十三夜の意味と由来|十五夜との違いとおすすめの食べ物&秋の夜長におすすめのアート
占い師 聖子
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十三夜って何?

十五夜は有名だけれど、十三夜については知らないという人も多いのではないでしょうか。

昔の人々は夜空に浮かぶ月を見て楽しんでいました。

満月だけでなく少し欠けた付にも美しさを見出していたのです。

さまざまな娯楽の増えた今、私たちは夜空を見上げてじっくりと月を見るということも亡くなってしまったかもしれません。

ですが、そんな現代だからこそ月を見上げる心の余裕を持ちたいものです。

この記事では十三夜の意味や由来、十五夜との違い、十三夜と日本人の美学について解説していきます。

さらに十三夜に食べたい食べ物、十三夜にまつわるアートについてもご紹介していきます。

十三夜についての知識を深め、もっと月を楽しめるようになっていきましょう。

目次

十三夜とは?由来&2023年はいつ?

十三夜の日付は毎年変わる!2023年は10月27日


十三夜は秋の収穫に感謝をしながら、月を愛でるという日本独特の風習です。

十三夜は旧暦の9月13日から14日にかけての夜のことです。

旧暦は毎月新月から数え始めるので、十三夜は新月から13日目の夜ということになります。

月の満ち欠けでいうと新月から数えて15日目頃が満月で、十三夜は13日目の少し満月には足りない月となります。

十三夜は旧暦の日付で定められた行事なので、新暦では毎年同じ日にくるわけではありません。

2021年の十三夜は10月18日(月)です。

毎年違う日になる十三夜ですが、年によっては二回あることも。

太陰暦と太陽暦がズレるのを防ぐために閏月が入れられることがあります。

その閏9月が9月と10月の間に入れられる場合、十三夜は二回訪れるのです。

二回目のことを「後の十三夜」と言い、その年は二回の十三夜を楽しめることになります。

2023年以降の十三夜の日付は次の通りです。

2023年10月27日(金)
2024年10月15日(火)
2025年11月2日(日)

見事にバラバラで、十三夜が毎年同じ日には来ないことが分かりますね。

十三夜の少し前にある十五夜の頃は台風シーズンで月が見られないことも多いのですが、十三夜の頃になると天候は安定しています。

「十三夜に曇りなし」と言われるほど、十三夜は絶好の月見日和となります。

十三夜は現代に生きる私たちにとってそれほどメジャーではないかもしれませんが、日本人が昔から愛してきた美しい月がきれいに見られるので、ぜひ夜空を見上げてみてください。

