タロット占いで教皇のカードを引いた時に、いったいどんな意味を持っているのか、知りたいという方は多いと思います。
特に相手の気持ちをあらわす位置や恋愛占いでこのカードが出てきた場合、相手はどういう気持ちで、恋愛ではどんな事が起こるのでしょうか?
また、タロットカードは正位置か逆位置かによっても意味が変わり、複雑な読み方をすることができます。
占い師にリーディングしてもらう時に、自分も意味がわかっていると、占い結果への理解が深まります。
そこで今回は、タロット占いで教皇のカードを引いた時の意味や相手の気持ち、恋愛面の意味、そして未来で起こることを順に解説いたします。
それでは、教皇のカードが持つ意味を見ていきましょう。
目次
タロットカード教皇の絵柄の説明【教皇の人物像とは?】
「法王」のカードは、宗教的統治者である法王が神からの啓示を受け、堂々とした雰囲気で神を信じる人々に教えを伝えている様子が描かれています。
背景の黄金のアーチは神の世界と人間の世界を区切る境界線で、その背景に広がる灰色は神の世界を示しています。法王の頭には神から託された権威の象徴である冠を被り、神を模した豪華な衣装をまとい、頭の上には神の世界につながる扉の鍵があり、神からの権能を授かっていることが表わされます。
彼の足元にいる信者たちは法王の言葉に熱心に耳を傾けています。「法王」は世の中の秩序や常識、倫理観を表し、視野の広さや公平性、知識を教える使命、揺るぎない信仰心を示唆しています。
何かを新しく始めるというよりは、これまで大切にされてきた伝統を守ることや、後の世代に伝えていくこと、人々の精神的な支えとしてのリーダーとしての役割が求められています。
教皇の意味
教皇正位置の意味
立派な緋色の衣に身を包み、清らかな顔立ちをした教皇が説教をしています。
沢山の神の信奉者たちが神の祝福を得ようと集まり、教皇の説法を真剣に聞き入っています。
神の崇高な意思を伝える教皇は、少しでも多くの人々を神の道へ導く為、神を信じる全ての人に門戸を開いています。
そんな教皇の正位置が意味するのは、「教え導く言葉」です。
教皇が神の信奉者たちに別け隔てなく教えを説いているように、このカードが出てきたら、話を聞いてくれる人に積極的に自分の考えを広めれば、多くの賛同を得るという暗示です。
あなたの考えていることは周囲の人達を感化し、沢山の賛同者を生みます。
その賛同者たちが集まり、あなたは広く認められるだろうという、ポジティブな意味を持っています。
また、客観的な視点を持ち、今の自分が置かれている状況を見つめながら焦らずに落ち着いて行動すること、広い視座を持ち、心にゆとりを感じることで、自分が進むべき目的や目標をはっきりと見出すことができるようになります。
人とのつながりが大切で、周りの意見や考えを受け入れ、認めていくことでさらにステップアップすることができるようになります。
教皇逆位置の意味
豪華過ぎる衣装に身を包み、欲の塊のような心を必至に仮面の表情に隠したエセ教皇が、説教の真似事をしています。
神の崇高な代弁者を騙るエセ教皇は、少しでも人々から金を巻き上げようと、巧みな話術で嘘八百を並べ立てます。
しかし、目の前の神の信奉者たちは、どうやら目の前の怪しげな男は、的はずれな事を言って自分達を騙そうとしているようだと、感づきだした様子。
そんな教皇の逆位置が意味するのは、「扇動に対する不信」です。
逆位置で出てきた教皇が、邪な心で的はずれなことを言って人を騙そうとするように、このカードが出てきたら、人から到底認められないような言動をする暗示です。
口先だけで中身のない言葉を並べ立てれば、気づかれて信頼を失う恐れがあります。
あなたの言動は間違いだらけで、人から認められるだけの根拠も誠意もないと感じさせる、ネガティブな意味を持っています。
また、あらゆる周りの状況に惑わされ、気持ちが乱れてしまい、視野が狭くなってしまうこともあります。
他者を心から信用することができず、状況を悲観的に考えてしまうことで余計な不安や問題を作り出してしまうことや、問題の本質を見極めることができずに、不安定な状況や精神状態が続いてしまい、あらゆる状況がさらに混乱してしまう可能性もあります。
教皇の相手の気持ち
教皇正位置の相手の気持ち
