
「過去世ってなんだろう」「現世にどんな影響があるのか知りたい」とスピリチュアルに興味がある人なら多くの人が気になるところでしょう。
輪廻転生があり過去世が現世に繋がっているなら、現世での出来事や出会う人との関係性を知りたくなるのも自然な気持ちです。
目の前の出来事を解決するヒントにもなる過去世について、詳しく解説していきます。
過去世が与える現世への影響や過去世を思い出す方法もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
過去世とはどういう意味?過去生や前世との違い
過去世とは、輪廻転生してきた魂が経験した全ての人生を指しています。
読み方は「かこせ」または「かこせい」で、仏教用語です。
スピリチュアルに興味がある人であれば、仏教にとらわれることなく過去世という言葉をよく耳にするでしょう。
よく似た言葉に、前世という言葉もあります。
過去世と前世の違いは、「過去世」は繰り返してきた魂の歴史を意味するのに対し、「前世」は現世の一つ前の人生です。
そのため前世は、過去世の中でも色濃く現世に影響を与えていることがあります。
「前世」は、無数にある「過去世」に含まれているため、同じ意味で使われるケースも。
現世に生まれてくる時には過去世の記憶はなくなっていますが、先天的な影響や才能、身体的特徴、また家庭環境に反映されていることは少なくありません。
過去世と現世のスピリチュアルな繋がり
過去世と現世には、どんな繋がりがあるのでしょう。
スピリチュアルな繋がりを知ると、今抱えている問題を解決する糸口も見えてくるはずです。
気になるツインレイについてもお伝えしていますので、参考にしてみてください。
過去世は現世の人間関係に影響を与える
過去世で経験した人間関係は、現世にも影響を与えているといわれています。
つまり現世で縁がある人は、過去世からの繋がりがある可能性が高いわけです。
結婚や恋愛により夫婦や恋人になる相手だけでなく、家族との関係も過去世で深く関わりがあります。
関係性は変化していることが多く、過去世で親子だった相手と現世では恋愛をすることも。
なぜなら過去世で良いご縁があった人とはまた会いたいと思うものであり、乗り越えるべき課題がある関係性の相手とは問題解決したいからです。
過去世で縁が深い人は、現世で会った時に初対面でも安心感を抱いたり惹かれたりしやすいという特徴が見られます。
過去世のカルマも持ち越される
過去世のカルマは、現世に持ち越されます。
カルマとは、過去に自分が起こした行動により生まれた、「業(ごう)」のことです。
生み出された「業」つまりカルマは、自分自身にはね返ってくるようになっており、魂の宿題として引き継がれ現世で昇華するようになります。
過去世から持ち越されたカルマは、必ず自分自身の魂が報わなければならないため、死後の世界や現世で報いを受けることになるわけです。
過去世での行いで生まれたカルマは、善行も悪事も巡り巡って返ってきます。
悪い因果関係のばかりのイメージを持っている人もいますが、善行も返ってくるため現世での自分形成に大きく影響しているといえるものです。
カルマにはいくつか法則があります。こちらの記事でも触れているので参考にしてみてくださいね。
インナーチャイルドは過去世の影響こともある
インナーチャイルドは、過去世からの影響であるケースもあります。
スピリチュアルに関心がある人なら、一度は耳にしたことがあるインナーチャイルド。
インナーチャイルドとは、生まれた時からその人自身に備わっている感情の部分です。
幼少期に過ごした過酷な家庭環境や親子関係の中で芽生えた心の傷が、インナーチャイルドを傷付けてしまいます。
親子関係というのは、過去世が大きく影響しているケースが多く、その場合はカルマを解消するために現世でも近い距離で関わっているはずです。
過去世からの影響で親子となったことにより、幼少期に過ごす家庭環境が成り立ちます。
インナーチャイルドを癒すことは、過去世を癒すことと同じとも言えるわけです。
ツインレイは過去世のどこかで魂が分かれた存在
魂の片割れであるツインレイは、過去世のどこかで魂が二つに分かれた存在のことを指します。
