88星座のじょうぎ座「Norma(ノルマ)」の特徴や探し方、神話やじょうぎ座「Norma(ノルマ)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」の基本情報と特徴
星座名 | じょうぎ座 |
略符 | Nor |
ラテン語(英語・読み方) | Norma (ノルマ) |
意味 | 定規 |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | じょうぎ座γ(ガンマ)2星 |
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」の探し方
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」はおおかみ座、さそり座の南に位置する星座です。
日本からでも奄美諸島や沖縄など南よりの地域ではじょうぎ座の上半分が地平線ギリギリに見ることができますが、星座を構成する星は全て4等星以下のため、見つけるのはとても困難です。
季節としては夏の星座に分類されます。
「じょうぎ」は大工さんが使う曲尺(直角が分かる定規)と、まっすぐな定規の二つが十字形に組み合わせた形をしています。
星座の形は日本の十手のように直線とL字型が重なった形になっていて、星図では1本の直定規と1本の直角定規が重なっているように描かれています。
さてじょうぎ座を設定したフランスの天文学者ニコラス・ド・ラカーイユは、もともと「曲尺」と「直定規」の2つの名をつけていました。
ラテン名では「Norma et Legula」となりますが、フランス語訳で「Niveau(水準器)」とする星図がありました。
ラテン語名からの誤訳かもしれませんが、これがもとになって英語名が「The Level and Square(水準器と定規)」となり、それが和訳されて日本でも「水準と定規座」とするものがありました。
しかし、ラカーイユの描いた星図を見る限りでは素直にじょうぎ座と呼ぶ方が正しいでしょう。
探し方は、さそり座の南西にじょうぎ座は位置しています。
じょうぎ座は天の川の中に位置していて、西にはさいだん座やくじゃく座、東にはおおかみ座やケンタウルス座、南にはみなみのさんかく座やコンパス座など多くの星の囲まれたところに位置しています。
さそり座の1等星アンタレスとケンタウルス座のα(アルファ)星のリギル・ケンタウルスの間を探すといいでしょう。
その2つの構成のちょうど真ん中あたりに椅子を横から見たような形で描かれているのがじょうぎ座です。
暗い星が多く、明るい天の川に埋もれてしまうので少し探しにくいかもしれません。
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」の神話
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」は新しく設定された星座なので神話などはありません。
じょうぎ座に隣接する星座にはさいだん座やケンタウルス座など有名なギリシア神話に基づいたものがありますが、これらの星座との間を埋めるために作られたとされています。
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
じょうぎ座には誕生日星の設定はありません。
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」の運勢
じょうぎ座「Norma(ノルマ)」は、36星座によるとてんびん座の第3デークに当たり、この時期に最もじょうぎ座のエネルギーが強くなるので運勢に生かすと良いでしょう。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
じょうぎ座はてんびん座の第3デークにあたり、期間は10月13日〜10月23日で、さらにふたご座と惑星では水星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、てんびん座の中でもかなりシャープで白黒はっきりさせるような、竹を割ったようなストレートさを持ち合わせています。
まさに定規のようにハッキリ、キッチリ感が際立ちます。
特に自立心が旺盛で、何事も人に頼るのではなく、自分の力でやり遂げること、正義感があり公正さや公平さを重んじること、自分と他者との領域をはっきりとさせ、主体性を持ち誰かに甘えすぎたり依存することをしない性質を持ち、かつ他者に対して深い関わりをします。
そこにふたご座の影響も入るので、基本的には人との交流が好きで、その中で自分の存在を輝かせていくことができるでしょう。
特に他者に対しての関心が高く、また感情の動きなどを敏感に察知するので、顔色一つでその人の考えていることを理解してしまうような直感力も持ち合わせています。
しかしじょうぎ座に特有の絶対的で完璧なものを求める傾向があり、論理立てた行動と思考とが直結しているので、他者との関わりは感情などの左右されてしまうようなことはなく、適切な距離感とバランスで円滑な人間関係を築いていくことができるでしょう。
さらに惑星の水星の知性や迅速なスピード感、情報収集能力が加わるので、独特の個性を持っています。
情報のインプットとアウトプットのバランスの良さ、良い意味で広く浅い社交性、頭の回転の速さとバランス感覚、合理的な行動力を持っているのがじょうぎ座の特徴です。
そのために何事も現実的に物事を考え、行動を起こしていくので、決して理想だけを追い求めたり、夢見がちな状態にはなりにくいでしょう。
もちろん、夢や目標というものはありますが、それをどのように自分が叶えるために現実的に対処することができます。
曖昧な判断というものを好まず、現実に重きをおいてデータや化学的な知識、時間感覚などを大切にし、実現の可能性を探りながら行動することができます。
逆にそのような価値観からは対極にある直感、情、スピリチュアル的なものには重きをおいてはいません。
