
季節の暦の読み方に七十二候というものがあります。
日本の風土や気候に合わせた暦なので季節の旬を感じることができるでしょう。
その七十二候の半夏生(はんげしょうず)の時期は、梅雨が終わり半分夏になり始めた時期です。
この時期は、急激に雨量が増えるということもあり注意が必要です。
まだまだ、家で大人しく過ごしておく方がよさそうですね。
そんな時期の過ごし方を見ていきましょう。
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半夏生(はんげしょうず)の意味
半夏(からすびしゃく)が生え始める時期です。からすびしゃくは、緑色の仏炎苞に包まれた細長い袋のような花です。
紐のような形をしており上に向かって生える草に見えます。烏の柄杓に見えることから「からすびしゃく」という名前が名づけられています。
毒を持った花らしいですが、薬草として活用されてきた歴史もあります。この時期は田植えが終わり、農業の節目とされていました。
「雑節」という特別な暦の時期になります。こちらは、田植えを完了させる時期とされ、この日の天候で収穫を占ったりもしたそうです。
昔の人にとっては、米はすごく大事なものですよね。税金を納めたり、今でいうお金のような価値さえあったのでしょう。
半夏雨の時期に降る雨は、まさしく「半夏雨」と呼ばれています。その半夏雨という雨は大雨になると言われて警戒されていました。
確かに梅雨の終わりは、豪雨が降りやすくなるので言い伝えや伝説だけでなく実際に必要な戒めだったのかもしれませんね。
今でも梅雨の終わりごろは送り梅雨と言われ豪雨が発生することも多いと言えますよね。
たくさんのお米を収穫するには、この時期が勝負になってくるからこそ少し繊細になってしまっていたこともあるでしょう。
半夏生(はんげしょうず)の時期は「7月2日~7月6日頃」
2021年 | 7月2日~7月6日 |
2022年 | 7月2日~7月6日 |
2023年 | 7月2日~7月6日 |
2024年 | 7月1日~7月5日 |
2025年 | 7月1日~7月5日 |
2026年 | 7月2日~7月6日 |
2027年 | 7月2日~7月6日 |
2028年 | 7月2日~7月5日 |
2029年 | 7月2日~7月5日 |
2030年 | 7月2日~7月6日 |
半夏生(はんげしょうず)の時期は、夏至から数えて11日目を指します。この時期は対絵が終わった農家が休む時期でもあります。
前述のように秋のお米の実り具合を占う習慣もありますが、田植えを終えた田んぼから天へ田んぼの神様が昇っていく姿が半夏雨とも言われています。
雨が降る姿が神様の昇る様子だと言われることも多いですよね。そして、米農家の仕事が落ち着いたタイミングなので手伝ってくれた人たちや自分たちをねぎらう習慣がある地方もあります。
香川では、うどんを人々に振舞って労をねぎらうことから7月2日がうどんの日になっています。
ここで既にうどんを食べる習慣があるなんて不思議な感じですよね。また、関西ではたこを食べます。
そういうことから、7月2日がたこの日になっている地方もありますよ。たこの足が豊作のお米のように見えるからという説もあります。
でも、夏バテを防ぐような栄養素が多いからタコを食べることになったという説の方が有力みたいです。
農家といえば、毎日働かないといけない仕事だからこそつかの間の休息だったのかもしれません。
この時期は、暑さも本格的になっていくので体調を崩さないようにしましょう。米農家の人でなくても、休息をとることを意識してみる方が良いと思います。
半夏生(はんげしょうず)の旬の野菜は「おくら」
「おくら」の基本情報
栄養 | おくらは、ナトリウム、カリウム、ビタミンA、食物繊維などを含んでいます。ネバネバの元になっている食物繊維は腸内の善玉菌を増やして成長作用を促してくれる効果があるそうです。さらに、コレステロール値を下げる効果もあります。 |
選び方 | 表面の産毛が均一で角ばっていないものを選びましょう。種が詰まってくると実が固くなるので柔らかい方がおすすめです。
小さい方が柔らかいものが多いのでチェックしてみましょう。 |
保存方法 | おくらは、塩で茹でてから1本ずつラップに包んで冷凍をしてみましょう。生のおくらを冷凍する場合は、先に塩で板ずりして産毛を取り除いてください。そして、がくを取ってからラップに包んで冷凍しましょう。 |
その他、お役立ち情報 | オクラにお酢を加えると、ネバネバが消えてしまうので注意してください。カロテンを多く含むため免疫力をアップさせて皮膚や粘膜を強くしてくれる作用もあります。 |
「おくら」の特徴