いつから始まった?十三夜の由来


十三夜は日本古来の風習です。

十五夜は中国から平安時代に伝わり、貴族に愛されたとされています。

日本で十三夜が行われるようになったのは、醍醐天皇が始まりだとする説が有力です。

醍醐天皇が開催した月見の宴が、十三夜の月見の始まりだとされているのです。

月見の宴は詩歌を楽しみながら月を見る風流な行事でした。

昔は娯楽が少なく、月の満ち欠けも立派なエンターテインメントとして成立していたことが伺えます。

平安時代後期の宇多天皇の時代にも、十三夜に関する記述が残っています。

明月の宴が開催され、「今宵の名月は他に並ぶものがないほど優れている」という意味合いの詩がよまれたそうです。

この十三夜の行事は、平安時代には貴族だけのものでした。

これが一般大衆にまで広がったのは、江戸時代だと言われています。

月は陰の象徴で「お陰さま」と呼ばれ親しまれていました。

おかげさまは感謝の気持ちを表す言葉として、現代でも使われています。

月がお陰さまに通ずることから、庶民は作物の収穫時期である旧暦の9月に収穫祭のような意味を込めて月見をするようになったのです。

十五夜だけでなく、少し欠けた十三夜を美しいと思う日本人独特の感性を大事にしていきましょう。

十三夜と十五夜はセットで二夜の月、一つしか見ないと片見月になる


十三夜は十五夜とセットで考えられます。

二つを合わせて「二夜の月」と呼びます。

まんまるの満月が美しいのはもちろん、それよりも日本人が美しさを感じるのが十三夜の月です。

このどちらも見て月の美しさを楽しむのが、昔から日本人が大切にしてきたことです。

昔の人にとって月は生活に密着した、とても身近で大切なものでした。

だから、二夜の月を愛でることが習慣として定着したのでしょう。

十五夜と十三夜のどちらも楽しむことが大切で、どちらか一方しか見ないことは片見月(かたつきみ)といって非常に忌み嫌われていました。

片見月をすると災いが来るとされ、とても縁起の悪いことだとされていたのです。

お月見には月を楽しむだけではなく、収穫を祝う気持ちが込められています。

つまり片見月は一度しか収穫のお祝いをしないということ。

だから、片見月は縁起が悪いと言われているのです。

ですが、片見月が縁起が悪いと言われるようになったのは、江戸時代の遊郭が起源だという説があります。

江戸時代、吉原で「十五夜に遊んだのなら十三夜にも来なければ縁起が悪い」という宣伝文句が使われていました。

これはお客さんを呼び込むための謳い文句だったわけですが、広く民衆に広まりいつの間にか片見月の縁起が悪いことになっていたのです。

月が見られるかどうかは天候にも左右され、さらに忙しい現代人は二夜の月をどちらも見られるとは限りません。

「片方だけが縁起が悪いなら、どちらも見ない…」とネガティブになることなく、気楽な気持ちで月見を楽しんでいきましょう。

十三夜の別名「栗名月」と「豆名月」


十三夜は栗名月や豆名月と呼ばれることもあります。

栗名月・豆名月と呼ばれる由来は十三夜にお供えするのが栗や豆だからです。

十三夜にお供えするのは、収穫時期を過ぎた栗や豆です。

こうした作物がたくさん収穫できたことに感謝をし、来年からもたくさん収穫できるように願うのが十三夜の根底にはあると言えるでしょう。

ちなみに十五夜は芋名月と呼ばれます。

これは十三夜と十五夜の頃に収穫できる作物の違いからくる呼び方です。

十五夜には団子とともに、サトイモなどをお供えしていたそうです。

秋はたくさんの恵みがありますが、十五夜と十三夜では収穫できるものに違いがあります。

十三夜の別名「女名月」とその由来


女名月もまた、十三夜を意味する言葉です。

これは地域特有の呼び名で、福岡県糟屋郡の沿岸部周辺で使われています。

女名月と呼ばれるようになったのは、十三夜の日に行われるお祭りが女性を中心に行われているからです。

またこの日は女性が偉そうにしてもいい日とされていたそうです。

他にも十三夜の地域特有な呼び方はあり、徳島県では姥月、茨城県では小麦月見という名称で親しまれています。

姥月と呼ぶのは十五夜の後に遅れてやってくるから、老いた女性に見立てたから。

小麦月見と呼ぶのは、十三夜が曇らずに見られれば来年の麦がよく育つとされていたためです。

地域によってさまざまな呼び名があるのも、十三夜が広く親しまれていた証拠でしょう。

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十五夜と十三夜の違いとは?

十五夜とは?中秋の名月とは違う?


