「大人になって寂しさを感じ始めて友達が欲しくなった時にはどうすればいいの?」「今さら孤独に打ち勝つことを望んではいない…」「一人ぼっちは孤独すぎるよ…」と思い詰めているあなた。
大人になってからだから孤独を感じる瞬間が多くあるのです。
孤独を強くし、一人ぼっちの寂しさに圧し潰されそうになっているアナタに、友達が欲しいと思う時の対処法をお伝えします。
一人で悩みを抱え、孤独を感じている時には、誰かに助けを求めたくなり、あなた自身も誰かを救いたいと感じる瞬間が訪れるのです。
こちらでは、今、孤独に悩んでいる相談者様の声を聞き、大人になって一人ぼっちが辛くなっている方へのアドバイスをご紹介しています。
また、友達を作りにくくなる理由や一人だからこそあるメリット、大人になってからでも新しい友達を作る方法をお教えしますので、参考にしていただけたら幸いです。
あなたの悩みが一つでも解消されるように願っております。
目次
「友達がいない…孤独がつらい…」と思う方のご相談
「社会人になってから孤独を感じてしまうようになった」(30代/男性/S様)
元々自分の感情を表に出すことが苦手だったから、誰かに合わせたり、自分の意見を他人に向けて話すことは極力避けたかったこと。
学生時代は、一人でいても寂しさを感じたことはなかった。
「いつも一人で寂しくないの?」と誰かに聞かれたこともあるし、それについて本気で悩んだこともある。
「俺は何か感情が足りないのかな」と考えたけど、答えが出ることもなく、いつの間にか自分の中で重要だと感じなくなっていたのです。
それからは一人でいることは恥ずかしくなく、逆に誰とも話を合わせなくていいから「気が楽だ」「トラブルなんて起こらない」とプラスにしか考えてきませんでした。
しかし、大学を卒業し、就職してから一人暮らしを始めて最初の頃は何とも思わなかったのです。
新しい生活に嬉しさが強くあったのか、誰とも話していない日々を重く感じる事がありませんでした。
そんな日が続いていたはずなのに、突然俺の感情に変化が起こったのです。
「誰かに聞いて欲しい」と感じていることに気付いたのが、一番最初。
それよりも前に訴えていたことはきっとあったはず。
だけど、慣れていない心の叫びだから気付かなかった。
仕事にも慣れ始めて、一人暮らしにも慣れて、何も困る事はなかった。
好きな事をして生活して、お金を稼ぐために仕事をしている。
そんな生活の中で、俺は徐々に「寂しい」「誰かと一緒にいたい」と感じる感情が芽生えたのです。
それが彼女が欲しいという事なのかと分からずに思っていたけど、職場にいる時ほど「寂しい」と感じていることに気付きました。
誰かと話したいけど、今の関係性は全部俺が拒否してきた結果が形として表れているため、今更都合よく話なんてかけることができない。
「俺の考えも聞いてほしい」「俺はこう思ってる」と周囲の話し声が聞こえる内容で、自分の心の中でだけ語ってる自分。
小さい頃には、自分の周りで誰かが話していると「俺の事?」と気にして耳を傾けることはあったけど、中学や高校、大学では他人の言葉を気にすることはしてこなかったのです。
それなのにいきなり訪れた変化に戸惑いが隠しきれません。
自分が誰かを求めていることも、楽しそうな会話に入りたい気持ちがある事も気付いてる。
気付いているのに、いざ職場に向かうと、気付かないふりをして周りの人に冷たい態度をこれまでと同じように取ってしまう。
「やってしまった…」と思うけど、今更自分をどう変えていけばいいのか分からない。
この事を考えると激しい頭痛に襲われる…。
友達がいない事も、孤独に圧し潰されそうになっていることは、俺自身が一番わかっているのに、一歩が踏み出せない。
そんな勇気ないんだよ…。
ずっと35年間これできた自分を、今からなんて変えたくても変える勇気が出ない。
本当は笑い合える友達が欲しくて、好きな事を話せる人が近くにいると、それだけで毎日が楽しくなることは分かってる。
人間関係の面倒くささよりも、毎日ある幸福感の方が満たされることは分かっているのに、俺はどうして行動できないの?
