88星座のいるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の特徴や探し方、神話やいるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
いるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の基本情報と特徴
星座名 | いるか座 |
略符 | Del |
ラテン語(英語・読み方) | Delphinus (デルフィヌス) |
意味 | イルカ |
季節 | 夏 |
最も明るい恒星 | いるか座β星 |
いるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の探し方
いるか座「Delphinus (デルフィヌス)」は、夏に天の川のほとりに見える、小さなひし形の尻尾のついた星座です。
3等星以上の星はなく、あまり明るい星座ではありませんがその形は天の川で飛び跳ねるイルカをたやすく思い浮かべさせ、特別な印象を与えてくれるでしょう。
いるか座の神話は地中海に面したギリシアだけに伝説や神話も比較的に多くあります。
シチリア島をはじめ、各地の都市国家でイルカをモチーフにしたコインも作られているほどで、イルカの愛らしさと賢さが密接に人々に印象を与えてきたと言えるでしょう。
日本ではいるか座は菱星と言われています。
またヨーロッパの一部ではキリスト教やユダヤ教の旧約聖書に登場する苦難の人物だったヨブという義人の棺として「ヨブの棺」と呼んでいる地域もあります。
いるか座のアルファ星「スアロキン(Sualocin)」、ベータ星「ロタネヴ(Rotanev)」という名前には面白い話があります。
この2つの星に名前を付けたのは19世紀のイタリアの天文学者ジュゼッペ・ピアッツィですが、彼の助手でのちに後継者となったニコロ・カッチァトーレという人がいました。
この「ニコロ」をラテン語に直すと「ニコラス(Nicolaus)」になります。
そして「カッチァトーレ」というのはイタリア語で「狩り」を意味しますが、これを同じ意味のラテン語にすると「ヴェナトール(Venator)」となります。
これらのスペルを逆から読むと、「スアロキン」、「ロタネヴ」となり、まるでジョークのようですが、ピアッツィとカッチァトーレのユーモアセンスを感じさせるものになっています。
いるか座の探し方は、わし座の一等星アルタイルのそばの小さな菱形を探すといいでしょう。
ちょうど天の川の東側に位置し、4つの星からなるひし形が目印になっています。
いるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の神話
エーゲ海に浮かぶレスボス島に、アリオンという優れた楽人がいました。
ある時アリオンはコリントスの王ペリアンデルの命令を受けて、音楽コンクールに出場するためにシチリア島へ向かいました。
アリオンはその優れた才能を遺憾なく発揮し、音楽コンクールで見事に優勝をして莫大な賞金を手に入れることになりました。
さて音楽コンクールが終わったあとに、アリオンはペリアンデルの宮殿へと戻るために船に乗りました。船は洋上を滑り出し、天候も良く、全ては順調に行くと思われました。
ところが船旅の途中、船員たちがアリオンが大金を持っていることを知り、それを奪おうと襲いかかってきたのです。アリオンは船の甲板の縁に追いつめられました。
まだ陸地は遠く、泳いで逃げるわけにもいかず、アリオンは「せめて楽人らしく死にたいので、私に曲を弾かせてくれませんか?」と言いました。
アリオンは船の縁に立つと、美しい音色で琴をかき鳴らしました。
するとその音色に惹かれてたくさんのイルカたちが集まってきました。
その瞬間にアリオンは海中に身を投げ、イルカの背にまたがって船から逃げ、無事にペリアンデルの宮殿にたどり着きました。
この功績によって、イルカは天に上げられているか座になったのだと言われています。
なおアリオンを襲った船員たちはレスボス島まで着いた後、アリオンは載っていなかったと口からでまかせを言ったために全員が磔にされたと言います。
さらにもう一つの神話があります。
ある日、海神ポセイドンは一人の妖精の女性に心を奪われました。
その女性は海の老神ネーレウスの娘のアンフィトリテです。
海神ポセイドンはアンフィトリテがほかの娘たちと楽しく踊っているところに近づき、強引にアンフィトリテをさらって妻にしてしまいました。
しかしアンフィトリテは海神ポセイドンが嫌でたまらず、とうとうすきを見て逃げ出してしまいました。
海神ポセイドンは世界中を探し回りましたが、アンフィトリテの居場所はわからずしまいでした。
アンフィトリテは海神オケアノス(オケアノスは大神ゼウスたちオリュンポス神族以前に世界を治めていたティタン神族の生き残りとされていて、どちらかというと川と海そのものという存在です)の元に逃げ込み、匿ってもらっていました。
彼女の居場所を見つけたのは、海神ポセイドンの手下の一匹のイルカでした。
海神ポセイドンはアンフィトリテに頭を下げて頼み込み、ようやくアンフィトリテと和解することができました。
この功績によりイルカは天に上げられているか座になったという神話もあります。
いるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
1月28日の誕生日星はスワロキン(Sualochin)で、誕生星の星座はいるか座α(アルファ)星、星言葉は「現実と理想のバランス」、特徴は、バランス感覚に優れている、運動能力が高い、そこそこに妥協しながらうまくこなすという傾向があります。
いるか座「Delphinus (デルフィヌス)」の運勢
いるか座は36星座によると、やぎ座の第2テークに当たり、この時期に最もいるか座のエネルギーが強くなるので運勢に生かすと良いでしょう。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
