88星座のみなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の特徴や探し方、神話やみなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
みなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の基本情報と特徴
星座名 | みなみじゅうじ座 |
略符 | Cru |
ラテン語(英語・読み方) | Crux (クルックス) |
意味 | 十字 |
季節 | 南天 |
最も明るい恒星 | みなみじゅうじ座α星 |
みなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の探し方
みなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」は、ケンタウルス座のすぐ南に位置する星座で南十字星とも呼ばれています。
日本では沖縄あたりまで南下すれば地平線ギリギリに見ることができるでしょう。
季節としては春の星座に分類されます。
星座の形は文字通り、4つの星が十字に並んでいます。
全ての星座の中では最も小さな星座ですが、星座を構成する星も1等星が2つ、2等星、3等星が1つづつという非常にきらびやかで目立つ星座です。
南天の星座の中では最も有名な星座と言えるでしょう。
星図ではその名の通り、十字架として描かれています。
十字架はキリスト教のシンボルであり、大航海時代の船乗りたちはこの南十字星に向かって祈ったり、十字を切る様子が容易に想像できます。
さて興味ふかい話にイエス・キリストがゴルゴダの丘で十字架に架けられた紀元1世紀ごろ、現在では見えないはずのみなみじゅうじ座が歳差運動により地平線近くに見えたらしいことが計算によって確認されています。
しかしまだ当時はキリスト教は弾圧されており、北天の星座を設定したプトレマイオスはみなみじゅうじ座を設定しませんでした。
またこのみなみじゅうじ座はミステリアスな星座で、実は誰が設定したかははっきりとしていません。
16世紀末にイギリスの地球儀製作者のモリノーが製作した天球儀にはみなみじゅうじ座が入っています。
独立した形で描かれているのはこれが最初だとされてます。
星図ではドイツの天文学者ヨハン・バイエルが17世紀初頭に世界で最も早くみなみじゅうじ座を記していますが、それはケンタウルス座の一部として描かれていました。
独立した形で星図に記したのはフランスの天文学者ロワーエが最初です。
しかしそれから18世紀にかけての星図は独立していたり、ケンタウルス座の一部だったりと不安定な立場でした。
みなみじゅうじ座が星座として確立したのは18世紀、フランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーイユによる星図です。
これ以降、みなみじゅうじ座は一般的に広がっていきました。
探し方は、ケンタウルス座のリギル・ケンタウルスとハダルと並んで輝いています。
明るい4つの星からなる十文字が目印です。
十文字の長い辺を約5倍にすると天の南極が分かります。
また注意したいのは、みなみじゅうじ座のすぐ近くにもう一つ少し大きめな十字の星の並びがありますが、これは「ニセ十字」と言われています。
星の並びは冬の星座からなるアルゴ船のなかにあります。
しかし本物のみなみじゅうじ座の方がとても明るいので見間違うことはないでしょう。
みなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の神話
みなみじゅうじ座(Crux クルックス)は、シュメール時代にはすでに知られていた星座ですが、神話や伝説などは伝わっていません。
古代ギリシャ時代ではケンタウルス座の一部として存在していました。
その後1624年ドイツの天文学者であるヤコブス・バルチウスによって独立した星座として描かれるようになりました。
みなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
9月24日の誕生日星はシータ2・クルキス(θ2Crucis)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座θ(シータ)2星、星言葉は「波乱万丈の起伏の激しさ」、特徴は、次から次にドラマティックな出来事が起こりやすい、刺激を求めて行動する、感情のアップダウンが激しいという傾向があります。
9月27日の誕生日星はデルタ・クルキス(δCrucis)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座δ(デルタ)星、星言葉は「伝統を基にした総意」、特徴は、温故知新の眼差しを持つ、アンティークを好む、バランス感覚が良いという傾向があります。
9月29日の誕生日星はイプシロン・クルキス(εCrucis)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座ε(イプシロン)星、星言葉は「慈悲深い正義感」、特徴は、心根が優しく困っている人を中心に物事を考える、間違ったことを徹底して追求する、英雄気質があるという傾向があります。
9月30日の誕生日星はアクルックス(Acrux)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座α(アルファ)星、星言葉は「理想を目指す努力」、特徴は、問題にしっかると向き合う力がある、周りの幸せを考える、コツコツと努力をするという傾向があります。
10月1日の誕生日星はガクルックス(Gcrux)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座γ(ガンマ)星、星言葉は「神秘的なロマンティシズム」、特徴は、直感的な力が強い、人の気を吸収しやすい、神的な存在の恩恵を受けやすいという傾向があります。
