サンスクリット語「Prema」とはどんな愛の形?詳しい意味やその他の愛との違い
占い師 聖子
占い師 聖子
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“Prema”はサンスクリット語で、無条件の愛や神聖な愛、そして与える愛を意味する言葉です。

サンスクリット語には、他にも「愛」を意味する言葉がいくつかありますが、それらの言葉はすべて同じ愛を示しているのではなく、それぞれ違う愛の意味を持っているとされています。

そこで今回は、“Prema”を中心にサンスクリット語の愛を意味する言葉をPremaとの違いを含めて説明していきましょう。

さらに、Premaを日常的に実践する方法についても併せて説明していくので、Premaという言葉を知り気になっている人や、実践することで至高の愛を手に入れたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

 

サンスクリット語の「Prema(プレマ)」とはどういう意味?

サンスクリット語の「Prema(プレマ)」とはどういう意味?

「prema」はサンスクリット語で、愛を示す言葉とされています。

英語では、「Prima(プリマ)」と発音されることもありますが、基本的には「Prema(プレマ)」です。

まずはこの「Prema」がどのような愛を示しているのかについて説明していきたいと思います。

サンスクリット語の「Prema(プレマ)」とはどういう意味?

 

無条件の至高の愛

prema自体は、「愛」を意味する言葉となりますが、特にpremaの場合には“無条件の”や“至高の”という言葉とともに使われることが多く、“無条件の至高の愛”という意味を持っている言葉として認識されています。

愛することに対する見返りを求めることがない、無条件の愛情を相手に与えることこそがpremaであるとされており、ただ純粋に相手のことを大切に思い、すべての存在を愛で包むことが、“prema”なのです。

大きく神聖な愛

大きく神聖な愛

premaには、“大きく神聖な愛”という意味もあります。

大きく…というのは、この世界に生きているものすべてに対して向けられる愛という意味を持っており、その対象は決して人だけではなく、動物も含まれると考えられるでしょう。

さらに、神様などの高次な存在への愛、または、高次な存在から与えられる愛という意味も含まれており、その愛の意味は多岐にわたるともいえます。

個人的な愛情を超えた、永久に変わることがない強く神聖な愛がPremaなのです。

利他的な与える愛

自分の利益を優先することを“利己的”といいますが、Premaはその反対の意味である“利他的な愛”という意味を持っています。

“利他的”とは、自分を犠牲にしてでも自分以外の存在の幸せや利益を優先させるという、自己犠牲的な考えのひとつです。

見返りを求めることなく困っている人を助けたり、必要としているものを与えたりすることができる感情もひとつの愛であり、その愛の形こそがPremaだと考えることができます。

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サンスクリット語のその他の愛と「Prema」の違い

サンスクリット語のその他の愛と「Prema」の違い

“Prema”はサンスクリット語であり、“愛”を意味する言葉です。

しかし、実はサンスクリット語にはPremaの他にも“愛”を意味する言葉がいくつか存在しているのです。

ここでは、Prema以外のサンスクリット語の“愛”を意味する言葉の意味やPremaとの意味の違いを説明していきたいと思います。

サンスクリット語のその他の愛と「Prema」の違い

 

Kama(カーマ)との違い

サンスクリット語の“Kama”は“カーマ”と読み、ヒンドゥー教においては“性愛”や“愛欲”を意味するとされています。

精神的で広い範囲へ与えられる愛を意味しているPremaと比べると、Kamaの場合には肉体的な愛や、範囲が定められた限定的な愛という意味合いが強くなるため、正反対の存在であると考えることができるでしょう。

自身の損得勘定を抜きにしたPremaと比較しても、自らが肉体的に得る快楽を重視している部分も大きな違いであると捉えられます。

Trishna(トゥリシュナー)との違い

Trishna(トゥリシュナー)との違い

“Trishna”は“トゥリシュナー”と読み、サンスクリット語で“渇き”や“むさぼる”という意味を持っています。

また、“執着”という意味も持っており、この意味からもPremaとはまったく違う意味を持っているということが分かるのではないでしょうか。

献身的な愛を意味するPremaに対し、Trishnaは自己中心的な愛を意味しているといっても良いでしょう。

そして、純粋で美しい愛とは少し毛色の違う、相手への執着や依存が色濃く出ている愛を意味していると捉えることもできるのです。

Maitrī(マイトリー)との違い

“Maitrī”はサンスクリット語であり、和訳すると“友情”や“善意”、または“慈しみ”の意味を持っています。

Premaと比べると、若干似ているような気もするかもしれません。

Maitriは、Premaと比べると少し神聖さがなくなり、親しみやすい意味を持っていると捉えることができるでしょう。

友達を心配する、友達の幸せを祈るなど、友情や善意がメインとなっている愛であり、相手を包み込むような愛ではなく、相手の隣でそっと支えるような優しく小さな愛をイメージすると分かりやすいかもしれません。

