土用の日といえば、夏の土用の丑の日を想像する人が多いかもしれません。どこへ行っても鰻が売られていますよね。
そんな土用ですが、実は年に4回存在します。立冬、立春、立夏、立秋の前の2週間は季節の変わり目なのでその日程が該当します。
季節の変わり目というと渦潮のような期間なので色々な気が入り乱れており、避けるべきことなどもあるので注意していきましょう。
目次
春にも土用の丑の日がある!2022年はいつ?春の土用の意味とは?
春の土用とは?
実は、土用の日は夏だけではありません。春にも土用の日があるのです。2022年の春の土用は、4月17日から5月4日です。
土用の丑の日というのは、土用の期間内の丑の日を指します。元々、日本では暦や時間を刻むシンボルに十二支を使っていました。
現代では十二支でなくアラビア数字で表示するようになっていますよね。ちなみに、2022年の春の土用の丑の日は、4月30日です。
実は、土用日というのは季節が変わる日からさかのぼって18日間を示します。そこで気になってくるのが季節が変わる日っていつ?ということですよね。
季節が変わる日は、二十四節気でいう立冬、立春、立夏、立秋と言われる暦です。暦で季節の変わり目が決まっているなんて不思議な話ですよね。
実際の体感的には、スパッとこの日から夏!などと感じることはないと思います。
そのように、暦で季節の変わる日がはっきりと決められていたとしても着替えのように一瞬でガラッと変わっていく訳ではないのです。
その季節が変わる日の直前は気が入り乱れていると言われています。その気が入り乱れて潮目が変わりだす期間が土用と呼ばれています。
季節の変わり目と言えば、暦や気など抜きにしても体調を崩しやすい期間でもあります。
春の気と夏の気が入り乱れる期間です。土用の期間が現代の暦では春を指すので春の土用ですが、実際は春から夏へと季節が移り変わっていく時期です。
暑さに慣れるためにも徐々に夏対策を進めていきましょう。現代では、暦ができた頃よりも急激に暑くなっていくのでより入念に対策をした方が良いかもしれませんね。
土用は陰陽五行説では土の季節
四柱推命などの考え方の元になっているものに中国の陰陽五行説があります。陰陽五行説は、多くのものを「木火土金水」で表現します。
昔の中国では今でいう元素のように何事も「木火土金水」で構成されていると考えてきたようです。
なので、四柱推命も含めて色々なことを表現するときに使われていますよね。季節も「木火土金水」に当てはめることができるのです。
陰陽五行説をそれぞれの季節に当てはめると、春が木、夏が火、秋が金、冬が水になります。何となく五行と季節がイメージにマッチしていますよね。
でも、お気づきの方もおられると思いますが、陰陽五行説の要素が5つなのに季節は4つなので五行の中でも土が余っています。
その余った土が当てはめられた日程が、立春、立夏、立秋、立冬という季節が変わる前の18日間なのです。
暦の上では立春、立夏、立秋、立冬は季節の変わり目とされています。
その直前の期間は季節が変わっていく期間で気が入り乱れているので、季節の変わり目はどの季節でもないという判断なのかもしれませんね。
だから、土用は1番無味な土の期間が当てはめられているのかもしれません。
土用入りから土用明けの期間は18日間
土用入りから土用明けまでの期間は、18日間です。この18日間を短いと思うか長いと思うかは人それぞれでしょう。
ただ、この期間は色々と禁忌があります。その禁忌を犯してはいけないという決まりによって昔から制約を受ける人も多かったのです。
後述しますが、人によっては仕事にも関わってくることもあります。仕事に関わるということは収入にも関わってきますよね。
そうなると18日間ってかなり長いと思ってしまうはずです。収入が変動すると生死の問題にまで発展してしまいます。
これだけ聞くと全く救いがないように覚えますが、抜け道もあるので安心してください。そんな人でも救われるような間日という期間があるのです。
間日については後述するので要チェック。
雑節は季節の変わり目を示す暦
雑節は、二十四節気を補うという形で生まれた暦です。元々、二十四節気は中国から日本に入ってきた暦みたいです。
中国と日本は近いですが、季節も違ったり生活習慣なども違います。文化も中国から取り入れられたものもありますが、違うものも多いですよね。
なので、二十四節気に日本の生活習慣を加えて作られた暦なのです。その雑節の中でも土用の期間は季節の変わり目であるとされています。
雑節での土用は、そのまま土用です。
この時期は、中国だけでなく日本においても健康に注意が必要な時期とされています。季節の変わり目に体調を崩しやすいのは現代人だけではないようですね。
日本では、体調管理だけでなく田植えにおけるそれぞれの工程に入るための目安として使われていたみたいですね。
今よりも科学技術が発展していなかったこともあり、暦で判断することもとても大切なようです。
