暑い夏になるとビアガーデン、プールなど夏らしいことがしたくなりますよね。最近では、夏バテにならないように、という意識の方が強いかもしれません。
今のようにクーラーなどが充実していなかった時代は暑気払いを行って夏の暑さを耐えていたのです。
今は、科学的にもわかっていることが多いけど昔はそうでなかったからこそ儀式の方が多かったのかもしれませんね。
目次
暑気払いに関するアンケート
アンケート概要
調査方法:micane公式LINE@でのアンケート配信
配信日:2023年07月10日
調査対象:micane公式LINE@にご登録頂けている1000件に配信
有効回答数:94名
※本アンケート結果を参照する際はmicaneのURL(https://micane.jp/)をご利用ください
アンケート結果
あなたの年代は?
あなたの性別は?
暑気払いのイベントに参加したことがありますか?
暑気払いにおすすめの食べ物について、知っているのはどれですか?
暑気払いにまつわる思い出や印象深いエピソードをお聞かせください。
特にない
思い出などはありません
幼い頃、そうめん流しをした記憶があります
ひと肌の温度のお風呂に入ると水の抵抗がなくて不思議な感覚です。大きいお風呂だとさらに気持ちいいです。
家族みんなで、ちょっと贅沢なものを食べて元気を出します!笑
特にないです
夏になると祖父母の家でトマトやきゅうり等の夏野菜を収穫したり、かき氷を食べさせてもらったことを思い出す。今は亡くなった祖父が祖母が作った冷やし中華やそうめんを美味しそうに食べていたことを思い出す。
暑気払いと言う言葉を初めて知りました。
初めて聞いた言葉なので知らなかったです!
田舎に行くと畑で採れたての夏野菜や自家製梅干しをよく出してくれました。その頃を思い出します。
特に意識してしたことはありません。
大きなうなぎを思いっきり食べたこと
なし
のみにいくことです!
先日も2人で居酒屋に、のみにいきました。
でも、おさけをのめないのでソフトドリンクです。雰囲気を楽しみました。
納涼船に乗った🛳
特になし。
暑気払いしたいね。と友達と話しても、毎年やらずに夏が終わってしまう
会社の人達と一緒に屋形船に乗って大盛り上がりしました
今回、初めて聞いた
暑気払いの意味は夏を乗り切る日本人の知恵!
暑さを打ち払うが正しい意味
暑気払いは、文字の通り暑さを打ち払うものです。最近でも夏場に飲み会をすることを暑気払いと呼ぶ年配の人も多いかもしれません。
現代であれば、クーラーをつければ暑さをすぐに払うことができます。でも、クーラーがない時代であればその暑さをどうにかしたいといろいろと行うのは自然なことですよね。
もともと、暑気という言葉は暑い夏のことだけでなく暑さを要因としてなってしまう病気のことを指すという意味合いも持っています。
昔は今よりも食べるものなどで涼をとっていたと言われています。今でもきゅうりやトマトなどの夏野菜は体を冷やすと言われていますよね。
昔は、そういった体を冷やす食材を積極的に取り入れて涼しさを取り入れていたと言われていますよ。
ほかにも打ち水をしたりと現代では非効率だと思われるよな涼を取る行為がまだまだ残っていますよね。
今でも生かすことができる暑さをしのぐ方法もたくさんあります。特に節約を意識している人からすると魅力的な内容もあると思います。
でも、どうしても我慢できないくらいの暑さが続くときは躊躇なく現代の力を使うようにしてくださいね。
江戸~明治は枇杷茶が流行
江戸時代から明治時代にかけては、暑気払いとして枇杷茶を飲むことが流行していました。今でも兵庫県の淡路島や長崎県などの枇杷の産地では普通に売られています。