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藤井風のアルバム「Prema」に込められた意味

藤井風のアルバム「Prema」に込められた意味

独特な作曲センスと高い歌唱力を持つ岡山県出身のシンガーソングライター、藤井風さん。

彼が2025年9月5日にリリースしたアルバムのタイトルがずばり“Prema”です。

藤井風さんの音楽に対する愛を始まりとし、Premaが意味する広い範囲での愛、神聖な愛が詰まったアルバムとなっています。

アルバムタイトルを冠した曲、“Prema”では、藤井風さんが愛をどのように捉えているのかだけではなく、神という存在をどう考えているのかという芯の部分を知ることができる歌詞となっています。

全英詞となっているため、引用部分は和訳となっていますが、歌詞のすみずみに渡り、藤井風さんが抱いている音楽への愛、神との繋がりを感じとることができます。

“愛”を感じられるPremaの歌詞
  • Prema
    プレマ
    Don’t u know that u are love itself
    あなたは愛そのものだって知らないの?
    You are love itself
    あなたは愛そのものなんだよ
  • Filling my heart with your affection
    あなたの愛情で僕の心を満たす
    Being your best friend is my devotion
    あなたの親友でいることが、僕なりの愛なんだ
  • Follow my tender heart and I'll win
    僕の優しい心を信じてくれれば、きっとうまくいく
    No matter what pain I am in
    どんなに苦しくても
    With all your blessings I'll arise
    あなたの祝福で、僕は立ち上がる
    Open up my third eye
    僕の第三の目を開いて

 

サンスクリットの「Prema」の使い方

サンスクリットの「Prema」の使い方

サンスクリット語のPremaは、ヒンドゥー教や仏教の古典語として聖典や哲学で用いられています。

その際には、「すべての存在に向けられる大いなる愛」や、「相手をコントロールすることがない事由でおおらかな愛」といった意味合いで使われることがほとんどです。

主に宗教において、また、その流れから生まれたヨガや哲学の中でPremaという言葉を使われることが多いとされています。

自分の損得勘定を無視してただひたすらに相手に愛情を与えることや、神様から人類、または地球上に生けるものに対して与えられる無償の愛を表現する際には、Premaという言葉が使われるのです。

「Prema」の愛を実践する3つのコツ

「Prema」の愛を実践する3つのコツ

Premaについてここまでその意味やどのような愛を示しているのかについて説明してきましたが、ではそのPremaが意味する愛を実践するにはどのようにすれば良いのでしょうか。

ここでは、Premaを実践するための3つのコツについて紹介していきたいと思います。

「Prema」の愛を実践する3つのコツ

 

相手をコントロールしようとしない

Premaにはそもそも相手をコントロールしない愛という意味があります。

Premaを実践するためには、その意味のとおり、相手をコントロールしようと考えないことが第一だと捉えることが必要なんです。

相手がどのように変化しても、それを自分が止めようとしない。

相手がどうなっても常に変わらぬ愛情を相手に抱き続けようと心がけることで、自然とPremaの実践へと繋がっていくこととなります。

自分の中にある愛に気づく

自分の中にある愛に気づく

自分自身を見つめ直すことも、Premaの実践に繋がるとされています。

ヨガや瞑想など、自分の本質を見つめることができる方法をもって、自分を見つめ直すことが必要とされる理由は、ずばり“自分の中に存在している愛”に気づくことができるからです。

最初からPremaに沿った愛を誰もが持てているわけではありません。

だからこそ、今自分が抱いている愛はどのような種類の愛なのかを知る必要があるのだと考えてください。

自分の持っている愛に気づける瞑想の方法はこちらで確認してください。

身の回りにある物に感謝する

自分の中に存在している愛に気づくことができると、自然と周囲に感謝の気持ちを抱くことができるようになっていきます。

それは人だけでなく、物に対しても同じです。

損得勘定なしのPremaの愛は、自分にとって役に立つ・立たないも飛び越えて、そばにあるもの、いてくれる人に対して抱くことができます。

まずはその感謝の気持ちを常に感じることができるよう、「ありがとう」という気持ちを抱くこと、抱いた気持ちを言葉にすることを意識して生活してみると良いでしょう。

占い師CRISSのワンポイントアドバイス「Premaが教えてくれる至高の愛を目指そう」

CRISS
Premaが教えてくれるのは、至高の愛といっても良いわ。

自己犠牲の愛でもあり、無償の愛でもある、そして広い範囲に抱くことができる愛でもあるなど、その意味が多岐にわたるからこそ、Premaを理解することはなかなか難しいかもしれないわね。

でも、損得勘定を抜きにして相手の幸せを願うことは、Premaの意味を理解すれば自然にできるようになっていくはずよ。

Premaが教えてくれる至高の愛を目指すためには自分にできることから実践していくことがおすすめだわ。

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