土用と言えば、現代の日本では夏のイメージが強いかもしれません。でも、実は暦の上では春夏秋冬と全ての季節にある行事なのです。
それぞれの土用の日によって過ごし方があるので見ていきましょう。秋の土用は夏と違いウナギを食べる日ではありませんよ。
また、土用の時期に行ってはいけないと言われていることに関しては4回とも共通するので年に4回気を付けてくださいね。
目次
秋の土用|2024年は10/20~11/6
秋の土用は立秋が目印
秋の土用の時期は立秋より前の18日の期間になります。土用というのは秋だけでなく全ての季節の前の時期を指します。
カレンダーで10月から11月に日付が変わるのは1日で切り替えますが、気の流れは少し違います。
移行期間を経てから季節が変わると言われています。なので、土用の期間は、前の季節とこれからの季節がまじりあっている時期でもあるのです。
いわば、季節が安定していない時期となります。なので、地盤改良を行っていない田んぼに家を建てる状況と似たような状態になります。
新しいことなどを始めても根付かせることは難しいと言えるでしょう。
土用の日は年に四回
土用の日は、年に4回あります。多くの人にとっては夏の土用以外はなじみがないかもしれません。
その夏の土用の日に関しても土用の丑の日しか知らない人も多いかもしれませんね。土用の日は実は18日間ほどの期間があります。
1日だけではありません。そもそも土用というのは季節が移り変わっていくことにより安定しない時期なのです。
暦の上で季節が変わるという日に立冬、立春、立夏、立秋の4つの日があります。現代の気候と照らし合わせると少し実際の季節と食い違ってしまっているかもしれませんね。
この季節が変わると言われている暦の前の期間が土用になるのです。土用の時期は渦潮のような時期です。
立秋とすれば、夏と秋が渦潮のように渦巻いている時期になります。なので、秋とも夏とも言えません。
渦潮の中を泳いで行ける人もいないし、たとえ船であってもそのまま進むことはできませんよね。
それと同じく土用の時期は、上手くいかないことが増えてきます。特に新しいことや建築などを始めるのはあまりよくないと言われています。
間日であれば禁忌もOK
土用の日には、禁忌と言われている行為がいくつかあります。その中でも特に守るべきと言われているのが建築や引っ越しです。
特に建築は、やめておく方が良いでしょう。多くの人は新しく家を建てると何年もその場所に住み続けますよね。
そう考えるとわざわざ安定しない時期に家を建てるのはもったいないと言えます。だけど、1年を通して考えると土用の日は約72日程度存在します。
12か月あるうちの3か月も工事をすることができないとすれば大変ですよね。家を建てる人の都合もありますが、工事を行う人も3か月休むと収入の問題もあるはずです。
なので、そんな人向けに禁忌を破っても良い日というものがあります。それが間日なのです。秋の土用の間日は、未、酉、亥の日です。
2024年の秋の土用の間日は、10月22日、10月24日、10月26日、11月3日、11月5日となります。
この間日も建築関係の仕事をしている人を救済するためにできたルールだともいわれています。
土用は五行説で土
この土用の期間というものは五行説で表すこともできます。五行説は、四柱推命などにもよく出てくるのでご存じの人も多いでしょう。
この五行説は、四柱推命など東洋の占いの元になっている考え方の1つです。この五行説は、五行という名前の通り5つの要素になっています。
昔の中国では、多くの物事はこの五行から成り立っていると考えられてきました。今でいう元素記号みたいなものですね。
陰陽五行説は、「木火土金水」で表現するのです。それを人間の誕生日に当てはめると四柱推命になりますよね。
だから、四柱推命で占うときに「水が多い」、「火が多い」なんて表現が出てきます。それだけでなく、季節や方角などを表すこともしてきました。
季節を表すことができるというのも分かったと思いますが、季節は4つです。でも五行説は、5つです。
不思議ですよね。その4つの季節に入らない日が土用なのです。土用は季節の変わり目なので、その4つの季節の中に分類されないと言われてきました。
季節を陰陽五行説に当てはめると、春が木、夏が火、秋が金、冬が水です。残りの五行説というと土です。
なので、土用の期間は土が当てはめられています。土用という漢字からして既に土が入ってしますよね。
また、土用の期間は土をいじってはいけないと言われています。もしかすると、五行で表すと土になるからそういうタブーが出来上がったのかもしれません。
土と言えば、何にでもなれるけど何でもないものです。だからこそ、はっきりした季節が決まっていない時期の土用にあてがわれたのでしょう。
季節がないということは、あえて何もしない方が良いのかもしれません。
秋の土用の土用殺は北西!
