88星座のからす座「Corvus( コルブス)」の特徴や探し方、神話やからす座「Corvus( コルブス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?
星言葉や特徴や運勢まで完全紹介いたします!
目次
からす座「Corvus( コルブス)」の基本情報と特徴
星座名 | からす座 |
略符 | Crv |
ラテン語(英語・読み方) | Corvus(コルヴス) |
意味 | からす |
季節 | 春 |
最も明るい恒星 | からす座γ星 |
からす座「Corvus( コルブス)」の探し方
からす座は初夏のころにおとめ座の南西地平線近くに見られる小さな星座です。
「闇夜のカラス」という言葉がありますが、この夜空にまたたくからす座も、どちらかといえば目立たない地味な星座です。
形は4つの3等星がいびつな四辺形を描いており、この星の並びからカラスを連想するのは少しむずかしいかもしれません。
からす座の探し方は春から初夏にかけて、おとめ座のスピカの西にある小さな四辺形を探すといいでしょう。
南の空の低い位置にあり、春の大曲線からもたどることができます。
また南の空に長々と横たわるうみへび座の背中あたりに見当をつけて探す方法もあります。
台形を描いているので小さい割りには見つけやすい星座です。
ただし、からす座の首星のアルキバはこの台形を構成する星には含まれておらず、右下に少し離れて位置しています。
イギリスでは、この星座を「スピカのスパンカー」と呼ぶこともあります。
「スパンカー」とは大型帆船の後部にある縦帆のことで、おとめ座の1等星スピカに対してイギリスの船乗りたちが付けた名前と言われています。
日本の石川県でもからす座を「帆かけ星」と呼ぶところもあります。
むしろからすよりも帆のような形の方がふさわしいかもしれません。
からす座「Corvus( コルブス)」の神話
昔、太陽神アポローンが世界の国々を旅していたときのことでした。
太陽神アポローンはギリシャ中部にあるテッサリアの王女コローニスと恋に落ち、夫婦となりました。
しかし太陽神アポローンは天上界でコローニスは地上界に離れて暮らさなければなりませんでした。
太陽神アポローンはコローニスに自分の召使である白銀のからすを与えました。
会える時が限られているので、お互いの思いをこのからすに通じて伝え合っていました。
このからすは白く輝く美しい羽を持ち、非常に賢く人間の言葉を理解し、話すこともできましたが、少し口数が多くて軽率なことや時には嘘もつくなど欠点も多い鳥でした。
白銀のからすは天上界と人間界を行き来しては太陽神アポローンにコローニスの様子を伝えていました。
ある日、からすがコローニスの元にやってくると、コローニスはたまたま1人の男性と親しく話をしていました。
からすはコローニスにその男の正体を確かめもせず、あわてて太陽神アポローンの元に飛んで帰り、「アポローン様、コローニスは浮気していますよ」と告げました。
この説には諸説あり、帰る途中にからすは道草をしたので遅くなり、嘘をついたという話もあります。
太陽神アポローンは烈火のごとくに怒り、すぐさまに地上に向かいコローニスのところに向かいました。
そしてコローニスの住む宮殿で人影を確認すると、その人物こそ浮気している男と思い、狙いを定めて一本の矢を放ちました。
矢はぐんぐんと飛んでいき、遠く離れたコローニスの胸にグサリと突き刺さりました。
太陽神アポローンは間違えてコローニスに向けて矢を放ってしまったのです。
瀕死のコローニスは倒れたまま天を仰ぎ、太陽神アポローンに「せめて、お腹にいるあなたとわたしの赤ちゃんの命だけは助けてください」と懇願し、死んでしまいました。
自らの過ちに気がついた太陽神アポローンは激しく後悔しました。
そして死んでしまったコローニスの腹を裂いて、取り上げた息子をアスクレーピオスと名付け、ケンタウロス族の賢者ケイローン(射手座)に託しました。
この息子アスクレーピオスがのちに、アルゴ号探検隊などの冒険にも参加した名医のアスクレーピオス(へびつかい座)となります。
一方で、いいかげんなことを伝え、太陽神アポローンを惑わせたからすはアポローンの不興を買い、当然ながら罰せられました。
人間の言葉を話せないようにされたうえ、全身を黒い醜い姿に変えられてしまいました。
この時からからすは「ガアガア」としか鳴けなくなり、色も黒くなったと言われています。
そして挙げ句の果てには天に上げられ、星座となり、その醜い姿を永遠に晒し続けることになりました。
しかもここに到ってもアポロンの怒りはおさまりませんでした。
というのも、からす座のすぐ右にはコップ座がありますが、目の前のコップ座にからすのくちばしが届かないように置かれ、水が飲めないようにされてしまったのです。
からす座「Corvus( コルブス)」の誕生日星の人が何月何日生まれなのか?星言葉や特徴は?
