
ヒンドゥー教の最高神であるシヴァ神は、ヒンドゥー教徒でなくても広く知られているほど有名な神様です。
宇宙の創造と破壊を司る神様であり、ヒンドゥー教の神様の中でも最強とされているシヴァ神ですが、いったいどのような神様なのでしょうか。
今回は、シヴァの日本での呼び名やシヴァの妻、ガネーシャとの関係性、シヴァのご利益を授かれるマントラなど、シヴァ神について詳しく紹介していきたいと思います。
まだシヴァを知ったばかりで、詳しく知りたい、どのような神様なのか気になっているという人はぜひ参考にしてください。
目次
インドの神様シヴァ神とはなんの神様?

まずは、シヴァが何の神様なのか、どのような神様なのかについて知っていきましょう。
ここでは、シヴァが何の神様かだけでなく、どのような姿をしているのか、シヴァの別の呼び名など、基本的な情報について紹介していきたいと思います。
ヒンドゥー教の最高神で三大神の一柱
シヴァは、ヒンドゥー教の神様で、その中でも三大神のことを指す“トリムールティ”の一柱です。
トリムールティは、創造のブラフマー、維持のヴィシュヌ、そして破壊のシヴァから成り立っており、この三神によって宇宙の循環を司っていると考えられています。
ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァそれぞれが神話の中で複雑な関係で描かれることがありますが、特にシヴァとブラフマーはシヴァからブラフマーが生まれる場合や、ブラフマーがシヴァの神格の一部として記されている場合などがあるようです。
宇宙の創造と破壊を司る神様

シヴァは、宇宙の創造と破壊を司っている神様であり、トリムールティとしても“破壊”を司っています。
破壊の神というと怖いイメージがあるかもしれませんが、シヴァが司る“破壊”は、あくまで宇宙が次の段階へ進むために必要な“破壊”であり、闇雲に壊すことを意味しているわけではありません。
新しい宇宙の創造に繋がるため、創造の神でもあり、そしてそこから豊穣の神としての一面も持っているとされています。
シヴァ神には、さまざまな象徴が側面的に存在しているとされており、他にも繁栄や幸運の象徴としての面も持っているのです。
ヨガの発祥となった踊りの神
シヴァにはさまざまな象徴としての一面がありますが、そのうちのひとつがヨガ・瞑想の神でもあります。
シヴァは、“アディヨーギー”と呼ばれ、ヨガの創始者であるとされています。
もともとシヴァは舞踏の王とされており、炎の円環の中でターンダヴァと呼ばれる非常に力強い踊りを舞い、この踊りは無知を滅ぼし、新たな再生を促す神聖な活動に繋がっているのです。
踊りの神としてのシヴァの姿は宇宙の創造と破壊を意味する大きな炎の輪を背負い、四本の腕を持ち、地に着けた右足で悪魔を踏みつけ、持ち上げた左足は解放を表し、なびく神はガンジス川の流れとその流れに落ちていく女神を表現しているとされています。
この踊りが元となり、ヨガの創始者の象徴となると同時に、強い精神性も相まって瞑想の神としての一面を持つようになったのです。
青い肌と第三の目を持つのが特徴