十五夜は中秋の名月を見ながら、収穫に感謝をする行事です。

旧暦の8月15日に行われ2021年は9月21日(火)で、日付は毎年変わります。

十五夜と中秋の名月は同じものを指しています。

十五夜といえばススキと月見団子を思い浮かべる人も多いでしょう。

ススキを十五夜の時にお供えするのは、稲穂の代わりです。

収穫への感謝の行事である十五夜には、本来実りの象徴である稲穂を飾りたいのですが、残念ながら十五夜の頃にはまだ稲穂がありません。

稲刈り前なので、稲穂によく似たススキをお供えすることにしたのです。

単に代替品としてだけでなく、ススキは切り口が鋭く魔除けになると考えられてもいました。

お月見後に軒先にススキをつるしておくこともあります。

また、十五夜の時には月見団子を十五個用意します。

満月に見立てた月見団子をお供えすることで、実りへの感謝とこの先の豊作を祈願しているのです。

十三夜の欠けた月を愛るする日本人


十三夜は日本人特有の美学が関係しています。

十三夜には満月まであと二晩の、完全な満月ではない少し欠けた月が空に浮かんでいます。

十五夜に次いで十三夜は美しい月が見られるとされており、世界を見渡してみても満月ではない月を愛でるのは日本独特の風習です。

十三夜は満月に近い、少しだけ欠けた月。

日本人は完璧なものではなく、少し欠点がある方が親しみを感じ応援したくなります。

日本でアイドルのオーディション番組が流行するのも、完璧ではない状態が完璧に近づくのを見ていたいという気持ちがあるからでしょう。

十三夜もこれから先、満月に近づく状態の月です。

これはまさにアイドルのオーディション番組を見ているようなもの。

これから先、完璧な丸へと近づこうとする月を見ていると、私たち日本人の中にはなんともいえない気持ちが湧いてくるのです。

八重歯が愛らしいとされるのも日本人特有の感性だと言われています。

きれいに矯正された歯が美しいとされる世界基準の中で、八重歯がこんなにも愛されているのは日本だけでしょう。

これも完璧ではないところに、親しみや愛しさを感じているのです。

十三夜も丸に近い状態ではありますが、少しだけ欠けています。

その欠けた部分があるからこそ、十三夜は日本でこんなにも愛されているのです。

十三夜は後の月と呼ばれることも、その理由


後の月もまた十三夜を指す言葉です。

十五夜を初名月と呼び、その後に来る美しい月だから後の月と呼ばれています。

後の月は俳句の季語としても用いられ、もちろん秋の季語です。

有名な歌人もたくさん「後の月」が入った句を残しており、欠けた月である十三夜を大切に思う気持ちが伝わってきます。

私たちの美意識は古くから受け継がれてきたものなのです。

そして、日本独特の風習である十三夜はこれからも大切にすべき行事の一つです。

十三夜と十五夜をセットで見るべき理由とは


十三夜と十五夜をセットで見るべきなのは、収穫の感謝の気持ちを多く示すことと、月への愛着からくるものです。

片方しか見ないことは縁起が悪いとされ、忌み嫌われています。

ですが、十三夜と十五夜をセットで見るのはとても難しいことです。

特に十五夜の頃は、日本に台風がやってきて、秋雨前線もできてきます。

この頃は天気が晴れるどころか、大荒れになることが多く平和に月見をしている場合ではないということが多いのです。

台風を避けられたとしても、曇天であれば中秋の名月を楽しむことはできません。

なかなか晴れない十五夜を指す言葉として「中秋の名月、十年に九年は見えず」というものがあります。

これは十五夜が10回に1回しか見られないほど稀有なものであることを示しています。

ということは、十五夜が見られた時は両方を見る絶好のチャンスです。

先にやってくる十五夜を見られたのなら、十三夜を忘れないようにしましょう。

十五夜と違って十三夜は見やすい傾向があり、「十三夜に曇りなし」と言われています。

秋晴れの多くなる季節なので、十三夜の頃は晴れていることが多くなるのです。

しかし、天気は気まぐれです。

100%見られるという確証はありません。

ですが、古くからセットで見るべきとされた十三夜と十五夜をセットで見られるように行動していきましょう。

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十三夜と日本人の美意識の関係

十三夜を愛でるのは日本人特有の「未完の美」が関係していた


十三夜を楽しむのは世界の中でも日本人だけです。

これは未完の美という考え方から来ています。

鎌倉時代に吉田兼好が書いた徒然草の中で、すでに未完の美に対する愛が見て取れます。

「すべて、何も皆、事のととのほりたるは悪しきことなり。し残したるを、さてうち置きたるは、おもしろく、生き延ぶるわざなり」

これは現代語訳すると、何事においても完璧はよくなく、やり残しがあった方が味わい深いという意味です。

鎌倉時代には既に、完璧でないものを愛でる気持ちが日本人の中にあったことが分かりますね。

また美術指導者・思想家の岡倉天心は著書の「茶の本」の中で次のように語っています。

「本当の美は、心の中で未完成なものを完成させようとする者によってのみ、発見されるべきものです」

完成されたものは当然美しいのですが、未完成のものの中にも美しさはあります。

この世には完璧なものばかりではありません。

むしろ欠けた未完成のものの方が多いでしょう。

そうしたものに美しさを見出し、楽しむことができれば、世界はより美しく楽しいものとなるはずです。

古くから日本に受け継がれてきた未完の美という考えを、私たちも受け継いで十三夜を見ながら思い出していきましょう。

未完の美は、なにも美しい何かを見つけることに役立つのではありません。

私たちは皆完璧ではありません。

完璧ではない欠けていることを自覚できた時、私たちの中には自然と優しさや思いやりの気持ちが生まれてくるでしょう。

未完であるからこそ、私たちは完璧を目指して努力ができるのです。

未完であることを悪だと思わず、素敵なことだと思って過ごしていきたいものです。

十三夜はなぜ旧暦で決められているの?


