ようやく待ちに待った春です。長い冬をこえて運気が変わるかもしれない大切な節目の時。そんな中で前に進もうとする経済や社会、世界中の人々が昔とは違う「変化」や「前進」にチャレンジしようとしています。
そんな中、私もあなたも今まででとは違う「変化」や「前進」が必要なのは言うまでもない事。
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季節の暦の読み方に二十四節気というものがあります。
それは、七十二候をより大きく区分している暦です。
季節の流れを感じるだけでなく、立冬など占いにもかかわる暦の1つなので覚えていて損はないでしょう。
二十四節気は、日本の風土や気候に合わせた暦なので季節の旬を感じることができます。
その二十四節気の立春 (りっしゅん)は、春の訪れを知らせる暦です。昔は、この日を基準に翌年が始まるとされていました。
今でも節分を行ったりする時期なので、暦に詳しくなくても知っている人が多い二十四節気かもしれませんね。
目次
立春 (りっしゅん)の意味や由来
立春 (りっしゅん)は、その字の通り春です。暦の上では、この日より春になると言われています。
現代であれば、立春の頃でもまだ多くの地域で雪が降り寒さを感じることでしょう。なので、少し現実とはズレを感じるかもしれません。
季節の変わり目の暦は立春を含めて、4つあります。どれも日本の四季の区切り目を指すのでわかりやすいかもしれません。
その中でも立春は、1年の始まりを示す時期でもあるので特別です。昔の暦では現代のお正月みたいな日だったのです。
なので、アジアの国の中では今でもこの時期をお正月である地域もありますよね。日本では、お正月の行事でなく節分を行うことが多い時期です。
日本人の多くの人が節分の行事に参加する日でもあるでしょう。恵方巻は、関西だけの文化だったみたいなので少し違うかもしれません。
日本の多くの地域で節分は鬼に豆をまくという形の行事となっていますが、それは全年までの悪いことを全て祓うという意味も込められています。
これまでの自分の悪いものを払って、新年に新しいことや良いことを呼び込むという意味が込められている行事なのです。
そう考えると、何となくという気持ちで行ってきた行事も少し違ってくるのかもしれませんね。
現代でも年が明けると何となくさっぱりした気分になったりもしますよね。立春も似たようなもので、この日を境に徐々に春にも近づいてきます。
ただ寒いだけだったのが少し温かさを感じることができる日もあるでしょう。たった1日なのに昨日までと空気がガラッと変わってしまうこともあると思います。
冬眠していた動物や植物が姿をみせたりと一日の変化が大きくなってきます。その小さな動きを捉えることができれば、寒い季節でも過ごしやすいと思います。
徐々に近づいてくる春の足音を聞いてみてください。
立春 (りっしゅん)の時期は「2月3日頃」
| 2021年 | 2月3日（水曜日） |
| 2022年 | 2月4日（金曜日） |
| 2023年 | 2月4日（土曜日） |
| 2024年 | 2月4日（月曜日） |
| 2025年 | 2月3日（月曜日） |
| 2026年 | 2月4日（水曜日） |
| 2027年 | 2月4日（木曜日） |
| 2028年 | 2月4日（金曜日） |
| 2029年 | 2月4日（金曜日） |
| 2030年 | 2月3日（土曜日） |
立春の時期は、現代では冬です。なので、春という言葉に違和感を覚えてしまう人も少なくないかもしれません。
どちらかというと、体感的な春というよりは暦の言葉としてだけの言葉になってしまっているかもしれませんね。
この時期は、春風が吹き始めます。その春風のことを東風と呼んでいます。普通は、春の温かい風は南の方から吹くイメージがあるかもしれません。
でも、陰陽五行では春の位置が火がしなのです。そういった歴史から春の風を東風と呼ぶようになっています。
そして、立春を過ぎて南の方から吹く強い風を春1番と呼びます。ややこしい話ですが、現代では春を呼ぶのは南からということなのですね。
今では、テレビの天気予報でも春一番が吹いた日や場所が報道されていますが元々は伊勢や能登半島の漁師さんたちが使っていた言葉みたいです。
春と言えば、新しい始まりなのでワクワクしてくる人も多いですよね。それは人間だけではありません。
鳥たちがさえずり始めるのも立春です。植物が芽を出し始めるのもこの時期ですよね。だから、人間以外の生き物たちにとっても大切なのです。