ちょっとの変化でも周りの反応が怖い事は確かなことなんだよ。
今まで避けてきて、見ないようにしてきたことだから怖すぎる。
友達が欲しいし、一人は苦しい…。
ネットで友達を作ろうと試みたこともある。
だけど、何を話せばいいのか分からないし、目に見えない相手だからなのか「存在するのか?」「嘘ばっかりなんじゃないの?」と疑ってしまうどうしようもない俺がいる。
もうどうしたら良いのかなんて分からない…、誰かに救って欲しいけど、俺はその手すら振り解いてしまいそうで今は怖い。
社会人になってみんなが自分の生活の為に、好きな事の為に頑張っている姿を見ると、たまに人間っていいなと思えるんだよ。
だから勇気を出したい思いはあるのに…なんで俺は行動できずに辛い孤独の中を一人でいようとするのか、そんな自分が嫌いで仕方ない。
今は自分が嫌いで嫌いで…
もう自分自身すら受け入れなくなってきているんだろうな。
この寂しさを掻き消す方法を知りたくて堪らない…毎日が辛すぎるよ。
最近、俺はこの世界で生きていてはいけないと言われているように感じる…
この世界は自らの力で頑張れる人が生き残れる、幸せを感じられる、報われる世なんだよ。
「40代になって気付かされた女の本心」(40代/女性/I様)
これまでも人生の中で人間関係に悩んできたことはあるけど、40代の女はきっと何かが違う。
どれだけ仲が良かった友人だったとしても、相手に対して自分が下でなければいけないのかもしれない。
更年期障害の関係もあるのか私にはよく分からないけど、急激に関係性が変わり始めている。
仲の良かった人ほど、関係が崩れてきているの…。
一緒に旅行も行った仲なのに、いつも集まるメンバーの一人の旦那さんが昇進してから、関係が変わり始めた。
私の夫もそろそろ役職に就いても良い頃だから、私自身は素直に「おめでとう」と言えたのに、もう一人の人は突然連絡も何もしてこなくなった。
私にとっては大事な友人だから、こんなことで疎遠になんてなりたくなかった。
毎週のように会って話して、家族のこともテレビのことも、起きた珍事件も何でも笑いに変えられる関係だったのに。
この日を境に、誰からも連絡が来なくなった…。
私から連絡を送っても、誰からも返信が来ない。
私はここのメンバーだけが友達というわけではないけど、何でも話せる相手は、あの人たちだけだったのに。
もう誰一人として連絡を返してくれない。
旦那以上に私の事を知ってくれて、悩んだ時には一緒に乗り越えてくれて、本当に家族以上の存在と言っても過言ではないほど、私は信用してたし、頼ってた。
この現実から私の心は空っぽになってしまってる。
時間だけが過ぎていき、話したい思いだけが募っていく。
助けてほしいのに、今までみたいには誰も来てくれない…
本当に友達を失ったんだ…と改めて感じた。
新しい友達を作りたくても、彼女たち以上の存在を求めてしまう。
彼女たちを求めてはいけない事は分かっているけど、一度愛のある友達関係を知ってしまったから、ただの友達では孤独を埋められない。
ただ話を聞いてもらうだけではなくて、それ以上に心を癒してくれる方法が彼女たちにはあったの。
もう私はこれから友達を作ることもできなければ、誰を頼ることもできなくなるの?
私が弱いだけなのかな?
ずっと一緒に居たのに、いきなり何も言わずに離れていくのは酷だよ…。
孤独を感じすぎて、もう心が悲鳴しかあげていない。
助けに来て欲しいのに、連絡を送ると孤独を強くしてしまう。
それぞれに忙しい日々の中でも集まってきたのに、みんなと会うことが私にとって大事なことだったことを失ってから気付いてしまった。
助けてほしくて、求めたくて、友達と本当の意味で言える人が欲しい。
昔は簡単に友達を作れていたのに、大きな存在を一度知ってしまうと友達さえ作る事が難しくなるの?
