88星座のインディアン座「Indus(インドゥス)」の特徴や探し方、神話やインディアン座「Indus(インドゥス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介します!
目次
インディアン座「Indus(インドゥス)」の基本情報と特徴
星座名 | インディアン座 |
略符 | Ind |
ラテン語(英語・読み方) | Indus(インドゥス) |
意味 | インディアン |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | インディアン座α(アルファ)星 |
インディアン座「Indus(インドゥス)」の探し方
インディアン座「Indus(インドゥス)」は晩夏から秋にかけて、南の地平線すれすれに見える星座です。
星座の形はY字をしていて、星図では弓を構え、矢をつがえたネイティブ・アメリカンの姿で描かれます。
星座を構成する星は3等星が一つで、あとは4等星以下なのでほとんど目立ちません。
場所的にも見えにくい位置にあるので、日本ではほとんど馴染みのない星座です。
この星座を設定したのは16世紀の航海家たちだと言われています。
バイアーが17世紀初頭に星図に記したことで正式に星座と認められることになりました。
古い日本語訳ではインディアン座を「印度(インド)人座」と訳すこともありましたが、これは誤りです。インディアン座はアメリカ先住民を表した星座です。
コロンブスがアメリカ大陸を終生インドだと勘違いしていた弊害がこんなところにも現れてしまっているのはある意味面白さを感じさせます。
探し方は、くじゃく座とつる座の間を探しましょう。
くじゃく座の2等星ピーコックはこの辺りにある星の中ではかなり目を引くので、みなみのうお座1等星のフォーマルハウトが見えているなら、くじゃく座のピーコックとみなみのうお座のフォーマルハウトを結んだ、ピーコックにより近いあたりを探すといいでしょう。
まるでインディアンが孔雀に寄り添っているかのような星の並びをしています。
星図ではインディアンが羽のついた帽子を被り、手に矢を持った姿で描かれます。
南半球の星座なので、日本では見られないとされていますが、奄美大島や沖縄あたりであればその一部や全体像を見ることができます。
オーストラリアなどの南半球では天高く輝いていますが、ひときわ明るく輝くような星はありません。
インディアン座を構成する星は全体的に暗く、最も明るいのは3等星のインディアン座α(アルファ)星のみです。
この星は「ペルシアン(Persian)」という固有名が名付けられているものの、国際天文学連合が正式に承認したわけではないので暫定的な呼び名になっています。
この固有名「ペルシアン(Persian)」の名前の由来は、17世紀にカトリックのイエズス会の宣教師が作った星図でインディアン座の領域が波斯(ペルシャ)だったことから名付けられたとされています。
日本から見るとY字を逆にしたように鳥の足がイメージできる星の並びが特徴的です。
またインディアン座のε(イプシロン)星は太陽から12光年ほどの距離にあり、地球からとても近い恒星の一つです。
インディアン座「Indus(インドゥス)」の神話
インディアン座「Indus(インドゥス)」は新しく設定された星座なので、ギリシア神話や伝説などとは結びついていません。
初めてインディアン座を観測したのが航海家のペーテル・ケイザーとフレデリック・デ・ハウトマンで、二人は16世紀末にマダガスカルからスマトラ、ジャワにかけて航海しました。
この間に接したと思われているアフリカ南部からマダガスカル、東インド諸島の原住民をモデルにしたのがインディアン座になったのではないかと考えられています。
その後1603年に天文学者のヨハン・バイエルが星図ウラノメトリアに掲載したことで多くの人々にインディアン座が知られることになりました。
インディアン座「Indus(インドゥス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
1月27日の誕生日星はアルファ・インディ(αIndi)で、誕生星の星座はインディアン座α(アルファ)星、星言葉は「巧みな二面性」、特徴は、本音と建前を見事に使い分ける、嫌味に聞こえない嫌味をいうことができる、人からのストレスを受けやすいという傾向があります。
2月1日の誕生日星はベータ・インディ(βIndi)で、誕生星の星座はインディアン座β(ベータ)星、星言葉は「ナチュラルな穏やかさ」、特徴は、自然体でマイペース、物腰が柔かく敵を作らない、環境を大切にするという傾向があります。
2月16日の誕生日星はデルタ・インディ(δIndi)で、誕生星の星座はインディアン座δ(デルタ)星、星言葉は「用意周到さと几帳面」、特徴は、緊張感を持ちやすい、不安傾向が強い、しっかり者できちんと行動するという傾向があります。
インディアン座「Indus(インドゥス)」の運勢
インディアン座は比較的歴史が新しい星座であり、また神話などもないので、誕生日星にインディアン座を守護星を持つ人の運勢などを中心に運勢解釈を展開させていきます。
インディアン座は南天の星座で日本からはあまり見ることができない星座です。
しかしくじゃく座と寄り添うように星図では描かれ、当時このインディアン座が発見された時は大航海時代で新しい大陸を発見することに大きな夢と希望を抱いた時代でした。
アメリカ大陸の先住民であるインディアンはそんなヨーロッパ地方の人々にとって未開の地であり、希望の大地そのものだったに違いありません。
それほど新大陸への夢が大きく、星座にまでなっていると想像できるでしょう。
