「凶殺には、どういう意味が隠されているのを詳しく教えてもらいたい」「本命殺の方角に動いた時、私にどのような影響があるのか、詳しく知りたい!」「月名殺と本命殺の違いはあるの?意味は一緒なの?」と凶方位について正しい認識を持ちたいと思っているあなた。
今回は、本命殺(ほんめいさつ)について、あなたにもたらす影響などと併せてお伝えします。
五大凶方位として、本命殺は九星気学占術であなたに災いを引き寄せる方角です。
本命殺が巡る方位に行動すれば、どのような出来事を引き寄せるのか、凶殺の影響をご紹介します。
開運法である、引越しなどの自分の環境を変える行動で、本命殺が与える影響、対策を熟知し、大事な決断を下す参考にしましょう。
目次
本命殺「ほんめいさつ」(月命殺)の意味とは?
本命殺の意味
九つある星の中から、あなたが持つ本命星が位置する方位のことを本命殺(ほんめいさつ)と言います。
生年月日から自分の本命星を導き出し、九星気学の方位盤で、あなたの星が廻座する場所を元に、それぞれの凶方位が巡る方角を調べるというもの。
方位盤で、自分の持つ星が巡る場所が凶方位となり、それを本命殺と呼びます。
九星気学では、自分の本命星が巡る場所を中心に、凶方位が導き出されるものがあるのです。
本命星が巡る方位が本命殺であり、その期間は注意しなければならない方位となり、真向いの方角も大凶方位の本命的殺となります。
命殺の方角に動くと、自分に災いを引き寄せることになるのです。
方角から運勢を読み解く九星気学では、本命星がどこに巡るのかは、運勢を左右する大事なカギだと言えます。
方位盤の中心である、中宮(ちゅうきゅう)に巡る時だけは、本命殺が持つ効果が失われることになるのです。
そのため、中宮にあなたの本命星が廻座した時は、本命殺という凶方位が方位盤から無くなり、凶殺の意味を持ちません。
あなたが一白水星(いっぱくすいせい)の星を持ち、方位盤で東南の方角に廻座している場合。
本命星が巡る方位は、東南となり、凶方位である本命殺になります。
月命殺とは?本命殺との違いや意味
月命殺と本命殺の意味の違いは、大きく分けるのであれば、年齢で判断しても良いというもの。
月命殺も本命殺も、あなたに凶作用をもたらす危険な凶殺を意味します。
しかし、人によっては、月命殺の影響を受けないという方も少なくありません。
その理由が、年齢にあるのです。
基本的に、どちらの凶方位もあなたに災いをもたらし、負に陥れる原因を招くもの。
ただ、18歳以上となれば、月命殺の影響を受けることは無くなります。
18歳以下であれば、本命殺も月命殺の影響も受けてしまうので、要注意しなければならないのです。
自分の行いが原因により、身体に悪影響をもたらすと言われています。
病気や怪我などが主に挙げられますが、自分の生活を脅かす原因になることも。
あなたが満足しながら過ごしている生活だとしても、月命殺の方角に移動すれば、これまで手にしてきたものを失うことになるのです。
月命殺は、本命殺ほど強力な凶作用をもたらすことはありません。
それでも、月命殺の影響の大部分は、自分の本命星が示す身体と深い関わりを持つ部分を象意と言い、それらを中心に病を招くということ。
一白水星であれば、血液・膀胱・関節・子宮・生殖器が象意。
引き起こす可能性のある病が、冷え性・子宮病・性病・うつ病・アルコール中毒。
二黒土星の象意は、骨・胃・消化器系・食道・腹部。
関係してくる病は、消化器病・腹膜炎・無気力症候群・骨病・虚弱体質。
三碧木星の象意は、神経・毛髪・手足・肝臓・咽頭・声帯・呼吸器。
関連する病気は、呼吸器障害・神経痛・肝臓病・喉の疾患・痙攣。
四緑木星の象意は、気管・食道・神経・頭・内臓・筋肉・脇・腸。
リスクの高い病は、肉離れ・神経痛・内臓病・気管支炎。
五黄土星の象意は、心臓・肝臓・脾臓・肺・腎臓・大腸・消化器系・腹部・脳。
関係する病気として、ガン・心臓病・脳梗塞・肺病。
六白金星の象意は、頭・脳・顔・首・骨・心臓・肺・肋骨・血圧。
注意しなければならない病気は、便秘・骨折・高血圧・頭痛・脳梗塞・心臓病・肺病。
七赤金星の象意は、口・歯・舌・喉・呼吸器・肺・胸部・肛門・生殖器。
関連する病気は、口内炎・歯病・痔・生殖異常・呼吸器疾患・肺病・喘息。
八白土星の象意は、鼻・耳・手・指・背中・腰・骨・関節・脊髄。
リスクが高い病気は、鼻病・耳病・骨病・関節痛・腰痛・リウマチ・ガン。
九紫火星の象意は、眼・顔・血液・血管・脳・首・心臓・乳房。
注意が必要な病気は、糖尿病・乳がん・高熱・心臓病・顔病・眼病・耳病・精神病。
九つの星が持つ特性が違うため、身体を象意する部位も変わり、引き起こしやすい病気に違いがあるので、気を付けなければなりません。
本命殺の影響
自分が原因として、災いを引き寄せる方位であり、本命殺が与える影響は、不幸な出来事の引き寄せです。