もう…助けてほしい…寂しくて仕方がないよ。
寂しくて…悲しくて、寂しい。
友達が居なくなるってこんなに辛いものじゃなかったはずだよ。
いつの間にか連絡取らなくなった人や関係を断った人は今まで何十人といるのに。
たった3人の友達が目の前からいなくなったことが、人生を生きて行くうえでこんなに辛いものになるとは思いもしなかった。
元の関係に戻りたいし、私の友達を返して欲しい。
「主婦は孤独との闘い」(40代/女性/C様)
私は、年々孤独を感じている気がします。
家族内の事を何でも話すことができる人なんて、そう簡単には見つからない。
女としてのプライドが私にはあるし、私自身が自分の家庭を下げて見られることを嫌うため、本当に悩みを抱えていることを打ち明けられない寂しさが付き纏う。
本当はもっと単純に考えられれば良いのだろうけど、一人で考えてしまうことでどれだけ近くに知っている人がいても孤独に変わりはない。
結局最終的には、私一人が頑張ることになる。
家族に相談したことろで行動を起こすのは私。
友人に話しても、肝心なところには誰も付いてきてはくれない。
やっぱり最後は私一人なんだ…と思い知らされる。
もうこの経験は何度もしてきた、何度も孤独を感じてきた。
何度も孤独を感じてきたのに、その度に苦しくなって、辛くなる。
人間は孤独になんて勝てないし、孤独に耐えられるように心が備わってない。
だから大人になって色々な経験を積んできても、孤独を強く感じると脆く崩れていく自分がいる。
「母親だから」「女だから」「大人なんだから」と何度も自分に言い聞かせて、孤独を乗り越えようとしてきた。
だけど、それを叶えられた経験はないし、乗り越えられる自信は今でもない。
家族や友達が近くにいても、本当に孤独を強くすると、私の目の前はすべて真っ暗になる。
何を考えても「一人でやらないと」「誰も助けてくれない」「共感されたいなんて思ったらいけない」と考えるようになった。
こんな人生辛い事は自分自身が一番分かってるの。
だけどね、子供ができて、大好きな夫と一緒にいても、最終的に頼れるのは自分だけだと感じさせたのは、家族なんだよ。
いつも大事な時には家にいない夫を見てきたから、私は今孤独を感じることの方が多くなってる。
友達と呼べる人がいても、頼り切れないのは、信頼しきれていないから。
主婦になると強くなる半面、裏切られないように、馬鹿にされないように必死になるんだよ。
それが自分を苦しめているのは分かるけど、全ては私が経験してきた過去が作り出したもの。
それを分かっているから、夫が憎いと感じる瞬間もあるし、私の自由な心を奪った家族を嫌いになりそうにもなる。
それだけ一人になる事は怖くて、避けたくて、でも一人にしかなれないのも現実。
言葉や行動が私の心を温かくしてくれることはないのかもしれない。
人間、孤独に慣れることは一生来ないから、悩み、苦しみ、死にたいとさえ感じる。
孤独は自分が本当に一人きりの世界に置いて行かれた気分で、周りに誰の姿も無くなって、言葉さえも失うほど恐ろしい場所。
そんな場所でいつまでも息を絶やさずにいることの方が難しくなるんだよね。
本心を言えばぶつかり合う、ぶつかり合うから自分で考えようとする、自分で考えようとするから一人になる、一人になるように行動するから抜け出せなくなる、抜け出せなくなるとそこには地獄のような感情しか訪れない場所。
孤独は言葉にするほど簡単で軽いものじゃないと私は思ってる。
でも、この孤独を知っているのは私だけだから、家族がどれだけ近くにいても一人きり。
会話が出来れば孤独ではないとはならない。
孤独は表面上じゃなく、心が抱えるSOSを解消できる術を持ち合わせているのかなのかな。
「幸せそうだね」と言われても、内心では「孤独で死にそうだよ」と感じたことは何度だってある。
孤独を感じている人は、本当に辛くなった時には、言葉にできないほど悲しくなって辛くなってどうしようもできないほど寂しくなるんだよね。
これが生活の中で何度も訪れるから、解決方法が分からなくなり、友達を求めることも忘れてしまう。
友達を求めても、結果一人にされたくない事も頼れない原因。