相手の気持ちをあらわす位置に教皇の正位置が出てくると、自分の考えをあなたに認めてもらい、賛同を得る為に、積極的に人間関係を結びたいと相手が感じていることをあらわします。
まさに相手は「教え導く言葉」を用いてあなたを感化し、良い道へ導こうとしています。
人間関係も、教皇と信徒、教師と生徒といった、あなたに教えを授けるような上下関係のある間柄でいたいと感じています。
そんな真剣な使命感を感じさせる、ポジティブな感情を読み取ることができます。
教皇逆位置の相手の気持ち
相手の気持ちをあらわす位置に教皇の逆位置が出てくると、相手は自分の不道徳や邪な考えをあなたに植え付け、味方につけるために積極的に人間関係を結びたいと感じていることをあらわします。
あるいは、相手はあなたに間違いだらけの嘘八百を教え、騙そうとしている恐れがあります。
相手はあなたが「扇動に対する不信」を感じないよう、注意深く近づきたい。
とそのタイミングを伺っています。
その人間関係は、もっぱら相手の考えを丸呑みするような、不平等なものとなります。
あるいは、相手自身は本当のことだと信じていたとしても、あなたや世間からは到底理解を得られない持論を展開しようと、相手は考えています。
しかし、結果的に「扇動に対する不信」を招いて建設的な人間関係は築けないでしょう。
そんなあなたにとって損な結果を予感させる、ネガティブな感情を読み取ることができます。
教皇の恋愛面の意味
教皇正位置の恋愛面の意味
教皇の正位置が恋愛占いで出てくると、その恋は周囲から祝福され、認められる幸せなお付き合いになる可能性があることを意味します。
例えば結婚を前提としたお付き合いや、目上の人からの紹介やお見合いなど、他者から正式に認められているため、安心してお付き合いができるでしょう。
また、お互いを認め、尊敬し合うような間柄となります。
周囲から反対される心配はなく、また反対があっても認められるお付き合いになるので、安心して進めるように、とタロットカードは伝えています。
教皇逆位置の恋愛面の意味
教皇の逆位置が恋愛占いで出てくると、その恋は周囲から大反対される、困難を伴うお付き合いになる可能性を秘めていることを意味します。
世間から認められない不倫や略奪愛、倫理的に認められないような恋となり、場合によっては周囲の親しい人から別れるよう妨害される可能性も。
誰からも祝福されることなく、2人だけで成立する世界となります。
あるいは、互いに認め合うことのできない、絆の薄い間柄となる可能性もあります。
この恋愛には波乱含みの展開が待ち受けている恐れがあることを肝に銘じ、それでも恋愛を続けるのか考えて見るようにと、タロットカードは伝えています。
タロットカード教皇を引いた時の恋愛の関係別のリーディングの仕方
おつきあいしている彼の現状や気持ち【正位置】
激しい愛情の期間はすでに過ぎ去り、穏やかな気持ちでいます。あなたに対して深い信頼を感じていて、どんなことがあっても二人が離れることはないという安心感を持っていて、またもし自分が間違っていたとしてもあなたが正しい方向に導いてくれると信じています。
あなたと一緒にいることで精神的な充足や安心を得ることができ、またあなたがあらゆる世界を見せてくれることに喜びを感じています。
おつきあいしている彼の現状や気持ち【逆位置】
少しあなたとの関係にマンネリを感じていたり、面白みがないと感じてるかもしれません。あなたとの価値観が異なっていて、意見が違うときにはまるで自分が批判されていると感じたり、やることなすことにあなたが反論しているように感じていて、口うるさく自分の自由を奪うように思っています。
今後、二人の関係がより良い進展をするのは少し難しいでしょう。
片思いしている彼の現状や今の気持ち【正位置】
あなたに良い印象を持っていて、とても誠実で知的で自分に合う相手だと認識していますが、現在の時点でははっきりとした恋愛感情とは言い切れない部分もあります。恋愛よりも人間的な信頼関係や友情という側面が強くあります。
彼からのアプローチを待つだけでは何も進展は期待できないかもしれませんが、計画を立てて関係を進展させれば恋人関係になることも夢ではありません。
片思いしている彼の現状や今の気持ち【逆位置】
