「もう生きることに疲れた…この世から消えてしまいたい」「私の居場所なんてどこ探してもない…」「自分がこの世から消えることしか考えられなくなってる」と苦しみ続けているあなた。
自分の居場所を求めても、どこにも受け入れてもらえないと知った時、「この世から消えよう…」と考えてしまうものです。
自分の生きる意味だけでなく、周りに私が受け入れられていないと感じるのは、本当に行き場のない虚しい感情だけが強くなり、気持ちが宙を舞うだけで、心が満たされることはありません。
「消えてしまおう…」とあなたの中で決断する前に、もう一度だけ自分の人生に本当に隠されていること、今が自身を苦しめる状況でも、その中で伝えたいことや気付かせようとしていることがあるのです。
苦しい状況の中で、自分のためにと頑張るのは辛いことですが、最後にアナタに読んで欲しいメッセージがあるのでご紹介します。
目次
「消えてしまいたい…自分の居場所なんてない…」と思う方のご相談
「自分がまだこの世に存在している事が許せない」(20代/女性/S様)
昔から自分のことは憎かったけど、社会に出るようになり、私は本当に無価値な人間だと感じ、誰にも求められないことが当たり前、自ら求めようともしなくなったのです。
一つのきっかけは中学・高校で受けた虐めが人生を決めたと思い込んでいるけど、それだけが理由じゃないのは分かってる。
「変わろう」と何度も思って、「踏み出したい」と願い続けたけど、結局何も行動できずに変わらないまま。
学生時代は、孤独が楽だと感じ、寂しいことはもちろんあったけど、断然一人の方がよかった。
でも、社会人になって、人との関わりが欠かせないものに変わってきたのです。
自分の性格が虐めを受けていた当時から何一つ変えられていないため、会社に入った当初は一人きりでいる私に「大丈夫?」と、気遣ってくれていた人たちが徐々に私を避け始めました。
「また同じ生活の繰り返しになる」と感じ、ここで本気で変わらないともう無理かもしれないと思ったのです。
それでも、私は自分を変えることができませんでした。
そもそも自分が変わることが本当に怖くて、何をやればいいのかとかそういうレベルではなく、自分自身に対して一番の恐怖を感じるようになったのです。
変わったらどうなるんだろう…。
私は変わることで何を感じて、求めてしまうんだろう。
両親はそんな私を見て、「無理しなくてもいいよ」とは言ってくれる。
親にすがり、甘えていれば楽にはなれるけど、そうはなりたくないという思いを強く抱いていたのです。
しかし、自分があれほど強く思っていたのに、最終的には人と関わることが嫌になり、会社に行かなくなり、無職で実家暮らし。
両親は私に何も言ってこない。
私が何も言わなくてもご飯は用意されてるし、顔を合わせれば普通に接してくれる。
学生時代は、両親のその優しさが本当に私の支えでした。
今となっては、両親が変わらず私にしてくれていることが、邪魔くさいと感じ、話しかけないで、笑いかけないでとも思ってしまう。
完全に自分と関わる人も物も受け入れられない。
私の機嫌によって変わる相手の表情や声色、話し方、どれもが受け付けられなくなり、もうこの世にいる意味はないと感じ始めたのです。
何もしたいと思わないし、誰とも会いたくない、ただ早くこの世から消えたい。
この世に残したいものもなければ、今大事に思っていることもない。
こんな状況で生きろという方が地獄。
ただボーっとして過ごす毎日にどんどん心が奪われていっているような感覚がある。
居場所なんて私にはなくて、求める場所すらない。
居心地のいい空間も、心が癒される温かいと感じる場所もない。
どこに行っても敵だらけで、私に寄ってきてくれる人には、嫌悪感を抱く。
もう生きることが苦しいというよりも、生きてちゃいけないから。
このまま消えてなくなりたい。
「信じていた人に裏切られて辛い」(30代/女性/H様)
就職活動するとき、結婚するとき、子供が生まれた時もいつも近くで支えてくれた、私にとって本当に大事な人。
今思えば、楽しいときはもちろんですが、辛い時には必ず一緒に居てくれて、話しをしなくても黙って見守ってくれた恩人です。