何と言ってもおくらの特徴はネバネバすることです。ネバネバは健康にも良いので成分でもあります。
旬の時期は7月から9月の夏の間となっており夏野菜ですね。主な産地は、鹿児島、高知、沖縄と温かい地域が多くなっています。
「おくら」のおすすめの食べ方・調理法
おくらを調理する際は、ネバネバ感を楽しむことがおすすめです。魚や豚肉などと合わせるとスタミナ増強と免疫力アップの効果が見込めるでしょう。
夏バテをしやすい時期だからこそ食べたい食材でもありますよね。忙しい時であれば茹でて、細かくしてから好きな調味料を混ぜ合わすだけでも食べやすくなります。
梅やポン酢などと合わせるとさっぱり食べることもできます。
またクックパッドの「おくら」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。
半夏生(はんげしょうず)の旬の魚介類は「はも」
「はも」の基本情報
栄養 | はもにはタンパク質、コラーゲン、カルシウム、ビタミンなどが含まれています。 |
選び方 | 実が薄くべっこう色の物を選びましょう。透き通った感じのものがおすすめです。 |
保存方法 | 内臓を取り除いてから、キッチンペーパーで水分を吸い取ってください。その後、1枚ずつキッチンペーパーで包んでからラップに包んで冷蔵庫保存をしましょう。また、切り身の状態にしてから1枚ずつラップで包み、ジップロックなどの袋に入れてから冷凍することも良いでしょう。 |
その他、お役立ち情報 | はもは、関東では料理屋さんでしか食べられませんが関西では日常的に食べられる魚です。
大阪湾で獲れることもあり、身近な魚なのですき焼き風に食べられています。釣りものは高価で底引き網などで獲った方が安価です。 |
「はも」の特徴
はもの旬は7月から9月で、雌の方が美味しいです。はもは、梅雨時に脂がのります。脂がのったときは、淡雪のような食感と淡泊ながらもうまみと脂の後味のある豊かな味わいを楽しむことができます。
「はも」のおすすめの食べ方・調理法
はもは、骨が多くさばくのが大変な魚です。骨切りと言って、小骨に包丁を入れる作業から調理が始まります。
関西では骨切り後の切り身が売られていたりもするので、活用してみましょう。関西では甘めの酢飯と合わせて箱寿司にして食べることもあります。
はもと言えば、天ぷらや寿司が有名かもしれませんが玉ねぎとの相性も抜群です。
またクックパッドの「はも」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。
半夏生(はんげしょうず)の旬の草花は「カラスビシャク」
「カラスビシャク」の基本情報
学名 | カラスビシャク |
科・属 | サトイモ科 |
原産国 | 日本 |
別名 | 半夏雨 |
「カラスビシャク」の特徴
カラスビシャクは、花の形がカラスの柄杓に似ていることから名づけられた名前です。実は役に立たないという意味だったりもします。
華やかな花を咲かせるわけではないので、役に立たないと言われてしまったのかもしれませんね。
花と言えば、人々の心に豊かさを与えるということを求めて摘む人の方が多いから当たり前の感想なのかもしれません。
花の知識がなければ、草が生えているだけにも見えてしまう花でもあります。一応、花に関しては地味で役に立たないように見えますが根っこが意外と役に立つのです。
カラスビシャクの根っこは、漢方として使われており半夏という別名もあります。たんきりやコレステロールの数値を抑えるという効果を持っているそうです。
古くは根っこを掘って、薬屋に売るというお小遣い稼ぎの仕事にしていたという話もある面白い植物です。
日本では九州から北海道まで幅広く生息している花となっているので、見たことある人も多いでしょう。
この時期は、大雨が降る時期でもあるのでカラスビシャクを見かけたら雨に注意する必要があります。
そう考えると昔の人の知恵はすごいですよね。
「カラスビシャク」の花言葉
カラスビシャクの花言葉は、「心落ち着けて」です。カラスビシャクは、昔から役に立たないと言われてきたこともあります。
なので、見つけてすぐに要らないと捨てるのでなく心を落ち着けて本質をみきわめなさいという意味も持っているのかもしれません。
花としては、価値がなかったとしても漢方薬としては昔からよく使われており価値があるとされているものなのです。
何事も一方面から見るのでなく心を落ち着けてから違う方向から見ることも大切ということを伝えてくれているのかもしれません。
普段から、目に見えている面だけじゃないことの方が大切なことも多いですよね。
半夏生(はんげしょうず)の旬の行事は「祇園祭り」
