菊花開(きくのはなひらく)の意味や時期とは?旬の野菜、魚、草花、行事まで完全紹介!【七十二候・第五十候】
占い師 聖子
占い師 聖子
micaneで占いをしている聖子と申します。このページを訪れてくださったあなたへ、今一番必要なことについてお話するわね。

日本は勿論世界が大変革を迎えている2024年。地震や不安定な株価…。そんな中で前に進もうとする経済や社会、世界中の人々が昔とは違う「変化」や「前進」にチャレンジしようとしています。

そして、いよいよ近づいてきた2025年。時の流れと言うものは本当に早いものです。

そんな中、私もあなたも今まででとは違う「変化」や「前進」が必要なのは言うまでもない事。

2025年に向けて、時代の流れの速さは過去の何倍にもなり光の速さになっています。その中で必要な

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※20歳未満はご利用できません

日本には四季があり、我々日本人は季節の移り変わりをとても大切に考えてきました。

それぞれの季節がもたらす風景や恵みを、生活の中に取り入れ豊かに暮らしてきたのです。

季節を72にも分類した七十二候があることが、春夏秋冬だけでなく、さらに季節を細かく分けて、ささやかな季節の巡りを感じながら生きてきたことを示しています。

立春・冬至など1年を24に分けた二十四節気、それをさらに3つに分けた七十二候。

現代に生きる私たちが忘れがちな、季節の移ろいを今一度大切にしていきましょう。

この記事では、七十二候の第五十候「菊花開(きくのはなひらく)」について、詳しい意味や時期、旬の野菜や果物、魚介類、草花や行事、運気アップの方法についてご紹介していきます。

日本ならではの季節について再認識し、豊かに暮らしていけるようになっていきましょう。

菊花開(きくのはなひらく)の意味


菊花開(きくのはなひらく)は、その名の通り菊の花が咲き始める時期のことです。

菊花開(きくのはなひらく)の時期は、旧暦でいうところの九月九日頃を指します。

その日は重陽の節句で、菊が欠かせません。

重陽の節句には菊の花びらを摘み、乾燥させ布に詰めて菊枕にします。

菊枕を使って眠ると恋しい人が夢に現れるとされており、女性から男性に贈られるものだったそうです。

また、菊は中国では長寿の象徴でもありました。

その昔、菊の露が滴る崖があり、その露を飲んだ人たちは皆長生きをしたという伝説があるためです。

だから、重陽の節句でも長寿を祈願して菊を飾り、菊酒を飲みました。

そのため重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、昔は盛大に祝われていたようです。

現代でも、菊花開(きくのはなひらく)の頃には、市販の食用菊が出回ります。

食用菊であっても、だし袋につめてお風呂に浮かべれば、菊風呂の出来上がりです。

菊風呂につかれば、爽やかな香りと菊の薬効が感じられるでしょう。

また、同じものを枕カバーの中に入れれば、簡易的な菊枕を作ることもできます。

昔の人と同じように恋しい人を思いながら菊枕で寝れば、いい夢が見られるかもしれません。

重陽の節句は現代日本では祝われることのなくなった節句ですが、こんな風に簡単に菊を楽しむこともできるのです。

菊が盛りを迎える菊花開(きくのはなひらく)の時期を、ぜひ菊の花とともに過ごしてみましょう。

秋の深まりを感じられるはずです。

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菊花開(きくのはなひらく)の時期は「10月13日~10月17日頃」

2021年 10月13日~10月17日
2022年 10月13日~10月17日
2023年 10月13日~10月18日
2024年 10月13日~10月17日
2025年 10月13日~10月17日
2026年 10月13日~10月17日
2027年 10月13日~10月17日
2028年 10月13日~10月17日
2029年 10月13日~10月17日
2030年 10月13日~10月17日