主婦は家族だけがすべてじゃない。
自分を一番に守りたいから、孤独になりやすく、寂しい人生を歩んでいることの方が多くあります。
助けてくれる人がいるなら、助けてほしい。
孤独を感じて寂しい思いをするばかりの人生は疲れた…。
「友達がいない…孤独がつらい…」と思う方への僧念師匠のアドバイス
S様へ「心の成長とともに孤独を強くしてしまっているのですね」
人間の心の成長段階は様々な形として表れるものです。
幼い頃にすでに心が成長を遂げている人もいます。
反対に、大人になり、様々なことを感じながらゆっくり成長を遂げる人もいるのです。
S様は、大人になり心が急成長を遂げ、自分の変化に戸惑いを感じたまま日々の慌ただしい生活を送り続けています。
そのため、自分自身の心の声を十分に聞いてあげたくても、思う存分聞いてあげることが出来ていません。
本来であれば、様々な経験とともにゆっくりと成長していく心の働きを学生時代に求めてこなかったことで、大人になりすべてを抱えようと負担を自身で大きくしてしまっているのです。
美輪明宏さんの名言に”孤独な人ほど愛情が苦手。自分を守ろうとしないで、包み込むような愛情に身をまかせてみては。”という言葉があります。
S様のように大人になって人との関わりを大事に感じ始めた人にとっては、愛情を注ぐことを知らずに来ていることの方が多くあるのです。
何をすれば人が喜ぶのかが分からないから、行動を起こすことを躊躇い、自信を持つことができません。
S様が「嬉しいな」「楽しいな」と思ったことがあったから、人に興味を持ち始めて、友達が欲しいと感じてきているはずです。
あなた様が「嬉しい」「楽しい」「ありがとう」と感じたことを、今度はS様から他人に与えていきましょう。
S様から「友達になろう」と勇気を振り絞って言う事は、難易度の高いこと。
しかし、人間は自分に良い行いを与えてくれた人の存在を忘れようとはしません。
S様が、「ありがとう」と言われる行動を思い切って行えば、そこから関係を築くことのできる人と出会えるのです。
難易度の高い事にばかり視点を向けずに、日常に溢れかえっているさり気ない行動をもっと大事にしてみましょう。
それがあなたが徳を積むという行いとなり、人に癒しを与える行動となるのです。
人の温かさを求めているS様にはきっと良い出会いが訪れる未来がきますよ。
I様へ「自分自身を大切にすることを忘れないでください」
I様は今、人生の中でも深く傷つき、自分自身でもどうしたら良いのか迷いに迷っている時期です。
こういった時こそ、自分自身を大切にすることは忘れてはいけません。
長年付き合ってきた、心の友達とも言える方々を失ったことは大きな出来事であり、何にも変えられない思いを募らせてしまうほど悲しいこと。
しかし、あなたの周りには本当に離れていったしまった人たちだけが大切な人だったとは限りません。
これから関係を築くこともI様が行動を起こし始めれば手にできることもできるのです。
大きな寂しさと辛さを実感している最中には、本当に難しい行いとは思います。
それでも人間は、心を通わせられる相手がいなければ、自分自身を保つことの方が難しくなり、気持ちが壊されていくような感覚を抱いてしまうものです。
経験したI様にとって、新たな関係を築くほどの心が今は保つことができないこともあるでしょう。
それならば、あなたの心を癒してくれる存在を求めるのではなく、これまでI様が友人の方々に与えられた愛情を他人に注ぐ幸せをまずは望んみてください。
すべてを手に入れることは人間には難しいことです。
一つを失ってしまったのならば、失ったものから得た感情はあなたの中だけに必ず残されています。
その思いを今、大事にしているように、これから人に対して与えていく必要性を感じてみましょう。
I様と同じ感情を受けたことのない人はたくさんいます。
I様のように友人に恵まれる環境を感じられる人は少なく、誰もが求めているものでもあるのです。
だからこそ、あなたが感じてきた感謝や空間を自分の為にも誰かの為にも与える勇気を持ちましょう。
きっとI様は、友人の方々の支えもあり、今は自信と勇気を抱いてけているのです。