枇杷茶は、体の温度を下げてくれる効果があると言われています。「枇杷(びわ)と桃 葉ばかりながら 暑気払い」という川柳が江戸時代に読まれていたくらい有名なものです。
枇杷だけでなく、桃の葉にも体を冷やす効果があったと言われています。枇杷と言えば葉っぱよりも実の方に目が向いてしまいますよね。
枇杷の葉を煮出して飲みます。また、飲むだけでなく入浴剤として使う習慣もあったそうです。
入浴剤の場合は、飲む場合と違い体を冷やす効果はないはずです。枇杷の葉は、デトックス効果があると言われているので理に適っているのかもしれませんね。
夏は、いらないものを体にため込みがちです。なので、それをすべて排出するという意味では現代も同じく枇杷茶を飲んでも良いでしょう。
特定の時期は決まっていない
暑気払いというのはお盆のように時期がきっちりと決まっているものではありません。期間が決まっているものではないので、感覚の方が強いかもしれませんね。
七十二候においても半夏生、夏の土用、大暑など夏を表す暦がたくさんあります。でも、このような暦と違い暑気払いは夏の間で暑いと感じるのであればいつでも使うことができます。
いつでも使うことができる言葉であるのであれば、使いやすいですよね。現代でいう暑くて夏バテをしそうな感じであれば露の時期に使っても良いのです。
暑気あたり
暑さで元気がなくなるという様子を表す言葉に暑気あたりという言葉があります。暑さは、辛さなどと同じく主観で感じる部分が大部分でしょう。
暑気あたりは、現代の言葉に直すと夏バテという状態でしょう。でも、暑気あたりという言葉が頻繁に使われていた時期は、どちらかというと夏バテよりは急に暑くなることで対応できなく体調を崩してしまう状態を指していました。
今の場合、そのすべてを夏バテと表現してしまうことの方が多いかもしれませんね。夏バテの場合、暑さに体がついていかないことがメインの理由かもしれません。
おもな症状は、食欲不振や倦怠感です。夏バテになってしまうと一気にやる気を失ってしまい何をするにも気力がわきませんよね。
そして、食欲がわかずご飯を食べる量も減ってしまい余計に体力が落ちてしまうという悪循環に入り込んでしまっていることも多いでしょう。
そんな夏バテの主な原因は、自律神経が乱れてしまうことにあります。自律神経は、内臓など体の動きを調整する神経です。
体温調節など自分でどうしたい?と思って動かすことができない神経です。自律神経は体温を適切に調整してくれますが急激な気温変化が続くと対応できなくなってしまいます。
現代でいえば、暑い外からクーラーがガンガン効いた寒い室内に入るということを繰り返した時に起きてしまうことが多いでしょう。
だからこそ、昔は夏の終わりよりも急激に温度が上がる夏の始まりに暑気あたりになってしまう人が多かったのかもしれません。
ほかにも水分不足、睡眠不足、胃腸の冷えなども原因となっているので注意してください。どれも気を付けることができるはずです。
水分は意外ととれていないことも多いのです。お酒やコーヒーでは夏の暑さで失った水分を補給することができないので注意しましょう。
麦茶などがおすすめです。運動をして水分を失った場合はスポーツドリンクもおすすめですが、運動をしていないときは糖分など取りすぎになってしまうので注意しましょう。
また、体を冷やすために冷たい飲み物を飲むことも増えるかもしれませんが胃腸の動きを弱めてしまいます。
逆にクーラーが効いている部屋にいるときは温かい飲み物を飲むことを意識してみましょう。
最後に最も大切なのは睡眠です。睡眠は夏バテに限らず全ての病の原因になってしまいます。
熱帯夜の寝苦しい夜が続きますが、温度を調整してしっかりと眠ることを心掛けましょう。睡眠時においては、クーラーを低めにかけて羽毛布団で眠るのもおすすめです。