月に関する行事はすべて旧暦で定められています。

それは旧暦が月の満ち欠けを基準に考えられている暦だからです。

現在使われている新暦は太陽暦(グレゴリオ暦)です。

1872年(明治5年)に改暦され、日付は新しいものに変わりましたが、月に関する行事だけは旧暦のまま残っています。

例えば十五夜は旧暦の8月15日で、この日でなければその意味がなくなってしまいます。

旧暦は新月の日を月の始まりと考えるので、15日は新月から15日目、つまり満月の夜のことなのです。

十三夜は旧暦の9月13日で、新月から13日目であることが重要です。

だから、月に関する行事は旧暦のまま新暦に受け継がれました。

新暦にすると毎年ずれてしまうのはそのためです。

旧暦は新暦と比べて1年が11日短く、だんだんと季節がずれてしまうことになります。

このずれを解消するために、およそ3年に一度閏月を設け、暦を月の満ち欠けだけでなく太陽の動きにも合うようにしていました。

閏月が9月だった場合、十五夜と十三夜は1年で二回あることになります。

月の満ち欠けを基準とする旧暦を、日本人が長い間使ってきたということからも、私たちの暮らしに月が密接に関係していたことが分かるでしょう。

現代に暮らす私たちも、時には空を見上げ月を愛でることを忘れてはいけません。

十三夜は俳句の季語としても使われている


十三夜は俳句の季語として用いられています。

秋の季語で多くの歌人が十三夜のことを歌っています。

その句を読めば古くから日本人は十三夜を見て、それを美しいと感じていたことが分かるでしょう。

十三夜を読んだ代表的な俳句を挙げていきます。

十月の今宵ハしぐれ後の月 与謝蕪村

仲秋の韻を畳むや後の月 正岡子規

木曽の痩せもまだなほらぬに後の月 松尾芭蕉

与謝蕪村に正岡子規、松尾芭蕉など名だたる歌人が十三夜(後の月)のことを読んでいます。

現在では俳句を詠むという人は少なくなってしまいましたが、月を愛でその月を歌に詠む。

こんなにも日本らしい月の楽しみ方があるでしょうか。

ぜひ、俳句にチャレンジして、より十三夜を楽しんでいきたいものです。

十三夜を俳句に使う場合は、さまざまな呼び方があります。

十三夜とそのまま使ってもいいし、後の月(のちのつき)、栗名月、豆名月と歌に合わせて呼び方を変えてもOKです。

俳句を詠んでみれば、また違った十三夜の楽しみ方ができるかもしれません。

十三夜と十五夜は同じ庭で見るといいとされる理由


十五夜と十三夜は同じ庭で見るのがいいとされています。

二夜の月を片方だけ見ることは、片見月と呼ばれ縁起が悪いとされています。

しかし、片見月にはもっと厳しいルールが課せられているのです。

それは、十五夜と十三夜を同じ庭で見なければならないというものです。

どちらもを見られたとしても、見る場所が違っていれば片見月となってしまいます。

片見月に関するルールは地域によって違いますが、同じ庭で見るのがいいとされている地域は多かったようです。

それは同じ庭で見ることによって、十五夜と十三夜の違いをより楽しめるからでしょう。

十五夜から少し季節の進んだ十三夜には、庭の景色も多少変わっているかもしれませんが、それほどの違いはないはずです。