普段から占いを好きな人は良い方位と悪い方位を意識しているかもしれません。悪い方位へ行くと悪いことがあるというイメージが強いですよね。
病気になったり、ついていないことが起きたりすることも実際に多いです。誰でもわざわざ運気を落としたくないので悪い方位をあらかじめ知っていれば避けるでしょう。
多くは、年回りやその人の誕生日などによって悪い方位が決まります。なので、家族であっても悪い方位が同じでないこともあります。
その場合、旅行などに出かけるのも大変ですよね。実は、年回りや生まれた日などに関係なく土用の時期に行ってはいけない方位があります。
その方位のことを土用殺と言います。殺という漢字が入っていると余計に恐ろしく感じてしまいますよね。
確かに土用殺方位は、良くない方位とされる五黄と同じくらいの悪影響があるともいわれています。
場合によっては、五黄以上のダメージを与える場合もあると言われているので避けることができるのであれば避けた方が賢明でしょう。
その土用殺は、1年に4回ある土用の時期すべてが同じという訳ではありません。春夏秋冬それぞれ違うのでチェックしましょう。
秋の土用の場合の凶方位は、北西です。北西は、金運、仕事運などに効果があると言われています。
なので、吉方位として北西を利用した場合は金運が上がるでしょう。働いてお金が入るだけでなく、投資に成功してお金を得ることもあります。
また、仕事運に関しても素敵な上司に恵まれて仕事が上手くいきやすくなったりもするでしょう。だけど、その北西が凶方位にあたると真逆のことが起きてしまいます。
お金が入るどころか失ってしまうことになったり、嫌な上司の下で働くことになったりとしてしまうのです。
そんな不運な状況いやですよね。あと、このタイミングであっても年回りや生まれた日の関係で北西で吉方位を取ることができる場合もあります。
そんな場合でもその吉効果を半減させてしまう作用が土用殺にはあるので避けた方が良いと思います。
せっかく、時間とお金を割いて吉方位旅行をするのであれば少しでも大きな成果を得たいと思うはずです。
旅行で開運を狙う人はその行動で一発逆転を狙っている人も少なくはないでしょう。そう考えると引っ越しだけでなく旅行も避けた方が良いと言えます。
もちろん、土用の時期は土用殺抜きにしても引っ越しはしない方が良いと思います。特に長く暮らす予定がある家に関しては土用の時期は避けて引っ越しを行うようにしましょう。
秋の土用にしてはいけないことは土いじり草むしり新しい事
建築やリフォームは禁止!