インディアン座そのものは36星座占いなどで設定はされていませんが、インディアン座の守護星を持つ人の誕生日により運勢を見ていきます。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
インディアン座の守護星を持つ1月27日、2月1日、2月16日生まれの人を36星座に当てはめて解釈をします。
1月27日生まれのインディアン座に誕生日星を持つ人は、36星座によるとみずがめ座の第1デークにあたるこうま座の影響を受けています。
期間は1月21日〜1月29日で惑星では天王星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、純粋なみずがめ座の性質がとても強くでます。
独特な自分らしさを持ち、人と同じであることはあまり好みません。
とてもマイペースで、一見すると風変わりな印象を与えますが、決して人柄が冷たいということはありません。
むしろ周りに配慮したり、どうすれば社会全体が良い方向に向かうかなど、自分を越え出た大きなスケールで物事を考えます。
そのあり方や方法なども非常にオリジナリティに溢れていて、どこか偉大さも感じさせるでしょう。
また知的好奇心が強く、興味があるものへの探究心と集中力は非常に旺盛で、研究熱心なので、その道のプロとして活躍することも夢ではありません。
自由を愛しさっぱりとした人間関係を好み、独自の世界観を強めていくので、周りにも大きな影響力を与えるような人物になりますが、あまり好きではないものに関しては最初から興味がなく、スルーしてしまうことや興味がなくなってしまうと急にほったらかしになってしまうなどの飽きっぽさもあります。
これは人間関係や恋愛関係でも起こり得ます。
ある日急に心変わりしてしまうということもありますが、この日生まれの人にとっては自然なことだったりします。
2月1日生まれのインディアン座に誕生日星を持つ人は、36星座によるとみずがめ座の第2デークにあたり、ペガサス座の影響を受けています。
期間は1月30日〜2月28日で、さらに双子座の影響と惑星では水星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、みずがめ座の持つ自由と解放のあり方にふたご座の社交性と水星のスピード感などがプラスされ、非常にバランスよく物事を動かしていくことのできる才能豊かな性質です。
ある面ではあまりこだわりがなく、さらっとこなしてしまうことや、そこまで強い感情を入れずに人間関係もスマートに振る舞う特徴があるでしょう。
どちらかというとあまり自己主張は強い方ではなく、流れに身を任せていけばなんとかなるという日和見的な部分もありますが世知辛い世の中を生き残るには一見するとこのように受け身でいた方がスムーズになるかもしれません。
また先天的な知性を持っていますので、瞬時に自分の立ち位置や求められていることなどを理解することで上手に振る舞うこともできます。
現実をうまく立ち回ることで得られるポジションがあるでしょう。
2月16日生まれでインディアン座に誕生日星を持つ人は、36星座によるとみずがめ座座の第3デークにあたるくじら座の影響を受けています。
期間は2月9日〜2月19日で、さらにてんびん座の影響と、惑星では金星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、もともともみずがめ座の性質にてんびん座のバランス力と金星の優しさなどが加わり、さらに時期的に次にやってくるうお座の影響も入るので複合的な性格になりやすいでしょう。
ソフトで物腰が柔らかく、かつ自己主張もあまり強くはありませんが、慈愛をもとに行動をしていくタイプです。
感情が先にあり、そこから行動をしていくことが多くあるかもしれません。
考察をしたり思考が中心になるよりは感覚や感性、感情といった内的な促しにより、動くことが多くあります。
人に対しても思いやりと優しさに溢れ、自分が損をしても他者に尽くしてしまうこともあり、恋愛では尽くしすぎてしまうことでボロボロになってしまうという側面もあります。
このような手がかりからつかめるインディアン座のキーワードは「Renovation」で、改革すること、作新、刷新すること、修復や再生という意味を持ちます。
何かに手を加えてさらに良いものにしていくことがインディアン座の人生で取り組むべき課題になるでしょう。
運勢的に良いものとしては、意識的に変化を心がけること、新しいものに挑戦すること、依存しない人間関係を作ること、マイペースを大切にすること、オリジナリティを追求すること、修理をして作り変えることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、感情的になりすぎてしまい自分を見失うこと、人の意見を鵜呑みにすること、受動的になりすぎること、何が良いか判断できないこと、失敗を恐れて行動しないことなどが挙げられます。
恋愛面でインディアン座の良い部分を活用する方法は、自分の個性を愛すること、自分自身を愛すること、愛の本質を考えること、恋愛と結婚の違いを見つめること、相手に尽くしすぎないことなどが良いでしょう。
逆に恋愛面でのマイナスは、依存して嫉妬に狂ってしまうこと、相手の自由を奪ってしまうこと、先を読みすぎて行動することなどが挙げられます。
このインディアン座の生まれでなくてもこれらのみずがめ座第1〜3デークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
また思慮深さなども感じさせるわね。
ネイティブ・インディアンの知恵はたくさんの本にもなっているように多くの生きる知恵や勇気を与えてくれるわ。
インディアン座も私たちに大切なメッセージを送っているように見えるわね。
何か迷いや悩みがあれば、インディアン座を見つけて、そこに願いや祈りをしてみれば、きっとそれに叶う知恵を与えてくれるはずよ。