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88星座のさそり座「Scorpius(スコルピウス)」の特徴や探し方、神話やさそり座「Scorpius(スコルピウス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次 [非表示]
さそり座「Scorpius(スコルピウス)」の基本情報と特徴
星座名 | さそり座 |
略符 | Sco |
ラテン語(英語・読み方) | Scorpius(スコルピウス) |
意味 | サソリ |
季節 | 夏 |
最も明るい恒星 | アンタレス |
さそり座「Scorpius(スコルピウス)」の探し方
さそり座は南の中天で巨大なS字型を描く星座で、夏の代表的な星座として有名です。
黄道12星座の第8座に当たります。さそり座の中央には真紅に輝く1等星アンタレスがあり、夏の夜空でもこれがひときわ目立ちます。
赤く見える星というのはほかにもいくつかありますが、これほどキレイに見える星はそうありません。
「アンタレス」という名前も元は「アンチ・トレース」、つまり火星の敵、対抗者という言葉から生まれたほどです。
また「アンチ・アレス」という呼び方もあり、「アレス」とはギリシャ神話の戦いの神で火星に象徴されています。
つまり火星の赤さに唯一対抗するのがこのアンタレスという星なのです。
また黄道に近いアンタレスのそばには火星が近づくこともあり、両者がまるでその赤さを競い合っているようにも見えます。
明るさは火星の方が上ですが、アンタレスは直径が太陽の約720倍もある超巨大な星で、これまで人類によって確認された直径の大きな恒星の13番目に当たります(1位はおおいぬ座のVY星で太陽の直径約2000倍)。
ローマ時代には「さそり座の心臓」とも呼ばれており、太陽の様な恒星が年老いて膨らみ、表面の温度が低くなったので赤く見えます。
星座全体でみれば、さそり座は大きな頭と鉤爪のように曲がった尻尾を持ったサソリの形をしています。
尾にある毒針はちょうど天の川を刺しているようにも見えます。
さそり座が天に昇り始める時期になると、冬の代表的な星座であるオリオン座がさそり座を怖がって沈んでいくようにも見えるでしょう。
古代では、このさそり座にてんびん座の星を加えて、サソリのハサミとしていましたが、紀元前1世紀ごろにてんびん座は独立し、現在のような形に定着しました。
探し方は、南の空低くにひときわ赤く輝くアンタレスをつつけるといいでしょう。
アンタレスを中心にしてS字状にカーブを描いているのがさそり座です。
尾の部分の先には天の川があるので、天の川を探すのにも役にたつでしょう。
さそり座「Scorpius(スコルピウス)」の神話
狩人オリオンは海神ポセイドンとミノス王の娘エウリュアケーとの間にできた子どもで、人並外れて立派な体格の持ち主でした。
ある時、オリオンはキオス島の王であるオイノピオンの娘メロぺを見初め、オイノピオンにメロぺとの結婚を申し込みました。
しかし粗暴なオリオンを快く思わないオイノピオン王は、狩人オリオンを酒宴に招いてしたたかに酔わせてしまい、彼が眠ったところで両目を潰して浜へ放り出してしまいました。
目を覚ました狩人オリオンは目が見えないことで困り果ててしまいましたが、「東の国へ行き、朝日の光を目に受ければ、再び目が見えるようになる」という神託を受け、鍛治の国へと向かいました。
そして東の国で日の神ヘリオスに出会った狩人オリオンは、その光を受けて再び目が見えるようになりました。
狩人オリオンはオイノピオン王に復讐をしようとキオス島へと向かいましたが、狩人オリオンがやってくることを知ったオイノピオン王はヘパイストスが作った地下室に隠れてしまいました。
王に忠実だった島民たちも決して王の居場所を口外しなかったので狩人オリオンは復讐をあきらめざるを得ませんでした。
仕方なくキオス島をあとにした狩人オリオンはクレタ島にわたり、そこえ月の処女神アルテミスと出会いました。
狩人オリオンはアルテミスとともにしばらくの間狩をして過ごしてしましたが、あるとき「俺はこの地上のありとあらゆる獣をことごとく射止めてみせる」と大言壮語しました。
この言葉を聞いて怒ったのが大神ゼウスの妻の女神へーラー(あるいは大地母神ガイア)は、一匹の大サソリを狩人オリオンのもとに遣わし、彼をサソリの毒の尻尾で刺し殺させました。