今でも広く使われている雑節は、節分、土用、彼岸、八十八夜、入梅、半夏生です。これらの雑節を耳にしたことがある人も多いでしょう。
その分、日本人になじみ深い日になっています。また、意外なことに日付や気分で決めているだけでなく、天文学的に決められている日もあります。
春土用、夏土用、秋土用、冬土用、入梅、半夏生は、太陽黄経で決まっているという日なのです。
土用の日が天文学的にも定まっているなんて驚きですよね。科学技術が発展していなかったときに決められた暦と思えばロマンがありますよね。
春の土用の習わしと言い伝え|先人の教えには意味がある
春の土用の宗教的な意味合い
土用と言えば、ウナギを食べる日というイメージが強いかもしれません。スーパーやテレビCMなどでもウナギの宣伝でたくさんでしょう。
でも、毎年同じ時期にウナギを食べるなんて少し儀式的ですよね。節分に豆まきをすることやお彼岸におはぎを食べるのに似ているような感覚かもしれないです。
けど、生活になじんでいる文化なので違和感を覚えている人も少ないのかもしれません。よく考えると不思議ではないでしょうか?
なので、宗教的意味合いがあるのかもしれないと思っている人も少なくはないはずです。実は、土用の日にはやるべきことだけでなく禁忌も設けられています。
禁忌があると聞くと少し怖いと思ってしまいますよね。今までウナギを食べる日としか思っていなかった人も多いはずです。
むしろ、禁忌事項があるならそっちを周知して欲しいくらいですよね。確かに現代では、知らない人の方が多いかもしれません。
なので、その禁忌事項を守っている人も少ないのかもしれませんね。今の日本では土用の日というのは宗教的というよりはもっとゆるい感覚かもしれませんね。
土を犯してはならない
土用の日の禁忌事項の一つに土を犯してはならないというものがあります。文字通り土の日です。
土の日ということだけあり、禁忌事項にも土が関連する行動がたくさん出てきます。この土というのは、畑仕事をしてはいけないという話ではありません。
土を犯すと聞くと畑仕事を思い浮かべる人の方が多いかもしれませんね。土に手を入れて触る方をイメージしてしまうでしょう。
けど、実はこの時の土を犯すというのはそういったことではありません。この時の土は、建築作業などのことを指します。
具体的には引っ越し、地鎮祭、柱立て、基礎工事、上棟、井戸を掘ること、家の壁塗り、など建築に関わることが多いです。
ある意味、建築業を仕事にしない限りは人生において何度も見かけるような行事ではないのかもしれません。
だからこそ、注意しないといけないという意識が薄れていったのかもしれませんね。パッと思いつかないかもしれませんが、禁忌事項をよく見るとほとんどの項目で土が関係していることがわかります。
何もない場所に新しく建物を建てるとするとかなりのエネルギーが必要です。何でも無から生み出すと周囲とのバランスも崩れてしまいがちになります。
その影響によって家を建てた場所の土地の気の流れも変えてしまうかもしれません。そして、最も重要なのが引っ越しです。
引っ越しがとりわけ土用の影響を受けやすいとは言えませんが、人生において家を建てるより経験する可能性が高い項目ですよね。
しかも、現代ではあまり土を動かすイメージがない引っ越しも要注意です。引っ越しが土用に影響することに気付かず無意識に行ってしまっていることも多いと思うので注意しましょう。
むしろ、家を建てたり修繕したりするより引っ越しの方が気にしておく方が良いとも言えます。
何となく、家を建てる時は年長者がアドバイスをくれることもあるはずです。また、大きな買い物になるので誰かに相談することもあるでしょう。
でも、引っ越しだと誰にも言わずに済ませてしまうこともあると思います。また、転勤などであれば自分の意思よりも会社の都合が優先されるということもありますよね。
引っ越しは、現代人でも生きていく上でよくあると思うので注意すべきかもしれませんね。
また、建築の場合も新築だけでなくリフォームなども関わってくるので注意してください。
新しく家を建てる場合と同じく土地の気を乱してしまうような行為になってしまうので注意してください。
季節の変わり目だからパワーダウンに注意
土用は、季節の変わり目ということもあるので体調の変化に気を付ける必要があります。単純にスピリチュアル的な話を抜きにしても体調を崩しやすい時期でもありますよね。
季節が一気に変化していく時期は、気温の変化も急でついていくことができないことも少なくないはずです。
前後の日程で季節が違うのか?と思うくらいの気温の変化があることもあるでしょう。
また、衣替えができていなくて、温度調整が難しいという場合もあるでしょう。だからこそ、自分で自分の体調管理をしっかり行うようにしていきましょう。
季節の変わり目だからこそ、普段よりも自分を中心に考えるようにしてみてください。
なるべく、無理をせず休息を多めにとることを心がけてみても良いと思います。自分の体調の変化にも耳を傾けるようにしてみてください。
土用殺方位に気を付けて!