自分がこれまで大事にしてきたことのように、これからの自分自身にも大切にする心掛けをどうか忘れないでください。
C様へ「人間は自分との闘いを永遠に続け、その中で幸福があるから前へと進むことができます」
C様の言葉は、本当に胸が熱くなる思いがあります。
人間には、自分の感情が支配する部分が大きく、他人の為に頑張ることよりも、自分自身を大切にしたい思いが勝り、関わる人を切り捨てる人もいるのです。
しかし、C様は自分がどれだけ辛く、寂しい思いをしても決して後ろ向きな行動を取る事をしていません。
それは、あなたが強く逞しい心を持つ証でもあります。
孤独は人間の心を変えてしまうほど、恐ろしくも脆いものです。
詩人・イブセンが残した名言に”我々はみな真意のために闘っている。だから孤独なのだ。寂しいのだ。しかし、だから強くなれるのだ。”という言葉があります。
C様はこの名言のように、様々な経験と感じてきた思いがあるから、誰かのために我慢できる強さを兼ね備えることができているのです。
C様が決してすべてにおいて強いというわけではありません。
弱さを隠していることもなければ、自分を犠牲にしていることの方が多くあるのです。
しかし、ここ行いは誰もができる事ではありません。
それはあなたが積み重ねてきた努力によって持つことのできた強さです。
強さの中にも必ず弱さはあります。
弱さを包み込んでくれる優しさを求めたい時がくるのです。
その時には、C様が素直に感情を出せる相手に少しづつ吐き出すことを行いましょう。
人間は一気に求められるとパンクしてしまうほど、容量が小さいのです。
少しづつ距離を詰めていくことも、C様がちょっとずつ心を解き放っていくことも大事な行動となります。
お子様に対してでも、旦那様に対してでも、また、全く関わりのない知らない人に話すこともでも構いません。
内に秘めている感情を吐き出すことを行う勇気を少しずつ振り絞ってみてください。
誰かに理解されようとするのではなく、「私の考えにはなかった」と感じるだけでも心はきっと軽くなります。
全てを理解てくれる人を求めるよりも、話をして言葉を交わし合えるのかを大事にしてください。
きっとC様の心に癒しを与える人が訪れます。
子供の時は友達があんなに居たのに…大人になると友達が作りにくくなるのは何故?
素直な感情だけを出すことができないから
大人になると友達を作りにくくなるのは、素直な感情だけを出すことができないからです。
「これを言ったらきっと傷つくだろうな」「この人は何を考えて話しているのかな?」と大人になれば相手の顔色や感情を優先的に読み取ろうとします。
それが大人になるにつれ、癖のようにあなた自身に染み着いている行動でもあるのです。
あなたが人の感情や顔色を窺うように、自分が人との関わりを持つときにも周りの反応を必要以上に気に掛けます。
そのため、子供の時のようには簡単に友達を作る事が難しくなるのです。
「今の会話楽しくなかったのかな」「この話題つまらなさそうだな」と話している途中でも感じる瞬間があります。
相手の行動を見ることに集中しすぎると、自分をさらけ出すことの方が難しくなり、隠してしまうようになるのです。
そうなると、なかなか心で通じ合える友達を見つけることはできません。
上辺だけの関係となり、すぐに切れてしまう脆いものとなるのです。
色々な形の中だけど一つの大きなグループだから
色々な形の中だけど一つの大きなグループだから、子供のころのように簡単に友達を作れなくなります。
大人になると、全ての事が繋がっているように感じることは多々あるのです。
「こういう所があるのは、こういった事があったからか」とすべてが結びつくようなパズルの感覚に似た経験を積んだことのある人も少なくありません。
人間は小さい頃からの経験で様々な事を見てきています。
そのため、傾向や特徴を知ると、「私には合わない」と相手を深く知らないに決めつけてしまうこともあるのです。
色々な形をしてあなたの前に訪れても、自分の中で分類分けをしてしまいます。
それが原因で友達を作りにくくなることとなるのです。