土用の日程にあたる期間はその漢字の通り土を動かしてはいけません。具体的には建築やリフォームです。土と聞くと建築よりも農業をイメージしてしまいがちかもしれません。
この時期でもあまり農業は禁止されていません。その場所をガラッと変えてしまうことになるから建築はダメなのかもしれませんね。
まず、土用の時期は土地のパワーが強くなるそうです。土神様のパワーが強くなることでその土を動かすと怒りを買ってしまうと考えられていたそうです。
あとは、季節の変わり目ということで気が安定しないから建築を行ってはいけないということになっていました。
イメージとしては地盤改良を行っていない田んぼに家を建てるような感覚かもしれません。なので、どんなに立派な家を建てても土用の時期に建築を始めると長く住むことが難しくなると言われていますよ。
土用の時期は建築作業だけでなく地鎮祭を行うこともダメだと言われているので注意しましょう。
土神様もパワーが強くなりすぎてしまっているのであえて接触しない方が良いということかもしれませんね。
そして、リフォームも同じく土用の時期は行わない方が良いとされています。リフォームでも家をガラッと変える場合と壊れた部分だけを直す場合があります。
一応、占いの世界では原状回復という意味でのリフォームはセーフになります。ただし、トイレや風呂でも壊れてしまうと、せっかくだからランクアップしようか?と考える人も少なくないはずです。
意外なことに壊れて修理をする場合でも設備をランクアップしたりランクダウンするのはダメみたいです。
あくまでも元通りにするということだけになるみたいです。でも、現代ではなかなか難しいですよね。
だけど、トイレやお風呂が壊れて18日間も我慢することができる人も少ないから余計に不安になってしまうでしょう。
でも、それを救うルールもあるので安心してください。前述した間日です。間日であれば、家をいじっても良い日と言われていますよ。
不思議ですが、現代でも18日もの間工事をストップすることは難しいと思われます。人々が上手く生活していくために生まれたルールなのかもしれませんね。
引っ越しを旅行は避けるべし
土用の日程の期間は引っ越しなどの移動もしてはいけないと言われています。家を建てるという行為は、人生においても数回しかないかもしれません。
でも、引っ越しや旅行となると何回も経験する人が多いですよね。転勤族や出張が多い人であれば数えきれないくらいの数を経験するでしょう。
土用の時期は、少し前の季節と次の季節の気が入り乱れている期間でもあります。渦潮の真ん中と呼んでも良いくらい安定しないタイミングなのです。
真っ直ぐに進みたいのであれば、わざわざ渦潮の上を進んでいかないですよね。それと同じでわざわざ土用の日に引っ越しをしない方が良いのです。
この時期に引っ越しをしてしまうとなかなか定住することが難しくなってしまうと言われているのです。
なので、出張のようにもともとそこに長く留まる必要のない人であればそこまで考慮する必要もないかもしれません。
一般的な人で一番多い短期の引っ越しと言えば、大学に入るときの一人暮らしかもしれませんね。
この場合は4年という期間ですが、4年になってしまうとそこまで短い期間ではなくなるので注意すべきと言えます。
土用の時期に引っ越しをしてしまうと自分の中で予期していなかったトラブルに見舞われて思っていたよりも早く再び引っ越しをしないといけないということが起きてしまいがちです。
春の土用の時期は、移動も避けた方が良いでしょう。特に引っ越しはやめておく方が良いと言われています。
基本的には、出張程度の短期滞在くらいにとどめておきたいですね。ただ、土用の期間は1年を通して72日程度存在します。
3か月半くらいなので引っ越しをしないといけない場合もあるかもしれません。その場合は、それぞれの土用に存在する間日を使いましょう。
あとは、移動と言えば旅行ですよね。旅行の場合は、そこまで気にしなくても良いと言えます。一般的な旅行の場合長くても3泊程度でしょう。
その程度であれば、ほかの方位の影響の方が大きい時期でもあると言えます。ただ、それでも土用殺と呼ばれる方角への旅行は避けておいてください。
ほかにも吉方位の効果を目的とする旅行に関しても思っているような良い効果を得ることが難しくなる時期でもあるので避けた方が効率的かもしれないですね。
単純にどこかへ出かけておいしいものを食べてリラックスしたいというような旅行であれば引っ越しほども神経質になる必要はありません。
新しい事も軌道に乗りにくい
土用の時期に行ってはいけないことの代表例は建築や引っ越しです。だけど、安定しない時期なので新しいことを始めるにも不向きな時期です。
実際、新しいことと言っても土を動かすような物事ではないので判断しにくいかもしれません。だけど、土用の時期は季節が入り乱れており安定しない時期となっています。
要は、地盤改良を行っていない田んぼの上に家を建てるのと同じような状態なのです。その場合、地震や突風などですぐに家が壊れてしまう確率が高くなると思います。
それと同じく土用の時期に始めたことは安定しにくく、少しのトラブルで崩壊してしまうことも少なくありません。
新しいことの代表例としては、会社を興すことや結婚をすることなどです。どちらも人生においては重要な物事ですよね。
誰も失敗をする前提で始めたいとは思っていないと思います。だからこそ、あえて土用の時期に新しいことを始めるのはやめましょう。
結婚であれば、土用の時期を外して入籍を行っておくと良いのかもしれません。会社の場合は、周囲に周知する日に気を付ける方が良いでしょう。
結婚や事業は、どんなに良い日に始めたとしてもトラブルは避けられません。むしろ、トラブルが全く起きない方が不思議と言っても良いくらいです。
だからこそ、なるべくトラブルを避けることができるように心がけてみてください。
間日に行うと吉!