何もかもが上手くいかなくなった時、「もう終わりにしよ」と本気で考えていた時期、何も言葉にしていないのに、察してずっと一緒にいてくれた。
自分の人生が嫌になって、自分の感情だけで心無いことも言ったし、態度も酷かったと思う。
それでもずっとそばに居てくれて、その人の存在があったから今までこうして頑張ってこれたと感じているほど…。
「誰とも関わりたくない」「会いたくないから」と何度言っても、私を見捨てることはせずに本当にずっと一緒にいてくれました。
私が心から尊敬して、唯一信頼できる、もうこんな人には出会えないと思う人。
それなのに、本当に心から信じてたのに、裏切られるのは一瞬でした。
私には、結婚して4年になる夫と2歳になる子供がいます。
その恩人は何度も私たち家族の家に泊まったり、一緒に出掛けたりすることも頻繁にありました。
それだけ家族にとっても大事にしていた人。
裏切られた内容は簡単に言えば、私の旦那との不倫です。
私が友人の結婚式に行くため、県外に行ってた時の話が最初になります。
子供を旦那に任せていたため、私の両親が孫のことを気にして、家に訪れ”知らない車が停まってるから、会わずに帰ったからね”と連絡がきたのです。
この時には、旦那の友達でも来ているのかと思い、何も気に止めることなく結婚式を楽しんでいました。
本当なら次の日は、せっかく県外に来たからと色々と巡ろうと思っていたのですが、今まで子供からこんなにも長い時間会わないことがなかったので、我が子が気になり始発で帰ったのです。
すると駐車場には、あの人の車が停まっていて、家の中に入ると夫婦で使っているベッドに二人が裸で寝ていました。
子供は別室で寝かされていて、本当に何がなんだか分からなくなり、荷物も持たずに子供だけを抱っこして実家に戻ったのです。
頭の中が整理できず、今目の前で見た光景が自分の中で処理できず、母親にも昨日家に泊まっていた車の車種を聞き、あの人のだと思い、私が結婚式に向かってからずっと一緒にいたことを知りました。
あの人には、もうすぐ結婚しようと思っている人がいるということは聞いていたのに、「なんで私の旦那と寝てるの?」と分からないことだらけだったのです。
翌々日に誰も家にいないだろうと荷物を取りに行ったら、まだあの車があって、我が家なのに入ることができませんでした。
旦那に連絡を取り、荷物を取りに行きたいと話しても、彼からはなんで出て行ったのか、子供はどうしてる?という言葉は一切出て来なかったのです。
その日の夜に荷物を取りに行ったとき、あの人と旦那が家にいて、そのまま話をすることになり、そこであの人と旦那が結婚しようとしていることを告げられました。
私たちが結婚してすぐに不倫し始め、離婚を切り出そうとしたときに、子供ができたから別れることができなかったと言われたのです。
あの人には、今まで私たちが我慢してきたんだから、早く別れて去ってと言われました。
あの時のあの人の表情や言葉、目つきが忘れられなくて、今までのあの人とは全く違う人で、今でも理解できないまま。
ここで離婚したら相手の思い通りにさせてしまうかもしれないと思ったけど、子供を愛していない人とは、意地で一緒にいる必要はないと思い、別れることにしたのです。
もう今まで頼ってきた人とこんな最悪の形で縁が切れるとは思っていなくて、私の心を打ち明けられる人がいなくなりました。
今までの言葉も優しさも全部嘘だったのかと思うと、悔しくて情けなくて、涙が止まりません。
子供は可愛いのに、「頑張らないと」と思った時期もあったけど、徐々に自分が自分でなくなっていく。
笑えなくなり、自分の感情がどこに行ったのかも分からないほど、何も感じない。
裏切られた経験が今までにないわけじゃない。
でも、今回の件に関しては私には受け止めきれない。
人を信じることは簡単なことじゃないのに、こんなに信頼を置いていた人に何年も前から裏切られていたことを知ると、もうどうしようもできない。
相手を恨むとか聞くけど、私はそんな感情抱けない…。
もう私がこの世で生きていく場所がない。
