
算命学では「エネルギー値」がその人の持つパワーや行動力、人生の方向性を示す重要な指標とされています。
特にエネルギー値が250以上や300以上の人は、並外れたエネルギーを持ち、性格や生き方にも独特の傾向が表れます。
算命学におけるエネルギー値の基本的な意味から、250・300を超える人の性格的特徴、適職、人間関係における活かし方までを詳しく解説します。
自分自身や身近な人の命式を深く理解するヒントとして、ぜひ参考にしてください。
目次
算命学における「エネルギー値」とは?
エネルギー値とは、算命学で個人の命式から算出される数値です。
はじき出された数値からは、その人が生まれ持つ生命力や行動力、影響力の大きさが分かります。
運命の強さや人生を動かせる原動力のようなものです。
命式内の陽占の天中殺をのぞく干支の合計値
エネルギー値は、算命学の「陽占(ようせん)」と呼ばれる部分に表れる干支(十干十二支)のうち、天中殺にあたる干支を除外して計算します。
干支ごとに割り当てられた点数(エネルギー値)を合計することで、その人の総エネルギーが求められます。
なおエネルギー値は、専門的には陽占にある「主星」や「従星」などの配置や五行のバランスも関係しますが、基本的には干支の持つ点数の合計で算出されることが多いようです。
生命力や活動量、バイタリティなどを象徴
エネルギー値が高ければ高いほど、行動力や生命力が強いため、人生を自ら切り開く傾向があります。
反対に低い方というのは、内面の世界や精神性に重きを置いた生き方になることが少なくありません。
エネルギー値からは、その人の得意な生き方や無理をしないスタイルを知るための指針として捉えられます。
低いと繊細で内向的・高いと行動的で影響力が大きい
自分の数字がどうなのかが気になります。
一般的にエネルギー値が低い人は100~180程度を指します。
感受性が豊かで内省的、かつ人の心を読む力に長けている人。
創造的で精神的な仕事に就く方が多いのですが、環境の変化や刺激に弱い面もあります。
あまりにも無理をし過ぎると、心身のバランスを崩してしまいます。
一方、エネルギー値が中間の人というのは190~250程度の方です。
いわゆるバランス型であり、状況に応じて内向性と外向性を切り替えられます。
人との関係にも柔軟性を発揮し、様々な職場やライフスタイルに適応します。
そしてエネルギー値が高い人は250~350程度の方。
とてもエネルギッシュ、行動力と影響力に溢れたリーダータイプです。
大きな目標に向かって突き進むことができるパワーの持ち主だといえます。
しかし、周囲の人との調和を意識していなければ、押しが強くなりすぎたり、結果的に孤立したりすることがあります。
エネルギー値250以上の人の特徴と意味
全体的にも比較的少数派といわれているエネルギー値250以上の人。
非常に強い生命力と行動エネルギーを持っています。
社会的な影響力や人を動かす力、大きな目標を達成するための推進力として特徴が表れます。
社会的に活躍する資質の持ち主
算命学におけるエネルギー値が250以上の方は、自分だけで完結する生き方はしません。
社会の中で役割を担って、影響を与えていくことに向いています。
かなりの人は、仕事や活動を通じて周囲に刺激や影響を与えているそうです。
組織の中で中心的な役割を果たすような人生になるでしょう。
「注目されやすい」「責任あるポジションに引き上げられる」「動いている時が自分らしい」という特徴にも繋がります。
リーダータイプで目標達成力がある
高エネルギーの人ということですから、強い意志と継続力を持っており、困難な状況でも目標に向かって突き進みます。
途中で投げ出すようなことがありません。
周囲に安心感や信頼を与えるためにも、自然とリーダー的な立場を任されるはずです。
野心的で上昇志向や強く、計画を緻密に立てるよりも行動を起こして結果を出すタイプでしょう。
逆境に燃えるタイプでもあり、負けず嫌いな性格として出る場合も少なくないようです。