「誕生日星」とは誕生日に太陽と一緒にのぼってくる星のことを指します。
365日それぞれに誕生日星があります。
誕生日星はその日に生まれた人の守護星でその人の人生を象徴すると言われています。
誕生日星の持つ意味を知ることで自分の本心を読み解くことができるようになります。
9月26日の誕生日星はミンカル(Minkar)で誕生星の星座はからす座ε(イプシロン)星、星言葉は「ハートフルなふれあい」、特徴は、友情に厚い、仲間意識を大切にする、明朗な性格を持っているという傾向があります。
10月2日の誕生日星はクラズ(Kraz)で誕生星の星座はからす座β(ベータ)星、星言葉は「プラス思考の素直さ」、特徴は、幼児期の不安にさいなまれやすい、世渡りがうまいという傾向があります。
からす座「Corvus( コルブス)」の運勢
からす座は36星座によるとしし座の第3テークに当たり、この時期に最もからす座のエネルギーが強くなるので運勢に生かすと良いでしょう。
「36星座」とは12星座をそれぞれ3つのデーク期間に分けたものです。
デークとは一つの星座宮につき3つ存在します。
一つの星座宮は30度の角度で構成されていますが、さらにその30度を10度づつ区切ったものになります。
1デークは1〜9度、2デークは10〜19度、3デークは20〜29度になります。
からす座はしし座の第3デークにあたり、8月12日〜8月23日でしし座とおひつじ座の影響も受けており、またおとめ座に近づいているのでその影響も入ります。
惑星では火星の影響が最も強いとされています。
この期間に生まれている人は、行動力があり、積極性を持って何事もトライし、現状を自らが変化させ打破していくという力を与えられています。
一見すると、とても素晴らしいのですがこれがマイナス面で働くようになると必要異常に他者との争いを好んだり、積極的に攻撃を仕掛けるようなところもあります。
これは火の星座であるしし座とおひつじ座、そして情熱を司る惑星の火星の影響を大きく受けています。
さらにそこにおとめ座独特の完璧性、潔癖性、長いものに巻かれるのを極端に嫌がるという性質があり、いわゆる防御性と排除性が強まることにより、結果的に何か起こる前に自己防衛としての攻撃性を持つ場合もあります。
そのために人間関係ではトラブルが起こりやすく、かなり波乱含みの展開になるでしょう。
しかしからす座の神話を見てもわかるようにかなりの計算高さや自己演出能力にも長けているので、かなりの世渡り上手なところもあり、ずる賢さも見え隠れします。
人間関係の輪を乱しておきながらも自分は関わらずに一抜けたということも平然とやってのけてしまうほどです。
からす座の良い部分としてはかなりユニークさがあり、何事も遊び感覚で捉えることができ、つまらないことでも面白くしてしまう部分があります。
表現をすることを好み、芸術的な才能を発揮することもあるでしょう。
88星座のオラクルカードによるとからす座のキーワードは「magic」で未知の力、超自然的な現象、魔法などを意味します。
そこから読み取ることのできるものとしては、プラスの意味では、運が強力に強いこと、ツキがないときもチャンスが訪れやすいこと、不思議な現象を経験する場合があること、霊感に優れていること、引き寄せる力があること、周りを惹きつけてしまう魅力を持っていること、才能の宝庫だということ、人からのひきたてに遭いやすいことなどがあります。
これはからす座自身が気づいていない底知れない能力を秘めていることが示唆されています。
