「神社に行くけど、お賽銭って効果あるの?」、「お賽銭をするときにはどんなことを気をつけたら良いの?」というように、お賽銭の意味などが気になっていませんか?
こちらのページでは、お賽銭の作法(マナー)や注意点や同じ神社やお寺にお賽銭箱が沢山ある場合にどうすればいいか、お賽銭の天の数「3・6・9」の解説やお賽銭の意味や縁起の良い、縁起の悪い語呂合わせについて、お賽銭で1000円以上を入れる時の対処法やコロナ禍で2021年の初詣のお賽銭はどうなるのかなど徹底解説いたします!
目次
- 1 お賽銭とは?
- 2 お賽銭の歴史
- 3 お賽銭の作法(マナー)や注意点
- 4 お賽銭箱にはいくら入れるべき?
- 5 同じ神社やお寺にお賽銭箱が沢山ある場合はどうする?
- 6 お賽銭の天の数「3・6・9」とは?お賽銭の良い金額
- 7 お賽銭の意味や語呂合わせについて
- 8 お賽銭の意味や語呂合わせについて(縁起の良い語呂合わせ)
- 8.1 5円玉(1枚):ご縁
- 8.2 10円(5円2枚):重ね重ねご縁がある
- 8.3 11円(10円1枚、1円1枚):いいご縁
- 8.4 15円(10円1枚、5円1枚か5円3枚):十分なご縁
- 8.5 20円(10円2枚か5円4枚):二重に縁
- 8.6 21円(10円2枚、1円1枚):別れないご縁
- 8.7 25円(10円2枚、5円1枚)二重にご縁
- 8.8 30円(5円6枚):調和の取れたご縁
- 8.9 35円(10円3枚、5円1枚か5円7枚):再三ご縁
- 8.10 40円(5円8枚):末広にご縁
- 8.11 45円(5円9枚):終始ご縁
- 8.12 50円(5円10枚):50のご縁
- 8.13 55円(10円5枚、5円1枚):いつでもご縁
- 8.14 105円(5円21枚か10円玉10枚と5円1枚):十分にご縁
- 8.15 115円(100円1枚、10円1枚、5円1枚):いいご縁
- 8.16 125円(5円25枚):十二分にご縁
- 8.17 415円(100円4枚、10円1枚、5円1枚):よいご縁
- 8.18 485円(100円4枚、50円1枚、10円3枚、5円1枚):四方八方ご縁
- 9 縁起の悪い語呂合わせについて
- 10 お賽銭で1000円以上を入れる時はどうすればいい?
- 11 リモート参拝やキャッシュレス初詣が流行る?2025年の参拝に備えている神社やお寺
- 12 お賽銭で自分の本心を知ることができる
お賽銭とは?
神社に行き、本殿で神様にお願いをするときに正面にはお賽銭箱があります。
そこにお金を入れて手を合わせて神様にお願いをします。神社を訪れたときにほとんどの人がこのようにしてお賽銭を収めています。
このお賽銭の意味には神様や仏様に対して、自分の心の中にある願い事を叶えてもらうためにお賽銭を入れています。
しかし本当のお賽銭の意味は、日頃の感謝の気持ちを神様にお伝えするためにお賽銭を納めるものです。
日々の健康が守られ、安全が支えられていることに対して感謝の気持ちを形に表してお伝えするのが基本的な姿勢です。
そもそもお賽銭の「賽」という字には「神様や仏様から受けた福徳に感謝して祀る」という意味があります。
お賽銭は自分の願い事が成就しやすくなるための対価として収めているのではなく、日頃の感謝のしるしと信じている気持ちを元にしてお賽銭を収めています。
お賽銭の金額によって願いが叶えられるというわけではなく、本人の感謝を神様はきちんと見ていると言っても良いでしょう。
神様や仏様は神社に来ていない時のあなた自身も見ていて、必要なものを見える形で、あるいは見えない形でも「恵み」としてすでに先に与えられています。
あなたのことを支えてくれている大きな力に対しての感謝の気持ちを示すことが大切です。
また、古来ではお賽銭を入れることで穢れ(けがれ)を払い、自分の身を清めるという意味もあり、「浄財」という言葉を用います。
この言葉はお賽銭箱に書かれている場合もありますが、これには利益などを顧みずに、神社に寄付するお金という意味も含み持っています。
お賽銭の歴史
もともと神社のご神前前にはお金ではなく、海や山の幸そのものが備えられていました。
その中でも特にお米を白い紙で巻いて包んでいたものを「おひねり」としてお供えしていました。古い時代の日本では豊かな自然ととともに育まれていた生活で、地の実りとは切っても切り離せない生活で、天候に大きく左右をされていました。