土用の時期は、引っ越しをしてはいけないと言われています。でも、旅行など短期的に滞在する場合でも行ってはいけない方位があります。
その土用の時期に行ってはいけない方位のことを土用殺方位と言います。土用殺方位、良くない方位とされる五黄と同じくらいかそれ以上の威力を持つ凶方位ともいわれています。
そんな方位と知れば犯したくないですよね。土用殺の方位は、土用の季節によって変わってきます。
春の土用の場合の凶方位は、南東です。吉方位においての南東の効果は、結婚や出会い、人間関係、金運などに良いとされています。
なので、恋愛などにおいての吉方効果を狙っている人は使うことが多いかもしれませんね。でも、土用の期間は十分に効果が発揮されないので避けましょう。
特に大きな効果を求めるためには遠くへ旅行しないといけない場合も多いので1度で最善の効果を狙いたいですよね。
だからこそ、土用の日程は避ける方が良いとも言えるでしょう。
春の土用にしてはいけないこと!外せないなら間日を選んで
春の土用も土を犯してはいけない
土用の日は、土を犯してはいけないと言われています。土いじりと言えば、庭先で家庭菜園をするイメージの方が強いかもしれません。
でも、この場合の土いじりは地鎮祭など建築の作業を指します。一から家を建てるとなると地盤から動かしますよね。
土地を耕して整地することから始まります。
土用の期間は土のパワーが強くなるので注意しましょう。実際に家を建てる作業に入らないから地鎮祭くらい良いかもしれないと感じるかもしれません。
けど、地鎮祭もダメです。この時期は土神さまの力が強くなる時期です。地鎮祭と言えば、工事の安全を願うだけでなくその土地に家を建てる許可を取るという行為でもあります。
人間だって気が荒ぶっている時に何かの許可を取りに来られてもOKできませんよね。だから、この時期は大人しくしておくことがおすすめです。
また、土用で禁忌とされているのは新築だけではありません。リフォームに関してもなるべく避けた方が良いです。
特に大掛かりなリフォームになると占い上では新築とやっていることは変わらないとされています。
むしろ、家の中に人の気がしっかりと入ってしまっているので余計に危険であるという考え方もあるので熟考しましょう。
ただ、建築業も仕事です。また、施主の方も工期が押しており早くすすめる必要がある場合もありますよね。
転勤や学校の入学の時期に合わせないと行けなかったり、大きく壊れてしまい今すぐ補修が必要という場合もあるでしょう。
その場合は、間日という禁忌を犯しても良いとされる日程が設けられているのでそちらを利用してみましょう。
家だけでなく外回りも注意!
土用の期間は、建築作業のみならず庭を大きくいじるのもダメです。土いじりがダメということはないのですが、庭の雰囲気が大きく変わってしまうことは避けましょう。
土いじり全般がダメだと農業の人は何もすることがないですもんね。元々ある庭のお世話をする程度に留めておいてください。
庭を大きく変化させたい場合はやめておいてください。また、家の工事が終わって残りが庭のみという場合でも1度休憩する方が良いと言えます。
実は引っ越しが最もダメ!
春の土用の時期は、移動も避けた方が良いでしょう。特に引っ越しはやめておく方が良いと言われています。
土用の時期は季節の変わり目ということもあり、土地の気が渦潮のように渦巻いています。前後の季節の気が入り乱れているのです。
簡単に言うと気が安定しないので、引っ越してもそこに居つくことが難しいということがあります。
船に乗っている姿を想像してください。何の波も立っていない穏やかな水面の上では、ゆっくりと眠れるくらい安定して運行していられると思います。
逆に渦潮のような波が荒れ狂っている時の水面に船を浮かべてみるとどうなるでしょうか?