経験上、上手くいかなかったことがある特徴と似ていると、敬遠したくなるのが人間の本能。
大人は良くも悪くも、様々な経験をしたことで、頭で考える事から人を判断してしまう傾向があります。
そのため、本当に友達だと呼べる相手を探すことができないでいるのです。
他人を見ることを誰もがしない
大人になると他人を見ることを誰もがしなくなるため、友達を作りにくくなります。
心が成長するほど、人間は自分を必死に守ろうと行動するのです。
「傷つけられたくない」「踏み込んでほしくない」という気持ちがあると、他人を見ることをしません。
自分を守れればそれでいいのです。
他人に傷つけられることを前提に考え、行動を起こします。
「もしかしたら」「あの人のあの行動は…」と悪い事の方が目につき、自分を守る体制に入り、他人を見なくなるのです。
そのため、友達を作るどころか、人間関係を円滑に進める事さえ難しくなります。
人を傷つける行為を働いていなくても、そうなったらと仮定して逃げてしまうのです。
警戒心の低かった子供時代とは全く違う思考を持っているため、友達を簡単に作る事ができなくなっています。
友達がいなくても悪い事ばかりじゃない!一人だからのメリット
好きな事だけに専念できる
友達がいなくても一人だからメリットを感じられることが、好きな事だけに専念できることです。
「今からこれしよう」「あれやってみよう」と自分の思考だけで、どんどん行動をしていくことが出来るのは、一人だけに与えられるメリット。
好きな事に専念したい思いは誰もが抱いている感情です。
しかし、友達との会話の中で、自分のしたいことを否定されてしまえば、人に合わせることを覚えてしまっている人間は、自身の想いよりも、誰かの意見に乗っかろうとします。
そのため、自分の本当に好きな事に専念するどころか、隠して行っている人も少なくありません。
友達がいなければあなたの思いを否定してくる人もいなく、認める人もいない状況。
あなただけが好きに没頭していれば幸福感を抱けるようになるのです。
好きな事だけに専念できる環境は、望みたくても簡単には手にできないもの。
だからこそ、一人で孤独を感じている人が唯一感じられる幸福でもあるのです。
自分の思うように行動できる
自分の思うように行動できるのは、友達がいない一人のメリットとして挙げられます。
「この日空いてる?」「この日みんなで集まるから来てね」と自分自身で予定を組んでいても、友達がいればそちらを優先してしまうことは多々あるのです。
友達関係を壊したくないから、誰かになんて思われるのか分からないからと人間関係を保とうとすると、不安を常に抱きます。
そのため、自分が苦しくなるほど他人に合わせてしまうことが多くなるのです。
「合わせるばかりは友達じゃないよ」という人もいますが、実際断るばかりの友達がいたら次第に誘わなくなるもの。
それが人間関係の怖さであり、深い付き合いを築く友達関係のデメリットです。
一人であれば、自分の時間を邪魔してくる人もいなければ、行動に文句を並べる人もいません。
「それは別の日でいいじゃん」と言われると、「私の予定なんだけどな…」と内心思ってしまうのです。
一人だからこそ、自分の時間を大切にでき、やりたい事を優先して行うことができるメリットがあります。
他人の気持ちに無理して共感しなくてもいい
友達がいない一人だからあるメリットは、他人の気持ちに無理して共感しなくてもいいという点です。
友達同士の共感を得ようとする行動は、人を苦しめる行いの一つ。
「こう思うよね?」「ここで良いでしょ?」という決めつけに対して、、反論できる人もいれば、友達であっても従う事が無難だと感じる人もいます。
反論できない人が心が弱いのではなく、関係を大事にしたいからこそ、相手の考えを優先しようとする行動。
このような行動は、自分を追い詰める行為となり、次第に人間関係に疲れを感じる要因でもあるのです。
一人であれば、自分の考えがすべてでそれに対して考えるのは、自身だけ。
共感を得たくなる時もありますが、誰かの意見に無理やり乗らなくても良い事は、本当に大きなメリットです。