シヴァ神は青色の肌をしています。
場合によっては喉だけが青く描かれ、身体は灰色になっていることもありますが、これは灰をまとっている姿を現しているからだといわれます。
なぜ青いのかというと、ニーラカンタの伝説が由来となっているといわれているのです。
猛毒の海・ハーラハラから世界を救うためにシヴァがその毒を飲み干したこと際に喉が青くなったとされているのです。
また、シヴァの腕の数は一般的には4本となっていますが、実際には決まりがあるわけではなく、文献や絵画、像によっては6本や8本、さらに多くの腕を持っていることになっている場合もあります。
- 4本:4つの方向や聖典を表す意味があり最も一般的
- 6本・8本:より多くの力を持っていることを表現する意味がある
また、額には真理を見通す力や破壊の力を持っているとされる第三の眼が存在し、お団子状になっている髪型はガンジス川が流れ込む様子を表したものとされています。
首に蛇(ナーガ)を巻いている姿で描かれることが多いですが、瞑想やヨガにも深く関わる潜在的なエネルギー・クンダリーニの象徴の意味があるようです。
また、シヴァが座っている姿での像が多いですが、絵画では白い牡牛に乗っている姿で描かれることも多く、この牡牛はナンディンという名前があり、シヴァの特別な乗り物だといわれています。
同様に、シヴァならではのもので手に持っていたり、横に立てて置かれている三叉槍も特徴的に感じる方がいるかもしれません。
この槍はトリシューラという名前であり、これもやはりシヴァならではの武器となっています。
持っているものからその姿に至るまで、すべてがシヴァを象徴するエピソードに由来しており、ひとつひとつがシヴァの強さを表現しているのだと捉えることができるでしょう。
日本では仏教の大黒天であり不動明王
ヒンドゥー教の神様であるシヴァですが、実は日本の神様と同一視されることもあります。
特に有名なのは、七福神の一神である“大黒天”です。
シヴァの異名である“マハーカラ”が変化したものとされています。
大黒天は非常にふくよかで優しく穏やかな顔をしているため、創造と破壊の神であり、時折激しい表情を見せるシヴァとイメージがズレてしまう人も少なくないかもしれません。
しかし、シヴァ=大黒天と同一視されることがあるのです。
また、シヴァが持つ破壊的側面と、人々の幸運を願う優しい側面の二面性から不動明王と同一視されることもあります。
不動明王も怖い顔をしていますが、あの表情は子供を叱る親のような愛情を持った“怒り”であるため、大黒天よりは共通性にしっくりくる人が多いのではないでしょうか。
不動明王は、大日如来の化身でもあるため、シヴァ神と大日如来も深い関係にあると考えられています。
そのほかにも、破壊と創造の力、荒ぶる神としての性質がぴったりであるために、日本神話に登場するスサノオノミコトと同一視されることもあるようです。
ちなみに、シヴァ神の異名である“サハスラブジャ”は千の手を持つ者という意味であるため、千手観音とも繋がりがあるとされるなど、シヴァ神と日本の神々には多くの繋がりが存在しています。
シヴァ神には、他にもいろいろな呼び名・異名などがあるので、ひとつひとつ確認しておきましょう。
- ルドラ:シヴァの最初の名前で“嵐の神”の意味がある
- マハーカーラ:“偉大な黒”の意味があり、時間や死を司る大黒天としての一面を表す
- アディヨーギー:ヨガの創始者としてのシヴァの呼び名
- マハーヨーギー:瞑想するシヴァの呼び名で偉大なヨガ修行者を意味する
- ヴァイディヤナータ:病を癒す神様としてのシヴァの呼び名
- サハスラブジャ:千の手を持つ者という意味があり多くの象徴とされるシヴァの呼び名
- イーシュヴァラ:“主”の意味がありヒンドゥー教の最高神
- 大自在天:イーシュヴァラを漢訳した名前
- ピンアクパーニ:シヴァが持っている弓であるピナカが由来となった呼び名
破壊神であるシヴァ神は怖い神様?

シヴァ神に対して“怖い”というイメージを抱いている人は決して少なくないでしょう。
なぜシヴァが怖いと思われてしまうのか…それは、そもそもシヴァが“破壊”を司っている神様であることだと考えられます。
その“破壊”も、確かにシヴァが怒れば世界を滅ぼすほどの力を持っているため、恐れる理由にはなるかもしれません。
しかし、本来は宇宙が次の段階へ進むために必要な破壊であるため、“破壊の象徴”であることが決して“怖い”に繋がるものではないのです。
また、骸骨を身につけたり、死の気配を一切恐れることがない、時に怒りの表情を浮かべている像や絵画があるなどという点も、シヴァが背負う象徴とともに怖いイメージを抱いてしまう原因になっていると考えられます。
もちろんそれらのイメージはシヴァの正しいイメージなので、間違いは何もないといえるでしょう。
とはいえ、その一方で不浄や悲しみなど、世界の裏側にあるすべてを受け入れ、抱きとめる慈悲深さを持っていたり再生を促す偉大なる神とされているなど、決して怖いだけではない面も持ち合わせていることを忘れてはいけません。
シヴァ神は象の頭を持つガネーシャの父

シヴァと同じヒンドゥー教の神様であり、象の頭が特徴的なガネーシャ。
この二神は実は親子神であるとされています。
シヴァは、妻であるパールヴァティーとの間に2人の子供がいました。
そのうちの一人がガネーシャなのです。
しかし、この親子には非常に複雑な逸話が残されています。
シヴァが不在の間にパールヴァティーが垢から創ったのが、ガネーシャでした。
シヴァは不在であったため、そのことを知らず、帰った際に知らない者がいるとのことで、ガネーシャを自分の子供と知らず、首をはねてしまうのです。
その後、パールヴァティーから話を聞き、自分の子供を殺めてしまったことに後悔し、象の頭をつけて生き返らせたとされており、これがガネーシャの頭が象である所以といわれています。
シヴァ神の逸話~妻と女神たち~