私に与えられる場所なんてきっとどこにもない…だから一刻も早く消えたい。
この世で味わった苦しいことを消すには、消えるしかない。
何も感じなくなっているのに、あの人のことが思い浮かぶと辛くて堪らない。
今までも、何度も子供と旦那とあの人の3人で出かけたりしたこともあったらしい。
知らなかったのは私だけ。
もうあの人のいる世界で生きられない…怖くて生きていられない…消えたい。
みんなが敵に見えて怖い…消えたい。
「どこに行っても、何をしても私に居場所なんてない」(40代/女性/K様)
その過去が邪魔して、誰かを好きになっても結婚に希望を持てずにいたのです。
私が誰かを愛することができるのか分からない。
両親と同じように子供を愛せないかもしれない。
幼少期の記憶と言ったら、苦しい、寂しい、愛されたいと思う気持ちと苦しい痛みに耐えることしか残されていません。
振り返るほどの楽しい思い出もないし、家族という形が私には想像できずにいました。
しかし、30代の後半で結婚を本気で考えてくれている彼氏ができて、私の過去も受け入れてくれる、私自身が本当に他人を初めて心の底から求めた人との出会いがあったのです。
彼と結婚するまでは本当に毎日が楽しくて、過去の苦しいことを思い出して泣いた日もあったけど、必ず傍にいてくれて、支えてくれる人でした。
「この人となら本当に自分の家庭を持つことが無理じゃないのかもしれない」と意固地に人を拒否する私の考えを崩した人。
付き合って3年経った時に結婚することになったのです。
結婚してからも変わらずに支えてくれる人で、本当に私がこんなに幸せになってもいいんだと心から感じることができました。
子供を作ろうという話はお互いに出すことはなかったけど、相手が求めていないのかもしれないと考え、その優しさに甘えていたのです。
「子供は無理に欲しいとは思わない」と言ってくれていた日もありました。
しかし、結婚して4年目の春、彼の両親と同居することが決まったのです。
お姑さんは同居するまでは凄く優しくて、私が彼の実家に行った時も一緒に料理を作ってくれるお義母さんで、そんな経験が私にはなかったから、嬉しいことでもありました。
だけど、同居して1週間も経たないうちに私は幼少期の頃と変わらない生活に戻ってしまったのです。
彼がいる時には、普通に接してくれる義理の両親だけど、私だけになると暴言は当たり前で、物は飛んでくるし、家に入らせてもらえないことも多々ありました。
それを彼に相談したくても、なかなか言い出すことができず、「〇〇は子供が好きなのに赤ちゃんも作らない女なんて可哀想」「こんな汚い女だから愛されなかったんだね」と言われ続ける日々。
私は自分の感情が徐々に崩壊していっていることを感じていました。
過去に経験があるから、自分の感情の動きには嫌でも気付かされていたのです。
やっと見つけた私の居場所だと思っていた彼との生活。
それなのに、他人の手によってまた私は居場所を失うんだと思った。
両親が私にいつも言っていた通り、本当に生きている価値のない人間だったのかもしれない。
生きていなければすぐに楽になれるよと言った両親の言葉は、今となって心に響いてくる。
もう一度居場所を取り戻したい。
一度幸せを知ってしまったから、しがみ付きたくなる。
自分のできる限りは耐えようと思った。
だけど、人間はやっぱり脆いんだよ。
どれだけ強く自分の中で気持ちを整理して、頑張ろうと思ってもたった一つの言葉で崩れ散っていく。
ただ、私は幸せになりたいだけなのに、彼と二人で過ごしていた私の居場所だった場所に戻りたい。
同居を始めてから、彼との二人の時間は自然と減ってしまう。
部屋に二人でいても、何かしらの理由をつけて呼んでくるお義母さんを見て、これ以上は無理かもしれないと本気で思ってしまったのです。
もう私には幸せは二度と訪れない。
最初から望んではいけなかったから、こういう結果になってしまったんだ。
彼との時間が心を休める時だったのに、最近は休まる事すら忘れてる。
早く消えたい。
もうこの世で生きる価値はない。
私は生まれた時から生きる意味のない人間だったんだ。