本命殺は、あなたが上手く進めている物事が、回らなくなり、失敗へと向かう出来事を迎える可能性があります。
あなたの肉体面でも、精神面でも問題が起こるのです。
凶方位へ動いたことが原因となり、これまで手にしてきた名誉を手放すことも少なくありません。
「会社で昇格する流れだったのに、成績が下がり、無かったことにされてしまった」など、あなたが動くことから、不幸を引き寄せます。
自分の行動と気持ちのバランスが上手く取れず、あなたの良い行いを殺してしまうという意味を持つのです。
あなたが自信を持ち、出来ていたことでも、突然わがままになり、周囲の人の意見を聞き入れることができず、自分勝手に進めて失敗を招きます。
成功するのが難しくなり、自分の感情をコントロールできないまま、物事を進め、大きな失敗を引き寄せてしまうので注意しましょう。
また、健康面での影響があるのも本命殺の特徴です。
体力が減退し、やる気を損なう危険があります。
「行動を起こしたいのに、体がついていかない」「自分に出来ると思っていたけど、やっぱり不安だから、辞めてしまおうかな」と考えることも。
体力の消耗が激しくなるのは、あなたのプラスの気を大凶方位に、吸い取られている状態だからです。
エネルギーを吸い取られているため、体力面だけでなく、感情のコントロールもできなくなり、自信を失くしたり、気力を失ったりします。
怪我や事故も本命殺の凶殺がもたらす影響の一つなので、注意することが大切です。
自分の不注意で招くトラブルもありますが、自身へと引き寄せてしまう問題も少なくありません。
事故が発生する場所に直感で行動することがあるので、本命殺に向かったときは、周囲を良く見渡すなど、出来る限りの注意を払いましょう。
本命殺の対策
厄除けを凶方位に移動する前に行うことが、本命殺への対策です。
大凶方位である本命殺へ、移動しないことに越したことはありません。
しかし、「どうしても、仕事で向かわないといけない」「転職先が、本命殺の方位だけど、行かないわけにはいかない」など。
あなたが常に周囲へと注意を払っていたとしても、全ての物事で凶方位を避ける行動は難しいものです。
厄除けは、行動を起こす前にお寺や神社などで、方位除けのお祓いを受けることが挙げられます。
あなたが行動を起こす前に、自分自身を浄化できるように、お祓いを行うことが欠かせないのです。
方位除けで、凶方位のもたらすあなたへの災厄を跳ね除け、自分自身の生活を守りましょう。
ただ神社などにお参りに行くだけでなく、祈祷を行うなど、大凶方位に移動することが分かっているからこそ、神様との繋がりを感じる瞬間を設ける機会が大切です。
祈祷で、あなたのエネルギーを浄化し、高めることが出来れば、訪れる厄を最小限の力に抑えられます。
大凶方位が持つ強力な凶作用を完全に打ち消すことは、非常に困難なこと。
しかし、厄除けとして方位除けをしてから行動すれば、あなたが持つエネルギーが高められている状態なので、最悪の事態から免れる可能性が高まります。
本命殺へと移動する前に、方位除けを行うように意識しましょう。
方位除けに向かう時は、極力あなたが本命殺の方角に進む、直近の日がおすすめです。
「明日、仕事で本命殺である西に向かうから、今日のうちに神社に行こう」と、あなたが神様の力を借りる気持ちを持つことも重要。
「方位除けが良いと聞いたから、神社に行ってみた」と思い期待から行動を起こすよりも、「悪いことを引き寄せないために、神様に挨拶に向かおう」と決意を抱く気持ちが肝心です。
本命殺の方位への引越しや旅行など移動
本命殺の方位への引越しや旅行など移動の影響
引越しや旅行などで本命殺に移動をした時に受ける影響は、健康面への悪影響が強いというもの。
引越しに関しては、あなたの生活の基本となる基盤を変える行動となり、凶作用を受けやすくなります。
本命殺は、健康面への害が強いので、体調を崩しやすくなったり、病気を患ったり、怪我が絶えないなど。
あなたの身を滅ぼす出来事を引き寄せ兼ねないのです。
引越しにより、生活環境を変える時は、慣れない生活のストレスや疲れも出やすくなり、感情のコントロールが上手くできず、イライラが募ることも。
自分の中で苛立ちやストレス、疲れを上手く解消できないので、あなたが苦しむ結果を招きます。
悲観的になったり、ネガティブな考えばかりが頭に過ったり、自信が持てなくなり殻にこもるなどと、本命殺の方角に進んだことをきっかけに、メンタル面への影響も大きく出てくるのです。
引越しは、あなたがその地で吸収するエネルギーが、日々の生活に多大な影響を与えます。
健康面に悪影響をもたらす本命殺に移動することで、全身で凶作用を受けるのです。
どんどん気持ちが滅入り、身体を脅かす出来事を引き寄せます。