暑気払いと納涼の違いは一時的なイベントか季節を通して行うかがポイント
納涼と暑気払いの時期の違い
納涼は、暑い夏の時期に暑さを避けるために行う行為を指します。暑さをしのぐために涼しい飲み物や食べ物を食べて体を冷やします。
また、涼しさを少しでも感じるために工夫を行います。花火大会やお化け屋敷も納涼と言えますよね。
物理的に暑さを取り除くことは無理でも暑さを忘れようというスタンスで行います。
江戸時代の納涼は屋形船や川床など
江戸時代の納涼は、屋形船や川床などが利用されていました。どちらもクーラーを入れるくらいの涼しさは見込めません。
なので、現代人からすると少し意外に思ってしまう面もあるかもしれません。だけど、街中よりも水辺の方が涼しいのは今も昔も同じです。
少しでも涼しさを得るために水辺の近くへ行ったのでしょう。ほかにも納涼花火大会などの楽しいイベントもあります。
花火大会は、火薬を使うので暑い行事でもありますが夜に行うということで涼しさを感じることができます。
納涼とは一時的に暑さを忘れる事
納涼は、暑さを一時的に忘れるために行うイベントです。今では、クーラーの部屋に引きこもれば物理的な暑さも消えるでしょう。
でも、昔はそんなわけにはいきませんでしたよね。なので、少しでも暑さを忘れるために行っていたのが納涼なのです。
打ち水や風鈴のように物理的にはほとんど意味がないとされることでさえも気持ちとしては涼しさを運んできてくれますよね。
暑気払いにおすすめの飲み物でリフレッシュ!
飲む点滴の甘酒
暑気払いの飲み物におすすめ1つ目は、甘酒です。アミノ酸やブドウ糖などを含み、甘酒は飲む点滴とまで言われている食材ですよね。
なので、夏バテによって体調を崩しがちな時期にもぴったりな食材であると言われています。
江戸時代は、今の人がコンビニでコーヒーを買うくらいメジャーな飲み物だったみたいです。
当時は、甘酒売りの人が天秤棒をかついで甘酒を売り歩いている様子がよく見かけられたようです。
それを暑気払いのために飲んでいたそうです。当時は、井戸水で冷やして冷たい甘酒を飲んでいたそうです。
特に暑気払いを目的とするのであれば酒粕の甘酒でなく、米麴を発酵させている方を選びましょう。
発酵食品なので、腸内環境を整えるという効果もありますよ。最近では甘酒ブームなのでいろいろな飲み方も紹介されています。
自分に合う飲み方を探してみるようにしましょう。麹さえ手に入れることができれば、自分で手作りをすることも可能です。
クーラーの寒い部屋にいることが多いのであれば冬場のように温かい甘酒もおすすめです。
ビール
ビールと言えば、最も暑気払いのイメージが強い飲み物かもしれません。ビールは麦茶と同じく、 7月頃に収穫される麦を原料としている飲み物です。
そんな麦には、ほかの食材と同じく体を冷やす効果があるのです。ビールはのど越しが良いので食欲がなくても飲めてしまうという人も多いでしょう。
また、夏場はビアガーデンがよく開催されるということもありみんなで飲んで楽しむという言い訳にもぴったりだと思います。
ただし、ビールは水分補給としては意味をなさないので注意してください。ビールも飲み物ですが水分補給として扱うのはやめてください。
体を冷やし、利尿効果があるので老廃物や水分を排出してくれます。
なので、汗などで体の水分が抜かれてしまうときは同量かそれ以上の水を取ることをおすすめします。
冷やしあめ
冷やしあめは、どちらかというと関西エリアでよく飲まれている飲み物かもしれません。お茶屋さんなどの店頭でグリーンティーと同じく回っています。