「秋の日はつるべ落とし」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

この言葉も菊花開(きくのはなひらく)の頃を指すのにぴったりの言葉です。

つるべとは井戸で水をくむための道具のことです。

現代日本で井戸を使う機会はほぼなくなってしまいましたが、つるべ落としという言葉は残っています。

「秋の日はつるべ落とし」とは、つるべが井戸の中に滑車を伝って素早く落ちるように、秋の日暮れも素早いということを指しているのです。

この時期、まだ明るいと思っていたのに、もう暗くなってきたという経験は誰にでもあるものでしょう。

「春の日は暮れそうで暮れぬ、秋の日は暮れぬようで暮れる」ということわざもあるように、これから冬を迎えるこの季節の物悲しさは何とも言えないものがあります。

夕暮れは寂しさを感じさせるものの、この時期の昼間は快晴が広がります。

菊の花が咲くころに雲一つない青空が広がることを「菊晴れ」といい、この言葉からもこの季節に菊が欠かせないものであることが分かるでしょう。

菊晴れの日は、身も心も気持ちよく過ごすことができるはずです。

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菊花開(きくのはなひらく)の旬の果物は「栗」

「栗」の基本情報

栄養 炭水化物豊富な高エネルギー食品のため、縄文時代から日本人に食べられてきた。

ビタミンB1・B2、ナイアシンが含まれ、糖の代謝を行いながら効率よくエネルギー補給ができる。

ビタミンCが豊富ででんぷん質に包まれているため、加熱しても壊れにくいという特徴を持っている。

食物繊維・葉酸が含まれており、肌荒れ防止や美肌効果が期待できる。

渋皮にはタンニンが含まれており、コレステロール値低下や糖尿病の予防に役立つ。

渋皮には強力な抗酸化作用成分があるので、渋皮を少し残して料理すると栄養価がアップします。

選び方 栗は硬い皮に覆われ鮮度が落ちにくそうに見えますが、2~3日で鮮度が低下してしまうので新鮮なものを選ぶようにしましょう。

果皮がつやつやとしていて光沢のあるもので、持ってみてずっしりと重みを感じるものが新鮮なものです。

栗の形にはさまざまなものがありますが、ふっくらとしていて丸みがあり大きなものを選ぶようにしていきましょう。

虫食い穴があるようなものは、当然避けてください。

採れたてでなくても、低温貯蔵された栗は甘みが増しています。

甘みを求めるのなら熟成栗と書かれたものを探すのもいいでしょう。

保存方法 生栗のままで保存するなら、まずは栗を洗いましょう。

水気を切って新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れれば1週間程度保存可能です。

水を張ったボウルに洗った栗を入れ、毎日水を変え冷暗所で保存しても1週間はもちます。

水を切ってビニール袋に入れれば、半年程度保存できます。

茹でて皮をむいた状態で保存するには、水を張ったボウルで3日程度、ビニール袋に入れて冷凍で半年程度保存可能です。

その他、お役立ち情報 栗はフルーツなの?野菜なの?と迷ってしまいますが、栗はフルーツです。

秋の味覚の代表でもある栗はフルーツの中で、堅果に分類されます。

堅果という言葉に馴染みはないかもしれませんが、ナッツと言えば聞き覚えがあるのではないでしょうか。

堅果はナッツと総称され、皮が堅く種を食べるフルーツのことです。

皮が堅いためむくのが難しい栗ですが、そのむき方にはコツがあります。

まず生栗の状態のまま包丁の刃元で鬼川に少し切り込みを入れておきます。

そして、熱湯に1時間ほど浸ければ、栗はむきやすくなるのです。

底のざらついた部分を切り落とし、切り口から引っ張るように鬼皮をむいていきましょう。

「栗」の特徴

栗は和・洋・中のどの料理にも使われる食材です。

ヨーロッパの栗は小粒のものが多く、甘さ控えめです。

焼くと鬼皮ごとむけやすいという特徴を持っており、モンブランなどペースト状にしたお菓子に適しています。

中国栗は小粒で熱を加えると甘みが増すため、天津甘栗などに使われています。

日本栗は粒が大きく水分量が豊富で、甘みも強いのが特徴的です。

日本栗の中にもさまざまな種類があり、現在日本で栽培されている栗の品種はおよそ40種ほどです。

最も多く栽培されているのは「筑波」という品種で9月下旬~10月上旬が旬、大き目で渋皮煮や茹で栗に適しています。

「栗」のおすすめの食べ方・調理法

おかずにしてもスイーツにしても美味しい栗ですが、食べるなら渋皮も一緒に食べることをおすすめします。

渋皮には栄養豊富なだけでなく、味わいや香りも増してくれます。

渋いという名前から敬遠してしまうには、もったいなさすぎる部分だと言えるでしょう。

手間暇のかかるイメージのある渋皮煮ですが、行程自体はいたってシンプルです。

まず熱湯に栗を入れ、5分ほどで出し、鬼皮をむきます。

渋皮を傷つけないようにむいたら、重曹を入れたお湯で栗を茹であくを抜いていきましょう。

3回ほど茹でこぼしたら、あく抜きは完了です。

渋皮の表面の繊維と筋をきれいに取り除いたら、砂糖を入れコトコト煮れば完成です。

またクックパッドの「栗」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。

菊花開(きくのはなひらく)の旬の魚介類は「はたはた」

「はたはた」の基本情報

栄養 はたはたはオレイン酸などの良質な脂肪酸を多く含んでいます。

血液をサラサラにしたり、脳の機能を向上させたり、抗うつ作用、免疫機能向上、脂質代謝改善作用があるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といったオメガ3脂肪酸も多く含まれています。

また、はたはたの中で見逃がせない栄養素がビタミンEです。

ビタミンEは若返りビタミンとも言われており、抗酸化力が強く、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素が増えるのを抑制する効果があります。