十三夜は欠けているとはいっても、それほど大きく欠けているわけではありません。

よく見ないと十五夜との違いも分からないくらいでしょう。

その違いがよくわかるためにも同じ庭で見ることがオススメされているのです。

同じ庭で同じ景色の中で見れば、月のささいな違いもより鮮明となります。

十五夜と十三夜の少しの違いを感じられるように、ぜひ二つの月は同じ庭で眺めてみてください。

十三夜におすすめの食べ物&行事食レシピ

十三夜におすすめの栗レシピ


十三夜は栗名月と呼ばれることもあります。

それは、この時期に栗が旬を迎えるからです。

お供え物としても用いられる栗ですが、美味しい行事食として味わってみましょう。

栗を使ったおすすめのレシピは、栗ご飯です。

まず栗の皮を剥いていきます。

皮付きの栗をたっぷりの水に1時間以上浸しておきましょう。

自ら引き上げて栗の下の部分を切り落とし、手で鬼皮を剥いていきます。

鬼皮が剥けたら、次は包丁で渋皮を剥いて、水に浸しアクを抜いていきます。

栗はここまでの工程が面倒ではありますが、その後は楽ちんです。

研いだ米に酒と塩、栗を入れ炊飯していきます。

後は炊き上がったら美味しい栗ご飯の完成です。

秋の味覚を楽しみながら、きれいな月を楽しんでくださいね。

十三夜におすすめの豆レシピ


十三夜は豆名月とも呼ばれ、豆も美味しい季節です。

お供えするだけでなく、美味しく調理して、舌でも秋を感じていきましょう。

十三夜の時におすすめの豆のレシピはチリコンカンです。

和の行事である十三夜をあえて西洋料理で楽しんでみましょう。

大豆で作るチリコンカンの作り方は次の通りです。

まずはベーコン、玉ねぎ、セロリ、人参を賽の目にカットします。

大豆の水煮缶は水を切っておきましょう。

フライパンにオリーブオイルを熱したら、にんにくを入れ香りを立たせます。

その次にベーコンとひき肉を入れ、良く炒めていきます。

ひき肉に火が通ったら野菜類を入れ、強火で5分ほど炒めていきましょう。

その次にトマト缶を加え、コンソメを加えます。

トマトがつぶれて滑らかになったら、大豆を加えて10分ほど煮たら完成です。

豆は古くから食べられており、日本では縄文時代には既に食べられていました。

その恵みに感謝しながら、十三夜を彩るメニューにしてみてください。

十三夜のお月見団子はいくつ?お月見団子の積み方


月見といえば月見団子は欠かせません。

十三夜でもお月見団子がお供えされます。

お供えするのは月の見える庭やベランダで、トレイやミニテーブルを用意しておきましょう。

その上にクロスをかけて、お供え物を乗せるといいでしょう。

十三夜で用意する月見団子の数は13個です。

ですが、月見団子であることにこだわる必要はありません。

短時間でもいいから感謝の気持ちを込めてお供えすることが大切なのであって、形だけ守ればいいというものではないのです。

13個のお団子を用意する場合の正式な並べ方は高く積むというものです。

まず、3×3の土台を作り、その上に2×2を積み上げます。

高く積むことで月に住む神様がお供え物に気が付き、ご利益が授かると考えられていたのです。

十五夜だと団子の数が15個になるので、ピラミッド状にきれいに団子を積み上げることができます。