シヴァのエピソードには、妻とのもの、そして多くの女神とのものが見られます。
シヴァの妻は3人いたとされており、最初の妻であるサティー、そして次の妻で絶世の美女とされていたパールヴァティー、そしてガンガーという女神です。
ただし、ガンガーは物語次第では妻として扱われていないこともあるようです。
ここでは、シヴァの妻や女神に関するエピソードをいくつか紹介していきましょう。
最初の妻サティー
サティーはシヴァの最初の妻です。
サティーは非常にシヴァのことを慕っていましたが、サティーの父であるダクシャはシヴァの容姿を恐れ、忌み嫌っていました。
それでもサティーは父の反対を押し切り、シヴァと結婚するのですが、ダクシャは神々を招いた大規模な供犠祭にシヴァを招待しないという形でシヴァを侮辱したのです。
夫をひどく侮辱されたことに怒り、嘆き悲しんだサティーは、この出来事のあとに祭壇の火に身を投げて命を絶ってしまいます。
シヴァは妻の死を知り怒り狂い、その怒りはだくしゃの供儀祭の祭壇をすべて破壊してしまうほどでした。
悲しみのあまり暴走したシヴァは、そのままサティーの亡骸を抱いたままさまよい続けます。
その様子を見ていたヴィシュヌ神は、シヴァの暴走を止めるためにサティーの亡骸を51に切り刻み、それが落ちた場所が“シヴァ・シャクティ”と呼ばれる51の聖地となったのです。
その後、サティーは生まれ変わるのですが、その生まれ変わった姿がシヴァの2人目の妻であり、絶世の美女とされるパールヴァティーとされています。
パールヴァティーとして生まれ変わったサティーには前世の記憶があり、シヴァと再び結ばれるために愛を育んでいったのです。
絶世の美女である女神パールヴァティ

シヴァ神の2人目の妻であるパールヴァティーは、1人目の妻であるサティーの生まれ変わりとされています。
無念の死を遂げたサティーは、ヴィシュヌの力でヒマラヤの娘、パールヴァティーとして転生することとなったのです。
パールヴァティーには前世のサティーであった頃の記憶が残っていたため、シヴァと再び巡り合おうと修行中のシヴァのもとへ向かいますが、一心不乱に修行を行っているシヴァはパールヴァティーに見向きもしてくれません。
パールヴァティーは、自らも修行を行うことにし、日々熱心に辛い修行に向き合ったそうです。
ある日、一人の老人がパールヴァティーの前に現れます。
実は、その老人はシヴァが姿を変えたものだったのですが、シヴァは老人の姿でシヴァの悪口をパールヴァティーの前で言い連ねます。
しかし、パールヴァティーはその悪口に心を揺さぶられることなく冷静に、ただ熱心にシヴァへの愛情を語り続けたのです。
結果的にシヴァは老人から元の姿に戻り、自らがシヴァであることをパールヴァティーに伝え、結ばれることとなりました。
このように、パールヴァティーはシヴァへの一途で強い愛情を貫いた、理想の女性としてインド神話の中で描かれているのです。
阿修羅と戦いの女神ドゥルガー
シヴァ神のエピソードを紹介するにあたって、決して欠かすことのできない存在が女神・ドゥルガーです。
女性神でありながら戦いの神であるドゥルガーは、ライオンの背に乗り、シヴァの持ってる三叉槍を構える勇壮な姿をしています。
赤色のサリーを身にまとった優雅な服装をしていますが、その姿で阿修羅と戦うという勇敢な性格をしているのも、ドゥルガーの特徴のひとつです。
実は、このドゥルガーはシヴァの2人目の妻であるパールヴァティーが姿を変えたものであるともいわれています。
そのため、夫の武器である三叉槍・トリシューラを手に持ち戦うことができるのです。
夫の武器を使い、勇敢に戦い、誰も倒すことができなかった悪魔を倒すことができたという女戦士がドゥルガーなのです。
シヴァ神を踏みつける怖い女神カーリー