アスパラギン酸をはじめとするアミノ酸も豊富です。

選び方 はたはたの旬はぶりこ(卵)を持ち始める10月中旬ごろです。

卵のある冬がはたはたを食べるにはベストな期間ですが、秋~冬の間は高価で春になると安価になります。

美味しいはたはたを選ぶには体にツヤがあり、ぬめぬめが残っていて張りのあるものを選ぶようにしましょう。

はたはたから出るぬめりが残っているのは、新鮮な証拠です。

また、色の濃さも新鮮さを判断する重要な基準となります。

色が濃いものが新鮮で、白っぽく色あせたものは古くなっているので注意が必要です。

保存方法 はたはたは鮮度が命の魚なので、保存方法が重要です。

冷凍保存することで、長く鮮度を保つことができるでしょう。

ぬめぬめしていますが、そのぬめりを落とさないことが肝心です。

ジップロックやタッパーにはたはたを入れ、そこに水を張りそのまま冷凍する氷漬け冷凍がおすすめです。

氷漬けが難しい場合には、なるべく空気に触れないようにラップで隙間なくくるみ冷凍保存しましょう。

解凍する時は、周囲の氷ごと水に浸けて解凍していきます。

その他、お役立ち情報 はたはたは秋田の郷土料理で使われる魚ですが、近年は全国的に食べられています。

はたはたの語源は雷光の古語にあり、雷が鳴るような荒れた海でとれることからその名がつけられたとされています。

シラハタやサタケウオやカミナリウオと呼ばれることもあり、地方によって呼び名が異なるのが特徴的です。

秋田で有名な魚ですが、秋田ではたはたがとれるようになったのは関ヶ原の戦いの跡、水戸の藩主である佐竹公が秋田に国替えさせられてからだと言われています。

佐竹公を慕って常盤のはたはたが秋田に移動してきたという俗説があり、そこからサタケウオと呼ばれるようになりました。

「はたはた」の特徴

はたはたは秋田では、これ以上に美味しい魚はないと言われるほどの魚です。

魚といえばウロコを落としたりと下処理が面倒なイメージがありますが、はたはたは下ごしらえがいらないのも嬉しいポイントです。

秋田でははたはたは食材として食べるだけではありません。

はたはたを用いて作られた魚醤は「しょっつる」と呼ばれ、日本三大魚醤の一つです。

江戸時代の初期には作られ始めたとされており、しょっつるは歴史のある調味料です。

はたはたを漢字で書くと「鰰」、魚へんに神と書きます。

日本海側の厳しい冬を迎える秋田県民にとって、冬を知らせる雷とともに大量に獲れるはたはたは、まさに神の使いのようだったのでしょう。

ですが、90年代には乱獲のため絶滅の危機にひんしたこともあります。

漁師たちの自主的な取り組みにより、はたはたは守られました。

「はたはた」のおすすめの食べ方・調理法

はたはたを食べるのなら、簡単で美味しいしょっつる鍋がおすすめです。

はたはたを原料に作られた魚醤であるしょっつるとはたはたの相性が悪いわけがありません。

作り方は簡単で鍋に昆布だしとしょっつるを入れ、そこにはたはたと野菜を入れるだけです。

はたはたはうろこもなく、内臓を取り出す必要もありません。

軽く洗うだけで、もう調理可能です。

はたはたと汁をからめながら食べれば、素晴らしい味が堪能できるでしょう。

またクックパッドの「はたはた」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。