冷やしあめは、麦芽の水あめにお湯と生姜を足した飲み物です。それを夏場は氷などで冷やして飲むのです。
麦茶やビールと同じく、麦が原料の麦芽が使われているということで夏の飲み物になったのかもしれません。
お店にもよりますが生姜の風味が思ったより強い飲み物です。最近では、缶ジュースとしても売られているので昔よりは手に入りやすいかもしれませんね。
錦市場のお店ではペットボトル入りで売られているみたいです。京都駅のお土産屋さんの一角にあるとにまるでは冷やし飴ソフトクリームやプリンなどのスイーツも売られています。
初めて飲むと不思議な風味かもしれませんが慣れるとじわじわとおいしさを感じることができるでしょう。
枇杷茶
枇杷茶は、枇杷の葉っぱを煮詰めて飲むお茶です。名前から見ると枇杷の実をお茶にしたものを想像してしまいがちかもしれませんね。
江戸時代に流行したそうですが、現在も兵庫県の淡路島や長崎県ではポピュラーなお茶です。
近年では、体を冷やす効果があるというよりはデトックス効果の穂で有名になっているお茶かもしれません。
レモングラスやミントのハーブティ
ハーブティーも暑気払いドリンクにおすすめです。特にレモングラスとミントが良いでしょう。
ハーブティーはティーという名前ですが、茶葉が含まれていないこともありノンカフェインです。
さらに、レモングラスやミントは家庭菜園でも育てやすいハーブだと言えます。レモングラスはレモンのような香りがするハーブです。
でも、酸味は弱めなので飲みやすいです。レモングラスは胃腸の調子を整える効果があると言われています。
ミントはスーッとする爽快感が良いだけでなく体温を下げる効果もあります。気分を良くしてくれるだけでなく、夏バテにもぴったりな飲み物です。
どちらも市販の乾燥ハーブを用意しても良いですが、生のハーブをお湯に入れて飲むのもおすすめです。
市販品であれば一晩水につけて水出しにしても良いでしょう。
暑気払いに食べると夏の暑さを乗り切れる!おすすめの食材
滋養強壮に良い食材
暑気払いに良いとされている食材の1つ目は、うなぎ、レバー、豚肉など疲労回復に効果があるという食材です。
どの食材も滋養強壮に良いと言われていますよね。うなぎに関しては、夏バテ防止に食べるということで知られている食材でもあると思います。
レバーも血を作ると言われ貧血などにも効果がある食材です。豚肉も疲労回復に良いとよく聞きますよね。
うなぎはともかく、レバーと豚肉は高価な食材でもないので積極的に取り入れていくようにしましょう。
レバーは臭みが苦手な人も多いと思います。レバーも下処理をしっかりすれば食べやすくなります。
血抜きを行うだけでなく、塩や牛乳で下処理を行うと良いでしょう。塩や牛乳に漬け込むだけなので簡単です。
豚肉の方は自宅にある適当な野菜と混ぜて炒めるだけなので、特に新しく献立を考える必要はないと思います。
スイカやきゅうりなどの体を冷やす夏野菜
暑気払いにぴったりな食材の種類に体を冷やす食材があります。主に野菜になりますが、試してみましょう。
体を冷やす野菜は、夏野菜が多いです。すいか、茄子、キュウリ、ゴーヤ、ウリなどですね。並べてみるとウリ科の野菜ばかりです。
どれも冬には食べない食材だと思います。現代であれば、昔と違い技術も向上しているので真冬にすいかを食べることもできますが少し不自然ですよね。
今のようにクーラーなどで涼しい空間を作り出すことができなかった時代は体を冷やす食材で暑さを取り除いていたのでしょう。
どの野菜も体を冷やすだけでなく、水分が多いということもあり夏の水分不足も同時に補っていたと思われます。
ゴーヤやなすびは、同じく疲労回復として夏バテに良いと言われている豚肉と組み合わせて料理をすることもできます。
