7月21日の誕生花は「ミント」。
ミントというと、花の姿形よりも、葉のほうが有名で、見たことがある人も多いのではないかと思います。
スイーツの上にちょこっと乗せられているイメージが強いですが、「美徳」「効能」といった花言葉を持っています。
ハーブの中で最も広く知られている種類であり、現在でも毎年のように新しい品種が生み出されるミントには、他にもいろいろな花言葉があります。
今回は、7月21日生まれの誕生花であるミントの名前の由来や花言葉、そして花言葉の由来について紹介していきたいと思います。
目次
7月21日生まれの誕生花「ミント」の基本情報
英名Mint
花言葉 | 美徳・効能・喜び・元気回復・爽快・燃え上がる恋・思いやりの気持ち・温かい心遣い・気分の温かさ・私たちは再び友だちになろう |
科・属名 | シソ科ハッカ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | 北半球温暖地帯・ユーラシア大陸 |
開花期 | 7~9月 |
別名 | ハッカ・セイヨウハッカ・メグサ・メンタ |
7月21日以外の誕生花の月日 | 3月16日 3月19日 5月28日 6月9日 7月11日 7月22日 8月23日 9月11日 12月21日 |
7月21日生まれの誕生花「ミント」の花の名前の由来や種類
「ミント」の花の名前の由来
ミントという名前は、ギリシャ語で「menthe」・ラテン語で「mentha」という言葉に由来していると言われています。
それぞれ、メンテーやメンタと呼ばれているのですが、これはギリシャ神話に登場する美しいニンフの「メンタ」という名前にちなんでつけられたものだと言われています。
メンタは、冥府の神であるハデスに寵愛されるのですが、これを知ったハデスの妻・ペルセポネーがメンタに嫉妬し、メンタを草に変えてしまったという伝説が残されており、そのメンタが姿を変えた草というのがミントのことなのです。
ペルセポネーがメンタを植物にした方法については、呪いで変えてしまったという説と、ペルセポネーの怒りを受けたメンタを見て可哀そうに感じたハデスが、メンタを逃がすために植物に変えたという説があり、実際にはどちらが本当なのかはわかりません。
和名での呼び名は“薄荷”と書いてハッカと呼びますが、これは葉を蒸留してハッカ油を抽出する場合、ほんの少しの量しか取れないということで荷物が軽くて済むということで、「薄荷」の名前が付けられたと言われています。
「ミント」の種類
ペパーミント系とスペアミント系という2種類に分かれるミントは、新しい品種が生まれやすい植物と言われており、年々新しいミントが生まれているという事実があります。
現在でもすでに600種類以上のミントが存在しており、ウォーターミント · アップルミント · パイナップルミント · バジルミントなど様々な種類が存在しています。
ミントはその葉っぱから油を抽出し、ハッカ油として利用されてきました。
この油は、皮膚の炎症・瘡痒症を治すための薬として使われてきたもので、その他も食用に使われるようなこともあります。
7月21日生まれのその他の誕生花
ルドベキア
パッと見た感じ、小さなヒマワリのように見えるルドベキアですが、7月21日生まれの誕生花です。
「正義」「公平」という正義感にあふれた花言葉を持っていて、これは、花の名前の由来となっているスウェーデンの植物学者オロフ・ルドベックが、どんな研究でも公平な状態で評価をするようなひいきめなしの人物であったことが由来となっているそうです。
ネムノキ
「歓喜」「胸のときめき」という前向きな花言葉を持っているのがネムノキです。
夜になると、葉と葉をくっつけて重なるようにあて眠る習性をもっていますので、それが中国では夫婦円満を表現しているということで、夫婦の関係をよりよものしてくれると言われています。
花自体は綿毛のようで、タンポポの綿毛がよく似ているような見た目をしています。
ネムノキは他の植物にはないような習性がたくさんあり、見ていて飽きることがありません。
トケイソウ
咲いている花が時計の文字盤のように見えることなどで、トケイソウという名前がつけられたのですが、見ていると本当に時計にそっくりでこれは3本ある雄蕊が、独特な模様の花弁の上にあることで、時計の文字盤と、針に見えることが由来となっています。
とても変わった形をしているので、他の植物と間違えることがありません。
7月21日生まれの誕生花「ミント」の代表的な花言葉「美徳」の意味