忙しく動き続ける運命
エネルギー値がこれだけのクラスの人は、何もしない状態は落ち着きません。
常に何かに向かって動いている方が自然体だといえます。
人生を通じて常に何かに追われている、暇がないと感じるのではないでしょうか。
働き盛りの人は特に、休みなく突き進むような日々を送ります。
じっとしているだけで不安になり、スケジュールが埋まれば充実感を感じます。
仕事とプライベートが曖昧になりがちなので注意が必要です。
休息が下手で突っ走りすぎに注意が必要
本人が気づかない内にキャパを超えているケースがあります。
休むことは怠けていることだと考えてしまう傾向があり、無理をしてでも気力で乗り切ろうとするからです。
そこに周囲に頼るのが苦手という性格も合わさります。
定期的に意識的に休息をとったり、人に任せたり、断る勇気を持つことが大切です。
走るだけではく、止まる技術を求められます。
エネルギー値300以上の人は別格!魅力と才能
算命学におけるエネルギー値が300を超える人は非常に稀なことから、別格の存在だといわれています。
行動力も生命力も影響力も持って生まれたものです。
普通の人には真似できないスケールの人生を歩む可能性があります。
本人の器の大きさと向き合い方によっては、時代を動かす人になります。
「普通」「安定」という枠には収まらず、激しい流れの中で自分の使命を果たしていく生き方が向いています。
天才型・カリスマ型
常識では測れないような規格外の才能と行動力を持つ天才型、カリスマ型だといえます。
圧倒的な存在感と影響力を備え、他人には思いつかないような発想力で周囲の人を驚かします。
情熱と集中力といった面においても「非凡」という言葉が相応しい人です。
自分自身の個性を理解して活かす方向に進めば、才能を十分に開花させられます。
しかし、器に見合った目標や環境がなければ、能力を上手くいかされない苦悩を感じるかもしれません。
情人には理解できない行動力
情人では考えられないようなスピード感とスケールで行動する傾向があります。
同時にいくつもの仕事をこなしたり、寝ずに働いたり、人によっては海外と国外を往復しながら活動する人もいるでしょう。
一つを極めるよりも、複数の分野で結果を出す人です。
波乱万丈な人生
エネルギー値が300を超えている人は、人生において大きな動きや変化として特徴が表れます。
順風満帆な人生ではなく、浮き沈みの激しい波乱万丈な道になる理由です。
転職や引っ越しが多かったり、人生のどん底を経験してから這い上がったりします。
常に大きく重要な決断に迫られていたり、成功と失敗を繰り返しながら成長したりする人もいるでしょう。
平坦ではない人生ですが、そこに学びと成長のチャンスがあります。
使命感や社会的役割を重視する生き方がおすすめ
300以上のエネルギーの人が持つ力は実は、自分のためだけに使うと暴走しやすくなるといわれています。
エネルギー過剰になることが原因で、人生が不安定になります。
高いエネルギー値の人は、常に社会の中で果たすべきことを意識し、個人の利益よりも全体のための役割を意識する生き方がおすすめです。
リーダーや改革者、教育者、表現者など社会に影響を与える立場に立つことを避けずにいましょう。
使命に生きれば、過剰のエネルギーは役割に使われ、バランスの取れた安定感が生まれるはずです。
エネルギー値が高い人の適職
エネルギー値が250以上や300を超えているように高い人だからこその適職があります。
強い行動力や影響力、バイタリティを思う存分に発揮できる仕事です。
ルーティンワークよりも変化や挑戦、自由度が高い仕事、または自分の力で道を切り開ける環境が向いているでしょう。
行動力や発信力を活かす仕事
じっつぃているよりも行動している方が本領を発揮するので、外で出て人と関わる仕事や自分の意見や思いを発信する仕事がすすめです。
「伝える」「動かす」「広げる」力を活かせる適職。