引越した途端から、体調を崩し、大きな病気が見つかったり、持病を抱えたり、生活に支障を与える大怪我を覆うなど、身体に影響が及ぶので注意しましょう。
肉体を傷めるだけでなく、同時に心を傷付ける可能性もあるので、十分に気を付けなければなりません。
前向きに考えることが出来なくなり、自己嫌悪に陥る可能性もあれば、うつ状態となり、正常な判断を下せない瞬間が訪れることも否めません。
本命殺に移動すると、あなたの生活環境、考え方に変化が起こるので、災いを引き寄せる中でも、自分で防げない出来事を招く危険性があります。
凶殺のパワーの恐ろしさを知り、行動しましょう。
本命殺の方位への引越しや旅行など移動する時の対策
本命殺の方位への引越しや旅行に出掛ける時の対策は、パワースポットに足を運ぶことが欠かせない行いとなります。
パワースポットは、あなたに高いエネルギーを吸収することができ、自身の中にあるマイナスエネルギーを吐き出す効果があるのです。
本命殺がもたらす凶作用は、あなたの身体に悪い影響を及ぼす凶殺。
悪い影響を受け続けるばかりでは、何をしても上手くいかないどころか、行動が出来なくなるほど、体が疲弊する可能性があります。
本命殺の方角に旅行に行く段取りを進めている時点から、何度か吉方位にあるパワースポットへと向かうことが大切です。
マイナスエネルギーを吸収してしまう方角で、悪い運気を吸収するばかりでは、どんどん悪い状況へと追い込まれます。
しかし、パワースポットに足を運び、自分の気を少しでも高められている状況だとすれば、凶殺の効果を最大限受けることが無くなるというもの。
高いエネルギーの場所で、しっかりと浄化をすることが欠かせないのです。
自分自身で溜め込んだエネルギーをすべて浄化することは、難しいものですが、パワースポットに移動して、全身で高い気を吸収できると、凶殺に向かったとしても引き寄せる悪運に違いが出てきます。
旅行先で大きなトラブルを引き寄せないためにも、事前準備の一つとして吉方位にあるパワースポットに出向きましょう。
本命殺へと転居する場合は、自宅をお守りする神様を祀ることです。
本命殺という、あなたの身体に悪影響を及ぼす力を持つ凶殺では、自宅に神様を祀り、その空間を守ってもらう事が大切。
神棚を用意したり、方位除けのお守りを持ち歩いたり、厄除けを行ったりと、厄払いの方法を取り入れましょう。
引越しをして、悪い影響を自分へと簡単に受け入れることをしてはいけません。
「この方角は本命殺だった」と転居後に分かったとしても、遅くはないのです。
あなたが気付いた段階で、神様と繋がれる状況、守られるような空間を作る心掛けで、自分の生活を最低限維持しましょう。
二大凶方位の「五黄殺」「暗剣殺」にも注意!
大凶方位である五黄殺(ごおうさつ)は、腐敗を意味するため、行動を起こす際には要注意な方角。
五黄殺の方位へと移動したり何かを始めようと行動したりすると、腐敗という悪い影響を自分自身へと引き寄せてしまうのです。
五黄殺に移動すると決めた瞬間から、悪影響を受けることになり、あなたが行動するとさらに強力な災いをもたらします。
「明日は、あのお店に出かけよう」と五黄殺の方角に行動することを決めた段階から、自分へと悪運を引き寄せ、どんどんマイナスエネルギーを吸収してしまうというもの。
自らの行動で災いを引き寄せ、腐敗の状態にまで陥る原因を招きます。
自分の言動が原因で、友人との仲が悪化したり、恋人と破局したり、家族関係に亀裂が走るなどで、大切な人を失うこともある、要注意となる凶方位です。
五黄殺が巡る方位へと進み出した段階から、物事が失敗する方向へと向かうことも少なくありません。
また、暗剣殺(あんけんさつ)は、五黄殺と同じぐらいの凶作用をもたらし、その方角に移動すると悪運を引き寄せることになるのです。
暗剣殺の特徴としては、あなたが自ら招く災いではありません。
暗剣殺に行動すると、あなたの身の回りや身体へと悪運を引き寄せます。
自分が原因ではなく、他動的なトラブルを引き寄せ、あなたが巻き込まれてしまうのです。
事故や怪我など、あなたが予測できないトラブルを招きます。
突発的に起こる問題を招くので、肉体的にも精神的にも辛い状況となります。
突然、自分の身に起こる災難、災厄なので、逃れることができません。
外出先でスリに遭ったり、詐欺被害や強盗など、あなたが防ぐことのできない問題を引き寄せたりすることに破壊を意味する大凶方位です。
占い師 MIYUKIのワンポイントアドバイス
本命殺があなたの生活に及ぼす影響は、身体面や精神面といった、直接、自分の日常に関わる問題が多く挙げられます。
大凶方位なので、本命殺がもたらす凶殺の意味を知り、対策を事前に取ることは、あなたの運気を低下させない大事な手段です。
どうしても本命殺の方角に移動しなければならない状況では、あなたができる対策をきちんと取り、運気を維持する行動を心掛けましょう。