建築、引っ越し、結婚、事業始めなど土用の期間に行ってはいけないと言われていることがたくさんあります。
1回の土用の日が18日間としてもそれぞれの季節にあることを踏まえて数えると約72日間です。
1年は12か月しかないのに土用の期間が3か月半も存在することになります。1年の4分の1の期間に何も行うことができないとなると苦しいですよね。
特に仕事であれば3か月半も休む訳にもいきません。そんな場合は、間日と言われる日を利用してください。
それぞれの土用の期間の間に間日と呼ばれる禁忌を犯しても大丈夫とされる日が設定されています。
その日程は飛び飛びですが約8日となるので土用の期間を1か月程度減らすことができるとも言えます。
間日があると途中で行動を起こしても良いので助かる人も多いと思います。また、引っ越しの場合は少し裏技があります。
引っ越しの場合は、新しい家で寝ることで引っ越しを完了したということになるのです。なので、それを避ければまだ引っ越しをしたことになりません。
どうしても日程として難しい場合は、間日になる日か土用が終わる日までホテル住まいをするようにしてください。
そうすれば、土用の期間に引っ越しをするということを避けることができます。ただし、ホテル暮らしが長くなりすぎると根がない人になってしまうので注意が必要です。
なぜ土用があるの?先人の知恵とは
土用は季節の変わり目
土用の期間は、どの季節においても季節の変わり目です。季節の移行期間と表現しても良いのかもしれません。
現代でも季節の変わり目は体調を崩してしまう人もいますよね。空調管理がしっかりされていることで季節の境目もあいまいになっているかもしれません。
でも、昔の人たちの季節の変わり目は、現代の季節の変わり目なんかとは比較にならないくらい過酷だったでしょう。
あえて、体調を崩しやすい時期に何か新しいことを始める必要なんてないということだったのかもしれませんね。
現代の場合、季節が本当に変わる時期は暦とはずれてしまっているかもしれません。それでも、季節の変化を肌で感じて備えていく必要はあると思います。
季節の変わり目は普段よりも積極的に体を休めるということを意識してみると良いのではないでしょうか?