もちろん瞬間的に物事を察知するような直感力を持ってはいますが、それをきちんと分析し、論理立てて考え、現実的に捉えて判断することができます。
未知なものや曖昧なものに心をひかれ、それに振り回されてしまい失敗をするということはほとんどありません。
目に見えるものが全てではないにしても、そこに重点を置いて考えるので理系的な頭脳を生まれつき持っていると考えてもいいでしょう。
あらゆる面でどのように行動すれば合理的かと判断しているので、時間に関してはかなりシビアな感覚を持っており、それを有効に生かすためには、周りの空気を読んだり、協調性を重視するような曖昧性を好みません。
仲良しグループで「どうするどうする」と考えているうちにどんどん時間だけがすぎていってしまうような女子独特の感覚とは真逆にいます。
そのような状況になると、人間関係そのものが面倒くさくなってしまったり、最初から答えを出してしまうこともするので、表面的に受け取られてしまうと現実的で面白みがなく冷たい人というイメージになってしまう場合もあります。
決して冷たいわけではありませんが、無駄な時間を過ごしたくないというのがじょうぎ座の本音のところでしょう。
しかし、とても現実的でありながらも芸術的なセンスを変え備えています。
特に、どのようなものが美しいかということをパッとつかんでしまうセンスを持っています。
ある面では「美」というものに関してはかなりのこだわりがあり、完全で完璧な美に憧憬を抱き、それを人生をかけて情熱を注ぎ追い求める傾向もあるのです。
現実的で無駄な行動をしないというのもじょうぎ座の人にとってはある面で美意識があるからこそ、そのような判断をすると考えてもいいでしょう。
時間という有限の中でそれを最大限に生かすためにどうしたらいいのかということや、自分で計画立てたことがスムーズに自分が考えた通りにピタッと進んだ時、まるで大きな芸術作品を仕上げたときのような喜びを感じます。
時間そのものの美しさを無意識で知っているからこそ、そのように感じるのでしょう。
また何事も冷静に観察し、深く考えることをするので、自分が求める完全な答えや骨組みがあり、そこに自分を合わせていくということをします。
仕事などでその才能が生かされるときにはかなりの業績をあげることもあります。
どちらかといえば協調性を重んじるよりも個人の力を発揮できる環境の方が自由に、またじょうぎ座らしいライフスタイルを形成することができるでしょう。
また決して人に対しては情がないというわけではありません。
むしろ、公平さ公正さに関しては敏感ですので、それを逸脱するような何かに対しては身体を張ってでも闘う時もあります。
理想とするものが目に見えているので、流されることなくきちんと自分の視点で考えることができます。
リーダーシップを持ってみんなをまとめていくよりは個人プレーとして自分のやりたいようにやっていくことや自分が目指している形、洗練されたセンスと完全なる美が融合したときに、人生の大きなチャンスや成功をつかむことができるようになるでしょう。
また見事なまでのバランス感覚があるので、たとえ集団の中で何かをする場合でも自分の好みは別として、自分のやるべきことなどの役割はきちんと把握しているので、上手にコミュニケーションをとり、適切な距離感を保ちながら人生を渡っていくことができます。
基本的にはリベラリストなので誰からも支配されず、束縛されない自由な生き方を好みますので、そのような感覚を押さえられてしまうような環境に身を置くことで、自分の生気を吸い取られてしまうようにストレスを貯めてしまうこともありますので、決まった枠にはめようとされると、萎縮して自分らしさを出すことに恐怖を覚えてしまう場合もあります。
自分を理解し、客観的に分析することも得意ですので、なるべくストレスが溜まるようなものに関しては最初から遠ざけていた方が良いでしょう。
このような手がかりからつかめるじょうぎ座のキーワードは「integrity」で、正直、律儀、保全いう意味があります。
じょうぎ座らしく人生を歩むために必要なものが「integrity」だと考えるといいでしょう。
またそれに磨きをかければかけるほど、面白いように人生のチャンスが巡ってくるはずです。
運勢的に良いものとしては、理性的に判断すること、時間感覚を重視すること、計画をきちんと立ててそれを実行すること、人間観察をすること、アートに触れることなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、思いつきで判断すること、どうでもいいことにとらわれてしまうこと、損得で人付き合いをすること、義理を欠いてしまうことなどが挙げられます。
恋愛面でじょうぎ座の良い部分を活用する方法は、良い意味で相手のスペックを意識すること、価値観を重視して恋愛すること、順序だった恋愛をすることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、雰囲気に流されて身体を許してしまうこと、好かれようと思うあまりに自分らしさを欠いてしまうこと、相手を理解しようとしないことなどが挙げられます。
このじょうぎ座生まれでなくてもこのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
定規は基準と捉えてもいいかもしれないわね。
現実にあるものって全て定規できちんと計算されているからこそ、成り立っているでしょ?
机でも椅子でもいいけれど、木材をカットして組み合わせるときには定規がなければアンバランスになってしまうわ?
そんな意味でも定規があるからこそ、基準があるのよ。
そしてじょうぎ座の期間に生まれている人も特別な個性を持っているわ。
華やかなものではないかもしれないけど確かな存在感を感じさせる人だし、人生において特別な使命を担うことも多いはず。
洗練されたスマートさがあればどんなことも乗り越えていけるし、周りからも憧れられているわ。