この時狩人オリオンを殺した大サソリが女神へーラーによってその功績を讃えられ、天に上げられてさそり座になったと言われています。
また狩人オリオンも天に上げられてオリオン座になりましたが、星になったいまでもサソリを恐れていて、さそり座が上がる頃になるとオリオン座は空から沈み始めるのはそのためだと言われています。
なお、オリオンの死については他の伝承もあります。
アルテミスとともに狩りをして暮らしているうちに、オリオンは彼女に恋心を抱くようになりました。
アルテミスもまたオリオンに好意がありましたが、そのことを知ったアルテミスの兄である太陽神アポローンは狩人オリオンを殺そうと企んでいました。
狩人オリオンが海を渡っている間を見計らい、太陽神アポローンは海上に突き出しているオリオンの頭に金色の光を吹き付けました。
そして太陽神アポローンは何食わぬ顔でアルテミスの元に訪れ、「いかにお前が弓の名手でも、あの波間に漂う金色のものを射抜くことはできないだろう」と言いました。
アルテミスは怒って弓と矢を手に取ると、その金色のものをオリオンの頭だとは知らずに見事にそれを撃ち抜いてしまいました。
やがて波打際に打ち上げられた狩人オリオンの頭とその亡骸を見て、アルテミスは自分がオリオンを殺してしまったのだと知りました。
アルテミスは嘆き悲しみ、自分が天の道を通るときに、いつでも見えるようにオリオンを天上の星座にしたという話もあります。
また違う説では、アルテミスがオリオンに恋をしたものの、オリオンは曙の女神エオースに言い寄ったためにアルテミスが嫉妬に駆られて殺したとも、アルテミスに乱暴を働こうとしたオリオンをアルテミス自身が返り討ちにして殺してしまったという話もあります。
さらにもう一つのさそり座の話があります。
太陽神アポローンの息子の一人に、パエトーンという少年がいました。
パエトーンは自分の父が太陽神アポローンであることを誇りに思っていましたが、友人が誰も彼の父親がアポローンだとは思っていませんでした。
そこでそれを証明するためにパエトーンは遠くのアポローンの住む宮殿まで出かけて行きました。
太陽神アポローンはパエトーンが自分の息子であることを認め、「その証拠としてなんでも望みを一つ叶えてあげよう」と言いました。
するとパエトーンは、太陽をひく馬車を運転させて欲しいと申し出ました。
しかしこの申し出にアポローンは渋りました。
なぜなら馬車をひく馬はひどく気性が荒く、アポローンでなければ言うことを聞かなかったからです。
しかしパエトーンはアポローンの言質を盾に取り、アポローンが止めるのを聞かずに馬車に乗って飛び出してしまいました。
天空をかける馬車の乗り心地はとても素晴らしく、パエトーンが下界に向かって手をふると、友人たちはとても驚きました。
すべてがうまくいくと思われたそのとき、太陽の通り道とは黄道のことを指しますが、ちょうどさそり座のわきを通り過ぎたとき、サソリが馬の足を尻尾の毒針で刺してしまいました。
馬は暴れだして無茶苦茶に走り出してしまいました。
放っておくと大惨事になると見た大神ゼウスは雷光を放ってパエトーンを撃ち殺してしまいました。
そしてパエトーンの亡骸ははるか下のエリダヌス川に落ちていきました。
さそり座「Scorpius(スコルピウス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
11月24日の誕生日星はパイ・スコルピイ(πScorpii)で、誕生星の星座はさそり座π(パイ)星、星言葉は「勝負強い自由主義」、特徴は、競争ごとを好む、負けず嫌いで自己主張が強い、孤独でも自由を好むという傾向があります。
11月25日の誕生日星はグラフィアス(Graffias)で、誕生星の星座はさそり座β(ベータ)1星、星言葉は「野心を秘めた穏やかさ」、特徴は、一見物静かだが心は燃えている、情熱的だが素振りはクール、焦ってしまうと取り乱してしまうという傾向があります。
11月29日の誕生日星はアル・ニャート(Alniyat)で、誕生星の星座はさそり座σ(シグマ)星、星言葉は「名誉へ疾走する過激さ」、特徴は、向こう見ずで即行動に移す、刺激的なものを好む、スリルを味わうのが快感という傾向があります。
12月1日の誕生日星はアンタレス(Antares)で、誕生星の星座はさそり座α(アルファ)星、星言葉は「内面を見つめる瞳」、特徴は、じっくりと物事を考える、老成した雰囲気を持つ、目に力を持っているという傾向があります。