夏の疲れを癒す
夏の土用と言えば、夏から秋に季節が移り変わっていくタイミングとなっています。なので、夏の疲れをいやす時期とも言えますね。
現代では夏バテと呼ばれるような状況でしょうか?そういったこともあり、夏バテに良いとされる食材を食べて体調を整えていくのも効果的です。
暑い日が続くと体力が奪われるだけでなく、気力なんかも奪われて少し気分が下向きになってしまうことも多いですよね。
何となくしっくりこないと思う日が増えると肌で季節を感じてみようと思うことも減っていくと思います。
この時期は、夏の疲れを癒しながら秋に移り変わる季節の変化を肌で感じてみましょう。意外と自然に触れることで復活することができる人も多いものです。
冬に備えるための期間
秋の土用は、冬への備えを始める時期でもあります。冬と言ってもそんなにすぐに訪れる訳ではありません。
暦の上で冬が訪れていても体感としてはまだまだ冬は遠いと感じることも多いと思います。けど、そこで備えるということをさぼってはいけません。
確かに冬までまだまだ期間があるかもしれませんが、意外と時の流れは速いものです。また、現代では寒さ以外にそこまで季節によって変化がないかもしれません。
暦が生まれた当時はスーパーもなく、常に豊富な食料に恵まれていた訳でもありません。布団や防寒具だって現代は必要になればすぐに用意できます。
だけど、昔は事前に全てを準備しておく必要がありました。そうなると冬に入るまでにしっかりと準備を行っていく必要がありますよね。
現代においては季節の変化に対応することができる身体づくりが大切になってくると思います。季節が変わるときに体が弱っていると体調を崩して寝込んでしまう確率も上がってしまいます。
まずは、栄養バランスが取れた食事を摂ることと睡眠をしっかりとるということを意識して過ごしてみるようにしましょう。
秋の土用の行事食は「青」と「た」がキーワード
秋の土用は青魚を食べる
秋の土用は青いものを食べると良いと言われています。夏の土用の場合は、丑の日にウナギを食べると良いと言われていますよね。
秋の土用の場合は特定の日に何かを食べるという訳でなく、全期間を通して青いものを食べると良いそうです。
青いものと言えば、なかなか思い浮かばないですよね。現代では、青いカレーや青いプリンなどあえて着色して作った食べ物がたくさんあります。
青い食べ物は食欲を減退させると言われており、自然界にも存在しないと思います。当時は、そんな映えスイーツのような見た目の食べ物がないこともあり青魚が食べられていました。
青魚と言っても見た目が青くても切身にして焼くと青いとは言えないので食べるハードルも低かったのかもしれませんね。
サンマやイワシなどの青魚は、土用の日ということを抜きにしても秋の旬の魚として人気がありますよね。
現代人の場合は土用の日だからという訳でなく、単純に旬の食べ物だからということで手に取っていることが多いでしょう。
なので、意識せずに秋の土用の期間に青いものを食べている人も多いのです。現代であれば青色の映えスイーツを食べても良いかもしれませんね。
秋はさんまなどの青魚が旬の時期
秋の土用の時期は青魚が食べられてきましたが、この時期は旬の青魚が多い時期でもあります。
みんながすぐに思いつくサンマだけでなく、イワシやサバも秋が旬なのです。サバなんかであれば鯖寿司ブームなんかで季節感がない人も多いかもしれません。
この時期は、青魚にたっぷり脂がのるのですごくおいしいです。脂がのっている青魚は焼いて食べるのが最もおいしいと言われていますよ。
おいしい青魚で夏の疲れを癒しこれからの季節に備えていきましょう。焼き魚だけでなく、鯖寿司を食べても良いかもしれませんね。
青魚の子どもも食べやすいレシピ
青魚は、栄養豊富で健康にも良い食材です。この時期に関しては、脂がのってすごくおいしいので是非食べたい食材でもあります。
でも、残念ながら多くの子供さんにとって青魚は好きな食べ物であるとは言えないかもしれません。
そんな青魚が苦手なお子様でも食べやすいレシピを紹介します。青魚を使ったかば焼きがおすすめです。
かば焼きの場合は、サンマやサバの塩焼きなどと違い甘味があるので食べやすいと思います。
かば焼きにおすすめの青魚はイワシです。