現在の時点では彼は特別にあなたのことを意識していないでしょう。単なる異性の友人の一人という認識ですが、もともと恋愛すること自体に興味が少なかったり、また恋愛経験が乏しいために好意を持っていたとしても自覚するのに時間がかかってしまいます。
あなたからアプローチしてもそれが裏目に出てしまう可能性が高いので、無理をして失敗するよりも何もしない方が無難でしょう。
復縁したい彼の現状や今の気持ち【正位置】
今でもあなたのことを思いやり、幸せになることを願っています。あなたのことを思い出さない日はないのですが、自分から復縁する行動力には至らないかもしれません。
心ではあなたとの復縁を望んでいたとしても、彼の優しさがそれを拒んでしまう傾向が見受けられます。復縁を望むでのあれば、あなたからそのきっかけを作り、まずは恋愛関係になるよりも友情を形成し、信頼関係を強めるといいでしょう。
復縁したい彼の現状や今の気持ち【逆位置】
マイナスの感情をあなたとの恋愛に持っています。思い出はケンカや別れの場面を思い出すことが多く、思い出しては嫌な気持ちを反芻しています。
一度失った信頼を取り戻すことは難しく、自分が傷ついたことだけが中心になってしまうので、復縁を示唆してきたときには逆にあなたを傷つけたいという気持ちさえ持っているかもしれません。
不倫相手の彼の現状や今の気持ち【正位置】
社会的な常識やモラルをわきまえているので、不倫そのもの自体が実は無縁のような人ですが、あなたとこのような関係になってしまったのはそれだけあなたへの気持ちが本物だという証拠です。
しかし、今のままではいけないということも考えていて、不倫ではない新しい関係になることはできないか模索していることもありますが、あなたを求める気持ちや愛情の火は消すことはできません。
不倫相手の彼の現状や今の気持ち【逆位置】
あなたさえ良ければ、ずっとこの関係でいたいと考えています。しかし現在の結婚関係は解消することは考えていません。これはこれ、それはそれという割り切りができることや、あなたには特別な感情を抱いていないと自分で言い聞かせることで、深入りしないようにしています。
また「別れるつもりはない」とあなたに言い、今のままの関係でいることを納得させようとしていることもあります。
教皇の「仕事」での意味
教皇正位置の「仕事」での意味
あなたにとって非常に居心地がよく、ふさわしい仕事環境を得られたり、職場の人間関係も円滑で風通しがよく、余すところなく実力を発揮できるような環境が整えられています。
また人からの信頼も上がるので、いまのポジションよりも高い位置で活躍することもあります。
あなたの仕事術やスタイルが評価されてのことなので奥することなく自分らしく取り組むことこそが仕事の改革にもつながり、仕事全体に良い影響をもたらすことができます。
活躍次第ではその仕事の顔になることもでき、さらに広いステージで活躍したり、活動の場を広げることも夢ではありません。
理想などは高ければ高い方が周りも自分もより活発になるので、目標は少し高めに設定するといいでしょう。
教皇逆位置の「仕事」での意味
視野が狭くなり、自分なりの考えに固執し、人からの助言を受け入れることができません。
このような状態になってしまうと頑張っても結果を見出すことができずに苛立ちが募り、感情的になりやすくなります。
その姿を人が見ると、失望感を植え付けてしまうことになるでしょう。
またあなたに対して意見を述べる人に対しては話の内容をきちんと聞かずに、モノを言っただけで「敵」とみなしてしまう傾向もあり、理性的、論理的に話をすることができません。
あらゆる面での見直しが必要で、これまでのやり方そのものを大きく変えなければなりませんが、自分自身が頑なになってしまっているのでそれを受け入れることができずに失墜へと向かう可能性があります。
教皇の「結婚」での意味
教皇正位置の「結婚」での意味
心に余裕があり、客観的な視点で結婚を見つめることができています。
もし今結婚を考えているのであれば、それは間違った判断ではありません。
むしろ非常に結婚に適している時期なので、結婚式の日取りを考えたり、2人の未来の生活に関して現実的に物事を進めていくことができます。
また愛情に関しても相手への配慮や思いやりを持ちながらも、自分自身を大切にすることができるので、良い形で相手に与えることができ、そのバランスも良い状態です。