アイスクリームばかり食べるのであれば、1日くらいスイカに変えても良いですよね。やはり、旬の食べ物と言えばそれなりの意味があるはずです。
夏も積極的に取り入れてみましょう。
郷土料理の冷や汁
キュウリの冷や汁も夏のグルメとしてぴったりです。冷や汁は、全国的に食べられているグルメでなくご当地グルメですよね。
ただ、宮崎県、埼玉県、山形県と食べられている地域は一定していません。でも、どの地域も夏場は暑いと呼ばれるところばかりですよね。
冷や汁は、干物のアジ、みそ、ご飯、だし、薬味で作ります。まず、干物のアジを焼きます。
その間に野菜を切って、だし汁を作って冷やしておきます。アジは、身をほぐします。そのまま食べるのでなるべく小骨も取り除いておくとあとで食べやすくなります。
キュウリと薬味を先にあえておきます。そして、みそを軽く焼きだし汁と混ぜます。そこにアジ、キュウリ、ご飯を混ぜ合わせると完成です。
地域によって少しずつレシピは違うかもしれませんが、大筋は同じでしょう。夏の暑い日でもペロッと食べることができます。
また、アジが入っていることでタンパク質もとることができますよね。
そうめん
暑気払いに良いとされる食べ物は、そうめんというよりは原型となった冷麦の方です。冷麦はその名の通り麦が使われていたと言われています。
見た目はそうめんのようで細く長い麺なので食べやすいです。麦は麦茶などと同じく体の老廃物を出してくれると言われていました。
冷麦がよく食べられていたころは、生地を薄く延ばして切るものが冷や麦で手延べで伸ばしたものがそうめんだったそうです。
どちらも細くて、早くゆであがるのもあり夏場に重宝されていた食材です。また、細い麺なので食欲がないときでも食べやすいということも理由の1つでしょう。
ちなみにそうめんは、奈良に飢饉が訪れた時に作られた食べ物らしいです。乾麵ということで保存をすることができるので重宝されていました。
江戸時代になってお伊勢参りなどによってほかの地方の人たちと交流を持つようになり、全国的に広まったと言われています。
そうめんを食べるときは、薬味を加えてみましょう。薬味を加えることで、さらにプラスαの効能を追加することもできます。
また、関西地方ではにゅうめんと言って味噌汁にそうめんを加えて食べるという文化もあります。
元は冬の食事でしたが、最近はクーラーで体が冷えていることもあるので夏に食べても良いでしょう。
みそは体を温める効果もあります。
体を温める食材のショウガなど
暑気払いに良いとされる食材は、体を冷やしたり今の不快感に働きかけるものばかりではありません。
俗にいう体を温める食材などもおすすめです。しょうが、唐辛子、ニンニクなどを取って、体を温めましょう。
冷たいものを飲みすぎたり、クーラーの効きすぎた部屋に長時間いることも多いと体が冷えてしまいます。
そんな時は、温めましょう。体が冷えていなくてもカレーや担々麺など辛い物を食べて体を温めることもありますよね。
それと同じようなものだと思ってもらうと良いでしょう。しょうがなどは、スイカやキュウリなどの体を冷やす食材のようにそのまま食べるものではないですよね。
なので、そうめんの薬味として使ったり飲み物をジンジャエールにしたりしてみましょう。それであれば、簡単に取り入れることができますよね。
ジンジャエールも生姜を砂糖やはちみつで漬けるだけでも作ることができるので試してみましょう。
余裕があれば香辛料が効いたカレーを作ってみるのもおすすめです。
▼ジンジャーエールのレシピについて詳しく知りたい方はコチラ▼
かき氷やアイスクリーム
暑気払いに良い食べ物として、体に良い作用をする食材を取り上げてきましたがやはり冷たいものが食べたくなりますよね。