人間もそんな小鳥たちのさえずりで春を感じ取る場合も多いですよね。
冬の名残りを感じる毎日の中で1つずつ春を見つけていくというのが1番風情を感じるのかもしれません。
冬の間は春が待ち遠しくて、いざ春になると季節は駆けていくように過ぎ去ってしまいます。
あまり難しく考えない方が良いのかもしれません。自分自身が思う春が春なのです。
立春 (りっしゅん)のスピリチュアル的な解釈
立春は、春の訪れを知らせてくれる暦です。実際の季節は徐々に進んでいくものですが、暦の上では春になる日です。
立春においては、季節が変わることだけでなく年が変わる時期でもあるとされています。この立春にくんだ水は若水と呼ばれ、健康や幸せを導く水と言われています。
その水で昆布茶やほうじ茶を淹れたりして飲みます。昔から、水というのは人が生きていくのに欠かすことができないものでした。
なので、人の生きてきたスタイルや人生を見ずに例えることもありますよね。結婚をするときも両家のスタイルがmixされることを表すために水を混ぜる儀式が行われることもあるでしょう。
そんな水の中でも若水は新年の水です。新年を心機一転新しく始めるためにも若水を取り入れてみましょう。
自分の中の水の巡りが変われば、世界も変わるかもしれません。また、冬の雪が解けて雪解け水となるのも春です。
水が巡っているように季節が巡っていることもわかるでしょう。めぐるのは季節だけではなく、運気もそうです。
その流れを滞らせることなく、スムーズにすればおのずと運気もアップしていくはずです。春に向けて、何か新しいことを始めても良いはずです。
昨日までの自分とは一味違うはずですよ。新しい年らしくフレッシュな気持ちで新しい季節に向き合うようにしましょう。
その儀式として、節分を行ってみても良いはずです。小さな子供たちの遊びのように見えますが、れっきとした行事です。
大人が節分の行事をするなんて…と思う必要はありません。なので、豆をまいて自分の厄を払い、新しい幸福を自分に取り込むようにしてみましょう。
簡単に取り組むことができる厄払いですよ。
立春 (りっしゅん)の旬の野菜は「小松菜」
「小松菜」の基本情報
| 栄養 | 小松菜は、カルシウム、ナトリウム、カリウム、ビタミンC、カロテンです。ビタミン類が豊富であり、風邪予防や美容効果があります。また、栄養価も高く、鉄分やカルシウムなども豊富です。 |
| 選び方 | 小松菜は、大きい葉を持つものは味が濃いです。でも、小さい葉は柔らかくて食べやすいという特徴もあります。茎は短くて厚いものを選びましょう。なお、茎の部分がぴんとしているものもおすすめです。 |
| 保存方法 | 小松菜は、水によって湿らせた新聞紙で包んで立てたまま冷蔵庫に保存してください。冷凍する場合は、固めにゆでましょう。 |
| その他、お役立ち情報 | 小松菜は、ほうれん草を上回る量のカルシウムが含まれています。また、サッとゆでると色がキレイになるという特徴があり料理に美しく彩りを加えてくれます。ただし、加熱しすぎると茶色くなってしまうので注意しましょう。 |
「小松菜」の特徴
小松菜は、江戸で生まれた野菜です。現代では、大阪、京都、福岡などでも栽培されており全国区の野菜となっています。旬の時期は12月から2月です。
「小松菜」のおすすめの食べ方・調理法
小松菜は、サッとゆがくと色が鮮やかです。醤油を使うとすぐに色が変わってしまうので青い色を楽しみたいのであれば、だしや塩で味付けをするようにしましょう。油揚げと一緒に炊いても美味しいです。最近では、スムージーの材料になることも多いはずです。
またクックパッドの「小松菜」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。
立春 (りっしゅん)の旬の魚介類は「イワナ」
「イワナ」の基本情報
| 栄養 | イワナは、タンパク質、ビタミンDなどが豊富です。肝臓に良かったりと体調を整えてくれるそうです。 |
| 選び方 | イワナは、川魚なのであまり市場に出回らないようです。冷凍や加工品が主になります。刺身にするときに関しては寄生虫に注意するようにしましょう。 |
| 保存方法 | イワナを保存する場合は、加工品や冷凍品を使うようにしましょう。自分で冷凍するときは、他の川魚のように水が入った容器に入れたまま凍らせてください。 |
| その他、お役立ち情報 | イワナは、川の上流に住んでいます。自分で調理をするときは寄生虫に注意しましょう。スーパーなどで購入するときは、刺身用と書かれていない場合は、刺身にせず火を通して食べるようにしましょう。 |