この時期は、全国的な行事と言えば農家の人の田植えが終わり休む期間でもあります。田植えが終わり一息つくことができるタイミングなのですよね。
でも、京都で最も有名なお祭りが行われる期間でもあります。それは祇園祭ですが、京都を含めた関西圏以外の全国的において知られているお祭りでしょう。
祇園祭りは京都で開催される地方のお祭りですが、御存じの方も多いかもしれませんね。祇園祭りの見物のためだけに京都へ旅行に行く人もいるくらいのお祭りです。
祇園祭は、京都の祇園にある八坂神社の祭礼となっており7月1日から1か月かけて行われるお祭りです。
始まりは平安京で病が流行った時期に無病息災を願う儀式が行われたことからだと言われています。
今日までの間に戦争などがあり中断されてきた歴史もありますが、町の人たちの力により現代まで続けることができている祭りでもあります。
そんな祇園祭の中でも特に最大の見せ場と言われているのが17日と24日の宵山と山鉾巡行です。
詳しくない人でも耳にしたことがあると思います。山鉾巡行とは、鉾やなぎなたを立てた山鉾が京都の町を練り歩きます。
近くで見るだけでも圧巻です。写真や映像で見かけたことがある人もいるでしょう。また、この時期に八坂神社でちまきというお守りを授かることができます。
ちまきと言えば、食べるものを想像してしまう人も多いですよね。このお守りは食べ物でなく、笹の葉で作られたお守りです。
各山鉾の会所で個性があるので比べてみてください。無病息災を願って京都では民家の玄関先に置いていることも多いので、機械があれば見てみましょう。
この時期は、BGMも祇園祭の雅楽になっていることも多いので少し時期を外していても雰囲気を楽しむことができます。
さらに、祇園祭期間のみ販売される和菓子などもあるので、それも楽しみの1つにすることができますよ。
神社の神事と聞くと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、気楽に考えてみましょう。
半夏生(はんげしょうず)の運気アップの方法は「休息をとる時間」
半夏生は、全国的にも田植えが終わり休息をとる時期です。梅雨の終わりごろということもあり、あまり派手に動くことができない時期でもありますよね。
統計的にも梅雨の終わりごろは大雨が降りやすいと言われていることもあり、じっとしているべき日程なのかもしれません。
現代では、米農家など農業に従事している人は少なくなってきました。なので、この時期が閑散期に当たる人は少ないかもしれません。
逆に祝日がない時期なので働き詰めになっている人の方が多いかもしれませんね。疲れて体調を崩していませんか?
時間を忘れて働きすぎていませんか?忙しすぎて自分を失ってしまうと余計に自分のことを後回しにしてしまうことが多いでしょう。
これから、本格的な夏を迎えるということもあり少し休息をとることをおすすめします。1日何もせずにぼーっと過ごすということも悪くないでしょう。
そこまで休む時間がないのであれば、雨の日に数時間だけ好きなことをしたり、物思いにふけてみるという時間を作ってみましょう。
ゆっくり本を読むという時間も意外となかったりしませんか?そういう、贅沢だと感じる時間や後回しにしてきたことを楽しもうと思いましょう。
忙しいときは休むことに対して、かなり勇気が必要だと思います。でも、意外と思い切って休んで見る方がその後の仕事の能率が上がるということもありますよ。
雨だと何もしたくないという気持ちが大きくなってきますよね。その気持ちを上手く利用して何もしなければ良いのです。
意外と何もしないということは贅沢な時間であるということがわかってくるでしょう。その間に自分の考え方も少し変化があるかもしれません。
この時期は、湿気や気圧の関係で体調を崩しやすい時期でもあるので無理をしないようにしましょう。
自分の心を落ち着けるという時間を大切にしてください。瞑想をすれば、意外と直観力が上がってくるかもしれません。
他の七十二候の意味や時期の一覧
占い師秋桜のワンポイントアドバイス「自分を回復させる時期よ」

現代社会では6月よりも3月や12月に一大イベントが終わる人の方が多いかもしれないわ。
だから、6月に一息つくということは少ないかもしれないわね。でも、長い雨や天気の悪さでどことなく不快な気分になっていたりしない?
気圧の変化で偏頭痛などが強くなってしまっている人もいるわよね。だから、現代でもゆっくり過ごすということを意識した方が良いのよ。
4月から新しい人間関係に飛び込んでいれば、ちょうど6月頃に疲れが出てくる時期でもあるわ。
だから、ちょっと休んで目線を変えてみることも大切だと思うわ。