インドの神話に登場する女神の中でももっともショッキングな姿をしているのが、カーリーです。
真っ青、または真っ黒な肌と、首には人の頭部でつくったネックレス。
6本の腕にそれぞれ武器や悪魔の首を持ち、時には自らの身体を血で真っ赤に染めている姿は、一度見たら忘れられないインパクトを与えます。
基本的には裸で描かれることの多いカーリー神ですが、その腰巻が人の腕で描かれるなど、どのような姿の絵を見ても、恐怖を感じずにはいられない姿をしていますが、その性格も殺戮を好む残忍なものであったとされているのです。
特徴のひとつとして、シヴァと同じく額に第3の眼が存在していることも挙げられます。
このカーリー神ですが、絵画などでシヴァ神を踏みつけにしているところを見たことがある人もいるかもしれません。
もちろん、その性格の荒らさによってシヴァが踏まれてしまったと思ってしまう人もいるでしょう。
しかし実際にはそうではなく、カーリー神の殺戮を好む性格のため、悪魔を退治したあともカーリー神の興奮は冷めやらず、狂乱の踊りを舞い続けていました。
このままでは世界が破壊されてしまうとのことで、シヴァ神は世界を救うために自分が犠牲となり、カーリー神の下敷きになったのです。
これでやっとカーリー神は正気に戻り、狂乱の舞が止まったとされています。
カーリーの凶暴性はもシヴァの側面のひとつであるため、妻とされることが多いのですが、妻が夫を踏みつけにしている絵画というのは珍しいといえるでしょう。
ヨガの弟子である女神シャクティ
シヴァはヨガの創始者とされていますが、ヨガの創始者としてのシヴァと縁が深い女神がヨガの女神であるシャクティです。
ヨガの創始者であるシヴァが、初めてヨガを教えた弟子こそがシャクティであり、シヴァからヨガを教えられたシャクティがその後人間の聖者たちにヨガを伝承したため、ヨガが現代まで続いているのだといわれています。
多くの女神の中でも、シャクティ信仰は非常に古くインダス文明の遺跡からもシャクティのモチーフが発見されているようです。
そこから現代まで、ヨガに深く携わる人にとってもシャクティは信仰の対象となっており、瞑想やヨガにおいて重要とされているチャクラの中でも第一チャクラとされているムーラチャクラにはシャクティが宿っているとされています。
尾骨の位置にある第一チャクラにはシャクティが、そして頭頂部にあるサハスラーラ・チャクラと呼ばれる第七チャクラにはシヴァが宿っていると考えられているのです。
シヴァ神の象徴であり男性性を表すシヴァ・リンガとは

シヴァ神の象徴であり、男性性を表すとされているシヴァ・リンガ。
“リンガ”とは、“男性原理”という意味でシヴァリンガは男性器を象徴しているリンガに、女性器を象徴しているヨーニと呼ばれる台座に直結した形の神聖なシンボルのことを指しています。
シヴァ寺院の本殿に祀られているシヴァ・リンガですが、宇宙の創造と破壊や生命のエネルギー、男性原理と女性原理の合一を表しているとされており、広く信仰を集めているのです。
この信仰の中には、インドのナルマダ川で採取される特別な石である“シヴァリンガム石”も存在しています。
儀式の際に使われるシヴァリンガム石は、強いエネルギーを持っていると考えられているのです。
シヴァ・リンガは、シヴァ神の象徴をまるごと表しているとともに、シヴァ神の圧倒的な神性を表現する信仰の対象だといえるでしょう。
シヴァ神のマントラとスピリチュアルなご利益

シヴァのマントラは、唱えることでシヴァとの繋がりを深めることができ、シヴァの祝福を受けることができるとされています。
ここでは、シヴァのマントラとその意味、マントラを唱えることで得られる効果について説明していきましょう。
マントラと意味
まずは、シヴァの代表的なマントラを確認していきましょう。
-
Om namah shivAya
(オーム・ナマ・シヴァーヤ)
このマントラには、“シヴァ神に帰依いたします”という意味が込められています。
シヴァを信仰する人々の間でも特に重要視されているマントラであり、唱えることで宇宙のエネルギーを呼び起こすことができるとされているのです。
唱える際には毎朝108回唱えると良いとされています。
また、シヴァのマントラは他にもあります。
-
Om arunAchaleshvarAya namah
(オーム・アルナーチャレーシュヴァラーヤ・ナマハ)
前述のマントラより少し長いですが、意味としてはシヴァへの帰依の心を表したものなので、同じ意味となります。
ただ、こちらのマントラを1回唱えるだけで、前述のマントラ“Om namah shivAya(オーム・ナマ・シヴァーヤ)”を1000万回唱えただけのご利益を授かれるといわれているほど、強いエネルギーのあるマントラなのです。
マントラを唱える効果

