豊かさや愛を象徴する金星は、恋愛や金運とも大きく関係をしています。
西洋占星術での金星の意味を知りたい方へオススメです。
こちらのページでは、金星の基本データから金星の意味や人生に及ぼす影響、金星のパワーの受け取り方や各サイン(星座)との金星の関係を完全紹介いたします。
目次
金星の基本データ
英語:Venus
大きさ:12103.6 ㎞(地球の約0.95倍で地球よりほんの少し小さい大きさです)
温度:表面温度は昼も夜も摂氏460度程度
大気:ほとんどが二酸化炭素で待機中には硫酸の粒でできた雲が何キロメートルの厚さで広がっていて、その雲の厚さに遮られて太陽からの光が直接金星の地表に届くことはなく、大気の上層では秒速100メートルほどの風が吹いている。
時点速度は100時間で1周と非常に遅いが、なぜこのような強い強風が吹いているのかは明らかになっていない。
色:濃硫酸の雲が太陽の光を反射することによって黄色に輝いて見える。
西洋占星術からみる金星の基本データ
支配星:おうし座、てんびん座
発達年齢期:15〜24歳。
高校生から大学生の思春期から青春真っ盛りのかけがえのない時期で、好きなものに対しての感性を高めたり、人を愛する気持ちを通して大きな学びを得る時期です。
公転周期:約225日で自転周期は約243日と自転周期の方が長い。
また他の惑星とは反対向きに回っているので近世では太陽が西から上り東に沈む。
タロット:大アルカナ3番目のカードである「女帝」が金星に対応するタロットカードです。
ライダーウェイト版では女帝のカードの中に金星のマークが描かれています。
エネルギー:水星の次に愛用に近い惑星で約1年かけて12星座を1周します。
地球よりも内側の軌道を進むので太陽から一定の角度(48度)以上離れることがありません。
太陽に照らされて美しい黄金の色を示し、地球からでも肉眼で計測することができます。
その強い輝きは愛や美、豊かさなどを象徴し、恋愛運、結婚運、金運、家庭運などにダイレクトに影響を与えます。
チャクラ:第4チャクラ(心臓)。
愛を実感できる場所です。
キーワード:女性、恋愛、快適さ、美しさ、美意識、エレガントさ、魅力、魅惑、誘惑、お金、豊かさ、リッチさ、楽しいこと、享楽、ゆとり、花や果実、セックス、愛情、遊び、幸せ、バランス、平和、平安、協調、調和、芸術、ロマンス、パートナーシップ、音楽
人物:若い女性、芸術家、愛人、援助者、血縁関係、男性にとっての恋人
対応する体の部分:咽頭、腰部、耳、腎臓、生殖器、顎、ほお、眼
カラー:グリーン、ピンク、マゼンダピンク
音:ハープ、フルート、ワルツ
場所:エステ、フラワーショップ、美術館
食べ物:パスタ、かぼちゃ、りんご、マロン
神話からみる金星の基本データ
金星の英語名は「ヴィーナス」でこれはローマの神話に出てくる愛と美の女神ヴェヌス(Venus)が語源になっています。
ヴィーナスはギリシャ神話の愛と美の女神であるアフロディーテと同一視されてます。
アフロディーテはクロノスがウラノスを切りつけた時、ウラノスの体の生殖器が海に落とされて生まれたとされる説や、ゼウスと女神ディオネの子という説、海の泡から生まれたとされる説があります。
愛と美を象徴するようになったのは天空で最も明るく輝く惑星であり、火星(Mars)の揺らいでる戦いの神のマルスの恋人でもあります。
美しいアフロディーテは西風の神ピュロスに運ばれてキュテラ島、キュプロス島に渡り、そこで富の象徴でもある美しい衣装と宝石を身につけます。アフロディーテの美しさに魅了された神々はこぞって結婚を申し込みます。
金星が恋愛や愛情、豊かさやお金を象徴するのはこうした神話からの影響もあります。
また性と繁栄の象徴でまり、人々の恵みをもたらす豊穣の女神としての側面も持っています。
金星の意味は【愛と美と豊かさの象徴】
誰しも愛情深く豊かな生活を送りたいと願うものですが、金星はその両方を授けてくれる力を持っている惑星です。
水星の次に太陽に近い惑星で、約一年かけて12星座を一周するので、どの星座生まれの人も金星の恩恵を受けるのが年に一度はあると考えるといいでしょう。
木星と並んで、吉を授ける惑星で恋愛運を高めたり、金運をアップさせたり、魅力的になったりなどあらゆる理想を叶えてくれるのに貢献します。
金星が人生に及ぼす影響
金星のパワーが強まる時期にはより自分らしさが強まり、外見も内面も魅力的になる時期です。
理性よりも感情と感覚が強まり、芸術的な感性を受け取ることもできるでしょう。
感覚的な領域が強まり、積極的な想像のパワーや意識を、自分の感覚に落とし込むこともできるので心と体の一体感を味わったり、他者ともつながりを得られるでしょう。
また直感的に何かを感じることもできるようになるでしょう。
趣味や遊びなどの楽しみ、恋愛やセックスなどのコミュニケーションも楽しめ、人生の幸せ度に強く関わる天体です。
金星のパワーの受け取り方
恋愛や美しさ、豊かさなど、私たちが欲望するものを金星は叶えてくれる力を持っています。
金星からのパワーをもらうためには、お金を出し惜しみにしないこと、人を褒め、親切にし、愛を独占するよりも配ること、寝室にバラ、ユリなどの生花を飾る、また花を引きためるためには片付けをする、ウエストラインが強調される服を着る、争いよりは調和を選択する、銀行口座はリッチな街にある支店で作る、首から鎖骨をオイルマッサージする、ハイヒールを履く、マゼンダピンクの口紅をつける、マゼンダピンクをファッションや小物に取り入れること、アイラインを強調したメイクにする・・など様々あります。
簡単に言えば、女子力が強めな行動をしていれば自然と金星のパワーが強くなるでしょう。
金星逆行とは?