いるか座はやぎ座の第2デークにあたり、1月1日〜1月9日でおうし座と惑星では金星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、多くはやぎ座の影響を受けているので、何事も現実的に考え、合理的に物事を進める傾向があります。
現実の社会に根ざし、自分のできることとできないことをハッキリと線引きをしながら折り合いをつけることを得意とします。
堅実で真面目、何事も確実性を大切にし、コツコツとした努力を積み重ねることができるので、ほかの星座よりも強い忍耐力と誠実さを持っていると言えるでしょう。
理想が高いとしてもそれにめげることをせず、どうしたら自分に叶えることができるのか、そのためにどのような努力が必要なのかを計算し、計画を立てて物事を進めることができるので、失敗したり挫折をするという経験は少ない傾向があります。
たとえそのようなことがあったとしても感情的あるいは感覚的に物事を捉えるというよりは、理性的に捉えて処理をする傾向があり、また人間関係でもかなりクールに振る舞うので、人によっては警戒心を持ってしまうこともあるかもしれません。
その人のことを特別に好き嫌いで見ているわけではないものの、クールさを冷たさを理解してしまうようなタイプの人には敬遠されてしまうところもあるでしょう。
自分では意識していなくてもかなり強い言葉の力を持っていて、影響力もあるので、自然にしていると人が怖がってしまったり、顔色を伺ってしまうようなところもあり、それに甘んじてしまうと空気を読めない人になってしまいます。
ただしとても仕事ができたり、的確に判断する力があるので、ビジネス面ではかなりのできる人という見られ方をするので、一目も二目も置かれたり、リーダーとして組織をまとめて引っ張っていくというところもあります。
しかし、正論を言ってしまうため、グループのマイノリティの人の気持ちを理解することができず、スパッと切り捨ててしまうようなシャープさもありますが、できる人なので、周りが黙ってしまうこともあります。
隠れた野心がある場合には、成功を収めやすい傾向もありますが、自分のマイナス面を知っておかないと、自己中心的なリーダーになってしまう場合もあったり、ロボットのようにできる人という印象がついてしまうと人間らしい部分も失われていくので、あえて人間臭いところや失敗する姿などを見せると周りの応援なども受けやすくなるかもしれません。
時と場合によって人間らしい部分や素直な感情などを見せる方が結果的に優位に働きます。
いるか座本来の特徴としてのプラスの部分は、おうし座の要素と金星の持っている要素が加わり、やぎ座ならではの傾向のシャープさが少し薄れるところがあります。
切れ味の鋭い刃物という感覚ではなく、人懐っこさや柔らかな部分が出てきて、人に敬遠されることも少なくなるでしょう。
物腰がソフトれおっとりとしていて、金星の優しさが加わることで女性らしい面が目立つようになり、お付き合いしやすい感じになります。
また好奇心も強く、自分からアレコレと気になることに関しては積極的に動いていくという姿勢もあり、趣味などに関しては交際範囲も広がり、楽しむこともあります。
逆に、マイナス面としては、とてもシャイなので自分から人間関係を作るというよりは、まずそこに身を置いて話しかけられるのを待つというスタンスになります。
受動的な社交性という側面が出ることで、仲良くなることや理解されることに関しては少し時間がかかるかもしれません。
最初から距離を置くために打ち解けるには時間がかかってしまうところもあり、ストレスなども大きくなってしまう場合もあるでしょう。
またあまりストレス耐性がある方ではないので、それが身体の症状に出てしまう場合もあり、慢性的に何かしらの不具合を持ってしまうところも。
さらにかなり頑固な部分があるので、いざという時には一歩も引かないという強さを兼ね備えています。
争いごとを好みませんが、時にはかなり強い部分もあるので、人から見て非常にこだわりがあり頑固さがあると受け止められる場合もあるでしょう。
恋愛面でうしかい座を活用する方法は、音楽を楽しんだり、出会いの場では生演奏などがある場所を選ぶこと、海やプールなどの水がある場所での出会いを選ぶこと、デートなど水がある場所にすること、あえてボーイッシュさを出すこと、相手のペースに合わせること、理性的に判断するよりも相手の感情を理解しようと努めることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、スパッと割り切らないようにすること、相手の話の揚げ足を取らないこと、自分ができる部分を見せつけて相手の気持ちを引こうとしないこと、クールさを出さないようにすること、自分のキャラクターを限定しようとしないことなどが挙げられます。
このやぎ座の第2テーク以外の生まれの人でも、これらのことに注目していれば自然といるか座のエネルギーを得ることになります。
このデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
神話にもあるように音楽家アリウスを助けたり、海神ポセイドンに仕えて素晴らしい働きをしたりね。
どちらかというと1番のリーダーになるより、その人の右腕として参謀になった方がいいポジションを得られるはず。
サポート役というのがとても合うのよね。
またその場合もあえてクールさを出すよりも、ちょっとおっちょおちょいだったりと人間的な部分を出す方がもっと愛されるはず。
弱さを出すことを怖がってしまう必要はないのよ。
そんなところほど魅力があるし、もっと愛される秘訣になるということを忘れずにね。
ほっとくと完璧になんでもこなしてしまうくらいの力があるけど、そこを出しすぎちゃうと人は恐れてしまうから、時には抜けているくらいがちょうどいいのよ。