もう彼にも救ってほしい、支えてほしいと望むことも諦めてしまった。
早く楽になりたいから、消えてしまいたい。
死んだ先が私の本当の居場所だから…
この世には、私の居場所がない事をみんなが生まれた時から教えてくれていたんだよ。
その事に気付けなかった、欲張って生きようとした私がバカだったんだよね。
早く消えて、この世から去ろう。
私の本当の居場所である、死を迎えれば絶対に楽になるから。
「消えてしまいたい…自分の居場所なんてない…」と思う方への僧念師匠のアドバイス
S様へ「あなたは幸を得るために今は遠回りしている途中」
S様は自分を変えようとあなたなりの努力をしてきている強さが心にあります。
死を視野に入れることですら、人間にとっては強い思いがなければ抱けない感情でもあるのです。
死は、未知の世界であり、経験している人がこの世には存在しません。
そのため、誰にも分からない世界をS様は自ら進もうと意思を固め始めているのです。
消えて存在を失くしてしまうことは簡単に捉える人もいますが、本当は一番難しい強さを表すところでもあります。
本来のあなたは強く、繊細な心を持つ人。
”成熟するためには、遠回りをしなければならない。”という開高健さんの言葉が残されています。
S様は、自分の人生に彩を持たせようと考えを変えた時期があり、その気持ちを抱くことができたのです。
自分を変えようとする意志を持つことは誰にでもできることではありません。
あなたは今、思い描くビジョンを目指している途中。
そして、何度も失敗して、遠回りをしている時です。
人は、物事が簡単に上手く進めば、人生をつまらないと感じます。
反対に何も上手く進まなければ、消えてしまいたいと思う。
本当に人間は誰しもが弱く、脆い心を持つのです。
あなただけではなく、何度も転び続けて、苦しんでいる人はたくさんいます。
物事の失敗はあなたの価値や存在とは比例しません。
全くの別物なのです。
今は、S様が苦しく、何をやっても上手くいかない本当に辛い事の多い時期とも言えます。
環境の変化は、S様が頑張ろうとしたことに心に余裕を失わせる要因でもあるのです。
S様は自分を嫌いだと感じているのは、きっと周りからの接し方によって形成されたものでもあります。
甘えられる場所があるなら、そこがたとえ心を癒してくれる場所ではなくても、這い上がるためには必要なところです。
人から言われた続けた言葉は簡単に消すことはできませんが、これからはあなたの心の中をまずはS様の言霊で埋め尽くしてください。
自分自身の言葉は、一番の栄養剤となります。
空を見上げて「晴れてる」「太陽がある」「鳥がいる」と、S様の目に触れたものをまずは言葉にしていきましょう。
自分自身にだけ向ける言葉です。
きちんとS様自身に向けられる言葉があるだけで、新たに努力することがなくても、心に変化が訪れます。
目に見えているものから、あなたの心の中にもう一度入れていきましょう。
そうすれば、心が癒され、あなたのいる場所に居心地の良さを感じられる空間が出来上がるのです。
大きな変化をいきなり求める必要は決してありません。
S様のペース、あなたの心をまずは大事にしていきましょう。
H様へ「生きようと頑張らなくてもいいから、ゆっくりその場に一度腰を下ろすことが大事なこと」
H様にとっては、これまでの人生で大事にしていた人を一気に失ってしまったのです。
この思いには、当事者でなければ感じられない事はたくさんあります。
しかし、これまでどれだけあなたを支えてきてくれた女性が大事な存在だったとしても、今のH様にはその人以上に信頼を置くことができる無条件で愛すことができる存在が目の前にいるのです。
きっとH様にこの現実を早く知らせたかったのもお子さんの存在ですよ。
H様がお子さんを気にかけて家に帰宅したこと。
お子さんができていなかったら、気付くことができなかった、もっと酷いことになっていた可能性だってあります。
現実を見てしまえば本当に悔しくて、言葉にはできないほどの感情が埋め尽くしてしまうのは仕方のない事です。