☆十三夜にはたくさんの果物が旬を迎える、おすすめの柿レシピ


十三夜の頃にはたくさんの秋の果物が旬を迎えています。

そうした果物もお供え物にして、その後はおいしくいただきましょう。

梨や柿、巨峰やりんごなどが旬を迎えています。

自分の好きな果物を用意して、十三夜を迎えましょう。

果物はそのまま食べてもいいのですが、少し手を加えてみるのもおすすめです。

ぜひ試してほしいレシピが柿のサラダです。

柿、モッツァレラチーズ、チーズ、トマト、生ハムを食べやすい大きさにカットしたりちぎったりしておきます。

これらを混ぜてドレッシングをかければ完成ですが、ドレッシングをフルーティーなものにすることが美味しく食べるコツです。

キウイを使ったドレッシングを手作りしてみましょう。

作り方は簡単で皮を剥いたキウイをつぶし、オリーブオイルと塩コショウを加えるだけです。

キウイ1個に対してオリーブオイルは大さじ2が目安となります。

塩コショウは味を見ながら加えてください。

このドレッシングをたっぷりとかければ、柿のサラダが美味しく食べられます。

せっかく秋の実りの季節を迎えたのだから、工夫してより美味しく食べる努力をしてみましょう。

十三夜の夜には手間をかけた食べ方をしてみてください。

十三夜、お供え物の飾りつけにはススキとナデシコを


十三夜にはススキとナデシコを飾ります。

ススキとナデシコは秋の七草ですが、その二つだけでなく秋の七草をすべて用意しても構いません。

秋の七草とは、萩、尾花(ススキ)、葛、撫子(ナデシコ)、女郎花(オミナエシ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗のことです。

お供えの方法は次の通りです。

月が見える方を正面とし、そこに向かって月見団子やお供え物を置きます。

ススキは3本用意し、他の秋の七草と合わせて花瓶に入れお供え物の横に添えておきます。

秋の七草がなければススキだけでも構いません。

ススキには田の神様が宿るとされています。

十三夜はもともと収穫への感謝を示す行事です。

ススキやナデシコなど秋の七草を飾るのは、実りへの感謝と季節を楽しむ気持ちが表れていると言えるでしょう。

十三夜をテーマにした芸術に触れる秋の夜長

十三夜をテーマにした俳句


十三夜をテーマとした俳句はたくさん詠まれています。

十三夜を詠んだものをたくさん挙げていきますので、お気に入りの一句を見つけてみてください。

十三夜 月はみるやと となりから  炭太祇(たん たいぎ)

白々と 縁にさし来ぬ 後の月  前田普羅(まえだ ふら)

賑やかに 障子開けたり 十三夜  星野立子(ほしのたつこ)

後の月 雲限りなく 湧く夜かな  高橋淡路女(たかはしあわじじょ)

山の花 こぼす句帖や 十三夜  長谷川かな女

中秋の名月を詠んだ句もたくさんあります。

名月は どこでながめん 草枕 /名月や われは根岸の 四畳半  正岡子規

名月や あけはなちたる 大障子  久保田万太郎(くぼたまんたろう)

名月や 雨戸を明て とんで出る  上嶋鬼貫

名月や 蟹のあゆみの 目は空に  高井几董(たかい きとう)

名月や 畳の上に 松の影  宝井其角(たからいきかく)