一年半に役一度起こり、一度の逆行期間は約42日間になります。
金星の持つパワーが発揮しにくくなり、金銭面での支払いが滞る、売り上げが伸び悩む、恋愛の先行きが見えなくなる、恋愛したくなくなる、好きな人とのタイミングがずれたり連絡が取れなくなる、すれ違いが起こりケンカに発展することもある、
偶然の再会や復縁の可能性が強まることがあります。
各サイン(星座)との金星の関係
牡羊座の金星
持ち前のオーラが更に美しくなり、その場にいるだけで存在感が強まる。
好きな人に対しては魅力的に積極的にアプローチすることができ、成功を収めやすいが、何事も情熱が高ぶりすぎてしまうとバランスを取れなくなってしまうことも。
負けず嫌いの性質に火がつき、ライバルがいるととことん燃えることもある。
牡牛座の金星
欲しいものが著しく増加し、出費が少し多くなり、手に入れなければ気が済まないこともある。
同時にセーブマネーも進行できるので貯金なども成功しやすい。
コンスタントに努力を続ける持続力が与えられ、クリエイティブな才能を開花させることも可能。
双子座の金星
より流行に敏感になり、自分の魅力を高めようとする時期。
最先端にいることに満足感を覚え、情報などの収集能力が活発になり、自分から提供したり情報発信をするひらめきが与えられる。
人とのコミュニケーションが広がり、新しい出会いや恋愛などに身を投じるようになる。
蟹座の金星
他者に対して癒しや安心感を与え、家庭的な側面を前面に出すことでホスピタリティーを強めることができる時期。
愛する人に対しては更に愛情を強く注ぎ、献身的に奉仕し、自分の行動に幸福感と満足感を覚えることができる。
生活面を整え居心地の良さを追求するようになる。
獅子座の金星
誰に対しても寛容で広い心と赦しの精神を持って接することで人徳を高めることができる時期。
真心を行動によって示すことができ、利己的な思考にとらわれることなく社会的にも貢献し、それが実際に人の心を打ち、大きなムーブメントを起こすことができる反面、贅沢を求めてしまい、気が大きくなることでおごりグセが強まる傾向も見られる。
乙女座の金星
細かなディティールを追い求め、公私にかかわらずそれを表現することを大切にできる時期。
痒いところに手がとどく行動ができるので人からは大いに感謝されるようになるでしょう。
恋愛に対しては受身の姿勢でいることで自分から行動せず、相手を動かそうとする気質も強くなります。
天秤座の金星
魅力と美的センスの両方が増大することによって他者から羨望の眼差しを向けられる時期。
自分らしさを表現することで喜びを得られ、それが人にもプラスに働き、チャンスなどが入りやすくなるでしょう。
自分磨きをしたりダイエットをするとすぐに効果を実感できます。
蠍座の金星
異性との関係が進展しやすく、場合によっては危険を含む恋愛に没頭する可能性も高くなる。
愛する人との精神的なつながり、肉体的なつながりを深く求めるようになり、相手によってはエスカレートし、歯止めが効かなくなる場合もあり、独占欲から嫉妬心が強まり、感情が激しく揺さぶられてしまう場合もある。
射手座の金星
仕事や勉強などのルーティンはスムーズに進み、自分らしさを社会的にも発揮し、評価を得られる。
チャレンジ精神が旺盛になり、無理と言われても可能にしてしまうエネルギーも与えられ、人をアッと驚かせてしまうところもある。
自分の本心を前面に出すことに対しての恐怖心がなくなり自由と解放を感じられる。
山羊座の金星
優しさや深い愛情をダイレクトに感じられ、皮肉屋でクールな側面が背後に隠れる。
伝統的なものや歴史的なものに目がむきやすく、過去から何かを学ぼうとする意欲が強まる。
また金運そのものがアップし、資産運用などをすることで財をなしやすい。
水瓶座の金星
自分が心から好きなものとの出会いが与えられ、それに没頭する経済的な余裕や時間も与えられる。
他者とは違うあり方が評価され、人の心に留まりやすく、チャンスを得られたり、異性から想いを告げられることに期待もできる。
楽しみながら投資や貯蓄をすることで財をなすことができる。
魚座の金星
激しく情熱的な恋愛に身を投じ、相手との一体感を得ることでこの上ない幸せを味わえる時期。
相手の心を読む洞察力やスピリチュアル的な感性が高まり、第6感が冴え渡るので、神秘的な存在とも心を通わせることができ、現実との境界線が曖昧になることもある。
他の天体(惑星)一覧
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
金星は愛と喜び、幸せ、豊かさなどを象徴し、いいことをたくさん与えてくれる星なの。
どう使うかをもっと心がけていればいまよりももっと幸せに豊かになることもできるのよ。