金盞香(きんせんかさく)の意味や時期とは?旬の野菜、魚、草花、行事まで完全紹介!【七十二候・第五十七候】
占い師 聖子
占い師 聖子
micaneで占いをしている聖子と申します。このページを訪れてくださったあなたへ、今一番必要なことについてお話するわね。

日本は勿論世界が大変革を迎えている2024年。地震や不安定な株価…。そんな中で前に進もうとする経済や社会、世界中の人々が昔とは違う「変化」や「前進」にチャレンジしようとしています。

そして、いよいよ近づいてきた2025年。時の流れと言うものは本当に早いものです。

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※20歳未満はご利用できません

日本には四季があり、我々日本人は季節の移り変わりをとても大切に考えてきました。

それぞれの季節がもたらす風景や恵みを、生活の中に取り入れ豊かに暮らしてきたのです。

季節を72にも分類した七十二候があることが、春夏秋冬だけでなく、さらに季節を細かく分けて、ささやかな季節の巡りを感じながら生きてきたことを示しています。

立春・冬至など1年を24に分けた二十四節気、それをさらに3つに分けた七十二候。

現代に生きる私たちが忘れがちな、季節の移ろいを今一度大切にしていきましょう。

この記事では、七十二候の第五十七候「金盞香(きんせんかさく)」について、詳しい意味や時期、旬の野菜や果物、魚介類、草花や行事、運気アップの方法についてご紹介していきます。

日本ならではの季節について再認識し、豊かに暮らしていけるようになっていきましょう。

金盞香(きんせんかさく)の意味


金盞香(きんせんかさく)とは、水仙が咲く頃を意味しています。

水仙は金盞銀台とも呼ばれ、金盞は金の盃のことを言います。

水仙の花を思い出してください。

中央の黄色い部分が金の盃のように見えてきませんか?

そして、その周りの白い花びらが銀の台というわけです。

水仙は早春に咲くものが有名ですが、品種によっては11月頃から咲き始めます。

水仙は香り高く、冬景色の中でも匂いたちます。

はるか昔の日本でも金盞香(きんせんかさく)の頃には、水仙が香っていたのだろうと想像ができるでしょう。

金盞香(きんせんかさく)も咲くという読み方になってはいますが、字は香ると書いています。

それほどに水仙の香りが、この季節には印象的だということでしょう。

現代では金盞花と呼ばれる別の花もあります。

江戸時代の末期に渡来してきたキク科の花で、花全体が金の盃に見えることから金盞花という名前がつきました。

金盞花は時不知(ときしらず)とも呼ばれ、季節を選ばず冬でも咲いています。

花期が長く一年中咲いている花を時不知と呼ぶということは、やはり昔の人は咲く花によって季節を感じていたということの証でもあります。

今では本来の季節でなくても、技術の進歩によって咲く花が増えましたが、旬の花を知り季節を感じ取れるようになりたいものです。

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金盞香(きんせんかさく)の時期は「11月17日~11月21日頃」

2021年 11月17日~11月21日
2022年 11月17日~11月21日
2023年 11月17日~11月21日
2024年 11月17日~11月21日
2025年 11月17日~11月21日
2026年 11月17日~11月21日
2027年 11月17日~11月21日
2028年 11月17日~11月21日
2029年 11月17日~11月21日
2030年 11月17日~11月21日

