「占いでの月の役割をもっと知りたい」と思っていませんか?
西洋占星術での月の意味を知りたい方へオススメのページです。
こちらのページでは、月の基本データから月の意味や人生に及ぼす影響、月のパワーの受け取り方や各サイン(星座)との月の関係を完全紹介いたします。
月を理解すれば、さらに運勢を読み解くことができるようになります。
目次
月の基本データ
英語:Moon
大きさ:直径 約3476㎞(地球の約4分の1)
温度:ほとんど大気がないために昼夜の温度差が非常に大きくなります。
月の赤道付近の観測では昼110度、夜はマイナス170度と200度以上の差があります。
大気:月の大気はほとんど真空と考えられています。
地表には原子や分子が存在することが確認されていますが、地球や太陽系の他の惑星と比べるとほとんどないといってもいいでしょう。
海面上の地球の大気の密度の100兆分の1以下くらいだと言われています。
色:オレンジや赤色に見えます。
月の高度が少し高くなると、赤と青の中間の緑色の光が散乱せずに届き、赤と緑の光が届きますが、光の合成のために黄色に見えます。
西洋占星術からみる月の基本データ
支配星:別名、守護星とも呼ばれています。
12の星座はそれぞれ支配する星が存在します。
そのことを支配星と呼びます。月の支配星は蟹座です。
発達年齢期:0〜7歳まで。この年齢の時期は月の影響を受けます。
「三つ子の魂100まで」と言われるように月は性格の基礎を作ります。
好き、嫌い、喜び、悲しみ、怒りなどの人間の基本的な感情の土台がこの時期に構築されます。
さらに幼児期のこの時期に無意識のクセやパターンなどもインプットされます。
公転周期:29.5日かけて12の星座を一周し、一つのサインにはやく2.5日滞在し、逆行は起こりません。
タロット:タロットの大アルカナでは18番目のカードに「月」のカードがあります。
定まらない状況や不安な心を表し、解釈が難しいカードです。
悪い方向に向かい始める一歩前に出やすく、このカードが出たら方向性を見直すことが大切で、問題への警告という形で示される場合が多いでしょう。
エネルギー:女性的なエネルギー。
月は規則正しく満ち欠けをし、それが司るのは「感情」です。
特に感情や気質、潜在意識へのエネルギーに影響を与えます。
また性的なエネルギー、コミュニケーション、女性の生理の周期を整えることにも関係し、月経と月の関連から動植物の性生活や繁殖にも影響力があります。
チャクラ:第2チャクラ(丹田)に対応しています。
キーワード:大衆の人気、心、感情、無意識の人格、クセ、幼少期の環境、家族、素の自分、不安定さ、敏感さ、依存的、臆病、利己主義、気質、本心、隠れされたもの、プライベート、安らぎ、ジブらしさ、生まれつきの才能、規則正しさ、過去、引き寄せ、魂の器としての身体、無意識の反応パターン、本能的な欲求、安定を求める心、母親、子宮、魂の記憶の受け皿
人物:母親、婦人、子ども、一般大衆、従属する人、ペット
対応する体の部分:バスト、デコルテ、リンパ腺
カラー:白、アイボリー、シルバー
音:波の音、ピアノ、弦楽器
場所:カフェ、温泉、海
食べ物:乳製品、キャベツ、豆腐
神話からみる月の基本データ
ギリシャ神話に出てくる月の神はセレーネーと言います。
暁の神であるへオース(エーオース)、太陽の神であるヘリオス(ヘリオース)と兄弟で、その頭上には黄金の冠が輝き、額には月が記された絶世の美女であり、夜空を銀の馬車に乗って駆けながら柔らかな月光の矢を放ちます。
有名なのは美青年であるエンデュミオーンとの恋の物語で、ある夜に地上で眠るエンデュミオーンを見たセレーネーは彼に一目惚れをしてしまいます。
セレーネーは何ヶ月、何年も彼の眠る顔を見つめ続毛ました。どうしても彼のそばにいたいと思ったセレーネーはエンデュミオーンにこのまま生きて醜く老いていくのと永遠に眠り続けて若く美しい姿でいるのとどちらかが良いかを尋ねました。
エンデュミオーンは夢の中で「永遠の若さ」と答えると、セレーネーはゼウスに頼み、彼を不老不死の永遠の眠りを与えたと言われています。
その後セレーネーは夢の中のエンデュミオーンと逢瀬を重ねて50人たちの娘を生みました。
月の意味は【人間の無意識と深く関係をしている】
月は過去の体験やそこから得た感情、周囲の人々が自分にどのように影響を与えてきたかが関係しています。
そこから人間の無意識の反応パターンが決定されて、知らず知らずのうちに表に現れてくることがあります。
日常生活においてのなんらかの習慣や、物事や出来事に対しての自分の態度なども月が影響を及ぼしている範疇です。
習慣の中には良いものもあればそうではないものもあります。
普段の口癖などは自分で意識することはあまりありませんが、人からみると違和感などを感じる場合もあります。
無意識のクセや習慣などの自分では意識するものが少ないものや、隠されたものなどに目を向け、もう一度振り返って顧みることなどが月の意味するものです。
月が人生に及ぼす影響
心そのものや奥深く眠っている無意識の感情、本能的な欲求を司っています。
心はその日やその問いによって移ろいやすく、心変わりしやすいもので自分自身が完全にコントロールすることが難しいものです。
潮の満ち引きが月の影響を受けているように、人間の心の感情の満ち引きにも深く関係しています。