アイスクリームやかき氷など夏のスイーツと呼ばれるものも悪くありません。冷たいものを食べて一気に体を冷やしましょう。
特に暑い日に外で活動をすると暑くて冷たい麦茶くらいでは満足できなくなってしまう人も多いです。
最近は、目で見ても楽しめるかき氷やアイスクリームも増えています趣向を凝らした冷たいスイーツは心も豊かになりますよね。
いろいろなお店をチェックして自分好みのお店を探してみるのもおすすめです。また、野菜など体に良い食材を使っていることも多いでしょう。
なので、以前よりは罪悪感も少なくおいしいかき氷やアイスクリームを食べることができるようになっています。
最近では地方のおいしいアイスクリームをお取り寄せすることもできますよね。好みのアイスクリームをお取り寄せして涼しい家の中で食べるのもおすすめです。
和菓子の水無月
和菓子の水無月は、厄払いの意味のあるお菓子で毎年6月30日に京都を中心とした関西地方で食べられているお菓子です。
老舗の和菓子屋さんだけでなく、スーパーの和菓子コーナーでも見かけることができます。それくらい関西ではメジャーな和菓子なのです。
氷室の氷をイメージした風貌で下がういろうで小豆がトッピングされているというスタイルの和菓子です。
昔は、厄払いに氷室の中の氷を口に含んでいたそうですが氷の数は限られており庶民に届くことはありませんでした。
そういう理由もあり庶民が食べるものとして生み出されたのが水無月なのです。水無月はもちっとしたういろう生地なので暑くても食べやすいでしょう。
また、トッピングされている小豆にも魔よけの意味がありますよ。夏越しの祓というお正月から6月まえの厄を払うという行事にもぴったりですね。
最近では京都だけでなく東京の百貨店などでも催事が組まれていることが多いです。なので、気になる方は6月末にチェックしてみましょう。
お店によっては、抹茶フレーバーなどの変わり種フレーバーの用意もありますよ。あなたが好きな水無月を見つけてみてください。
梅干しやレモンなどの酸っぱい食べ物
暑気払いの時期には、梅干しやレモンなどの酸っぱい食べ物もおすすめです。酸っぱい食べ物にはクエン酸が含まれ疲労回復効果もあるとされています。
すっぱいしそジュースなども疲労回復に良いとされ、昔から飲まれていますよね。特に日本で昔から食べられていた梅干しは殺菌効果があるとされており重宝されていたそうです。
特に6月に梅仕事を始めて、7月に土用干しをし8月には食べごろになりますよね。夏を乗り越えるための食べ物だったと言っても過言ではないでしょう。
今でも梅干しにカビをはやしてしまったりすると家から死人が出るという迷信があります。それは、梅にカビが生えるような家に住むのは良くないという意味もありますが、夏を乗り切るための梅がないから死活問題だという説もあるくらいです。
梅干しの有無で夏を無事に過ごせるかどうか?なんて現代から想像するとびっくりですよね。
また、レモンも最近はレモネードや塩レモンなどに加工することが流行っています。レモネードはレモンをはちみつや砂糖に漬け込むだけなので簡単です。
塩レモンも切ったレモンを塩漬けにするだけで出来上がります。塩レモンの場合は、ブレンダーで細かくするとさらに使いやすいです。
レモンの調味料も梅干しのように常備しておくと便利ですよ。
暑気払いに最適な過ごし方で日常に涼を取り込んで
見た目が涼やかで華やかな花氷
涼を取り入れる方法の1つとして花氷があります。花氷はその名前の通り、氷に花を入れて凍らせているものです。
華やかなだけでなく、見た目にも涼やかですよね。昔は百貨店やホテルなどで涼を取るためにディスプレイされていることが多かったものです。