水仙は雪中花とも呼ばれます。

それは雪景色の頃に咲く花だからです。

多くの動植物や虫たちが眠ってしまう冬に咲く花は珍しく、その姿に心を打たれたのでしょう。

同じように金盞香(きんせんかさく)の頃に活動する虫として綿虫がいます。

晩秋から初冬のころに、綿のようにふわふわと飛んでいるのが綿虫です。

まるで雪のような綿虫は、北国では雪が降る前触れだとされてきました。

かわいらしい印象とは真逆で、綿虫は実は害虫です。

アブラムシの仲間でリンゴの木などに大きな被害を与えてしまうこともあります。

そんな厄介な綿虫ですが、雪虫や雪蛍という愛らしい別名で呼ばれることもあります。

雪国の人は冬を告げる虫である綿虫のことを、どこか親しみを持って感じていたのではないでしょうか。

冬には生き物たちは眠ってしまう印象がありますが、水仙や綿虫のように冬に生きるものたちもいます。

そういったものたちの存在に気が付くことができるようになり、季節を豊かに感じられるようになっていきましょう。

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金盞香(きんせんかさく)の旬の野菜は「レンコン」

「レンコン」の基本情報

栄養 穴も開いていて栄養豊富なイメージのないレンコンですが、実は栄養をたっぷり含んでいます。

ビタミンCを多く含み、野菜としては珍しくビタミンB1・B2も含んでいます。

そのため疲労回復や、肌荒れ、口内炎、目の充血を防ぐ効果が期待できるでしょう。

カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。

食物繊維も豊富なので、体の内側を掃除してくれるでしょう。

またポリフェノールの一種であるタンニンが含まれており、胃腸のトラブルに効果的です。

選び方 レンコンを1本丸ごと買うということは、そう多くはありません。

カットされたレンコンを買う時には、切り口を見るようにしましょう。

切り口が茶色く変色しておらず、白くみずみずしさがあるものを選ぶようにしてください。

穴の中が黒く変色しているものは、古くなっている証拠なので避けるようにしましょう。

全体としてのフォルムはよく太っていて、持った時に重みを感じるものが良いレンコンです。

皮が赤褐色になっている場合は、酸素を吐き出して生きている証拠であり問題ありません。

保存方法 レンコンを保存する場合には、穴をどうするかがポイントとなります。

野菜や果物を保存する時には、空気に触れる箇所が少ない方が劣化のスピードが抑えられるというのは常識ですが、レンコンは穴からも空気に触れてしまうので厄介です。

穴から黒く変色してしまうこともあるので、穴に空気が通らないようにラップでぴったりと包みましょう。

その状態で冷蔵庫に入れれば5日程度は保存ができます。

もっと長期間保存するのなら、5mm幅に切って固ゆでしてから冷凍保存するのもおすすめです。

黒く変色する前の新鮮なうちにレンコンは食べ切るようにしてください。

その他、お役立ち情報 レンコンには金盞香(きんせんかさく)の頃に取れる旬のものと、6月から9月に出回る新レンコンとがあります。

新レンコンは柔らかく味があっさりとしています。

まだ生長途中なので実が充実せず、水分をたっぷりと含み日持ちはしません。

冬まで待てば粘りが出て甘みも増していきます。

あっさりとした味わいの新レンコンを好む人もいれば、冬の甘いレンコンを好む人もいます。

季節によってレンコンの味の違いを確認してみるのもいいでしょう。

「レンコン」の特徴

レンコンは漢字で書くと蓮根でハスの根だと思われがちですが、正しくはハスの地下茎です。

ハスは水の中で育つため、レンコンは泥の中で育つことになります。

そうなると酸素が足りないため、効率よく酸素を送るためにレンコンには穴が開いたのです。

穴が開いていることが特徴的なレンコンですが、実はレンコンの穴の数は決まっていると言われています。

レンコンの穴の数は通常は8個で、山口県岩国市で生産されているものが9個と言われていますが、そうとは限りません。

むしろ、穴の数が8個のものは少なく、9~11個のものがほとんどです。

「レンコン」のおすすめの食べ方・調理法

レンコンは肉と組み合わせて食べると、貧血帽子や肝機能強化の効果が期待できます。

おすすめの食べ方は牛肉とレンコンの甘辛炒めです。

レンコンは5mm程度の半月切りに、牛肉は食べやすい大きさにカットします。

フライパンに油をひいたら、レンコンと牛肉を炒めていきましょう。

牛肉の色が変わったら醤油・みりん・砂糖・にんにくを入れ、味を染み込ませていきます。

お皿に盛りつけて、刻みネギをかけたらいろどりもバッチリです。

美味しくて健康になれる料理を、ぜひ作ってみてください。

またクックパッドの「レンコン」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。

金盞香(きんせんかさく)の旬の魚介類は「甲イカ」

「甲イカ」の基本情報

栄養 甲イカはビタミンやミネラルをバランスよく含んだ食品です。

疲労回復や新陳代謝を助けるビタミンB1・B2を含み、脳神経を正常に働くのを助けるナイアシンやビタミンB6を含んでいます。

さらには動脈硬化予防・ストレス緩和に効果的なパントテン酸、貧血を予防してくれる葉酸やビタミンB12も豊富です。

ビタミンC・ビタミンEを含んでいるので、活性酸素の発生を抑え免疫力を高めてくれます。

まあ、甲イカにはカルシウム・リン・マグネシウムも含まれているので、丈夫な骨や歯を作るのを助けてくれるでしょう。

カリウム・タウリン・ベタイン、タンパク質やレチノールも含んでおり、甲イカは優れた栄養を持つ食品です。

選び方 甲イカを選ぶ時には、吸盤にまだ吸着力があるものを選ぶようにしましょう。

吸着力が残っているというのは、それだけ新鮮な証拠です。

目も鮮度が表れやすいパーツです。

黒々と輝いていて濁りのないものを選んでください。

甲イカの表面の色は褐色が濃いものを選びましょう。