従って天災が起こる前に、神様に祈りを捧げたり、収穫の季節になるとお米の実りに感謝の気持ちを込め、新米を神様にお供えするという儀式が全国各地で行われていました。
こうした生活の中から生まれた信仰からお米を「おひねり」として供えるようになりました。
時代が経つにつれて貨幣の普及によってお米の代わりに金銭をお供えするようになったのがお賽銭の歴史です。
お賽銭の作法(マナー)や注意点
まずは「お賽銭のお作法」を知る前に神社の参拝のお作法を理解することが何よりも大切です。
神社参拝のお作法は知っているようでよく知らなかったり、実は難しいようで意外と簡単なものなので理解しておくと良いでしょう。
基本としては、非常に簡単な心構えとしては「すごく目上の人の家に訪問する」という感覚です。
まずは服装についてですが、目上の人のお宅にお邪魔をすることを考えると、家で着ているものや適当な服装はしていかないと思います。
服装はその時々の心の表れという理解をすることもできます。
神社では人間と神様が出会う場所ですので、目上の人に会うようにきちんとした服装と心構えが大切です。
着物のように正装する必要はありませんが、神社を参拝する際には極力服装に気をつけ、露出や派手なものは避け、心が清くなるような服装を心がけると良いでしょう。
旅先などでは軽装になる場合もありますが、特別な場所へ参拝する予定では相応の服装を準備すると良いでしょう。
いよいよ神社参拝の作法としては、本殿に行く前に必ず鳥居をくぐり、参道を歩きます。
その際に入口の鳥居をくぐる前に一礼し、これから神様に会うと気持ちを引き締めてから境内に入りましょう。
神社の鳥居には一般社会と神様の住む聖域を区切る結界の働きをしているので、まずは鳥居の前で会釈をし、参道を通る前に入手水舎の水で心身を清めましょう。
これを「手水をとる」といいます。手水の仕方は、まず右手でひしゃくを持ち、水を汲み左手にかけ不浄とされている左手を清めます。
次にひしゃくを左手に持ち替えて、同じように右手を清めましょう。
再びひしゃくを右手にもち、左の手のひらに水を受けて口をすすぎます。
口をすすぎ終えたらもう一度水を左手に流します。
最後に水の入ったひしゃくを立てて、柄にに水を流してからひしゃくを伏せて置きます。
そこから参道を歩きましょう。
参道の歩き方は、参道の中央は神様が歩く道とされているので、そこを避け、端っこを歩くことで神様への敬意を表すことができます。
また参道の中央をどうしても横切らなければならない場合には軽く頭を下げて通ったり、中央では神前に向き直り一礼をして横切るというあり方も大切です。
いよいよ本殿のお賽銭箱の前に立ちますが、そこで一礼をし、神様に捧げる真心と感謝の意を示すためにお賽銭箱にお賽銭を入れますが、投げ入れるという行為は神様に対して失礼に当たる行為なのでなるべく丁寧にお金をお賽銭箱に入れるようにしましょう。
お賽銭を入れるのは願い事の前にするのが正しいやり方です。
お賽銭は神様への供物なので丁寧に自分の捧げ物を差し出す気持ちが何よりも大切です。
また鈴やドラがある場合はお賽銭を入れた後に鳴らすと良いでしょう。
鈴やドラには邪気を祓う意味と神様を呼びまねくという意味がありますので、お願い事の前にすると良いでしょう。
お賽銭箱にお金を入れたら拝礼をします。
拝礼は深いお辞儀を2回し、次に両手を胸の前で合わせ、右手を少し手前に引き、肩幅程度に両手を開いて拍手を二回打ちます。
そのあとに両手をきちんと合わせながら心を込めて願い事を祈ります。
最後に両手をおろし、もう一度深いお辞儀をします。
参拝を終えて境内を出る際も社殿の方に向き直って一礼をすると良いでしょう。
また御朱印を貰う際は一番最後に行うようにすると良いでしょう。
日本にある神社はなんと8万社以上あり、中には独自の作法を持つ神社もありますが、上記のような基本的なお作法を覚えておけばどんな神社でも礼儀を示すことができます。
お作法は、形ではなくまずは自分の心が多雪です。お作法を間違えないようにすることよりも礼儀を尽くすこと、神様に気持ちを向けることを心がけていれば問題ありません。
お賽銭箱にはいくら入れるべき?
基本的には「いくら入れるのが正解」というものはありません。
神様への感謝の気持ちを示すものですので自分が出せる範囲や出したい額で構いませんが、何よりも大切なのは神様に対しての感謝の気持ちを表しましょう。
同じ神社やお寺にお賽銭箱が沢山ある場合はどうする?