ここで笑っていなさいとは誰も言いません。
本田圭佑さんの名言の中に”「現実を認めたくない」自分がいて、「現実を受け入れろ」という自分もいる。現実を認めなければ、今を生きることができない”とあります。
現実を見てしまえば苦しくて逸らしたくなる。
現実を受け入れなければ前に進むことができない。
人間の人生には苦しい選択しかありません。
それが生きるという事であり、生かされるということです。
H様はお子さんの存在によって生かされるべき人。
お子さんがいることで、「子供がいるんだから」と責任を負うということではありません。
あなたが世界中のどこに行っても、H様を信頼し、守る存在はお子さんしかいないのです。
誰かを「信じよう」「生きよう」と頑張る必要はありません。
H様が誰かを求めるほど、心は苦しくなります。
心の変化は時間とともに修復されることもあれば、出会いによって起こることもあるのです。
あなたが無条件で愛することができるお子さん手放したらいけないことだけを心に留めておくだけで構いません。
今は、お子さんとゆっくり腰を下ろし、過去を見るのでなく、今だけを見ていきましょう。
過去も未来も今は考えなくていいのです。
今の時間をゆっくり過ごし、休む時として考え、それが生きることだと感じられるようになります。
K様へ「人の言葉に生かされるよりも、自分の心を守る手段を求めることを大切に」
夏目漱石の言葉に”人間の目的は生まれた本人が、本人自身のためにつくったものでなければならない”とあるのです。
K様は幼少期にご両親から植え付けられてしまった感情があり、大人になり幸福を感じた矢先に訪れた不幸を強く感じています。
K様が幸福を感じていたときには、あなた自身の心を優先していたはずです。
しかし、目の前が真っ暗になり、自分を否定されたときには、自身の心を失くしてしまいかけています。
K様がこの世に生まれてきた時点で、すべてはあなたの人生。
本来であれば誰にも邪魔される必要のないものです。
しかし、K様が行き着く先には想像を超える負が待ち受けていたことであなた自身の心が折れかかってしまいます。
誰かに助けを求めたくても、幼少期に植え付けられている支配から抜けきることができず、周囲の気持ちを優先してしまっているのです。
「彼がどう思うんだろう…」「私は捨てられるかもしれない」と感じてしまえば、手を伸ばしたくても直前で手を止めてしまうことがあります。
K様が苦しいと感じた時こそ、あなたの心を守る手段を考えましょう。
同居している家から抜け出すことだってできます。
旦那様と旅行に行き、あなたの心を守ることもできるのです。
人の気持ちばかりを優先してしまう優しい心を育ててしまったから、自分の幸せを望み切ることができなくなっています。
あなたには、あなたにしか感じられない幸福があるのです。
その気持ちは誰かと一緒でなければならないという事はありません。
それがあなたの個性であるから、心を守る手段を選択肢に入れてください。
感じ方を変えることは簡単にできません。
言われた言葉は自分の心に入ってきてしまうものだから、その先の行動がK様を守るものになるのです。
「私が」「私のために」ともっと欲張って生きるぐらいでも構わないぐらい、K様の心は優しくなりすぎています。
もっと自分を大切にする方法を選択肢に入れてみてください。
消えてしまいたいと思う心理
存在価値を探し求めている
消えてしまいたいと思う心理は、存在価値を探し求めていることで強く感じるようになります。
「私は必要とされてる?」「どうして生きているのかな」と自分自身の存在を常に考えてしまう人ほど、消えてしまいたいと感じやすいのです。
「私はいらないんだ」と感じてしまう出来事が訪れた時、自分は必要なかったんだ、ここにいても意味がないんだと自己完結します。
周囲をよく見ている人ほど、存在価値を探していることが多いのです。
自分の事よりも相手を大事にしようとするため、求められなくなれば終わりだと感じてしまいます。
他人が自分をどう評価しているのかを気にしすぎることによって、本来あなたが大事にしなければならないものを見失い、見つけ出せなくなるのです。