12月2日の誕生日星はタウ・スコルピイ(τScorpii)で、誕生星の星座はさそり座τ(タウ)星、星言葉は「常識に縛られない思考力」、特徴は、斬新なアイデアを思いつく、人とは違う見解を持つ、時として予想外な行動をするという傾向があります。
12月6日の誕生日星はエプシロン・スコルピイ(εScorpii)で、誕生星の星座はさそり座ε(エプシロン)星、星言葉は「友情に秘めた甘え」、特徴は、友人を作るのがうまい、親しくなると自己主張が強くなる、人をアゴで使う場合もあるという傾向があります。
12月15日の誕生日星はレサト(Resath)で、誕生星の星座はさそり座υ(イプシロン)星、星言葉は「スポーティーな明朗さ」、特徴は、身体を動かすことが好き、いつも何かしら動いている、快活で明るいという傾向があります。
12月16日の誕生日星はシャウラ(Shaula)で、誕生星の星座はさそり座λ(ラムダ)星、星言葉は「アピール上手なプライド」、特徴は、さりげなく自分語りをする、プライドが高い、和やかだが人を見下す場合もあるという傾向があります。
12月17日の誕生日星はシータ・スコルピイ(θScorpii)で、誕生星の星座はさそり座θ(シータ)星、星言葉は「疾走する情熱」、特徴は、何事も情熱的に燃えやすい、若干人からみるとうざったい、スピーディーで単純という傾向があります。
さそり座「Scorpius(スコルピウス)」の運勢
さそり座は36星座によると3つの星座を有します。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
さそり座に含まれる3つの星座のうち第一デークに当たるのは、へびつかい座で10月24日〜11月1日で冥王星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、何事も深い思い入れがあり、過去にこだわりやすい傾向も見られます。懐古主義でアンティークなどの昔のものを好む傾向もあり、感情の落ち着いていて物静かながらセクシーな雰囲気を感じさせます。
自然にしていてもどこか人とは違うような魅力を持っていて、自然と惹きつけてしまうようなオーラを持ってイアます。
恋愛では、好きになると嫉妬深くなり相手を束縛したり、自分の思い通りにしてしまうような傾向もあります。
またセックスが大好きなので恋愛では没頭してしまい我を忘れてしまうことも。
第二デークに当たるのは、さいだん座で11月2日〜11月11日で魚座と海王星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、人からみるとなかなか理解しがたい不思議な感覚を備えていますが、いたってマイペースであまり人のことを気にせず、自分の世界に没頭することが多いでしょう。
しかしソフトな雰囲気を持っているので人に嫌われてしまうことは少なく、話しかけられることで自分を開示するというパターンが多くなり、人当たりも良いので、独特の存在感を醸し出します。
真面目に見えますが、内面はいい加減で物事から上手に逃げてしまう場合もあります。
恋愛では、流されやすい傾向があり、相手の言いなりになってしまいますが、我慢ならないといきなり別れるなどの大技に出る場合もあります。
第三デークに当たるのは、みなみのかんむり座で11月12日〜11月22日でかに座と月の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、さそり座の中でもわかりやすく喜怒哀楽もあり、人当たりが良く付き合いやすさを感じさせます。
好きな物事には時間を忘れて熱中してしまうので少し時間的なバランス配分をするのが上手ではありません。
また頑固なところもあり、こうと決めたらテコでも動かないようなしぶとさもあります。
適応能力もあるのでどのような場面でもバランスよくこなすことができます。
恋愛ではかなりのロマンティストで夢物語のような恋愛を好みます。
そのために自分には手が届かないような相手との恋愛を夢見てしまい、本気になる場合もあるでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス

外の顔と内面の顔を使い分けているけれど、それを人に悟られることはないのよ。
絶対的に自分を持っている芯の強い星座と言ってもいいわね。
良い面が出ればいいけれど、悪い方向だとかなり厄介な部分も否めないわね。