分かれてしまった二つの魂は、何度も転生と出会いを繰り返しながら、統合に向けて魂の成長を行っているものです。
現世でもまた再会し、魂の統合を目指している関係性となります。
ツインレイとの出会いは、奇跡ともいわれているほど確率が低い出来事です。
何度生まれ変わっても、タイミングや魂の成長具合により必ず会えるというわけではありません。
せっかくツインレイと出会えたのなら、過去世からの関係を実らせるチャンスです。
ツインレイが運命の人といわれるのは、意味があります。こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
過去世の記憶を思い出すには?調べる方法
過去世の記憶を思い出すには、何か方法はないでしょうか。
魂の記憶は、現世に生まれ変わる時リセットされています。
目の前の問題を解決するためにも、過去世の記憶を知る方法をお伝えしますので、参考にしてみてください。
過去世リーディングのセッションを受ける
過去世の記憶を知るには、過去世リーディングのセッションを受けるという方法があります。
過去世リーディングとは、多く持つ過去世のうちで現世に最も大きな影響を及ぼしている場面を読み解くセッションです。
魂は自分自身が決めた目的や人生の使命を果たすために、何度も輪廻転生を繰り返し人生を経験しようとします。
誰しも、一度きりの人生で使命を果たせることは、ほとんどありません。
経験を通して果たせなかった魂の目的は、「カルマ」として次の人生へと引き継ぎます。
過去世リーディングを受けると、カルマとして引き継がれた現世での目的や使命を知ることが出来るでしょう。
過去世リーディングが出来るヒーラーやライトワーカーを訪れると、セッションを受けることが可能です。
占い師の先生に過去世を見てもらう
過去世の記憶を知るには、占い師の先生に見てもらう方法もあります。
占いには相性診断や霊視、数秘術など様々なジャンルを得意とする先生が存在し、過去世の記憶を見ることが出来る人も。
占い師に依頼して過去世を見る場合には、先生選びが重要です。
- 悪い過去をそのまま本人に伝えない
- 魂の使命を断言せずヒントをくれる
- 過去世と現世との関連性を教えてくれる
- 大切にするべき人を教えてくれる
- 繰り返すカルマの原因となる出来事を探ってくれる
- 未来への希望を与えてくれる
占いで過去世の記憶を知って、絶望したり無気力になるような結果であれば、未来へ進むのが難しくなります。
過去世を知って向かうべきは明るい未来なので、違う先生を探してみましょう。
自分の潜在意識を探る
自分自身の潜在意識を探ることで、過去世の記憶を見ることも出来ます。
人間の潜在意識には、多くの情報が眠っています。人間的な能力から過去世の記憶まで様々です。
潜在意識は日常生活の中で自覚が出来ない部分であり、直感として思い浮かぶ思考は過去世が関係している潜在意識から、サインを発せられていることが多くあります。
自分で潜在意識を探って過去世を知るやり方はこちら。
- 直感を書き留めておく
- 恐怖心が生まれる場面を知る
- 興味関心のある場所をリストアップする
- 心静かに瞑想の習慣を作る
「何となく嫌」「こっちの方がいい気がする」と感じるのは、過去世の記憶が影響している可能性があります。
過去世での亡くなり方が、恐怖心として現世に表れている可能性があります。
現世で一度も経験したことがないことや行ったことがない場所に強烈に惹かれるのなら、過去世が関係しているかもしれません。
瞑想で無になることで、過去世の影響からのインスピレーションやイメージが浮かぶことが多くあります。
夢から過去世の記憶を探る
自分の過去世を知るには、夢から記憶を辿る方法もあります。
過去世は夢にも現れることがあり、夢の内容を解析することで過去世が分かるはずです。
過去世の記憶である可能性がある夢をご紹介します。
- 前世の記憶が蘇った夢
- 出会い頭に刺される夢
- 感触が生々しい夢
- 災害や事故などを経験する夢
上記の夢の中に見られる特徴は、突然の死や精神的ショックが大きい経験です。