神社を参拝した時に本殿の他の摂社、末社と言われる小さい社殿が複数あり、そこに各お賽銭箱がある場合には全てに入れなければいけないのかと迷ってしまう場合もあるかもしれません。
その全てのお賽銭箱にお金を入れるというよりは、まずメインである本殿のお賽銭箱にお金を捧げておけば大丈夫です。
お賽銭は願いを叶えるためではなく、神様への感謝の気持ちを示すものですので、いくらすれば良い、いくらでは足りないというものではありません。
自分が各お賽銭箱に捧げたいと思えばそれも正解です。
お賽銭の天の数「3・6・9」とは?お賽銭の良い金額
基本的にお賽銭には決まった金額はないものの、スピリチュアルの視点でみると「3」、「6」、「9」が天に願いが届きやすい数霊というものが決まっています。
お賽銭の各桁の合計数が「3」、「6」、「9」になるようにお賽銭箱に捧げるのも良いとされています。
「数霊」とはなかなかなじみが薄い言葉かもしれませんが、言葉に「言霊」があるように数字にも「数霊」というパワーそのものが宿っています。
風水においての数霊は自分の守護数であり、一人一人が自分の数霊を持っています。
それは生まれつきに与えられているものではなく、自分の後をついてくる縁のある数字で、生きている中で気づくと言われています。
例えば「この数字にはご縁があるな」と感じる数字があるとすればそれがあなたの数霊である可能性がとても高いと言えるでしょう。
それに気づくことにより数字とのご縁がさらに強まり、その数字からパワーを授かると考えられています。
特に数霊の「3」、「6」、「9」には強いパワーを持っていて神様と直接繋がる数字とされています。
数霊の「3」は社会性を表す数字で、陽数(奇数)の中で最も強い運気を持っていて、自分の基盤をしっかりと形成し、成長していけるパワーが与えられます。
数霊の「6」には才能を開花させる力があります。
まだ自分の才能がわからない場合には隠れた才能を表に出して自分自身を向上させ、チャンスを掴む運気を持っています。
数霊の「9」には生命力そのものを表すもので、生きる力そのものを神様から与えられます。
悪い気を払って良いものを自分に受け入れ、自分を改善していく力が与えられるでしょう。
この数霊の「3」、「6」、「9」には天と人間をつなぐ働きが特にあり、天に響きやすい数とされているので願いが通りやすい数とされています。
従ってお賽銭では各桁の合計が「3」、「6」、「9」になるように入れると縁起が良くなるとされています。
例えば180円(1+8+0=9)とか、240円(2+4+0=6)、690円(6+9+0=15、15の内訳は1+5=6)など「3」、「6」、「9」の合計の数が二つ入るとさらに良くなるとされています。
もっと単純に考えれば300円、600円、900円でも構いません。
お賽銭の意味や語呂合わせについて
お賽銭の「賽」というじは「神様へのお札参り」、神様から受けた恵みに対してのお礼という意味があります。
またお賽銭を入れる行為には自分の穢れを祓い、身を清めるという意味もあります。
また神社仏閣に寄付をするという実際的な意味も込められています。
お賽銭は自分の感謝の気持ちを示すものなので基本的にはいくら入れても構いませんが、神様に捧げるお金です。
また自分の願い事を叶いやすくするためには験担ぎや語呂合わせの良さを考える場合もあるでしょう。
よく神社のお賽銭では穴の空いた5円や50円が多いとされていますが、これには「見通しが良い」という願いが込められていたり、古来のお金のルーツである貝には穴が空いていてそれがこの世とあの世をつなぐ出入り口だと考えられているのであの世の力を受けることで身を清められると考えられていました。
大きな願い事には新札を捧げるということも験を担ぐ行為です。
語呂合わせは言葉の意味と数字をつなげて考えることによりゲンを担ぐという意味があり、言葉遊びが発展したものです。
お賽銭の意味や語呂合わせについて(縁起の良い語呂合わせ)
5円玉(1枚):ご縁
5円を言葉に出してみると「ごえん」で、意味としては「ご縁」となります。
そのために5円玉には「ご縁がありますように」という願いそのものが込められています。
金額的に「5円では少ないかな」と感じる場合には、ご縁担ぎの金額を五円玉を多く使うなど工夫をしても良いでしょう。
10円(5円2枚):重ね重ねご縁がある
10円玉1枚ではなく5円玉を2枚入れることで「重ね重ねご縁がありますように」というゲン担ぎになります。
良いご縁(5円)が重なるという意味でとても良いご縁が入りやすくなると考えられています。
11円(10円1枚、1円1枚):いいご縁