やはり月は私たち人間にとって身近なものでありながら神聖なものです。

いつも月は我々と共にあり、見守っていてくれていました。

だから、昔から今に至るまで、月をテーマに多くの俳句が読まれているのでしょう。

たくさんの月に関する俳句を見るだけでなく、ぜひ自分で俳句を作ることにもチャレンジしていきましょう。

俳句にしようという意識を持つだけで、月がいつもと違った輝きを見せるかもしれません。

十三夜をテーマにした短歌


平安の時代から十三夜は日本人に愛でられてきました。

そのことを示すためにも、古今和歌集、後撰和歌集、拾遺和歌集、後拾遺和歌集、金葉和歌集、詞花和歌集、千載和歌集、新古今和歌集の八代集の中から十三夜が描かれたものを探してみましょう。

くまもなき 鏡と見ゆる 月影に 心うつらぬ 人はあらじな  大宰大弐長実

秋ふかみ 花には菊の 関なれば 下葉に月も もりあかしけり  新院御製

すむ水に さやけきかげの うつればや こよひの月の 名にながる覧 大宮右大臣

秋の月 ちぢに心を くだききて こよひひと夜に たえずもある哉  詠み人知らず

こんなにもたくさんの短歌が残っていることからも、古くから十三夜は日本人に愛されてきたことが分かります。

昔の人も現代に生きる私たちも見ているのは同じ月です。

空を見上げるだけで昔の人が見ていたのと同じものを見上げられる、一種のタイムスリップのような感覚が得られるでしょう。

そして、その月はあなたに何を授けてくれるでしょうか。

徒然草の中にも十三夜のことが書かれている


鎌倉時代に書かれた吉田兼好の随筆「徒然草」の中にも、十五夜と十三夜に関する記述があります。

「八月十五日・九月十三日は、婁宿(ろうしゅく)なり。この宿、清明なる故に、月を翫ぶに良夜とす。」

これは十五夜と十三夜の頃は空気が澄んでいるので、月が見やすいということが書かれています。

「つれづれなるままに、日暮らし、硯すずりにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」

この冒頭で有名な徒然草ですが、十五夜と十三夜も吉田兼好の心にうつりゆくよしなしごとであったことが分かりますね。

吉田兼好も眺めた十三夜を、現代に生きる私たちも眺めましょう。

そして、欠けた月を見て心に浮かんだことを、吉田兼好のようにノートに書き綴ってみるのもいいでしょう。

秋の夜長は月を見るだけでは終わりません。

何か美しいものを見た後は、創作活動をしてみてはいかがでしょうか。

十三夜をテーマにした小説


十三夜をテーマに書かれた小説といえば樋口一葉の「十三夜」です。

物語は十三夜の夜から始まり、会話を中心にテンポよく話が進んで行きます。

夫との離婚を考える主人公のお関ですが、当時の価値観では子供を持ちながらの離婚は簡単なものではありませんでした。

まるで演劇のように話が進んで行くので、古い小説が苦手だという人でも簡単に読めてしまうでしょう。

樋口一葉は短編集なので、そういった点でもおすすめの一冊です。

十三夜の頃は、読書の秋でもあります。

十三夜をテーマにした小説を読んで、秋の夜長を楽しんでみるのもいいでしょう。

十三夜をテーマにした童謡

十三夜のことを歌った童謡に「お月さんいくつ」があります。

地域によっては「お月さんなんぼ」と呼ばれることもある歌です。

その歌の冒頭で「お月さんいくつ 十三 七つ」という歌詞があります。

この歌詞の解釈は、十三夜の七つ時を意味していると言われています。

七つ時は現代でいうと、4時ごろのことです。

つまり十三夜の日の出たばかりの月を意味しているということになります。

沖縄の子守歌「月ぬ美しゃ」の中でも、十三夜は歌われています。

月ぬ美しゃ十日三日 女童美しゃ十七ツ