見た目から氷柱とも呼びます。最近では、クーラーが普及してきたことにより物理的な意味で涼を取る必要はなくなってきたと言えます。
でも、今でもパーティーなどの装飾として取り入れられていますよ。最近では自宅で花氷を作るのも流行っています。
花氷だけでなく、職人が氷に彫刻を施すというアートが実施されていることもあります。美しい氷を見るとうっとりとしますよね。
さすがに百貨店などのように柱と呼ばれる規模のものを作るのは難しいですが、牛乳パックのサイズであれば作ることができるので作ってみましょう。
まずは、透明度の高い氷を作るためにも水を沸騰させます。そして、その沸騰した水を冷ましてから牛乳パックに注いでください。
そこに季節の花を入れて凍らせるだけです。凍った後は、はさみなどを使って牛乳パックを切りましょう。
そうするときれいに外れますよ。花氷を飾るだけでその一角が急に涼しくなりますよ。
古くから日本で行われてきた打ち水
涼を取る方法の1つとして、打ち水というものがあります。打ち水は、ただ水を撒くだけですが気温が数度下がると言われています。
それは、水が気化するときの気化熱を利用しているそうです。昔の日本は今ほども涼を取る手段がなかったこともあり、打ち水を撒くことが多かったようです。
今でも江戸時代くらいが舞台になっているドラマや映画を見ると打ち水を行っているシーンがあったりしますよね。
そして、最近でも一斉に打ち水を行うというイベントがあったのもご存じでしょうか?現在、東京では8月14日が打ち水の日となっています。
オリンピックを目前と控えた年に一斉に打ち水がなされたそうですが、その時は本当に温度が下がったそうです。
今は、その打ち水の日の中で自分の好きな時間に打ち水をするという趣旨のイベントになっています。
打ち水一つで地球の温度を下げることができるのであれば、どんどん打ち水をしてみても良いかもしれないですよね。
2021年は、8月14日が雨だったらしく8月23日に延期されました。
いぐさのラグを敷く
涼を取る方法の1つとして自宅にいぐさの畳やラグを敷くということがあります。大昔の日本では1年を通して畳だったかもしれません。
でも、現代はフローリングにじゅうたんを敷いている家も多いですよね。最近は、冷感マットなどもあります。
でも、日本で古くから愛用されているござも悪くはありません。じゅうたんより風通しも良く、水はけも良いです。
なので、少しでも涼しくしたいときには悪くないでしょう。ただ、天然もののいぐさは風通しをきちんとしないと虫がわいてしまうので気をつけましょう。
最近では、いぐさでなく和紙などで作られている畳もあるので考慮に入れてみてください。
軽い運動をしてみる
夏の暑い日だとなかなか運動をしたいと思わないですよね。普通に立っているだけで汗をかくのにさらに汗をかくことをしたくないという気持ちはよくわかります。
でも、そんなときこそ軽く運動をするのがおすすめです。運動をするとクーラーなどで冷えてしまった体もほぐれてリラックスすることができるでしょう。
マラソンのように激しい運動じゃなく、ヨガやストレッチのような運動もおすすめです。ヨガは運動というより呼吸を整えるための儀式ですよね。
暑気払いの一環としてキャンドルの火を眺めながらゆっくりとヨガを行うのも悪くないと言えます。
激しく体を動かすというよりはじぶんと向き合うという時間にしてみましょう。どんな運動をするにも熱中症にならないように気を付けてください。
積極的に水分を取るようにしましょう。また、暑すぎるときに外で運動をするのは避けておきましょう。
風鈴の音色で涼を取る
涼を取る方法の1つとして、軒先に風鈴をつるすというものがあります。風鈴の音色を聞くと少し涼しげな気分になりませんか?