「1」を「い」と読むことで「11」=「いい」と読み、「良いご縁が入りますように」という願いが込められています。
5円玉を2枚にすることで、10円の「重ね重ねご縁がある」というものにプラスして、「良いご縁が入る」という語呂合わせです。
15円(10円1枚、5円1枚か5円3枚):十分なご縁
5円玉を3枚にすることにより、天の数字である「3」とつなぎ合わせることにより、「十分なご縁がありますように」という願いが叶えられやすくなるという意味を持ちます。
十分なご縁とは、自分にとって必要なご縁が自然な形で入るような願いもあります。
20円(10円2枚か5円4枚):二重に縁
二重は「20」と発音することができ、さらに10円を2枚合わせることにより「重ね重ねのご縁」という意味にもなりますが、5円4枚場合は「4」は「死」をイメージさせるのであえて5円を使わずに10円2枚という組み合わせもいいでしょう。
21円(10円2枚、1円1枚):別れないご縁
21は偶数で割り切れない数字のため、「別れない」、「別れられない」という意味があり、すでに与えられているご縁を大切にしたい場合に用います。
今後も関係性を安定し、発展させていきたい場合にとても人気がある語呂合わせです。
25円(10円2枚、5円1枚)二重にご縁
20は「二重」、そして5円は「ご縁」という発音に合わせた金額です。
5円玉を5枚という組み合わせもいいでしょう。
ますますご縁が与えられ、大きく発展していくようにという意味が込められています。
5円を5枚使うことで五十のご縁とも考えることができます。
30円(5円6枚):調和の取れたご縁
5円玉を6枚使うことで天の数である「6」を全うすることになり、願いが叶えられやすいと考えられています。
また同じく天の数の「3」も入っているので倍に願いが叶えられやすいとされている金額です。
35円(10円3枚、5円1枚か5円7枚):再三ご縁
「再三(3)ご縁(5)がありますように」という語呂合わせと、数字の7はラッキー7ともいうように特別な数字ですので、その組み合わせです。
5円を7枚ということで、幸運を引き寄せることができると考えられています。
40円(5円8枚):末広にご縁
5円を8枚使うことで、数字の「8」には末広がりを意味し、数字の8を横倒しにすると、無限大数のマークにもなるので、「末広がりにご縁が広がっていきますように」という願いが込められています。
しかし40は4(死)を意味するので避けられる場合もあります。
45円(5円9枚):終始ご縁
4(終始)5(ご縁)がありますようにという意味で、生涯を通してご縁が途切れることがありませんようにとの願いが込められています。
しかし4(死)と、5円を使う場合は9枚になり9は「苦」を意味するので避ける場合もあります。
50円(5円10枚):50のご縁
50円は「五十の縁」という意味があり、五十には「五重塔」のように天に向かってまっすぐ高くそびえるというイメージがあります。
また50円玉はあなたが空いているので見通しがよく、運気が通りやすいという考えもあり、人気の金額です。
55円(10円5枚、5円1枚):いつでもご縁
5を数え数字でいうと「いつつ」になりそれを「いつでも」に用いている語呂合わせです。
「いついかなる時にもご縁が与えられますように」という願いが込められています。
5円玉を11枚用意してもいいでしょう。
105円(5円21枚か10円玉10枚と5円1枚):十分にご縁
10円玉を10枚で100円になり、それを「十」にし、「十分にご縁(5円)が与えられますように」という気持ちがあります。
十分なご縁とは高望みをするのではなく、自分に分相応にあったご縁を引き寄せるために用います。
115円(100円1枚、10円1枚、5円1枚):いいご縁
1を「い」と発音すると11は「いい」となり、115(いいご縁)となります。
50円玉を二つにして100円にしてもいいでしょう。
またその際は5円玉を3枚にすると天の数である3とも意味がつながるので、とても縁起が良いとされています。
125円(5円25枚):十二分にご縁
「十二分(12)にご縁(5円)がありますように」という意味で、多くの願いが100%近く叶えられますようにという意味を持っています。
たくさんの願い事や強い願い事がある場合にとても人気のある金額です。
415円(100円4枚、10円1枚、5円1枚):よいご縁
「41」は「良い」と発音し、そこに5を付け足すことにより「良いご縁が与えられますように」との願いが込められています。
また少し金額が多くなる分、願いが叶えられやすくなるのではないかという期待も込めることができるでしょう。