その場にい続けることができない上にもちろん転覆の恐れもあるはずです。土用の期間に引っ越すということは荒れ狂った波を船で運行することと同じなのです。
なので、長くその場にいる気がないのであればダメージは最小限で済むでしょう。ただし、家を購入するなど長期にわたってその場所に定住を希望する場合は注意する必要があります。
短期の旅行の場合は、そこまで酷いことにはなりにくいと言えます。でも、土用殺と言われる土用の時期特有の凶方位の方向への旅行はやめておきましょう。
また、違う方位を使うとしても吉方旅行を予定しているのであれば違う日程の方が良いかもしれません。
新しいことも避けるべき
土用の時期は、土の神様など土の影響が強まることによって禁忌事項があると説明してきました。
でも、実は土を犯すこと以外にもやってはいけないことがあります。それは、新しいことを始めることです。
開業、結婚、結納など人生の節目と言われることはやってはいけません。人生においての大部分を占めることになりそうなことは避けましょう。
ただし、短期間で済むようなことであれば問題ない場合もあります。実際のところ、人生の新しい門出においてわざわざ荒れる波へ出航していく必要もないと言えます。
開業、結婚、結納などは、どんなに良い日から始めても苦労がつきものです。自分ではどうしょうもできないようなトラブルに見舞われるようなこともあるでしょう。
なので、わざわざトラブルが増えるとわかり切っている時期からスタートする必要する必要はないと思います。
間日ならタブーもOK
春の土用にしてはいけないことは、建築、リフォーム、造園、引っ越しなどです。暦ができた頃ならいざ知らず、現代では避けるのも難しいですよね。
春の土用だけならば、18日間なので休暇が取れた程度の話かもしれません。でも、年に4回存在する日程だと考えると72日にもなります。
期間が離れているとはいえ約2か月半もの期間になります。会社を休むとなると勇気がいる期間ですよね。
また、引っ越しも転勤などの都合であれば18日間も後回しにするのが難しい場合もあるでしょう。
気にしない人は気にしないかもしれませんが、知ってしまうと微妙ですよね。そんな方に朗報なのが間日です。
18日間の土用の間にも禁忌を行っても良いとされている間日という日程があります。春の土用の間日は、巳、馬、酉の日です。
3日だけしかないので、しっかりチェックしておきましょう。2022年の場合は、4月22日、23日、26日、5月4日です。
春の土用にすると開運!すると良いことリスト
休息をとる時間にあててみて
春の土用の時期にすると良いこともあります。何か儀式があるのかもしれないと思うかもしれません。
ですが、実は何もする必要はありません。ゆっくりと過ごすだけで良いのです。この時期は、積極的に何かを行うことが避けられる時期です。
新しいことも始められないし、建築作業も始めることができません。なので、いっそゆっくり休んでみても良いでしょう。
また、この時期は季節の変わり目ということもあり体調を崩しやすい時期でもあります。昨日まで寒かったと思ったら急に暑くなることもあるでしょう。
気温の変化が激しいと体調を崩しやすいですよね。その上、日本では4月に仕事や学校が始まることも多いです。
なので、土用の時期くらいに一息入れたくなる時期とも言えるでしょう。休むということに対して罪悪感を覚えることもあるはずです。
だけど、その場で思い切り休むことがあなたの今後を楽にしてくれるかもしれませんよ。心を安定させるには、土用の時期を避けての行動も大切です。
ボディメンテナンス
春の土用の時期は、ボディメンテナンスにもおすすめです。特に春の場合は、これから訪れる夏に向けて体を引き締めてみましょう。
夏は薄着の時期ということもあり体型が気になってしまうことも多いかもしれませんね。また、土用の時期は外に向かって何かをしない方が良い時期です。
そういうこともあり、自分を見つめ直すということも大切でしょう。その流れとしてボディケアを行うことがおすすめです。
まずは、自分の体の声を聞いてください。疲れているのであれば、その声をきちんと聞いてあげてください。
現代では、自分の体の悲鳴を聞かずに無理をしている人ばかりであるとも言えます。まずは、睡眠や休息をしっかりと取ってください。
疲れていると思考も単純になり、普段なら簡単に行えるようなことができなくなってしまうこともあるでしょう。
なので、本来の自分を取り戻してから自分へのメンテナンスをしてみましょう。髪を切ったり、新しい服を用意したりと何かを始めるための事前準備などもおすすめです。
羽ばたくための準備期間と思えば、何もせず休息をとることに対しての罪悪感も薄れると思いませんか?