他人と自分を比べてしまう
他人と自分を比べることが、消えてしまいたいと思う心理に挙げられます。
「あの人はこんなにできているのに」「私には何もないかもしれない」と他人と自分を比べてしまう人が消えてしまいたいと考えやすいのです。
他人と自分を比べても、全てが同じように上手く進めていくことはできません。
人間には個々の能力があり、得意不得意が必ずあります。
同じスキルやレベルを求められても、到達するまでには必ず個人差が出てくるのです。
「なんで私はできないの」と感じる物事があっても、同じ相手に対してあなたの方が上手くできることは必ずあります。
視点を変えることができないほど、他人と自分を一つのことで比べてしまうため、「やっぱりダメなんだな」と自身の事を蔑んでしまうのです。
特にライバル意識を持つ相手や尊敬している人を前にすると感じやすい心理となります。
自分を否定する
消えてしまいたいと思う心理には、自分を否定してしまうことで「もう駄目なんだ」と感じやすくなるのです。
何か問題を抱え、上手く向かわなくなった時、一番に自分を否定する人がいます。
本当は自分が悪くないことは分かっているのに、色々なことを考え、ネガティブな思考に向かわせることがあるのです。
「私だから」「関わらなければよかったんだ」と否定することで、他人を守ろうとしています。
自分自身のことは否定しても自分が苦しいだけだからと、相手の事を絶対的に守ろうと無意識に心を動かしているのです。
自分のコンプレックスや出来ないことは物事が上手くいかないときにこそ、頭に思い浮かび「私だからだ…」と自身を全否定しようとします。
これまでの人生の中でも何度も繰り返している考え方であるため、なかなか抜け出すことができない考え方です。
否定することを望んでいるわけではなく、自分の物事の解決方法として得たやり方としてなります。
消えてしまいたいと思う心がアナタに本当は教えてくれる事
休んでもいいことを心が訴えかけている
消えてしまいたいと思う心がアナタに本当は教えてくれる事は、休んでもいいことを訴えかけているのです。
消えてしまいたいと心が悲鳴を上げている時は、あなたが疲れ切っている時でもあります。
これ以上の容量が自分の心にはない事で、「無理だな…」「消えたいな…」と感じ始めるのです。
心が悲鳴を上げている時には、休むことをしてほしいと訴えかけている大事なメッセージ。
考えれば考えるほど「消えてしまいたい」と思いを強くするのは、もうあなたの心が疲れている証拠です。
少しの間だけでも一人でゆっくりする時間を取り、物事を考えないようにすることも大切な行いになります。
不安は心に余裕がなくなってきている時こそ、重く圧し掛かり這い上がる目途が立てられないほど苦しくなるのです。
消えてしまいたいと感じた時には、「疲れているから少し休もうかな」と切り替えることがあなたを守る大切な方法だと言えます。
頑張ることを諦めてもいいという事
頑張ることを諦めてもいいという事が、 消えてしまいたいと思う心がアナタに本当は教えてくれているのです。
頑張り続けてきて、手を抜くことなく走り続けてきた過去があるから、消えてしまいたいと感じます。
それは、頑張ることが当たり前だと思い、それ以外の考え方をしてきて来なかったことでもあるのです。
物事の考え方一つでも、「誰かの為になるなら」と、いつも全力投球。
消えてしまいたいと心が訴えかけてきたときには、頑張ることを手放している状況です。
頑張ることも大切ですが、息を抜くことも大事にしなければなりません。
頑張ることは自分を追い込み続けていることです。
人は、いくら頑張りたい物事が目の前にあっても常にその気持ちを抱き続けることができない事の方が多くあります。
「今は頑張らなくていいや」と思う気持ちを持つことができれば、心が軽くなってくるのです。
一人で抱え込む必要はない
消えてしまいたいと思う心がアナタに本当は教えてくれる事は、一人で抱え込む必要がないことを伝えています。
消えてしまいたいと心から本気で思った時、必ず誰かのことは頭に浮かんでくるものです。