まず、イワシを開くところから始めます。最近では、既に内臓を取って開きの状態まで処理されているものも販売されています。
イワシを開いたら、小麦後をまぶします。小麦粉をまぶした後は、フライパンで焼きます。両面を焼いたらイワシをフライパンから出します。
イワシを出したフライパンに調味料を入れてひと煮たちさせます。この時の調味料は、醤油、みりん、砂糖、酒です。
最後にフライパンにイワシを戻してたれと絡めると完成です。ご飯の上にのせてどんぶりにして食べてみてもおいしいと思います。
▼鯖のレシピについて詳しく知りたい方はコチラ▼
▼サンマのレシピについて詳しく知りたい方はコチラ▼
▼イワシのレシピについて詳しく知りたい方はコチラ▼
「た」の付くもの
秋の土用に食べると良いものに青い食べ物がありましたが、それだけではありません。ほかにも「た」がつく食べ物も良いとされています。
これは、青いものと違い辰の日に食べると良いと言われていますよ。「た」がつく食べ物と言えば、大根や玉ねぎを思い浮かべる人も多いかもしれません。
大根や玉ねぎは、手軽に手に入るのでちょうどよいですよね。また、大根に関してはサンマの塩焼きに大根おろしとして添えることも多い食材です。
同時に2種類の秋の土用に取ると良いと言われている食材を取ることができるのは便利ですね。
玉ねぎも現代の食卓であれば、カレー、シチューなどいろいろなものに加えます。玉ねぎは常に家庭に常備しているという場合も多いでしょう。
なので、積極的に食べるようにしましょう。
滋養に良く胃腸を整える食材もおすすめ
秋の土用は、これからの季節に備えて滋養に良く胃腸を整える食材もおすすめです。この時期であれば、山芋、サンマ、大根などが良いと言われています。
甘味がある野菜が良いので山芋でなくかぼちゃや栗などでも良いのですが、最も滋養に良いのは山芋でしょう。
山芋はごはんやうどんに加えて食べても良いですが、すりおろしてそれを油で揚げて食べてもおいしいです。
大根は後述するふろふき大根のレシピを参考にしてみてください。
ふろふき大根を食べよう
季節も落ち着き、少しずつ寒くなってくる時期でもある秋の土用にはふろふき大根を食べてみましょう。
「た」のつく食材である大根を使用している上に温かくて体にも良いメニューだと思います。寒い日はふろふき大根を食べたいと思う人も多いはずです。
まずは、大根を3cm程度の厚さに切り皮を厚めに剥きます。その時に火が入りやすくするために大根に隠し包丁を入れます。
十文字の切り込みを入れるのです。水と昆布でその大根を炊きます。大根を炊いている間に味噌だれを作っておきます。
味噌、砂糖、酒、みりんを混ぜ合わせます。自分の好きな味に仕上げることができるのも良いですよね。
味噌だれはとろみが出て焦げない程度に火を通しておきます。
大根に火が通ったら、出汁とともに器に出してから味噌だれをトッピングするのです。寒い日に食べたくなる一品ですね。
秋の土用はどう過ごす?おすすめの過ごし方
秋から冬は精神的に不安になりがち
秋から冬へと季節が移り変わる時期は精神的に不安定になってしまう人が増える時期でもあります。
徐々に日照時間が短くなっていくことも影響の1つなのかもしれません。夜が長くなり、寒くなってくると気分も落ちてきますよね。
そんなときは、なるべくリラックスをして過ごすということを意識していくようにしましょう。温かい部屋で温かい飲み物を楽しむのもおすすめです。
北欧の国では、日本より寒い上に冬が寒いです。冬至の頃であれば、わずか数時間しか日が昇っていない期間もあります。
なので、外に楽しみを見出すのでなく家の中に楽しみを見出すようになったそうです。その行動の1つとしてインテリアを充実させてきました。
日本でも北欧インテリアは人気がありますよね。どことなく明るい気持ちになる配色やデザインの家具類が多いと思います。
それは、外が暗い代わりに部屋の中を明るくしようという北欧の国の人たちの知恵なのです。日本では北欧ほども日が落ちる時間が長い訳ではありません。
でも、参考に家の中を明るく模様替えしてみても良いかもしれませんね。最近ではイケアなどの北欧インテリアのショップも増えています。
また、日本の家具メーカーも北欧インテリアを意識した商品開発を行っているので覗いてみてはいかがでしょうか?