勢いで何かを行うより準備やイメージトレーニングを行っておく方が良いでしょう。
食事の見直し
春の土用の時期は、食事についても見直してみましょう。現代は、昔よりも食事に対して季節感を感じることは少なくなってきたかもしれません。
コンビニの総菜などを適当に買って食事を済ますこともあるでしょう。食事を自分のための時間というよりは、義務で終わらせてしまっている人の方が多いかもしれません。
でも、あえて季節感を覚えるべき食材を取ってみてください。野菜一つにしても季節外れよりは、旬の野菜の方が栄養価も高いです。
結局は、色々考えるよりも季節に合った食べ物をたべるのが良いと言えます。また、忙しくてご飯を食べる時間がないという人は食事の時間を確保しましょう。
食事が作業になってしまっている人からすれば、ゆっくり食事をとるということは苦痛かもしれません。
だって、5分で済むようなことを30分近くかけて行うくらいのことですから。でも、ゆっくり食事をするからこそ見えてくることもあります。
食事の味もそうです。また、同じ食材でも食べる時期によって味わいが変化してしまうことも実感することができるでしょう。
まずは、自分が何を食べているか?ということをじっくり考えながら食事を行うことを意識してみると良いでしょう。
あとは、一緒に食事をとる相手がいるのであれば会話をしながら食事を楽しんでみることもおすすめです。
いくら栄養が十分で旬の食材を使った食事でも一人だと味気ないはずです。
仕事や人間関係 振り返りや見直し
春の土用の期間は、仕事や人間関係についても振り返ってみましょう。今の日本の暦では4月頃に入社や入学という節目を迎える場合が多いです。
仕事の場合は転勤も4月に決まることも多いでしょう。そう考えると新しい環境に対してなじんでくる頃でもあります。
環境になじむということは、少し周囲を見渡すことができるようにもなると言えます。ストレスがかかっている場合は、そのストレスに気付く頃でもあります。
だから、今その時点での自分の立ち位置が正しいのかを振り返るにもぴったりなタイミングでもあります。
特に新しく行動することが難しいタイミングでもあるので、まずは自分だけで現状を把握してみましょう。
第三者的な目線で眺めると、その人間関係が本当に必要なのかどうかわかりやすいと言えます。
ゴミ捨てができない人を見ると「なぜ、あんなゴミを大切にしているのだろうか?」と思ってしまうこともありますよね。
けど、よくよく自分を振り返ると同じようなごみを大切にしていたことに気付いてしまうこともあるはずです。
なので、人間関係においても守るべき関係と切り捨てて良い関係の区別をつけてみましょう。
実際に、分別するのは土用の期間が終わってからでも大丈夫です。難しく考えるのでなく、最後はフィーリングに頼ってみても良いと思います。
生活習慣の見直し
春の土用の時期は、生活習慣の見直しにもぴったりです。季節の変わり目といえば、衣替えをしたりと少しずつ生活にも変化していきますよね。
現代では時間を基準に行動することも多いと思いますが、外が明るいか否かで判断してしまうこともまだまだ多いと思います。
そう考えると、徐々に夜が長くなっていく春から夏へと季節が移り変わる時期はぴったりと言えるでしょう。
また、自分を見つめ直すという行為の一環として生活習慣につて見直してみるということも悪くないです。
結局は、明るい時間に起きて暗くなったらリラックスタイムに入るという生活習慣が最も人間の生活に合っているとも言えるのです。
そう考えると、現代人は少し無理をし過ぎであるような気もするはずです。なるべく自然な形になるように生活習慣を整えてみましょう。
新しいことを始める前に自分を振り返っておくことは大切なことです。結構、今の自分をおざなりにして前に進む人も多いです。
が、そういった方はすぐに失敗してしまう場合も多いでしょう。なので、このタイミングで生活習慣を正すことは新しく始める何かを成功させるためにも大切なことでもあります。
衣替え
春の土用では、衣替えをすることもおすすめです。ちょうど季節の変わり目でもあるので、あえて意識をしなくても衣替えをしたいと思うタイミングかもしれません。
特に新しいことを行えない時期でもあるので、自分が持っている服を整理するという意味でも大切なことであると思います。
服も古くなっていくので、古いものは処分した方が良いと思います。古いものをいつまでも持っていると新しい良い運気が入り込む隙がなくなってしまいます。