485円(100円4枚、50円1枚、10円3枚、5円1枚):四方八方ご縁
四方(4)八方(8)からご縁がありますようにという意味が込められています。
あらゆる場所や人からチャンスを願い、自分の力が発揮できるようにしたいという願いがある場合には人気の金額です。
縁起の悪い語呂合わせについて
10円(10円1枚):遠縁
10は数え数字で「とお」と発音し、「遠い」という意味になりますので、「縁遠くなる」という意味になってしまうので一般的に良くないとされています。
33円(10円3枚、1円3枚):散々な縁
33(さんざん)と読むことができ、悪縁を引き寄せてしまうと考えられているので、避けた方が良い金額ですが、3は天の数字でもあり、3に数霊を感じている場合には有効な金額です。
65円(5円13枚):ろくなご縁なし
6は「ロク」と発音するので「ろくなご縁(5円)ではない」との意味を持ち、縁起が悪いとされている金額です。
75円(5円15枚):泣くようなご縁
7を「な」と発音し、「泣くようなご縁(5円)」という意味を持ちます。
ご縁はあったとしても苦労してしまうので避けるべき金額です。
85円(5円17枚)矢つぎ早にご縁去る
8は数え数字で「やっつ」と読みますので、矢継早にご縁がさってしまうと考えられています。
ご縁が来てもそれを見送ってしまう可能性があるので避けた方がいい金額です。
95円(10円9枚、5円1枚):苦しいご縁
9は「苦」を意味する数字なので、日本ではもともと避けられている数字です。
苦しいご縁にならないためにも避けた方がいいでしょう。
500円(100円5枚、あるいは500円1枚):効果がない
500円玉より上の硬貨はないので「硬貨」を「効果」にかけ、「どんなに願っても効果はない」という意味を持ちますので良くないとされています。
お賽銭で1000円以上を入れる時はどうすればいい?
またお札を入れる時の注意点としては、金額をあげれば願いが叶いやすくなるという意味はなく、自分の願いに対しての見返りを求めるわけではありません。
お賽銭でお札を入れることは可能ですが、そのまま投げ入れるのではなく、封筒やのし袋に入れてお賽銭を捧げるのがマナーです。
この時の封筒は白い封筒、またのし袋は郵便番号欄がないものを選ぶと良いでしょう。
もし一万円札などの高いお金を入れる場合はご祝儀袋に入れるのが一般的なマナーです。
封筒にお札を入れる際にはお札に描かれている人物の顔か封筒の表側になるように入れましょう。
お賽銭箱にお札をそのまま入れることはマナー違反であり、縁起が悪いので気をつけてください。
またお札は封筒に入れてあらかじめ準備をしておくのが通常で、神様にお供えするものなので使い古されたお札は好ましくなく、お賽銭のお札は新札を用意しておきましょう。
お賽銭の封筒にも書き方があります。
封筒の場合には表書きは「御初穂料」、裏には住所と氏名を記します。
のし袋の場合には水引の上に「御初穂料」を、水引の下には氏名を記し、住所は裏側の左の隅に書きます。
住所と名前は個人情報なのでどうしても書きたくない場合は無理に書かなくても構いません。
リモート参拝やキャッシュレス初詣が流行る?2025年の参拝に備えている神社やお寺
初詣にはたくさんの人が集まりますが、同時にコロナ感染も心配なところ。
「でも、お参りにはいきたい・・」という場合に備えて、全国各地で「リモート・オンライン参拝」ができる神社が増えていて、自宅にいながら遠隔で参拝できる神社が増えています。
リモート参拝とは、スマホやパソコンを利用しオンラインで遠隔参拝ができる仕組みで、コロナ禍にはとても嬉しい参拝方法です。
築地本願寺(東京)
朝6時〜夕方16時までYOUTUBEにて本堂のライブ映像が配信されていて、いつでも参拝したいときに手を合わせることもできます。
神田明神(東京)
「分散参拝」に「オンライン授与所」、公式サイト上でお札やお守りをオンラインで授与するオンライン授与所やお札郵送フォームを導入しているそうです。
お札郵送フォームというのは、どうしてもご来社してのご参拝が叶わない方にかわり、神職が祝詞をあげて御祈祷した木札やお守りを郵送するというものです。
お賽銭で自分の本心を知ることができる
お賽銭は自分の願いを神様に聞いてもらうというご利益ではなく、神様への日頃の感謝の気持ちを示すとともに、自分の心の中にある本心を知ることができるという効果もあります。
自分の大切なお金を神様に捧げるほどの願いは何かということも再確認することができます。
コロナ禍にあって、参拝方法が新しいものになったとしても神様への気持ちを向けて、これからもしっかりと人生を歩んでいく姿勢が大切です。