またお見合い結婚にもご縁があります。
特に縁談などがあれば積極的になると、自分の思っていたお見合いのイメージをいい意味で打ち崩してくれるような素晴らしいお相手と出会う可能性があり、トントン拍子で進んでいきます。
教皇逆位置の「結婚」での意味
結婚に対して焦りの気持ちが強くなり、周りの意見を受け入れること、あるいは相手の気持ちを受け入れる包容力が欠如しています。
「何がなんでも結婚しなければ」という意識が、あなた自身の心を頑なにし、頑固さを生み出してしまっているようです。
また少しでも自分の意見をいう人がいれば「敵」とみなし、人間関係の絆をも断ち切ってしまうような強さを持っています。
そのために大切な友人や家族を傷つけてしまう場合もあります。
あなたとしては「なぜわかってくれないの」という気持ちですが、非常にそれはヒステリックで自己中心性があるということを全く気づくことができません。
たとえ結婚の話が進んだとしてもその先はあらゆる問題があり、破談に追い込まれる可能性も高いでしょう。
教皇の「人間関係」での意味
教皇正位置の「人間関係」での意味
協調性と公平さが高く評価され、周りから望まれてリーダー的な存在になる可能性が高いでしょう。
これまでの実績や実力、人間性などの総合的なレベルで判断されているので、喜んでそれを享受すべき時がきています。
「まだまだ自分にはふさわしくない」と謙虚になる必要はありません。
また周囲のトラブルなどがあれば、率先して対立関係にある人々の間に入り、公正さをもとにして解決へ向けて尽力することもありそうです。
双方はあなたの話だったら聞くという姿勢を示すので、責任は重いですが、とてもやりがいを感じることもあります。
あらゆる面であなたのカリスマ性が光り輝き、時代にふさわしい新しい風として先陣を切っていく働きに召し出されるでしょう。
教皇逆位置の「人間関係」での意味
約束してもそれを守ることができず、有言不実行な人としての印象を強めます。
言葉では何かと上手いことをいうものの行動が伴わずに、期日を守ることもできないとなると一気にイメージダウンにつながってしまいます。
そして一度信用を失うとそれを回復するのには長い時間がかかり、自然とあなたの元を離れていく人も出てくるでしょう。
また素直な人柄が逆に利用される場合もあります。
何かうまい話があるとそれに乗ってしまうことで詐欺似合うことや、お金などを貸した場合は持ち逃げされる恐れもあります。
さらにあまり自分の意見を言わない傾向がある場合は、仲間外れやいじめなどにあいやすく、悲しい思いをすることもありそうです。
教皇の「健康」での意味
教皇正位置の「健康」での意味
心の安らぎを実感できる時です。
これまでは不安な気持ちなどを抱えていて、自分らしくいることが難しかったかもしれませんが、ようやく物事に解決の兆しが見え始め、ひと段落することができるでしょう。
これまでの苦労がはっきりとした形で報われるので、精神的には非常に良い状態をキープすることができます。
また肉体面でもこれまでの不調が回復していく傾向にあります。
病気や怪我なども早い回復を見込めたり、その症状のプロフェッショナルのお医者さんに出会うこともできるので大きな心配はありません。
一時的にストレスを感じるときもありますが、自分なりのストレス解消法を見つけ、実行していれば、大抵のものは乗り越えることができます。
教皇逆位置の「健康」での意味
メンタル面でかなりアップダウンが激しくなります。
ストレスを感じるとそこからマイナスの感情が生まれやすくなり、食生活や睡眠に影響をもたらすこともありそうです。
強い緊張感を経験することで体調に大きな影響を与え、それが持続的に続くことが示唆されています。
あまりにも長期に続くとそこから慢性疾患にもつながる恐れがあるので、ストレスの原因を探り、場合によっては専門家の手を借りることをしながら乗り越えていくことを大切にしてください。
また病院では誤診されてしまう可能性があるので、セカンドオピニオンを検討するなど、初診だけの見立てで判断しないことが大切です。
何事も早期発見であれば問題はありませんので心配しすぎずに。
教皇の「金運」での意味
教皇正位置の「金運」での意味