自分の事だけを考えていないからこそ、身近な人のことを思い浮かべます。
それは、あなたが本当は求めたい相手。
しかし、求めることができないのは、心が疲れ切っているから手を出すことができていないのです。
消えてしまいたいと思った時こそ、「一人ではないのかな」「一人で抱える必要はないのかな」と思うようになることで、心が一気に軽くなり、あなた自身が一番求めていることでもあります。
一人で抱えようとした時には、必ず心が限界を感じるのです。
心が訴えてきている、「一人じゃない」という思いを大事にしましょう。
消えてしまいたい時の対処法
逃げることは心を整える
消えてしまいたい時の対処法は、逃げることで心が整えられます。
あなたの心が負の感情で一杯になっている時には、その場にずっといることで物事は動いていないのに、動いていると錯覚を起こすのです。
一度、逃げることをしてみましょう。
遠くに行く必要はありません。
今感じている自分のせいにしていることを、誰かのせいにしてみることも逃げていること。
あなたが抱いてきた感情を吐き出し、物事の原因を誰かに擦り付けることができれば、心を整えることができます。
本当にあなただけが悪いことはそうありません。
責任感が強く、一人で抱え込もうとする人ほど、「消えてしまいたい」と思いやすいのです。
他人に一度物事の責任転嫁を行い、あなたの心を解放してください。
思いがけないほどの心の軽さを感じることができるのです。
消えたいと思う原因を書き出す
消えたいと思う原因を書き出すことが、「消えてしまいたい」と思った時の対処法に挙げられます。
消えたいと心で強く思っている時には、あなたが誰にも心の内を吐き出せていないことの方が多くあるのです。
一人で抱え込む方が楽だから、周りの事を気にしなくてもいいからと自分だけで抱え込んでしまいます。
心に余裕がない時には、あなたが消えてしまいたいと感じた原因となる物事を思うままに書き出してください。
何が起こって、あなたがどう感じたのか、そして今何を思っているのか。
素直に起こった出来事を書き出すことは、あなたの心が悪いことで一杯の状態から少しずつ抜け出します。
溜め込んでいる思いが募っているからこそ、書き出して素直な思いを吐き出すようにしてください。
心が解放されるだけでなく、どんどん思いが溢れてくるため、「もういいや」と感じられるほどの効果があります。
運動をして汗をかく
消えてしまいたいと思った時の対処法は、運動をして汗をかくことです。
「運動する気になんてなれない」と感じる人もいます。
しかし、心に抱えた感情で苦しんでいる時には、日常にない事を行うことでスッキリすることができるのです。
運動すると、息が上がり、自然と呼吸を整えるために深呼吸を行います。
深呼吸は心の煮詰まった感情を溶かし出すには、思っている以上の効果を発揮するのです。
運動を行い、汗をかくことは、自分が今生きていることを実感できます。
汗は、自分の体を激しく動かさなければ気持ちの良い汗にはなりません。
気持ちの良い汗をかくことで心をリフレッシュでき、留まっていた感情を吐き出すことができるようになります。
また、運動をしている時には、自分の中にあるエネルギーを使うため、より体内を循環させることができ、負の感情を吐き出すことができるのです。
僧念師匠のワンポイントアドバイス
人生に疲れたり、何か上手くいかなかったりする事があった時に、「消えてしまいたい」と思うことはあります。
人間は生きているだけで、幸福を求めるのです。
自ら不幸を求め、向かっていこうとする人はいません。
辛いからこそ、生きている実感を持てることで乗り越えることができる場合もあるのです。
しかし、消えてしまいたいと感じている時には、なかなか他の人の言葉を聞くことも、新たなことに目を向けることも出来なくなっていることの方が多くあります。
あなたが感じている感情は、自分の為だと感じているからこそ、辛いものになるのです。
「誰かのために私が頑張ろうとしてたんだ」と考え方を変え、思い悩む事を減らすことも大切な行いになります。