保存方法 甲イカを保存する時には、さばいてから保存するのが鉄則です。

イカの内臓は傷みやすいため、取り除いておかなければ新鮮さをキープすることは難しくなってしまいます。

甲イカをさばくのは難しく感じられるかもしれませんが、足ごと引き抜くだけです。

さばいた甲イカは水分を拭き取り、部位ごとにラップにくるみましょう。

ジップロックに入れて、なるべく空気に触れさせないように冷蔵庫で保存します。

この状態で冷凍庫に入れても保存可能です。

いずれの場合も、甲イカをしっかりと密封することが大切。

空気に触れると鮮度が落ちてしまうので注意してください。

その他、お役立ち情報 甲イカは地方によって呼び方が異なります。

関東地方では墨を大量に吐くのでスミイカと呼ばれ、西日本ではたくさん獲れることからマイカと呼ばれています。

また、甲の先には突起があり、その突起が針のように見えることからハリイカと呼ばれることも。

違うのは呼び方だけでなく、好まれる姿も違います。

関東では墨で真っ黒になった状態のものを好みますが、西日本ではきれいに洗った状態が好ましいとされます。

同じ甲イカでも地方によって呼び方も違えば、好かれる姿も違うなんて面白いと思いませんか。

「甲イカ」の特徴

甲イカは体内に甲(貝殻)を持っているイカという意味です。

甲は貝殻の名残で、イカがかつて貝の中まであったという証拠です。

イカは甲を持っている甲イカ類と、筒イカ類に分けられます。

甲イカは身が厚くて甘味があり、生でも調理した状態でも食べられています。

春から初夏に産卵し、夏には甲の長さ5㎝程度の新イカとして市場に出回り、新イカは貴重な超高級品です。

徐々に大きく成長していき、冬になると肉厚で甘味が増し旬を迎えます。

「甲イカ」のおすすめの食べ方・調理法

甲イカを美味しく食べるならバター炒めがおすすめです。

甲イカはさばいて一口大に切っておきます。

ゲソの部分は包丁の背で吸盤を取っておきましょう。

フライパンに火を点けバターを溶かしたら、そこに甲イカを投入します。

イカが白っぽくなってきたら、塩コショウで味を調えて完成です。

簡単にできるのにぷりぷりとした食感を楽しめる美味しい料理なので、甲イカが手に入ったらぜひ試してみてください。

またクックパッドの「甲イカ」に関連するレシピも参考になるので是非ご覧ください。

金盞香(きんせんかさく)の旬の草花は「水仙」

「水仙」の基本情報

学名 Narcissus
科・属 ヒガンバナ科・スイセン属
原産国 スペイン、ポルトガルを中心に北アフリカまでの地中海沿岸地域、アジア中部
別名 雪中花・雅客

「水仙」の特徴

日本の冬景色にぴったりな水仙ですが、ヨーロッパが原産です。

日本に伝わったのは平安時代頃と言われています。

球根植物で一度根付くと翌年も同じ場所で咲き、どんどんと数を増やしていきます。

野生化した水仙の群生地もあり、有名な観光スポットとなっているところも。

花色もさまざまなものがあり、白や黄色やオレンジがあります。

品種も多種多様で花の形もさまざまです。

「水仙」の花言葉

水仙の花言葉には希望があります。

雪の中でたくましく咲くその姿は、まさに希望そのもの。

凛とした姿が花言葉の由来となっています。

金盞香(きんせんかさく)の旬の行事は「神在祭」


旧暦10月を神無月と呼びますが、ある地方でだけは神在月と呼びます。

日本には八百万の神がいるとされており、神無月には全国の神様たちが出雲に集合します。

だから全国では神が不在になってしまいますが、出雲でだけは神様が大集合するので神在月と呼ぶのです。

金盞香(きんせんかさく)の頃には、神々は大事な話し合いをしに出雲へとやってきます。

この頃の出雲大社は神々のために、神迎え、神在祭、神送りなどの行事が目白押しです。

神在祭の時には縁結びの神である大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)のもとに神々が参集して神議(カムハカリ)が行われるとされています。

この時、男女の縁などの縁結びについて話し合いが行われます。

金盞香(きんせんかさく)の時期には、神様やご縁について思いを巡らせてもいいかもしれません。

金盞香(きんせんかさく)の運気アップの方法は「温かいものを飲む」


金盞香(きんせんかさく)の頃の運気を高めるためには、温かいものを飲むという方法がおすすめです。

この時期には焦らず急がず、ゆったりとした気分になるということが大切です。

これから先の厳しい冬を思うと、何かをしなくてはと焦ってしまいそうになりますが、焦りは禁物。

冬はまだまだこれからで長いし、人生だってまだまだ先の長い旅路です。

少しは休息を取らなくては、ずっとフルスピードで走り抜くことはできません。

決して気を抜けと言っているわけではありませんが、温かい飲み物を飲んで気を落ち着かせる時間を作ってみましょう。

そのちょっとした休息をとることが、あなたの運気を上げてくれるはずです。

温かいものを体内に入れるということは、体の内側から暖まることができるということです。

冷えは万病のもとと言われるように、体を温めることはあなたの健康も守ってくれます。

金盞香(きんせんかさく)の頃のあなたの運気を上げるとともに、健康面でも気遣って健康に冬を過ごしていきましょう。

他の七十二候の意味や時期の一覧

占い師 小鳥のワンポイントアドバイス「匂いを嗅ごう」

金盞香(きんせんかさく)の頃は、この季節の香りを楽しむようにしましょうね。

水仙はまだこの時期見かけることは少ないかもしれませんが、そのほかのものでも構わないわ。

匂いは私たちの記憶や感情を揺さぶり、いろいろなことを思い起こさせてくれるわよ。

この季節特有の匂いを感じ取り、感情豊かにこの時期を生きていきましょうね。

普段、匂いを嗅ぐことってあまりないかもしれないけれど、匂いの持つ力はすごいの。

ぜひぜひ色々なものを嗅いでみてちょうだいね。

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