与えた何かがリターンとなってあなたに返ってくるでしょう。
それは貸したお金の場合もありますが、違う形で何かをいただくこともあります。
思いがけないプレゼントや報酬など予想しなかったところから受け取ることが暗示されています。
感謝の気持ちを忘れずに、さらにその一部をだれかのために使うことをすれば、再度回り回って他のところからのリターンに期待できます。
法王のカードは慈悲の心を表していますので、利益を少し自分以外のところに回すことで大きな幸運を手にすることができます。
また欲しいものがあれば、とてもいい条件でそれを手に入れることができます。
またとないチャンスと感じれば、すぐに手に入れると非常に良い買い物ができます。
教皇逆位置の「金運」での意味
金銭関係のトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
特に貸したお金を持ち逃げされてしまう場合や詐欺などにあいやすい傾向があり、お金のトラブルが縁の切れ目になってしまうことも。
また自分の不注意で高価なものを失くしてしまったり、壊してしまうことで損害を被らなければならない場合もあります。
特に貴重品などを失くしてしまうと自分の手元に戻ってくる可能性がとても低いので気をつけなければなりません。
しっかりと自分自身の行動を管理するということを大切にしてください。
特に焦りの気持ちがあるときにはうっかりなくし物をしてしまうので、まずは落ち着いて行動することを心がけるといいでしょう。
教皇の未来で起こる事
教皇正位置の未来で起こる事
教皇の正位置が未来をあらわす位置に出てくると、積極的に自分の考えを広めることで、多くの賛同を得ることができ、周囲から信頼され権威を得ることをあらわします。
今、誰からも認められず、味方がいない人は、多くの味方を得て信頼されるようになります。
また、会社などの組織の中で指導的立場にいる人なら、このカードが出てきたら、誠意をもって部下に仕事を教えれば、部下はどんどん吸収し、成長してくれることをあらわします。
真面目に誠意を持って伝えたことは、相手にあなたの誠意と共に伝わり、良い結果をもたらします。
「教え導く言葉」を積極的に発信しましょう。
その結果、ポジティブな未来が待っていると、タロットカードは伝えています。
教皇逆位置の未来で起こる事
教皇の逆位置が未来をあらわす位置に出てくると、人から認められないような言動をして信頼を失ってしまうかもしれない、という暗示です。
あなたが信じているかどうかにかかわらず、誤った知識を触れ回ってしまい、嘘つきだと陰で言われる恐れがあります。
今、誰にも自分の考えが認められず、味方がいない人は、人から理解を得ようとする前に、まずは話題の信憑性をきちんと調べる必要があります。
また、会社などの組織の中で指導的立場にいる人なら、このカードが出てきたら、部下の仕事の飲み込みが悪く、部下との信頼関係を築くのも難しいことを示しています。
部下のモチベーションが下がっていることはもちろんですが、あなたの指導方法も誠意を持って良い教え方ができているのかどうか、振り返る必要がありそうです。
あなたが自分で信憑性を確かめてから発信しないと、名声や権威、信頼を一瞬にして失う事になります。
結果として、ネガティブな未来が待っていると、タロットカードは伝えています。
占い師 聖子のワンポイントアドバイス
まとめ
教皇のカードは、「教え導く言葉」を意味しており、人を良い方向へ導く為に、あなたの考えや知識を積極的に伝え広めるようにという、ポジティブな行動を促しています。
自分の思いを口には出さないタイプの人も、積極的に発信していきましょう。
きっと良い結果が待っています。
しかし、教皇が逆位置で出てしまうと、「扇動に対する不信」を意味し、人から到底認められない言動をしてしまうかもしれない、と警鐘を鳴らします。
口先だけで中身のない言葉を並べ立てれば、気づかれて信頼を失う恐れがあります。
自分は常に正しい教えを広めているという思い込みを捨て、信憑性のある言葉を伝えることができているのか、考えてみてください。
いずれにしろ、タロット占いで教皇が出てきたら、そのテーマに対して認められるか認められないかが焦点となっていると伝えています。
言葉を発信するか否かを決める参考にしてみてください。