模様替えや衣がえで冬支度
秋の土用が終わると冬が近づいてきます。なので、その次の季節に向けて支度を始めるのもおすすめです。
現代日本では、平安時代と違って調度品を季節で変えるという習慣はないですが模様替えをしてみても良いかもしれません。
また、服だけでなく布団などの用意もこのタイミングで行っておく方が良いでしょう。いざ、急に寒くなるとバタバタしてしまいがちかもしれません。
今まで使っていた服や布団などを洗濯したり干したりという作業がおろそかになってしまいがちですよね。
だからこそ、まだ切羽詰まっていない時期に実行しておく方が良いのです。衣替えを早く行っておけば服の不備なんかもわかります。
虫食いなどがあれば、必要になる前に購入しておくこともできるのです。冬支度と聞くと仰々しい感じがしますよね。
でも、冬場に快適に過ごすための準備と思えばそこまで苦にならないと思います。この場合の冬支度はお部屋のインテリアをそろえても良いのです。
クリスマスの小物を集めたり、冬だからこそ飲みたい紅茶などを用意しておくのもおすすめです。
冬でも自分のテンションを上げるような空間づくりを意識していくようにしましょう。
断捨離
断捨離もおすすめです。断捨離は秋の土用だからというよりは、すべての土用の期間におすすめでもあります。
この時期は季節の変わり目です。現代であれば空調設備も効いているので季節が大きく変わったとは感じないかもしれません。
だけど、季節の代わり目はいろいろなものが不要になったり必要になったりするのです。よく断捨離を行う上で1年使わなかったものは一生使うことがないという言葉がありますよね。
その言葉の意味を考えるにぴったりな時期でもあるのです。季節の変わり目だからこそ直近1年に使ったのかを振り返ってみましょう。
実際に使っていないのであればそこで捨ててしまえば良いのです。ほかにも自分にとっているものを見直すための機会としては最適だと思います。
断捨離がブームですが、何かタイミングがないと物を捨てるということができない人も多いです。
そんな人は、この土用という時期を利用して自分の身の回りをすっきりさせてみましょう。ここで捨てると再び良いご縁に恵まれるはずです。
持ち物のメンテナンスがおすすめ!皮製品やかんじきを干す
秋の土用の時期は、持ち物のメンテナンスを行いましょう。断捨離を行って、持ち続けるものと手放すものを決めるのも良いことです。
そのあとは、持ち続けると決めたものの手入れから初めていくと良いと思います。この時期におすすめなのが革製品の手入れです。
秋の土用の時期は、空気が乾燥していることもあり革製品のお手入れにも最適な時期なのです。
革製品は水に弱いです。水がかかると色落ちをしたり、型崩れをしたりとダメになってしまうようなことが起きます。
また、湿気が多いとカビが生えてしまうので注意しましょう。なので、この時期に干しておくことが大切です。
革製品はなるべく干すようにしてください。万が一、水にぬれることがあればタオルなどで水気を取り除いてから乾かすことが大切です。
ほかには、かんじきを干すのも大事な習慣です。現代ではスノーブーツなどの雪向けの靴があるので利用することも減っているかもしれません。
かんじきは雪の上を安定して歩くための器具です。靴の下に敷くものと言えばわかりやすいかもしれませんね。
雪深くなる季節に備えてそのかんじきを干しておくのです。
占い師秋桜のワンポイントアドバイス「秋の土用は心身と身の回りの冬支度に最適な期間」
土用はウナギを食べる日じゃないのよ。季節の変わり目の日程なの。だから、建築や引っ越しなどの禁忌事項も多かったりするわ。
迷信かもしれないけど、長く日本人が暦に取り入れてきたことだから何か意味はあると思うわよ。
開運のためにも土用の期間を大切に過ごしてみることをおすすめするわ。なんたって、年間合わせると72日にもなるのだから無視はできないと思うわよ。