ミントの代表的な花言葉は「美徳」です。
薬として使われることもあるというミントの特性が、「美徳」の花言葉の由来となっています。
ミントが健康を助けてくれる、健康にしてくれるという、人の道理にかなった行いをしてくれるということで、この花言葉がついたと言われています。
そのような由来で花言葉が生まれるほど、ミントは古くから人の健康を維持する働きをしてきたということにもなりますね。
7月21日生まれの誕生花「ミント」のその他の花言葉の意味
効能
ミントの花言葉はほとんどが、そのミントの効能によるところが大きいとされています。
そのため、「効能」という花言葉もあるくらいです。
ビタミンCを多く含み、利尿作用があったり、殺菌効果があったりなど、ミントは香りだけでなく植物が持っている成分で薬や料理、お茶に使われるなど様々な形で活躍してくれるため、このような花言葉がついたのです。
喜び
「喜び」という花言葉は、ミントの効能によって健康や美を取り戻した人が喜んだということから生まれた花言葉です。
元気になったり、美しくなれば人の気持ちは明るく前向きになります。
その姿から「喜び」という花言葉がついたのです。
元気回復
消化不良の改善や、殺菌効果があるなど、使い勝手のいいミントは、人の健康を手助けする植物として古くから利用されてきました。
ミントを使って元気になったという人が大勢いるために、「元気回復」という花言葉がついたとされています。
爽快
ミントの香りや、ミントの味などからついた花言葉が「爽快」です。
スーッと爽やかな香りや味がするミントそのものを表した花言葉であると言えるでしょう。
温かい心遣い
ミントは人の生活に古くから寄り添ってきた植物です。
漢方として使われることもあれば、油を抽出してハッカ油として使われることもあり、また葉をそのまま料理に使ったり、お茶に使ったりなどして、人々の生活のさまざまなシーンに登場してきました。
香りも種類が豊富で、リンゴの香りがしたり、柑橘系やパイナップルの香りがするものがあるなど、さまざまで、楽しませてくれます。
そういったミントの働きに、人々は時にホッと落ち着いた気持ちやリラックスできる気持ちになることもあったでしょう。
ミントが常に姿形を変えて、人に寄り添ってくれる姿に、「温かい心遣い」という花言葉がついたのです。
気分の温かさ
「気分の温かさ」という花言葉は、ミントがお茶などに使われ、リラックスできた気持ちを表していると言われています。
ミントティーは香りでリラックスでき、イライラ、もやもやしている気持ちをふっと晴れやかにしてくれる力があります。
そういった体験をした人の間でミントが与えてくれる心への効能が広まり、「気分の温かさ」という花言葉が生まれたのでしょう。
私たちは再び友だちになろう
「私たちは再び友達になろう」という花言葉は、ミントが常に人の生活に寄り添ってくれている姿が由来となっています。
葉っぱ、油など、薬であったり調味料であったりと様々な形で役立ってくれるミントは、いつでも支えてくれる友達のような存在です。
いつもいろいろな形で力になってくれる姿がもととなって、「私たちは再び友達になろう」という花言葉が生まれたのです。
7月21日生まれの誕生花「ミント」の怖い花言葉と意味
ミントに怖い花言葉はない
ミントは、確かに食用のものではなく、毒性があり食べられない種類などもあったりしますが、それでも怖いと感じる花言葉は一つもありません。
どれもミントが古くから人に重宝されて、さまざまな形に姿を変えて役立ってきた歴史を感じることができる花言葉ばかりなので、怖い花言葉などないのです。
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占い師CRISSのワンポイントアドバイス
ミントを見ていると、「臨機応変」って言葉が思い浮かぶの。
臨機応変って、時には便利な言葉ではあるけど、実際に自分がその言葉通りに行動しようとするとなかなか難しいのよね。
でも、ミントってそれを難なくやってのけているように感じられない?
薬になったり、お茶になったり、料理にスパイスを与えたり、飾りになってみたり…。
ミントのように様々な形で「臨機応変」に活躍できる人を目指したいなっていう気持ちになるわよね。
重宝されて、大事にされる存在になれることは間違いないもの。
友達関係においても、仕事関係においても、ミントのような臨機応変に人を助けることができる人間になれたらいいわね。