もし自分の気持ちがコントロールできずにいる場合は月の動きなどに注目してみるのも良い方法です。
深い影響を与えている場合もあるでしょう。
月のパワーの受け取り方
自分の月星座を意識して行動をすること。
朝起きた時にシーツや枕を叩くこと。
夜寝る前にヨガや瞑想などの儀式を習慣化し、自分の心に無の瞬間を作ること。
首、鎖骨から肩にかけてのデコルテの部位をオイルマッサージをすること。
真珠のアクセサリーを身につけること。
お風呂に粗塩を入れて浸かること。
新月の日にホワイトセージやフランキンセンスなどの浄化効果のあるアロマやお香を焚くこと。
各サイン(星座)との月の関係
牡羊座の月
好きなことに没頭し、充実感と生きている実感を味わい、心からリラックスできる時期。
世間や訂正を気にすることなく、物事に集中し、前進させることができ、理屈抜きで自分のやりたいことに時間を費やし、成長することができるが何かとせっかちになりがちでイライラし、不安定になったり自分本位の行動をとることも。
牡牛座の月
経済的に安定し、それが心の安定につながる。
芸術性も高まり、良いものに増えることで感性を見悪ことができ、そこに喜びを感じることができる時期。
普段は隠れている自分の本心に気づいたり、自分本来の姿を他者に受け入れられやすく、好意が得られる時期。
双子座の月
好奇心のおもむくままに新しい学びをすることができるようになる。
勉強会やセミナーなどに参加することで純粋に新しい知識を得たり発見をすることに喜びと生きている充実感を感じることができ、新しい人間関係も始まる。
もともと持っている気まぐれが表面化しやすく、人には態度が変わってしまったと受け取られることもある。
蟹座の月
プライベートの時間が充実し、家にいて何かをすることで安らぎと幸福感が得られる時期。
家庭や家族との絆が深まるが、未婚の場合は結婚願望が強くなりすぎてしまい、理想ばかりが強調されてしまい妄想を抱きがちになる場合もある。
本来の守護星なので母性本能そのものが強まるが、良い方向に生かすことで愛情そのものをさらに大きくさせることで、人気運が高まる。
獅子座の月
好きなことや趣味に打ち込み、体を動かし心を活性化させ、一体感を得ることで、様々な良いパワーを受け取ることができる。
創造的な活動をすることで、自分の秘めているパワーを開花させることができる。
短所ともなりうる目立ちたがりやな部分や強引さが際立つところもあり、負けを認めない態度にも繋がりやすい。
乙女座の月
デトックスをしたり、ヨガや瞑想など自分の身体と心のケアをすることでエネルギーが高まる。
浄化をしつつ新しいパワーを得られるので、部屋の掃除や断捨離などの環境を整えるにも良い時期。
ストイックに何かを続けることが苦にならずに楽しみを得られる。
大きな冒険や決断力などが低下するのでチャンスを逃してしまうこともある。
天秤座の月
恋人やパートナー友人、家族など愛情を感じる人と楽しい時間を過ごせることで幸せを実感できる。
他者への思いやりが増し、共感能力も上がるので配慮する力が増し、良い関わりが人との関係をさらに強めることができる時期。
客観的に物事を見つめ、振り返ることをすれば失敗を避けることができる。
蠍座の月
魂の結びつきを実感でき、対象の相手との関係をさらに深めることができるが、その分依存しやすくなったりパワーバランスが崩れやすくなる。
スピリチュアル的なものに心を惹かれやすくなり、衝動的な行動を取りやすくなる。
一度感じた感情から切り替えることができずにバランスを崩しやすい。
射手座の月
ラッキーチャンスに恵まれやすく、あらゆるチャンスを得られる時期で行動力も増していき、自分の力で何かを成し遂げることに幸せを感じられる。
絶えず体の一部が動いている活動的な時期なのでのちにどっと疲れを感じてしまうことも。
言動にいい加減さが際立ち、雑になってしまうこともある。
山羊座の月
集中して仕事に打ち込むことができ、働くことで充実感を得られ、取り組んでいることに満足感を得られ、着実にステップアップすることができる時期。
周囲からの評価も高く、信頼を得て、成功への道筋がハッキリと見え、この時期に目標を自分のものにできる反面、利己的な面が表面化しやすく、怖いイメージ、とっつきにくさ、クールな側面が際立つことで人にはマイナスのイメージを与えることもある。
水瓶座の月
周囲との連帯感と協調性を感じ、ともに協力しあって何かを成し遂げることに喜びと絆を感じることができる。
利益や損得を抜きに、世のため社会のために貢献することができ、力を最大限にはっきすることができる。
反面、個性が際立ちすぎてしまい、人から受け入れられにくくなる時期。
魚座の月
一人で過ごすことで心の安定感を持つことができる。
孤独の時間こそが安心と幸せを感じ、誰にも邪魔されることなく、自分だけの秘密の時間を持つことができ、直感力と神秘を洞察する力が増していく。
好きか嫌いかがはっきりとするので、誰かとの関係に嫌気がさし、衝動的に関係を絶ってしまう傾向もある。
他の天体(惑星)一覧
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
それをマイナスと受け取るよりは、自分を休ませたり、振り返ることができる時期だと受け止めるといいと思うわ?
人生は不安なものだからこそ、それを逆に楽しみに変える可能性もあるということを気づかせてくれると思うわ。