菊花開(きくのはなひらく)の旬の草花は「菊」

「菊」の基本情報

学名 Chrysanthemum morifolium
科・属 キク科・キク属
原産国 中国・アメリカ
別名 星見草

「菊」の特徴

菊は2000年以上前から中国で栽培されており、薬用や食用として親しまれてきました。

日本では平安時代頃から栽培されるようになり、独自の品種が作られてきたのです。

その後、幕末の日本からイギリス人が持ち帰り、品種改良し洋菊が栽培されるようになりました。

菊の葉はギザギザしており、楕円形です。

花弁は一重、もしくは八重で、大きさによって大菊・中菊・小菊に分類されます。

秋が旬ではありますが品種が多いため、1年中何かしらの菊を鑑賞することが可能です。

「菊」の花言葉

菊の花言葉は高貴・高潔・高尚です。

これは古くから菊が日本人にとって特別な花であり、皇室の紋として定められていることが由来となっています。

また、菊には色別にも花言葉があります。

黄色い菊の花言葉は「わずかな愛」「破れた恋」「長寿と健康」白い菊は「誠実」「真実」赤い菊は「あなたを愛しています」

黄色い菊にネガティブな花言葉が多いのは、黄色がヨーロッパでは裏切りを表す色だからです。

日本では黄色にネガティブな要素はなく、むしろ明るく健康な色なので「長寿と健康」という花言葉になっています。

菊花開(きくのはなひらく)の旬の行事は「神嘗祭」


神嘗祭は伊勢神宮の祭りで、五穀豊穣に感謝しその年とれた米の初穂を天照大神に奉る行事です。

神嘗とは神様を食事でもてなすことを意味しており、古くから日本人は米の収穫に感謝していたことが分かります。

あまり聞きなじみがありませんが、神嘗祭は現代でも毎年10月17日に行われています。

天皇陛下が天照大神に感謝をささげる神嘗祭の様子は、一般の参拝者でも一部見学が可能です。

神嘗祭を見学し、五穀豊穣に感謝する気持ちを持つとともに、秋の深まりを感じてみるのもいいでしょう。

菊花開(きくのはなひらく)の運気アップの方法は「菊を楽しもう」


菊花開(きくのはなひらく)を運気を高めて過ごすには、やはり菊が重要なポイントとなります。

菊を日々の中に意識して取り入れることで、この時期の運気はアップしていきます。

菊を買ってきて飾るだけでも構いませんし、余裕があるなら菊枕や菊風呂もしてみましょう。

また、菊は食べても素晴らしい効果のある食品です。

菊には解毒作用があり、体の中をデトックスしてくれることが期待できます。

この時期に菊を食べることは運気もアップさせてくれるし、体の中をきれいにもしてくれるのです。

他の七十二候の意味や時期の一覧

占い師 小鳥のワンポイントアドバイス「食欲の秋」

菊花開(きくのはなひらく)の頃は、とっても食べ物が美味しい時期ね。

この時期は、ぜひ美味しい食べ物をいっぱい食べて季節を感じてちょうだい。

お米に栗、はたはた、紹介した以外にも美味しい食べ物はいっぱいあるわ。

そして、美味しいものを食べた時には、食べ物への感謝を忘れないことね。

そして、季節の巡りがあるからこそ、旬の美味しい食べ物をいただけるのだという意識を持つことも大事よ。

そういった意識を持てば、菊花開(きくのはなひらく)は充実して過ごせるはずよ。

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