にも同様で、非常に献身的な愛情を注ぎますが、年が若い内には相手がその愛情深さを持て余してしまったり、理解することができずに、ただ重いというだけで拒否されてしまう場合もありますが、年齢と経験を重ねれば、必ず幸せをつかむことができます。
共感能力や感受性が非常に高いゆえにそれが苦しみになってしまう場合もありますが、それは誰にでも与えられているわけではない特別な才能が与えられています。
共感というのは、相手のことが自分と同じように感じること、相手の苦しみや悲しみを自分のことのように感じられる力です。
それは決して「かわいそう」という次元には止まりません。
同情するのは誰でもできることです。
しかしがか座は同情ではないのです。
常に相手の立場に立って考え、何をすれば目の前の人にとって一番良いのかということを理性的に考えることができる力を持っています。
同情が過ぎてしまうとどうなるかというと周りに振り回されてしまったり、影響を受けやすくなり、自分がない、自分がわからないという状態になります。
これは感情的に物事を判断してしまうから起こることですが、がか座はかなり現実的で物事を客観的に見つめる力も持っています。
もともと感受性が強く感情的に捉える力があるので、バランスを保つためには理性的に論理的に物事に対処し、鍛えるということをすることで、まるで鬼に金棒のようなしなやかな強さと優しさを手に入れることができるでしょう。
現実的な思考は、生きていくためには欠かせない地に足のついた考え方です。
それがしっかりと根付くことでたとえ強い風が吹いたとしてもそれに負けないしなやかな強さを手にいれることができるのです。
また無理に繊細さを隠そうとしないほうがいいでしょう。
自分で自分を縛ってしまったり、人に合わせてがむしゃらに自分を演出するよりも、ありのままの自分でいたほうが結果的に自分の心を守ることができるのです。
またがか座特有の特徴としては、非常に手先が器用で、プロ並みの器用さを持っています。
模倣は得意中の得意なので、料理や裁縫、絵画を描くことなどは簡単にやってのけてしまいます。
観察眼が鋭いので人のモノマネなども得意なはずです。
これは並々ならぬ観察眼があります。
それがあるからこそ人の気持ちが手に取るようにわかってしまうところもありますが、せっかくならそれを上手に生かすというのも良い方法です。
鋭い観察眼と明確な記憶力が加わることで、素晴らしい何かを創作することもできるでしょう。
このような手がかりからつかめるがか座のキーワードは「Love」で、まさしく愛すること、愛されることを通して人生で大切な学びをするという課題があります。
愛することも愛されることも時として痛みを覚えますが、その経験こそが、がか座の運勢をさらに良いものにしていくことにつながっています。
運勢的に良いものとしては、人とのコミュニケーションを恐れないこと、自分らしくいること、困っている人には声をかけること、アートを嗜むこと、愛情深く接すること、人の望みを叶えることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、気疲れしてしまうこと、人の気持ちを読み過ぎてそれが思い込みになってしまうこと、思い通りにいかないことで感情的になること、自分のコントロールを失うことなどが挙げられます。
恋愛面でがか座の良い部分を活用する方法は、程よい献身さを持って付き合うこと、相手の気持ちに寄り添うこと、料理などの家庭的な側面を大切にすることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、孤独を悪いことだと思い込むこと、献身的になり過ぎてしまいそれが自己満足とつながってしまうこと、相手に依存してしまうことなどが挙げられます。
このがか座生まれでなくてもこのかに座第1デークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
そうなかなか日本からでは見えないので、知られていないのね。
この星座を設定したラカーイユさんの星座の名前のつけ方って変わっているけど、当時の時代では素晴らしいアイテムだった、夢があるものだったということがわかるわね。
がか座の人は愛情そのものを学ぶというのが人生の課題だけど、最終的には大きな幸せと満足感を手に入れられるはず。
人生はどんな時もチャレンジなのよね。