10月5日の誕生日星はイオタ・クルキス(ιCrucis)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座ι(イオタ)星、星言葉は「情熱と明朗」、特徴は、暑苦しいほどの情熱を燃えたぎらせる、熱血な指導を好む、明るくハキハキしているという傾向があります。
10月7日の誕生日星はベクルックス(Bcrux)で、誕生星の星座はみなみじゅうじ座β(ベータ)星、星言葉は「高い理想と秘めた情熱」、特徴は、自分のルックスにこだわりがある、完璧なまでに理想を追いかける、人の援助を受けやすいという傾向があります。
みなみじゅうじ座「Crux (クルッスス)」の運勢
みなみじゅうじ座(Crux クルックス)座は比較的歴史が新しい星座であり、また神話などもないために12星座や36星座、またはオラクルカードにも描かれることがない星座です。
そのためみなみじゅうじ座を守護星を持つ人の36星座の運勢などを中心に運勢解釈を展開させていきます。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
最初にみなみじゅうじ座の守護が最も強くなる9月24日、9月27日、9月29日、9月30日、10月1日はてんびん座の第1デークにあたり、へび座の影響を受けていて、期間は9月24日〜10月2日で惑星では金星の影響が最も強いとされています。
この時期に生まれているみなみじゅうじ座の人は、あらゆる面でバランスを取るのがとても上手で、それが人間関係でも良い面としてあらわれていきます。
その場の空気をパッと読んで、自分がどのように振る舞うべきかを瞬時に察する才能を持っています。
ウィットに富んだ話で場を盛り上げたり、時には真剣な話をしたりなどそこにいる誰をも楽しませることができます。
また言葉のセンスの抜群で、独特の言葉の使い方をし、人の心に大きな印象ぶかさを与えるでしょう。
相手を褒めて良い気分にさせるということも上手ですが、それは単なるお世辞というレベルに留まることはありません。
その人が自分で気づいていないような側面や、その人が密かに褒めて欲しいと思っているかくれた魅力をサッと感知しそれをピンポイントで褒めることができるので、それを言われた相手はみなみじゅうじ座の人の虜になってしまうほどです。
また観察眼もあるのでその人の長所も見抜くことができれば同じように短所をも見抜いていまいます。
しかし人の短所に目を向けるよりも長所に目を向けるほうが良いということを自然に理解しているので、自然体の優しさで人に接することができるのです。
それができるのは頭の回転が早く、一つの物事を複数の多角的な視点で見ることができます。
幅広い分野に目を向け貪欲に知識を構築していくことができるので、様々なチャンスに恵まれています。
次にみなみじゅうじ座の守護が最も強くなる10月5日、10月7日の人はてんびん座の第2デークにあたり、りゅう座の影響を受けていて、期間は10月3日〜10月12日でさらにみずがめ座と惑星では天王星の影響が最も強いとされています。
この時期に生まれているみなみじゅうじ座の人は、とても理性的で、機転が利きます。
柔軟な対応ができるので、どのようなことも器用に乗り切ってしまうバランスの良さを持っています。
頭の回転がとても早く、人と接していてもどの話題を選ぶのか、どのように振る舞ったらいいのかを全体を観察し素早く分析して、的確な結果を導くことができます。
また感情も豊かで様々な表情がとても魅力的で、人の心をつかんでしまうでしょう。
周りの人もこの時期生まれのみなみじゅうじ座の人がどんな反応をするのか心待ちにしています。
サービス精神も旺盛なので、パッと周りの雰囲気を明るくしたり、場の空気感を変えてしまうこともできます。
しかし感情論はどちらかというと苦手で、それだけで物事を判断してしまうようなことに関しては厳しい視点も持ち合わせています。
一見すると明るくてお調子者のように表面的には見受けられますが、理性的でかつ論理的なので行動には必ずはっきりとした理由を求めます。
「なんとなく」とか「雰囲気を読んで」という曖昧さにはかなりのストレスを感じることもあるでしょう。
また争いごことを好まず、特にピリピリとした緊張感が漂っているような場が苦手ですが、そのような場では必ずと言っていいほど感情的なものが渦を巻いていることを感じるからです。
またとても器用で難なくこなしてしまうように見えますが、実はかなりの努力をしています。
その努力をこれ見よがしで披露するのは美德に反します。
決して頑張る姿やがむしゃらな姿を人に見せることはありませんが、自分にとても厳しい面があり、課題を課しているところも。それを人に見せないのは何が粋なのを十分に理解していると言えるでしょう。
このような手がかりからつかめるみなみじゅうじ座のキーワードは「elastic」で、柔軟、伸縮自在、偉スティックという意味があります。
自分らしさを追求しながらしなやかに周りに合わせていくことであらゆるチャンスや出会いが自然と与えられます。
その場その場の感覚を楽しむことを心がけるといいでしょう。
運勢的に良いものとしては、自分を楽しませることに時間を費やすこと、無理をしないこと、好きなことは努力を惜しまないこと、欲しいものは迷わずに購入することなどが挙げられます。
逆に、マイナス面としては、人のペースに合わせすぎること、感情的になりすぎること、学びを怠ること、人に頼りすぎることなどが挙げられます。
恋愛面でみなみじゅうじ座の良い部分を活用する方法は、あらゆる話題を話すこと、表情を研究すること、ネイルなどに力を入れることなどが挙げられます。
逆に恋愛面でのマイナスは、相手のペースに合わせすぎること、好きでもない相手のいいなりになること、安易な出会いを求めることなどが挙げられます。
このみなみじゅうじ座生まれでなくてもこれらのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
海外に旅行した際には夜空を見上げて見つけたい星座ナンバーワンね。
そしてみなみじゅうじ座の誕生日星の人も特別な魅力と輝きを持っているわ!