口が立つ人、その場を仕切ろうとしている人が「こうだよね」と言えば、もうそうするしかないのが本音でもあります。
反論すれば意見を求められて、あからさまに嫌な顔をされることも友達関係でもあるのです。
面倒くさい人間の感情に共感しなくて済むのは、一人だからあるメリットに挙げられます。
友達が1人もいない人でも友達を作れる方法
社会人では趣味を求めて行動することを最優先する
友達が1人もいない人でも友達を作るには、趣味を求めて行動することを最優先すると社会人でも輪を広げることができるのです。
「大人になって友達なんてそう作れないよね…」「気の合う人はいても、友達とまではいかない」という悩んでいる人は多くいます。
社会人になれば、自分の好きな事にお金も時間も使うことができるのです。
そのため、友達が欲しいと感じた時には、あなたが楽しめる趣味から共感を得られる相手を探す方法を取りましょう。
好きな事になると人は、言葉数が増え、楽しい感情を抱くことができます。
共通の事で盛り上がる事ができれば、その先の色々な物事に視点を移していくことができるのです。
最初のうちは趣味だけの事であっても、次第に二人での行動範囲が広がり、いつでも連絡し合うような仲にまで進展することも少なくありません。
きっかけを話しの内容が合うところから進めると、関係性を上手く進めていくことができるのです。
40代では楽しい事と本音を語り合える環境を求める
40代では楽しい事と本音を語り合える環境を求めると、友達を作る事ができます。
40代になると、人生の中でも色々と落ち着いてきた頃に入るのです。
自分の事を分かるようになれば、他人の気持ちを汲み取ることも上手くなります。
そして、家庭などの身を置く環境が安定してくることで、自由な時間を作り出すこともできるのです。
40代は、これまでの経験から今になった悩みを抱えるというパターンは少なくなく、解決したいと感じることも増えてきます。
それらを話し合える相手、同じ境遇で悩みを抱えている人との関係を持つことで、短時間であっても親友のように心を通わすことも可能となるのです。
本音を語りながらも、楽しい会話をすることができる相手は、あなたをよく知る人から巡り合わせてもらえることが多くあるので、紹介してもらう方法も良い出会い方となります。
主婦だからこそ同じ境遇で闘っている共感者を求める
友達を作る方法は、主婦だからこそ同じ境遇で闘っている共感者を求めることです。
主婦で同じ境遇となれば、悩みや不安は必ず近いところにあります。
そのため、自分が自ら話さなくても、相手があなたの感情を話してくれているような感覚を得ることができるのです。
これは、思っている以上に心が救われる行動。
しかし、同じ既婚者だとしても悩みの種が全く違うところにあれば、共感を得ることはできません。
共感を得られないことは、友達がいない段階では孤独を強くするものとなるので、まずは同じ境遇で悩みを抱えている人との出会いを大事にしましょう。
子どものママ友やSNSなどから出会うことも可能です。
悩みを共感して「分かる!」「私と一緒!」と言われるだけで、心の底から「嬉しい」と感じることができ、満たされる思いがあります。
主婦はいくつもの闘いの中にいる状況です。
全ての境遇が合わなくても、「ここが似ている」と感じれば、それだけで安心できてしまうのです。
「私だけじゃないんだ」と思えることが支えとなります。
僧念師匠のワンポイントアドバイス
孤独を強く感じると、あなたの心は思っている以上に大きなダメージを受けているのです。
言葉にできるものばかりではないからこそ、さらに辛さが増し、寂しくもなります。
この感情を誰かに伝えたくても、伝える相手がいないと感じると、本当に虚しく、自分がこの世に存在しているのかさえ考えてしまうのです。
大人になるにつれて友達を作ることは難しくなりますが、子供時代にはない年齢層の人との出会いを見つけることもできます。
幅広い年齢層の中からあなたに合った人と出会うことで、人生に彩を与えられたように感じることができるのです。
一人ぼっちの寂しさから、誰かを求められるように行動を起こしてみる勇気を持ってみましょう。