「イワナ」の特徴
イワナは、日本在来種の渓流魚です。白と橙色の斑点があり30cmほどの大きさです。立春の頃から漁が解禁されますが、夏の餌が多い時期の方が美味しいと言われています。
「イワナ」のおすすめの食べ方・調理法
イワナは、塩焼きにしてもから揚げにしても美味しいです。その中でも塩焼きにしたイワナに熱燗を注ぐという骨酒は風情もあり独特な風味がするとされています。
またクックパッドの「イワナ」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。
立春 (りっしゅん)の旬の草花は「梅」
「梅」の基本情報
| 学名 | 梅 |
| 科・属 | バラ科 |
| 原産国 | 日本 |
| 別名 | 風待草 |
「梅」の特徴
梅の花は、日本で古くから愛されてきた花です。万葉集で読まれた回数もハギの花の次に多い花です。
現代人は、花見と言えば桜ですがこの時代に関しては梅の花を見るのが花見だったそうです。
なので、宴会を行うのも桜の花の下でなく梅の花の下が多かったと言われています。梅の花は少し物足りないような気もしますが静かに楽しむのであればちょうど良いのかもしれません。
実は、そんな梅は見た目に美しいだけの花でないとされてきました。
この花は、災難を払う力があるとされ厄除けに使われてきました。家の鬼門の当たりに南天を植えるという風習もありますが梅を植えることもあります。
梅は、魔をよけてくれる花なのです。立春という新年のスタートの時期の花になっていることもうなずけますよね
梅の高貴な香りが魔よけにも良いと思われていたのかもしれませんね。また、桜と違った小さな花が可愛く清楚な雰囲気があります。
昔の人たちは、清楚な花の下で穏やかにお花見をしていたのでしょうか？そんな美しい花も初夏になると実を食べることもできます。
1年を通じて人の五感を刺激して、生活を支えてくれる花であるともいえるでしょう。改めて梅を見るとなんだか妖艶な花にも見えてくるような気がします。
「梅」の花言葉
梅の花言葉は、「澄んだ心」です。梅の見た目通りの花言葉であると言えます。梅は白く花が小さくて儚いイメージがありますよね。
その清楚で美しい様子は澄んだ心を彷彿とさせます。清楚で美しい少女のような雰囲気を持つ花です。
恋だと初恋のような素直な時代をイメージさせますよね。春の訪れと共に咲く梅は人々の心に癒しも与えてくれるでしょう。
純粋に美しい花がその場の雰囲気を良いものにしてくれるようにも感じるかもしれません。
正直なところ梅自体に派手さはありませんが、それが良いのかもしれません。梅のように清らかな心で春を迎えましょう。
ただ、春を迎えるだけでなく新年でもあります。これまでの自分をリセットして新しい自分を目指すにはちょうど良い花なのかもしれませんね。
何か思うことが合ったときは梅の花を眺めてみましょう。梅の眩しいような白があなたの心さえも浄化してくれるかもしれませんよ。
季節の変わり目で辛いことが合ったときは、梅の花に励ましてもらいましょう。
立春 (りっしゅん)の七十二候
立春 (りっしゅん)の初候「東風解凍（こちこおりをとく）」
立春 (りっしゅん)の次候「黄鶯睍睆（うぐいすなく）」
立春 (りっしゅん)の末候「魚上氷（うおこおりをいずる）」
時候の挨拶: 立春 (りっしゅん)の候の使用例
立春の時候の挨拶は、春の始まりをモチーフにしたものが多いです。暦の上では既に春なので、春を感じさせるような言葉も悪くないでしょう。
この時期に手紙を出す時は、「立春の候」で時候の挨拶を始めることが一般的です。始めることができます。「立春の候」は、次の二十四節気まで使うことができると覚えておきましょう。
他の二十四節気の意味や時期の一覧
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けど、暦では立春を過ぎるとその時点で既に春となっているのよ。しかも、ただ季節が変化したというだけではないわ。
立春は、年の区切りでもあるのよね。今でこそ、新年は1月1日始まりだけど昔は立春が新年の始まりだったのよ。
そんな成り立ちもあるから、自分を新しくするタイミングにしてみても悪くないと思うわ。新年って、新しい目標を立てることも多いわよね。
春になったし、何か新しい目標を立ててみると良いわよ。難しく考えるのでなく、自然と自分の心が惹かれる方へ進んでいくと良いわ。
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