この時期は季節が良い時期でもあるので、服を虫干ししてみましょう。ただ風を通すだけでもすっきりすると思います。
自分の内面を見つめたり、掃除をしたりと外に向けて何かを行うのでなく自分の内面を見つめる時間にあてましょう。
住居を整える
春の土用の時期は、住居を整えるということにも適しています。現代人は忙しすぎて、自分の身の回りのことには無頓着な人も多いと思います。
この時期は、住宅をリフォームすることはできない時期なので中を整理するということに意識を集中させてください。
家の構造を変えるというよりは、中にあるものを掃除していきましょう。ホコリなどの汚れを取り除くことも大切です。
でも、掃除をするのであれば最終的にものを減らすという作業になっていくでしょう。この際に俗にいう断捨離という作業を行ってみてください。
なんとなく部屋の中に置いてあるものでもよく考えると要らないというものもあると思います。
意外と自分が購入したことを忘れていたものを発見する時間にもなるかもしれません。定期的に掃除をしていかないと片付かないんですよね。
だからこそ、このタイミングで掃除をすることはおすすめです。新しいことを行うのが無理なら過去を整理していきましょう。
また、季節の変わり目という混沌とした時期だからこそ捨てられないものをどさくさに紛れて思い切り捨てることができるタイミングでもあるはずです。
真正面から特攻してもダメでもみんなが忙しくしている時はチェックが手薄になって通過することができるということもありますよね。
また、この時期に家の不具合を探しておけば改修する時期を土用から外すこともできるはずです。
土用の時期は行動に移してはいけないだけなので理想の住まいについて考えるのは悪くないでしょう。
春の土用に食べると開運!「い」の付く食べ物&白い物
春の土用は戌の日 「い」の付く食べ物
春の土用は、夏の土用と違い「い」が付くものや白いものを食べると良いと言われています。夏に土用の丑という言葉がありますが春は土用の戌らしいですよ。
この時期の旬な食べ物は苺、インゲン豆、イカ、いさき、イトヨリなどです。白身魚のイトヨリなんかは、どちらもクリアしている食材とも言えますよね。
どの食材も日本人になじみ深い食材です。料理をする余裕があるのであれば旬の食材を使って何か作ってみても良いでしょう。
また、料理をしない人であっても苺なんかはそのまま食べることも可能です。それでも難しいのであれば市販のお菓子の苺フレーバーでも悪くないでしょう。
ほかの食材は煮物や揚げ物などにして食べても美味しいと思います。
春の土用は白いものを食べると良い
春の土用は、「い」が付く食べ物以外にも白いものを食べると良いと言われています。白いものと言えば、大根が真っ先に思いつきますが少し季節がずれているかもしれません。
この時期の白い食材だとシラスなどがあるでしょう。また、魚の場合は切り身などで食べることも多いと思います。
その場合、イトヨリやいさきはどちらの条件もクリアしている食べ物であるとも言えますよね。
また、最近は苺も真っ白な品種が登場しています。なので、意外と選べる幅は広いと思います。
最終的には、シチューなど白く仕上がる料理にしてみても悪くないでしょう。
春の土用に食べたいおすすめの食べ物
春の土用に食べたいおすすめの食べ物を紹介します。
・イトヨリの天ぷら
・イトヨリの蒸し物
・苺とチコリーのサラダ
・シラスご飯
☆簡単に作れるおすすめメニュー&レシピ
春の土用に簡単に作ることができるメニューやレシピを紹介します。
▼簡単に作れるレシピを知りたい方はコチラ▼
・シラスパスタのレシピ
占い師 秋桜のワンポイントアドバイス「春の土用は身体を休める休養日!季節の変わり目の体調管理にも」
確かに引っ越しをしてはいけないなどの禁忌事項はスピリチュアル的な面もあるかもしれないけど、そういうの抜きにしても季節の変わり目は体調を崩しやすいわよね。
寒暖差も激しいし、季節が変わると環境も少しずつ変わってくるわよ。
だから、無理をしないように心がけると良いわ。意外と動くことよりも休むことの方がハードルも高いかもしれないわ。
けど、この時期は引っ越しもできないし新しいこともできないじゃない?だから、思い切って休むと良いと思うわよ。
ただ、ぼーっと過ごすのも悪くないわ。けど、この機会を活かして自分を見つめ直しても良いと思うわよ。
自分のことを振り返る機会って意外と少ないと思うからちょうど良いんじゃないかな?