これは月が美しいのは十三夜、娘が美しいのは17歳という意味です。

月を歌った童謡で有名なのは「出た出た月が」から始まる月ではないでしょうか。

出た出た月が まるいまるいまんまるい 盆のような月が

隠れた雲に黒い黒い真っ黒い墨(すみ)のような 雲に

また出た 月がまるいまるい まんまるい盆のような月が

この中で描かれているのは丸い満月です。

やはり子供向けの童謡では未完の美を感じる十三夜よりも、分かりやすい満月の方が選ばれるのかもしれませんね。

とはいえ、十三夜もほぼ満月のようなものですから、満月の歌も十三夜を見ながら作られたものかもしれません。

十三夜が歌われている歌詞


十三夜を歌った歌に2010年に発売されたCoccoの十三夜があります。

その歌詞は次の通り。

雨よ降れ 闇夜濡れ 消えてくれ おまえらみんな

甘い飴 やわい姫 兎でも喰って 腹でも壊せ

アンドゥトロワ踊って ワンツースリーHip hop ひぃふぅみぃ詠めれば てぃーちたーちみーち花ぬ風車

大月の夜

あなたにはどうしても言えないことがあってうまく動けない

痞えた胸叩くようにまたどうにかしてでも生きてしまう

月よ刺せ好きよ何故わからない光の行方

死んじまえ信じまいやりすごすたってあまりに長い

アンドゥトロワ踊って ワンツースリーHip hop ひぃふぅみぃ詠めれば てぃーちたーちみーち花ぬ風車

大月の夜

見せたくてあげたくて聞けないことがあってちゃんと誓えない

絡めた指解くなんて でもどうにかしてでも生きてしまう

Lift me up

あんだぎなーぬ大月ぬ夜

大月の夜という表現に満月に近い十三夜の月が表現されています。

欠けた月と同じようにうまくいかない女性の気持ちが描かれています。

占い師 小鳥のワンポイントアドバイス「十三夜を愛でるのは日本人の未完の美学から!夜空に思いをはせて

占い師 小鳥
十三夜という行事があるのは、世界でも日本だけです。

丸い満月だけでなく、欠けた月にも美しさを見出せるのは日本人ならではの未完の美学があるからなのです。

十三夜は旧暦の9月13日に行われ、新暦では毎年日が異なります。

2023年は10月27日が十三夜となりますので見逃さないでください。

また、十三夜を語る上で欠かせないのが、十五夜の存在です。

中秋の名月と言われる十五夜と十三夜は合わせて二夜の月と呼ばれており、どちらも同じ場所で見ることが推奨されています。

どちらか一方だけを見ることは、片見月と呼ばれ縁起の悪いこととされています。

とはいえ、月は毎年確実に見られるものでもありません。

また、忙しい現代人は十五夜と十三夜の両方を見るのが厳しい人もいるでしょう。

十三夜はそもそも収穫に感謝をする日のことです。

お月見団子やお供え物をきっちりと用意しお月見の時間を設けることは難しくても、十三夜の日には空を見上げるだけでも十分です。

そして、その時、心の中には秋の美味しい食べ物の恵みへ感謝の気持ちを持つことを忘れないでください。

そうした感謝の気持ちを持つことができれば、もう十三夜は完成したようなものです。

できれば当日でなくて構わないので、秋の美味しいものをたくさん食べましょう。

秋の実りを実感し、そのことに感謝の気持ちを持つこと。

これこそが十三夜が昔から日本で受け継がれてきた理由でしょう。

毎夜私たちを見守ってくれている月は、身近な存在であり神聖なものでもあります。

そんな月が最も美しいとされる十五夜と、その次に美しいとされる十三夜。

その二晩だけはスマホやパソコンを眺めるのをやめて、空を見上げてみるようにしましょう。

月はあなたに語りかけ、新たなパワーを授けてくれるはずです。

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