理性に優れながらも直感力も抜群で、危機を察知する脳力もあるので、出かけるのに気乗りしない場合はそれに従うとトラブルなどを回避できることもあります。
マイナス面としては、不運になるとそれが継続しやすくなること、何をやってもうまくいかない時期がある、運任せに行動を決めてしまうこと、街の姿勢が強くなり受動傾向になりやすいこと、期待しすぎてしまうこと、自分の能力を低く見がちなこと、占いなどを信じて行動しやすいことなどがあります。
潜在的な霊能力を秘めているので、気づかずに邪気などを受けやすく、自分でコントロールすることができなくなってしまう場合もあるでしょう。
そのためにどこか運気が悪くなりそれを払拭しにくくなってしまう場合もあるので、しっかりと理性的に自分をコントロールすることも大切になるでしょう。
恋愛面での解釈としては、紹介にご縁が入りやすいこと、恋愛をする相手の条件がとても良いこと、イメージチェンジをすると出会いや恋愛のチャンスが入りやすいことなどがあります。
もともと人を惹きつけてしまう魅力を持っているのでそれを上手に活用したり、イメチェンをすると出会いも入りやすく、また自然とスペックの高い恋愛をすることができるでしょう。
マイナス面としては、自分の好みのタイプに縛られやすいこと、考えすぎてしまい恋愛に失敗することなどがあります。
直感的に判断をするので、恋愛しやすいタイプを限定してしまう場合があったり、自己を客観的に見る力もあるので、「自分に合うのはこういう人」と最初から決めつけて恋愛相手を探そうとする場合もあります。
それがうまく行くときはいいのですが、こだわりすぎてしまうと一向に恋愛のチャンスがなくなってしまう場合もあるでしょう。
これらのことはしし座第3テークのからす座生まれでなくてもこのデークの時期にはこのような側面の影響を受けることもあるので、良い部分は伸ばし、気をつけるべきところには気をつけるようにするといいでしょう。
占い師 聖子からのワンポイントアドバイス
自然にしているけれども際立ってしまう個性を持っているのね。
どこに行っても圧倒的な存在感があるけど、それは決して派手とか目立つというものではないかもしれない。
おとなしくても存在感があるタイプに多い気がするわ。
からす座の神話もなんだかちょっと悲しいし、ツッコミどころも満載だけど、時にはおっちょこちょいになってしまうのもからす座の一つの特徴かもしれないわね。
でも自分でも気づかないような潜在能力を秘めているので、特に霊的なパワーを持っているのよ。
自分では霊感がないと思っていても、人から「霊感あるよね」と言われることが多い場合もあるんじゃないかしら。
地頭も良いので、感覚よりも理性で判断することの方が多いから、不可思議な経験をしても、理性で捉えてしまうことがあるので、あまり動じないという場合もあると思うわ。
だけど霊感に関しては、むやみに開発をしてしまうとどんどん見えてしまう場合や、時には自然にしていても見えるようになってしまうし、見たくないものを見てしまう場合もあるから、あえて理性で留めておいたほうがいいかもしれないわね。
また自分をしっかりとコントロールするというのもからす座生まれのデークの人は課題になると思うわ。
エネルギーが強いので、それを上手にコントロールすることで、ストレスが減ったり、人との摩擦も起きにくくなると思うわ。
またいい意味でその計算高さを自分に生かすことができればさらに魅力的になることができるはず!