昔の日本だといろいろな家が風鈴をつるしていたと思います。風鈴1つにしてもそれぞれデザインが違います。
デザインだけでなく音色の違うので選ぶ楽しみもありますよね。だけど、風鈴は夜になると収納しましょう。
夜の風鈴の音色はあの世のものなど良くないものを引き寄せてしまうと言われています。だけど、現実的に考えても夜の風鈴の音色は良くないですよね。
近隣トラブルの原因の1つにもなってしまうので日中だけ楽しむ方が良いでしょう。風鈴をうまく使いながら涼を取ってみてください。
おしゃれな扇子を持ち運ぼう
涼を取る方法の1つに扇子があります。扇子と同じくうちわなんかも人気がありますよね。どちらも持ち運ぶことができるというメリットがあります。
若い子などであれば道でもらう広告代わりのうちわを使っていることも多いでしょう。デザイン性のないうちわでも自分でハンドメイドすれば気に入るものに変えることもできるでしょう。
また、扇子はお値段もピンキリです。なので、デザイン性に富んだものや伝統的な技法が使われているものも多くなっています。
特に着物を着る習慣がなくてもスマートに持ち運ぶことができるのも良いですよね。お気に入りの扇子を探してみるのもおすすめです。
最近は、扇子やうちわのような原始的な方法で涼を取るのでなく持ち運びの扇風機も普及しています。
暑いときに電池式の扇風機を持っていると便利ですよね。ただし、どれもその場の空気を使うものです。
異常に暑い日だと思っていたよりも涼しくならないので注意しましょう。扇風機や扇子などは涼しさを得るために使うものです。
でも、周囲が暑いとどうしょうもないのでその時は早く涼しい場所へと移動するようにしてください。
クーラー冷えには入浴がおすすめ
涼を取る方法の1つにお風呂に入るというものがあります。お風呂に入ると逆に暑くなりそうですが意外とすっきりするものです。
最近であれば、クーラーで冷えてしまっている人もいるのでお風呂にゆっくりと入浴して体を温めましょう。
お風呂に入るのが暑くてつらいのであれば足湯もおすすめです。まだ、足湯だと暑さを感じにくいでしょう。
ほかにも最近はひんやりするタイプの入浴剤なども販売されています。湯船に入浴しているときは、温まるけど風呂上りはスーッとするというものもありますよ。
ただただひんやりしたいのであれば、北海道のハッカ油がおすすめです。お風呂に一滴入れるだけでひんやりするそうです。
入れすぎると涼しいを通り越して寒くなってしまうので注意しましょう。
足を冷やすのは効果的
暑くてどうしょうもない日は、海やプールに入って体を冷やしたいと思いますよね。けど、大人になるとそんなに簡単ではありません。
そういう時は、家で水風呂に入ることがおすすめですがそれも難しいときは足を冷やしましょう。
足湯の水バージョンと思ってもらえばよいと思います。足を冷やすと体の体温が下がるので過ごしやすくなります。
寝苦しい夜なんかも過ごしやすくなるのでおすすめです。そういうときは、体温が下がると眠りに入りやすくなるので足を水につけて冷やしてください。
ほかには、頭寒足熱という言葉もあるように頭を冷やすのも効果的です。首回りや頭を保冷剤で冷やしてみましょう。
熱があるときなどに動脈を冷やすと良いと言われますが、暑いときも同じです。暑くてどうにもならないときは冷やしてみましょう。
涼やかな香りで体感温度を下げる!
涼を取る手段の1つとしてアロマの香りを感じることもおすすめです。涼しげな香りをかぐと一気に涼しくなったこともあるでしょう。
アロマの香りに関しては、ミントやユーカリなどの清涼感を感じることができる香りがおすすめです。
ペパーミントは香りをかぐだけで体感温度が4度下がるとも言われています。また、涼を取ることができるだけでなく、自律神経の乱れを整えてくれるとも言われています。
アロマオイルを水に溶かして部屋に噴射するのが簡単な使い方です。最近では、ファブリックスプレーなども販売されているので好みのアイテムを探しましょう。
マスクの下に噴射するタイプのアロマミストも人気がありますよね。ほかにも化粧品に分類されるものであれば肌に塗ることもできます。
肌に塗ることで体感温度を下げて涼しさを楽しむというタイプのけしょすいやボディミルクなども増えていますよね。
占い師秋桜のワンポイントアドバイス「暑気払いは暑い日本の夏を乗り切る知恵」
けど、クーラーがなかった人たちの工夫は今でも使えるものも多いと思うのよ。手っ取り早く涼を取る方法もあれば食べ物で体内から変えていく方法もあるわよね。
今でいう夏バテを防ぐには体調を整えることが大切よ。時には体を温める食べ物を取ったり運動したりすることも必要なのよね。
暑いからと言って冷やし続けるわけにもいかないわ。あなたらしく暑さを乗り越える方法を見つけましょう。