情報発信や人との関わりが肝になるような職業です。
- 営業職(特に法人営業や新規開拓)
- コンサルタント
- マーケティング/広報
- ジャーナリスト・ライター
- 動画クリエイター・インフルエンサー
- セミナー講師・講演家
- イベント企画・プロデューサー
自由度のある職場や働き方
細かいルールや縛りが多い職場でストレスを感じやすいのが高エネルギータイプの人です。
出来ることならば、自分の裁量で動ける環境や成果主義の働き方、独立、起業などが良いでしょう。
自分のペースと方針で進められるような仕事です。
型にはまらない方が上手くいくタイプの鉄則かもしれません。
- フリーランス・個人事業主
- ベンチャー企業での自由なポジション
- テレワークや出張など変化のある働き方
- 裁量の大きい職種(プロジェクトマネージャーなど)
リーダー役
エネルギー値が高い人には、人を引っ張る力や人を動かす影響力が備わっています。
もし、人の上に立つことにためらいを今は感じている人でも、誰かを導く役割に挑戦してみましょう。
持って生まれたエネルギーが建設的に活かされていくはずです。
- 経営者・起業家
- 部署やチームのマネージャー
- プロジェクトリーダー
- 教育や指導に関わるポジション
人間関係の活かし方・注意点
圧倒的な行動力や影響力を持つエネルギー値が高い人は、どうしても主導権を人間関係の中で持ちがちです。
しかし、価値観が感覚、行動スピードにズレが生じた場合、相手との衝突やすれ違いの原因が生まれます。
自分自身の徳世を理解し、相手との違いを尊重することで良好な人間関係を築く鍵になるでしょう。
エネルギー値が低い人とのギャップ
エネルギー値が高い人は、エネルギー値が100〜180程度の「繊細型」の人と接する際にギャップを感じやすくなります。
高エネルギーの人は、決断が早く、行動力で物事を進める一方、低エネルギーの人は慎重で内向的、気持ちや流れを重視するからです。
高エネルギーの人は「なんでそんなに迷うのだろう」「もっとはっきり言えばいいのに」と感じることに対して低エネルギーの人は「なんでそんなに急ぐの?」「強く言われると疲れる」と思います。
そんな時は、相手のペースを尊重する意識が大切です。
自分の意見を押し付けないようにし、「相手には悪気がない」と捉えましょう。
自分の持つ強さが当たり前だと思わない
エネルギー値が高い人は、長時間働いたり即決したり、責任を負うことが当たり前だと感じます。
しかし、それが他人にとっては非常に大変なことなのだと分かりにくい傾向があります。
「どうしてこんなことも出来ないの?」「これから普通でしょ?」「自分で考えて動けばいいのに」と感じるでしょう。
無意識に他人を責めたり、否定的に見てしまったりする可能性があります。
高エネルギーの人は、「自分には特別なエネルギーがあるんだ」と自覚すること、他人に同じ水準を求めないことが大切です。
支える側に意識的にまわると上手くいきます。
感情よりも理論や行動で動くので理解されにくい
感情で物事を考えるよりも理論的、行動重視の傾向が強いのが高エネルギー値の人。
「動いてなんぼ」「考える前にやる」タイプだといえます。
他の人からは「感情の機敏に鈍感だ」「思いやりがない」「冷たい」と思われるかもしれません。
感情を大切にするような恋人や家族との関係では、無自覚な距離感が生まれてしまいます。
共感を意識し、結果よりも気持ちに寄り添う言葉を大事にしましょう。
「ありがとう」「ごめんね」という言葉が習慣化すれば、誤解は生まれにくくなります。
占い師sakuraのワンポイントアドバイス「エネルギー値を活かして運命を動かせるかも」

その人の生き方や適性を読み解く重要な指標となります。
エネルギー値が250以上の人は行動的で社会的に活躍するタイプ、300以上になるとカリスマ性や非凡な才能を持ち、波乱万丈な人生を歩む傾向があります。
自分のエネルギーを理解することで、適職や人間関係での活かし方が見えてきます。