心の奥底に記憶が残りやすく魂に恐怖心や後悔が刻まれているため、夢などに表れやすくなります。
印象的な場所や風景も、夢の中で蘇ることがあるでしょう。
オラクルカードで過去世を占う
過去世の記憶を知る方法は、オラクルカードで占うことも一つです。
通常のタロットとは異なり、今の自分にアドバイスやヒントをくれるカードがオラクルカードとなります。
オラクルカードにも様々な種類があり、過去世を占うためのオラクルカードも存在するため、気になるカードを探してみるのも良いでしょう。
過去世を見るオラクルカードでは、どんな過去世が現在のどんな場面に影響を与えているのかなどを教えてもらえます。
魂が経験したことがある過去世の人生から、現世での感情や出来事に繋がっている関連性も分かるはずです。
オラクルカードは難しい技術が必要ないため、直感のままに引けるのも気軽に始めやすいポイントといえます。
過去世を思い出す3つのメリット
過去世を思い出すことで、どんなメリットがあるのでしょう。
スピリチュアルに興味関心がある人なら、過去世との関係を知ることで、現世に活かせる思考や行動にも変化させられるはずです。
過去世で背負ったカルマを浄化できる
過去世を思い出すと、カルマを浄化できるというメリットがあります。
何度も繰り返す人生の中で過去に起こした行動で生まれたカルマは、自分自身が報いを受けなければ解消されません。
自分で気が付けるカルマであればいいのですが、必ずしも自覚できるものばかりではないわけです。
カルマを思い出さなければ、その事実と向き合って浄化させることも出来ないので、業はまた繰り返されます。
特に繰り返されているカルマが悪行を元に生まれたものであれば、呪いのように何度も浄化するための出来事が降り注ぎ続けるはずです。
目の前に苦しい現実が起こり、その原因が分からないのであれば、過去世の記憶からヒントをもらうと解消に向かえでしょう。
原因が明確になり心が軽くなる
過去世を知ると、目の前に躓いている問題の原因が明確になるというメリットもあります。
問題というのは、原因が分からなければなかなか解決も難しい面があるものです。
自分自身の行動や考え方の癖、周りの人との関係性など、解決するための原因を知ることで自分自身を責めていた人は、心が軽くなるでしょう。
何か悲しいことや苦しいことが起きた時、多くの場合は自分を責めたり自信がなくなったりと心が傷ついてしまいます。
過去世を知って「今の自分に原因があるのではない」と、思えるだけで気持ちが楽になるはずです。
過去の自分から使命が見えてくる
過去世の記憶を知ると、自分の魂の使命が見えてくることもあります。
魂が持つ使命とは、過去世の記憶を知ったとしても明確に分かるものではありません。
しかし過去世の記憶や何度も繰り返しているカルマを知ることから、「もしかすると魂はこんな使命を持っているのではないか」と予測することが出来ます。
過去世の記憶で幸せに感じていたことや、人間関係における重要な人物、仕事の内容など、今の人生と照らし合わせれば魂の使命を探れるはずです。
目指すべきことや成長するべきポイントを見つけ、より魂を成長させましょう。
過去世はないことや人間でないこともある?
そもそも過去世は誰にでも必ずあるのか、過去世が人間以外のこともあるのか気になる人も多いはずです。
実は過去世が人間かどうかは、様々な説があります。
人間は人間に生まれ変わるのが通常であるという考えもあれば、業により畜生道という動物への転生も行われるという考えも。
また過去世リーディングなどを受けた人の中には、妖精や宇宙人など高次元の存在が過去世であったケースもあったり、「自分は猫だった」と動物であった過去世の証言をしている人もいたりします。
過去世の記憶を持つ人は、肉親や兄弟に縁が深かった相手を選んで生まれることが多く、幸せな人生を送るためには身近な人との愛情や友情がポイントになるでしょう。
占い師 tomomiのワンポイントアドバイス「過去世を思い出すことは明るい変化の兆し」

自分自身のルーツを知る手掛かりにもなり、魂の使命を探るヒントも見えてくるはずです。
今後の人生を幸せに生きるためにも、過去世の記憶を覗いてみるのも一つの方法となります。