シヴァのマントラは瞑想の際やヨガを行っている際に唱えることでより効果を高めることができるともいわれています。
集中力を高める、宇宙との繋がりを深める、心を落ち着かせることができるなど、瞑想の際に目的としている効果をすべて得ることができるのが、シヴァのマントラを唱える効果なのです。
自分の中に存在している悪い気や感情などを浄化し、真の自分自身と向き合うことができるため、スピリチュアル性の部分で大きな成長を遂げる手助けをしてくれるともいわれています。
シヴァ神に関するよくある疑問

ここでは、シヴァ神に関して多くの人が疑問に思っていることを紹介していきます。
ここまでシヴァについて知った中で疑問に思ったこと、シヴァを知っていたけれど、解決していない疑問がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
五大明王の一尊であり、東方を守護する怒りの表情を浮かべた降三世明王(ごうざんぜみょうおう)。
この降三世明王がシヴァと、その妻であるパールヴァティーを踏みつけている絵画や像が存在します。
なぜシヴァが妻とともに降三世明王に踏みつけにされているのかというと、これは大日如来が説法をしていた際にシヴァとパールヴァティーが煩悩に囚われてきちんと説法に集中していなかったことが原因だといわれているのです。
仏教の教えに背き、煩悩に囚われていたシヴァとパールヴァティーを戒めて、大日如来の教えに従わせるために降三世明王が二人を踏みつけにしたのだといわれています。
降三世明王について、どのような神様なのか気になった方はこちらをチェックしてみてください。
ヨガの象徴とされるようになったシヴァの踊る姿の像はインド各地で目にすることができます。
決して珍しいものではなく、インド国内の寺院や世界各地の主要な美術館であれば比較的すぐに見ることができるでしょう。
ただ、多く存在している像の中でも特に有名なものがいくつかあるので紹介しておきましょう。
非常に貴重なものとしては、インドのムンバイにあるエレファンタ石窟群の中で岩彫りされている踊るシヴァ神です。
もうひとつは、チダンバラム寺院。
インドのタミル・ナードゥ州にある寺院ですが踊るシヴァ神を信仰する心が強く大切に像が祀られています。
インド以外でもオランダのアムステルダム国立美術館や東京にある東京国立博物館、国立民族学博物館、古代オリエント博物館でも踊るシヴァ像を見ることができるのです。
シヴァ神はヒンドゥー教の神様の中でも最高神とされていますし、その力は世界を滅ぼしてしまうほど強大だといわれています。
しかし、シヴァ神が数多くの神様の中で最強なのかどうか…といえば、それは宗派であったり、その神を信仰しているのか、またはそれぞれの作品によって変わってくるというのが事実でしょう。
例えば同じ最高神の三神を比較しても、シヴァ神を信仰している人々からすればシヴァが最高神で最強であると考えられるでしょうが、同じようにブラフマーを信仰している人々からすればブラフマーが、ヴィシュヌを信仰している人にとってはヴィシュヌこそが最強の神だという考えに至るわけです。
結果的に、シヴァ神が非常に強い力を持っている神様であることに間違いはありませんが、“ヒンドゥー教、インド神話において最強である”と言い切ることはできないのです。
猿の顔を持っているインド神話に登場する神様であるハヌマーンは、シヴァの化身であるといわれています。
叙事詩・ラーマーヤナの中に登場するハヌマーンは、ヴィシュヌ神がラーマ神として転生する際にシヴァの化身として生まれた神様なのです。
シヴァ神の力を一部受け継ぎ、ラーマを時に自己犠牲の心を持ってラーマを支え続けたというエピソードが多く残されています。
ハヌマーンについてはこちらで詳しく説明しているので、シヴァの化身であるハヌマーンを詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
占い師CRISSのワンポイントアドバイス「シヴァ神は怖いだけでなく優しさも兼ね備えた神様」
でも待って、シヴァ神の像や絵画の中にはとっても優しいお顔をされているものもたくさんあるのよ。
シヴァ神はとにかく怒らせたら世界を滅ぼしてしまうほどの力を持っているけれど、その一方で慈悲深くてとても優しい一面も持っているの。
強くて優しく、宇宙そのものの象徴でもあるという最高神・シヴァ神。
シヴァのマントラを唱えることで、シヴァと深く繋がることができるから、ぜひ今日からシヴァのマントラを唱えることを実践して、穏やかな心を手に入れてみて。
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